ブログトップ >> カテゴリ別[ 社会学概論 ]

マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで

amazonでチェック

マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か―新潮45eBooklet

amazonでチェック

「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か―新潮45eBooklet

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

悩みのるつぼ〜朝日新聞社の人生相談より〜

amazonでチェック

悩みのるつぼ〜朝日新聞社の人生相談より〜

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

おじさん図鑑

amazonでチェック

おじさん図鑑

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか

amazonでチェック

人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

ゲゲゲの女房

amazonでチェック

ゲゲゲの女房

奥様のたいへんと夫婦とは、、、
とてもよい奥様をもらわれてよかったですね。
戦争は知らないけれどこんな時代に貧しくとも愛がたくさんあって
お互いは気づいていたかわからないのですが、愛のあげっこをしていたと
おもいました。titleが「ゲゲゲの女房」というものでしてなんだろう
とおもい読みました。あの時代の夫婦の機微水木家の事象がよめてとても良い本だとおもいます。「がんばらない 」「のんきに暮らしなさい」「なまけものになりなさい」 これがあるから生き延びたのかなともおもいました。
そのまま現代にもつうじますよね。
でも、手をなくされてさぞたいへんだったかとおもいましたがこんな奥様に守られていたのかなとも感じもしました。戦後の貧しいなかの大変な家族とのことも
この奥様だからやれたのだとおもいました。

今の夫婦とはまったくちがっていたのかなとも考えさせられました。
鬼太郎の生身の親はよい奥様との出会いであったのかと奥様の優しさと強さは
ためになりますよ。のんびり長生きしてくださいね。
ぜひおよみになられてください。
     推薦いたします。

水木さんに、生きるだけスゴイと言わせた人!
私も本屋さんで、立ち読みした派ですが、朝ドラの“ゲゲゲ”は必ず見てます。
ドラマは脚色してるけど、実際の奥様の人となりは感じます。

しかし、水木さんに『お母ちゃんは生きてるだけで、スゴイ』と言わせた方です。

ちなみに、現在、水木プロにはドラマの“ゲゲゲ”の放送時間が書かれた張り紙が垂れ下がっています。(確か、水木さんの直筆です!)

水木しげる外伝
水木しげるの人生が別の視点で語られているのが
興味深い。
自伝だと人生に起こった出来事の叙述が中心だけど
ここでは生活人としての水木さん像がほほえましく
語られている。

戦後の女性の典型的な生き方を書いてる側面もあって
ほんとの幸せとは何かということをよく考えさせられますね。

昭和という時代を生きた一人の人間の生の声、という
ところにも感銘を受けました。

心穏やかになる不思議
私の世代なら誰でもが口ずさむ事のできる、ゲゲゲの鬼太郎のテーマソング。子供のころ当然お化けというだけではさも恐ろしく感じていましたが、この歌で、お化けは夜、墓場で運動会をして楽しみ、お化けは死なないという下りを聞いてうたうにつれ、お化けもそんなに悪くないかなという気がしたものでした。
水木氏の奥様が書かれているこの小説では、極めて淡々と出来事が時系列的に丁寧に綴られていますが不思議な好感と読後の心の落ち着きをえられるのです。
それは、彼女の筆力のみによるところでなく、彼女の人間にたいする姿勢の美しさ故ではないかと思います。
現代でこそ、夫の亭主関白的な態度や、姑姑の事は、たいていの女性に否定的に感じられるように描かれている。しかし、彼女は、夫のマイペース(おむつ代がやっとというときに、プラモデルを買ってしまう夫とそんな事もあるかと受け流す器量)、姑の注文(全ては息子のために嫁にあれこれと注文する)もさもありなんと受け止めてできる事を慎ましくやろうとする。
(この辺りは、実際、配偶者の家族とどう接するかという事へのヒントともなり得ると思います)
それよりも、左腕が無くとも、極貧の生活が続こうとも、自分の道を貫こうとする夫のひたむきな努力にいつも感銘し、応援しようとしている姿は平凡なようで実際際立って美しい。
天才漫画作家を支えた妻の自叙伝というよりも、むしろ夫、家族への穏やかな愛情の結晶を文に表したものと感じられ、それゆえに、読み手の心は多いに暖まり、穏やかな心地となる。

