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デュラララ!! (電撃文庫 (0917))

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デュラララ!! (電撃文庫 (0917))

2度楽しめる作品。
アニメは見てないんですが、興味を持ったので手にとってみました。

久しぶりに文章でご飯を食べている人はさすがだな
と思えるラノベが読めました。

能ある鷹は爪を隠すキャラが多く、とにかくかっこいい。
物語のラストに向けて徐々に加速していく疾走感や
徐々に明かされていく謎だった部分は読んでいて気持ちよかったです。

いやらしくない程度に伏線も豊富で
2回目に読むとまた印象の違う物語、キャラクター達になると言う意味でも
作者さんのプロさ加減が伺えて、いいできでした。


こんな駄文しか書けない僕が
偉そうに・・・
精一杯、すみません。

数多き主人公
成田良悟の作品について言えること、一巻は次の巻へ進む起爆剤だと思う。
複数の視点が移動するため、一巻だけでは、キャラに対しての性格が吟味することは難しい。
中には最強バーテンダーや臨也などのキャラが濃密すぎる設定人物がいるのはやはり成田さんらしい作品で、一巻そのものが複線であり、後が気になる面白さを含んでいる。
最後の盛り上がりは絶品なので、ぜひ読んでみては?

池袋
アニメ見て気になって拝見しました。

成田良悟さんの作品は初めて見たのですが、色々なキャラクター達が色んな所で色々な事をしているという描写は分かりやすく、あきずに読めました。


若干アニメとは脚本違っているみたいなので原作ではこれからどうやって展開していくのか気になります。



評価の方はキャラクター達の説明が少し弱いかなーという点で☆4にしました

良きライトノベル
萌えに頼らず、登場人物がしっかりと描かれている。
文章もライトノベルでなくとも十分に通用する高いクオリティー。
そして全編にちりばめられた複線の数々。
これぞエンターテイメントでしょう!

判断は2巻を読んでから
印象としては人物、舞台背景の紹介がメイン、といった感じです。

もちろん一つの作品として完結はしています。

成田作品は登場人物が多く皆個性的ですからねぇ。そこが一番の魅力です。

この作品が面白いかどうかを判断するのは二巻を読んでからのほうがいいと思います。
二巻は、ほぼ一巻と同じ登場人物で話が進んでいきます。
新キャラというのはほとんど出ません だから、とにかく二巻を読んでほしいです。
一巻を読んで、
この雰囲気いいなぁ
この人物気になるぁ
と、すこしでも思ったなら買って損はないはずです。



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二分間の冒険 (偕成社文庫)

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二分間の冒険 (偕成社文庫)

「この世界で一番確かなもの」って何でしょう?
10年ぶりくらいで読みました。1時間位で簡単に読める本です。
時計では計りきれないあっという間の物語の中で、忘れかけていた大事な時間を
思い出させてくれた気がします。


一気に読めます
長編の冒険映画を見ているようでした。主人公にとって一番確かなものとは・・・?
ここに作者のメッセージを感じました。
ぜひ、今の小学生に読んで欲しいです。

素敵な二分間
私は、演劇を勉強しています。大好きな先輩の晴れ舞台(ミュージカル)が、この物語でした。
本番には岡田先生も観に来て下さいました。そして、いつもお褒めのお言葉を下さいます。
この物語に限らず、岡田先生の作品はミュージカルとして立体にした時、本当に輝きます。
私は、それを『岡田マジック』と呼んでます。
歌詞に『二分間=一生かもね〜♪♪』という所があるのですが、本当に素敵すぎて、あっという間に終わってしまいましたぁ。
これからも、素敵な物語待ってます。

本書に出会い、岡田氏の著作を読もうと決めました。
 本書は「読書のすすめ」で紹介されている「なぜか成幸するセット本」3部作の最終巻です。必ず順番どおりに読んでくださいと但し書きがありましたが、とうとう読みきってしまいました。
 長男は現在読書中ですが、私は手ごたえがありました。面白かったです。
 なかなかのストーリーテラーである著者は小学校の先生だと伺っております。
 アイディアが素晴らしいと思います。子供にもどんどん薦めていこうと考えています。