奥様の隠された思い
漫画家水木しげるの妻が自伝に託してもう一人の「水木しげる」を描いている。奥様が非常に慎み深い人であることは文章の端々からわかるので恨みがましいことはさらっとしか触れていないが、わかる人には気づくように書かれている。

水木氏が紙芝居、貸本マンガ時代を含めて「ゲゲゲの鬼太郎」で稼げるようになるまで極貧生活を送っているが、それは親に心配をかけることだけは絶対にしてはならないと厳命されていて、水木本人の傷痍軍人恩給(実家の両親が管理)を生活が苦しいのでこちらで使わせてもらえないか、とは口が裂けても義母にいえなかった事情があったからだった。子供ができたときにまるで堕せといわんばかりの水木の言い方には、さすがの奥様も「私は産みますけん!」ときっぱり言い切った。「何ごとも水木の両親や兄弟の家が優先で、最後がわが家」というフレーズも一度ならず出てくる。

水木が売れっ子マンガ家になって大変忙しくなったときに「私の目を見て話してくれることがほとんどなくなったことが、寂しくてたまりませんでした」と告白されているが、水木の女性関係かな?ということがほのめかされている。もちろん推測にすぎないが、NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕 水木しげるの戦争(2007年)」で香川照之扮する水木しげるが忙しい最中突然姿を消して、編集者の人が「女性を買いにいっている」とつぶやくシーンがあるのだが、そういうことはあったのだろう。

義母との嫁姑の関係も、晩年義父が亡くなった後は水木プロの仕事場があったマンションに義母が移って別居するようになってからは以後亡くなるまで話し相手をする程度ですんで助かったと書いている。「とにかくユニークな義母」という表現に込められている思いは複雑だ。

他に意外だったのは水木が戦争に行く前に「聖書」を読んでいたことで、ゲーテへの傾倒といい水木作品の根底にあるものを垣間見た気がした。

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

amazonでチェック

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

些細な間違いだが他にも間違いがあると思うと読む気がなくなる
本屋で手にとってざっと見た。たまたまアメリカの大学のFinancial Aidについては詳しいので、この本の記述に間違いがあることが、すぐにわかった。些細な間違いだがHarvard志望者にとっては極めて重大な記述だ。

一瞬、他にも間違いがあるんじゃないか?という疑念がよぎった。扱う主題が重たいだけに、間違っている情報を吹き込まれてはたまらないと思った。本を書棚にしまい、帰宅した。

日本人には検証が困難な海外の社会問題を日本人だけで議論する場合陥りがちなのが、間違った内容をもとに議論し、間違った結論にいたることだ。この本は、そういう事態を引き起こす可能性を孕んでいる。

貧困の原因は、強欲な企業が無慈悲に民衆を搾取しているという図式ではない
現在、アメリカがどのようになっているのか、少なくとも一面を知ることができたという意味で貴重なルポで、興味深く読んだ。

しかし、貧困の原因について著者は誤解していると思う。かつてアメリカそのものだったGMの利益は大きく、十分過ぎるほどの年金・医療保険をカバーできた。

それができなくなったのは、本書にもあるように日本車との競争に負けたからで、その後、アメリカの製造業は中国などとも競争しなくてはならなくなり、利益率が大幅に下がった。

物流、通信の発達などによりグローバル化=世界的な競争が激しく、70年代までのような大きな利益を出すことができくなったのだ。あまりに競争が激しく、組合があるとコストが上がり、企業は生き残れなくなるほどだという。

また、コスト削減のためにインドなどにアウトソーシングが進み、多くのアメリカ人中間層が失業することになった。これも消費者が少しでも安く品質の良いものを求めるのに企業が応えた結果である。この辺りはライシュの「暴走する資本主義」に詳しい。