息もつかせぬどんでん返しの連続
異世界に飛ばされた少年が、現実世界の2分間の間に竜退治に出かける冒険、と言うことは、表紙を見ただけでわかること。しかし、読み始めたら、次々にどんでん返しの仕掛けが用意してあって、毎章ごとにのけぞってしまう。やめられない。
ぱっと見の装訂がややぶ厚いように見えるが、子どもが自分から読まなければ、読み聞かせればよい。確実に夢中になる。
ハリー・ポッターを凝縮して読みやすくして日本風にアレンジした、といえばイメージがわかりやすいが、この作品の方がハリポタより先に出たものである。

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納棺夫日記 (文春文庫)

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納棺夫日記 (文春文庫)

最後の前の仕事
火葬にする日本においては、最後の前の仕事だ。
これは綺麗なままなだけではない遺体に向き合うというのは、自分には考えられない仕事だ。
その静謐な世界が、淡々と流れてくるのだ。
映像では表現しきれない世界がここにはある。
現実は美しいだけではなく、過酷な状況下にもあるのだ。

第三章がメイン
第三章 ひかりといのちが青木新門さんが、納棺夫の体験を
通して言いたかったことでしょう。
何かしらこういう体験をした事のある人にはとてもよくわかるし
「あーそうそう」ってなるんだけど、頭で考えてる範囲ではなんのことかさっぱり
そんな作品だと思います。
その体験から親鸞聖人まで踏み込んで解説する著書の分析力はすばらしい作品。
そういう意味では「おくりびと」とは主旨の異なる作品でしょう。
現実はドラマティックでもないし、お涙頂戴ではない。
淡々とした日常の中から光耀く世界があるんですよね〜。


仕事選びをする学生に推薦したい1冊
「おくりびと」の単行本も読みましたが、本書は原作と言っても良いくらい、作品の雰囲気、主人公の性格に影響を与えている。世の中には様々な仕事がありますが、死者を送りだすことを生業としてきた著者が語るメッセージは、若者が仕事を選びをする際に是非読んで欲しい1冊です。どのような仕事にもやりがい、そして意味があることが分かるはずです。

死についての深い思索
映画の「おくりびと」も見たが、映画は原作に比べると単に納棺夫という職業の表面を
なでた薄っぺらな作品にすぎない。原作をよんだら死についての深い思索がなされた作品で驚きました。昨今の芥川賞作品など及びもつかないレベルの高い作品です。読んでよかったと思いました。

「死」に向き合ったときに心をこめておくりだすことができる本です
一般的に日常で「死」に直面している人は身近にもなかなかおらず、
現実に「死」に向き合ったとき、
自分の心の中で整理がでできずにいました。
そんなときにこの本の存在を知りました。

納棺夫の仕事は茶道などにも通じる一種の芸術でもあります。
実際に故人をおくりだすときは、
知識がなかったので
何のことなのかさっぱり分かりませんでした。
もしも次に誰かをおくりだす立場になったときには、
心をこめておくりだすことができる自信をこの本からいただきました。

子供の職業体験型のテーマパークがありますが、
それはあくまで疑似体験であって、
仕事をする人々の気持ちや歴史を感じることはできません。
この本では納棺夫の仕事については勿論のこと、
人間の生死観を考えさせてくれるきっかけも与えてくれます。
娘がもう少し成長したら、ぜひ読ませたい一冊です。



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風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

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風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

一陣の風が吹き抜けたかのような清々しい人物像に魅了された
 終戦直後、米国の統治下にあった日本。欧米人に対してとかく卑屈になりがちな我が国にあって、臆することなく言いたいことを言った男。歯に衣着せず、ずけずけとした物言いはするけれど、これと信頼した人物に対しては面倒見の良かった義の男。信念をもって己を投げ出すことのできる男。白州次郎は、そういう男だ。

 一陣の風が通り過ぎたような清々しい生き方を貫いた白州次郎の人となりが、彼と関わった人たちの証言から伝わってくる評伝集。いくつもの印象深いエピソードのなかでも、英国のケンブリッジ在学中、終生変わらぬ友情を結んだロビン・ビングとの再会、そして最後の別れを記した場面には胸がいっぱいになって、涙がこぼれた。

 若き日の白州が車の運転席に座った写真や、親友ロビン・ビングとのツーショット、白州次郎を大いに買っていた吉田茂を撮った写真をはじめ、白黒写真が多く掲載されていたのも、彼らの人となりを身近に感じる上で、とても有難かった。

 本書刊行のいきさつについては、白州正子(白州次郎の妻。文筆家)の「まえがき」ならびに、当時、成城大学の講師だった著者の「あとがき」に記されている。

 著者「あとがき」の後に置かれた両角良彦(もろずみ よしひこ)の解説、「天衣無縫の気概」と題した文章も素晴らしい。的確で、心のこもったその文章から少し引用させていただく。

<ひと口に言えば、人間として立派であった。およそ遺徳を偲ばれるには、地位や財産などではなく、人間性そのものに根ざすなにかがなくてはならない。この人にはそれがあった。毅然とした反骨精神というか、強者に追従しない独立心である。書中に詳しいが、全能の占領軍司令部を相手取って一歩も退かなかったいくつかの挿話からもそのことは納得できよう。>

GHQ占領下、時代に役割を果した規格外の男の物語
 第二次世界大戦での日本の敗戦後、占領当局GHQとの交渉の最前線を担った白洲次郎の言わば公式評伝である。
 家族の要請と協力もとでの伝記ではあるが、規格外の男・白洲次郎の足跡を多くの彼の友人・知人のインタビュー、そして資料から浮き彫りにする。
 現在も時折政治的争点として浮上する憲法問題、戦後の復興政策・産業政策等々に関わり、そして鮮やかな引き際を示した男をしる入門書といったところである。
 本書に政治的な思惑等は特には見受けられず、歴史の中で人の果す役割・果した役割を知る上で必要な一冊といえると思います。

天下一の傾奇者
上司が飲み会で熱く語っていた「白洲次郎 」。ということで上司からお借りして読んでみました。いや〜、戦後の日本復興にこれほど影響を与えていた人がいたとは知りませんでした。高校日本史の教科書くらいに名前は出ているのだろうか?(私は世界史だったので全く知りませんでした)。また、戦後復興当時の日本とGHQのやりとりも非常に興味深く読ませてもらいました。

もう、ほんと、漫画の主人公になりそうなくらい、痛快で破天荒で真直ぐで情に厚い人柄が伝わってきました。「たら・れば」はよくありませんが、もし白洲次郎が生きていたら、今の世の中をどう見るだろう?とついつい考えてしまいます。それにしてもすごい人がいたもんだ。
そう、まるで戦国時代に活躍した天下一の傾奇者、前田慶次が重なってきます。


白洲次郎をいろんな側面から見ることができます
本書は白洲次郎の夫人である白洲正子さんの要望により書かれた本であるため、白洲正子さんのコメントが多く、他の本よりも素顔の白洲次郎に近いもののように感じました。
関係者に対してもよく取材されており、当時の様子というのが伝わってきます。
読んでいて、リアリティを感じるものでした。
特に第一章の辰巳栄一氏との関わりの部分は非常に興味深く読めました。
内容としては多少時系列でないところもあり、ある程度の歴史的背景を知った上で呼んだ方がいいと思います。

まさに風の男白洲次郎!!
マッカーサーを叱りつけた話や、国連加盟の演説を日本語に直させた
というエピソードが有名だが、白洲次郎にとっては
数々のエピソードの末端に過ぎない。
それくらい白洲次郎の生き方は豪胆であり、ユーモラスである。

「プリミティブな正義感」「カントリージェントル」など
青年時代をイギリスで過ごした彼は、
日本人でありながら、日本人を超えている。

戦前は近衛文麿の政治グループとして避戦、終戦に活動し、
戦後は吉田茂と共にGHQとの折衝にわたるなど、
政治家でもない彼が、歴史に与えた影響は大きい。

軽井沢のゴルフ倶楽部の理事長として、時の総理といえども
勝手をゆるさなかった姿は、とても快活である。

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図書館革命

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図書館革命

あまーーーーい
読み始めたら止まらず、1冊を一気にいきました。
夕食後に読み始めたので、それは深夜まで及び目は真っ赤(苦笑)
でもでも、読まずにはいられなかった。
2人がどうなるのか・・知らずには寝られなかった。(笑)
想い想われ甘すぎよ〜〜〜堂上&郁。
「むふっ」と緩んでしまう顔をどうしてくれようか。

残る2組の若いカップルの行く末も気になるし・・
ぶっとんでしまったエピローグまでの数年間。
そこの話しも読みたかった!
読ませて、お願い書いて〜〜〜。
読み足りない!って事で★4つ。

続編期待。


これで最後はもったいないけど。
最後まで息をつかせぬ勢いで、と言いたいところですが、
少しずつ、ちまちまと読みました。
読み終わってしまうのが
もったいない感じがして・・・
他の皆さんもそうなんじゃないかと・・・。

原子力発電所へのテロから始まる今作は、
表現の自由を争う闘争へ。
作家当麻をめぐり
良化委員会と図書隊との攻防が繰り広げられる。
そこでも活躍するのは
郁であり、堂上である。
緊迫するシーンの中にも二人の思わずにやりとしてしまう
やり取りもあり、
こういう話が好きな人には
身悶えするような内容ですね。
本当にこの二人にはやられっぱなしでした。

でもちゃんと郁も成長していきます。
第1巻では全然頼りがいのなかった郁も
この巻の最後ではなんと『教官』に!

これで終わりかと思うと寂しい気もしますが、
最後があんな終わり方だと、
これ以上望んではいけませんよね。

単なるラブコメではなく
色々考えさせられるシリーズでした。
言論の自由、自由に本を読める喜び、
いろんなことを考えながら、
そして楽しめました。


クライマックス御一緒に
『はいっ!難しいとこは全部飛ばし読みです。完全にキャラ読みですが何か?』

今回一番ツボだった郁の台詞。この言いっぷりが気持ちいい。

…それはともかく、遂に最終巻。
物語は、原発が襲撃されるという、ショッキングではあるが図書隊とは一見無関係のような事件から始まる。そこから一気に作家狩りにまで問題が発展し、いよいよ図書隊の出番となる。しかし、作家を守るとはいえ、図書隊の権限や法律には限界がある。そこで彼らが取った行動とは……!

今までは、図書隊対良化委員会の組織同士の対決が主だったが、今回はそもそも全ての発端であるメディア良化法という法律との対決が焦点となる。一番の難敵とどう戦っていくのか見ものである。

もちろん、お堅い部分だけではなく、甘い、それこそ「キャラ読み」できる部分も健在。郁に言わせれば「反則」の数々に今回もニヤニヤできる。

ただ、一つだけ不満が。
後半、郁が大活躍するのだが、その分他のキャラが割りを食ってしまっているのが残念。あくまで郁が主人公の物語だから当然なのだが、これまで読み続けてきた身としては、愛着のある他のキャラ達ももっと活躍して欲しかった。

ともあれ、こんなに発売日を待ち遠しく思った小説は久しぶりで、楽しく読ませてもらった。ごちそうさまでした。

終わっちゃった…
堂々のシリーズ完結編。
こいつらは走り出したら止まらない、とは登場人物生みの親、著者の有川さん。
この本読み出したら止まらない、とは登場人物見守る読者の俺。
睡眠時間がなくなっていくのも厭わずに最後まで読んでしまいました。
思えば『海の底』の時もそうでした、どうも有川さんの作品になると度々そういうことが…。

ともあれ、めでたくも無事に完結を迎えたこのシリーズですが、これだけのシリーズと付き合ってきた時につきものの「読後にちらつく一抹の寂寥感」が不思議とあまりない。
(有川さんも、終わってみたら意外と寂しくなくて驚いた。とあとがきで語っています)
もちろん別れが惜しくないようなどうでもいい作品というわけでは断じてないです。
それだけに「不思議」なわけですが、こと有川さんの作品の読後感としてはあまり珍しいことではないかも。
これは有川浩という書き手の筆致がなせる特有のものかも知れません。

さて、読者のとても多い人気シリーズなのでソースはいくらでもあり、ここでまたあらすじの説明をするまでもないかな、ということでそちらは割愛させてもらいますが、ラストはもしかしたら多くの読者が期待したような結末とは違うのかも知れません。
当初、これだけ盛大に風呂敷を広げて一体どうやって畳むつもりだろうか、と懸念された物語。
完結に言ってしまえば、この完結巻で畳み切った!というものではないです。
むしろ、最後の最後で更に広げられるだけ広げて引き千切れそうなまでに広がったものを「とりあえず元の大きさまで戻した」そんな印象の顛末。
しかし一度千切れるくらいまで伸びたもの。
広げるのを止めたからとて一度あれだけ伸びたものが以前のまま元通りにはならない、そんな微妙な違いが生じた。
だから一見して「何だ、結局何も変わってないじゃないか」と思えるけれど、実はそんなことはなくて、少しの変化と未来への兆しが生まれるきっかけになったよ。
そんな感じのストーリーだと思います。

ちなみに、最後まで一貫して図書館側の視点に偏重していて良化側が半ば“悪”である視点が貫かれました。
やはり有川さんにも直接「ワンサイド寄り過ぎる」というご意見が届いているようですが、これはこれで良いんだと思います。
そういう作品なのだからそこを曲げてまで中立に描く必要はないだろう、と。

とまあ、図書館を取り巻く環境云々の骨子はそんな塩梅ですが、恋愛の方までそうということはなくて、そちらに関してはきっちりバッチリ収まりよくケリ?(笑)がついています、ご安心を。

表紙まで面白かった作品
図書館シリーズの最終巻です。発売日に本屋に行ったら1冊しかなくて、平積みを期待していただけに、堂上さんがいまいちな扱いを受けている!とショックでした(笑)ちなみに、別の本屋では、入り口正面に平積みで15冊くらいありました。
「図書館革命」では、今まで以上に、郁と堂上教官がラブラブで、読んでいるこちらが照れてしまいそうになるほどでした。
手塚と柴崎も、小牧教官と毬江ちゃんも進展していましたね。玄田さんと折口さんはそれほどでもありませんでしたが。今回の郁は今まで以上に、ものすごく頑張っています。女の子らしく可愛いところもあり、自分の仕事をきちんとこなすところもありで。
この本で図書館シリーズが終わってしまうのが残念でたまりません。できることならば、短編集などで続きが読めますことを、心密かに期待しています。
毎回読み終えてから表紙を見るのを楽しみにしています。表紙まで楽しみにできる本ってなかなかありませんよね。


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夢をかなえるゾウ

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夢をかなえるゾウ

心があったか〜くなる本
この本を読んでも、運命や人格は大きく変わらないし、成功者になれるとも思えない。
しかし、ガネーシャの課題を、自分を含めた周囲の人間が実践したら…
みんな少しずつ「何かが変わる」と思う。
朝起きることが苦痛でなくなったり、職場の苦手な同僚とも普通に話せたり。
些細なことかもしれないが、こういう積み重ねが人を変えていくんだと思う。

とりあえず、靴を磨いてみた。
背筋がピンと伸びた。




なかなかのリーダビリティ
この本のエッセンスを抽出すると、おそらくその他大勢の自己啓発本と同じようなものになるかもしれない。
しかし、この本は、なかなかに引き込まれる導入から、ちょっと考えさせられるエンディングまで、物語として十分に楽しめる。
おそらく普段、啓発本を読みなれてる人の目にも新鮮に写り、あっという間に読み終えてしまうことだろう。
ただし、純粋に情報を求めている人には不向きかもしれないので注意。

まず最初にオススメしたい自己啓発本はこれだ!
「ウケる技術」の水野敬也さんが、成功法則をストーリーと独自の笑いを
掛け合わせてまとめあげた一冊です。笑いの中に心に響く格言がちりばめられており、
成功するということは、それほど特別ではないことが理解できます。

次回作は、ブサイクな女に恋愛指導される二枚目だけどモテないダメ男を主人公にした
ストーリーをお願いします!

あらゆる成功マニュアル本の集大成
ただ面白いだけではありません。
私もいろいろな成功本を読みましたが、この主人公と同じような状況でした。
この本を読むことで、改めて目が覚め、お話の最後のほうでは、涙が止まりませんでした。

この本に出会えたことを、感謝します。

人は毎日のちょっとした心掛けで変わる!
内容については、ガネーシャという神様と平凡なサラリーマン
のやり取りで進んでいきますが、そのやり取りがコミカルで面白いだけでなく、毎日、
ガネーシャが一つずつ与える課題の意味を分かりやすく説明しており、自分の心にも響く
内容でした。

毎日の生活はちょっとした心掛けで大きく変わって見える。そして何よりも大事なのは、
学ぶだけでなく、行動すること。どこかで分かっていながら、なかなか最初の一歩を踏み出せ
ていない自分に行動する勇気を与えてくれる。そんな本だと思います。

いわゆる自己啓発本の範囲に入るとは思いますが、純粋に読み物としても楽しむことができ、
一石二鳥だと思いますよ!!

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