つまり、貧困の最大の原因は、強欲な企業が無慈悲に民衆を搾取しているという、左派が大好きな図式ではない。


また、年金が貧弱で医療保険の負担が重いのは、少子高齢化が最大の原因だろう。これは日本やヨーロッパなど、先進国共通の問題で、説明は不要だろう。人類史上初の逆ピラミッドの世代構成の社会で、必要十分な社会保障を維持できるわけがないのだ。

日本でも莫大な額の国債を発行して借金を積み上げ、老人世代を養っているが、これは後の世代へ遺すツケである。子どもの貧困が叫ばれているが、これはジジババが孫の未来を食い潰しているのに他ならない。要するに世代間闘争が世界的に始まっているのだ。

資本主義の終焉を感じます
タイトルの通り、「ルポ 貧困大国アメリカ」の続編です。
前作同様、とても強烈です。

今回取り上げられたのは、
多くの大学生が抱える教育ローン問題、
インフレと社会保証の破綻、
医療制度の崩壊、
それと刑務所ビジネスです。

教育、福祉、医療、これら公共性の強い事業は、
本来どれも政府が保護しなくてはならないはずなのに、
民間企業によって極端に商品化されてしまっている。
その結果、困るのはなんら罪のない国民たち…。

たとえば、教育ローン問題では、
ローン会社が突然高額の利子を学生に請求し、
しばらく返済されなければ自己破産と見なして法的措置をとる。
借りてはその後も債務を負い、一生借金に追われる。
こんな狂った状況を、政府が民間企業と結託して助長している。

さらに強烈なのが刑務所ビジネス。
他に仕事のない刑務所の囚人を雇うことにより、
企業は発展途上国にアウトソーシングすることなく、
やすやすと超廉価な労働力を確保することができるという。

一握りの富裕層が政府と癒着して、
大勢の者を支配するシステムを作り出している…。

これを読むとアメリカに行きたいとは思えなくなるし、
アメリカ人がとても哀れに思えます。

面白すぎる!
前作も衝撃的だったがUは更に面白い。読み出したら止まらなくなり一気に読んだ。学資ローンと刑務所ビジネスなど日本にも近づいてる分野なだけにゾッとする。今回はオバマを絶賛してたリベラル派が反省してる証言が新鮮だった。それにしても、これでもかと暗鬱な現実をえぐり出してるのに読み物として面白い。怖いものみたさというか、ある意味クセになるシリーズ。著者の取材力と筆力に圧巻。

良書です
新自由主義とは、一握りの既得権益者によって制約され、
ますます狭められていく範囲の中での自由に他ならない。
そこでは、ごく一部のスターや富の状況への憧れを餌に
多くのチャレンジャーたちが食い物にされていく。

アメリカンドリームの負の部分がわかる良書。


嗜好も、富の分配も、ロングテールが加速する。
神の見えざる手による、過程の一つなんだろう。

amazonでチェック


関連する本


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

日本の難点 (幻冬舎新書)

amazonでチェック

日本の難点 (幻冬舎新書)

いつも兄貴はとても頼りになるのである
いつになく広範に能弁なのである。
一読者として、熱心に著作を追いかけてきたつもりだが、
「思えば遠くにきたものだ」(笑)。

社会学に対する教養がないため、
私にとって宮台氏の言説は常に新鮮でラジカルなのだが、
本作でも十分に堪能できた。


その一例は本筋とはまるで別件なのだが、
自己啓発の大家こと(笑)、
カツマ氏に対するモヤモヤした懐疑が一発で晴れたのは、
まさに痛快の一言。

「想像してほしい。
利己的なヤツが本当にスゴイ奴だなんてあり得るでしょうか。
『感染』を引き起こせるでしょうか。あり得ない。
周囲に『感染』を繰り広げる本当にスゴイ奴は、
なぜか必ず利他的です。」

仰るとおり!!


宮台民俗学への感染
 キーワードは、柳田國男と国土保全。
 社会学という1本の軸を据えて、教育論にアメリカ論に環境問題に愛国心論にエリート論に金融問題などなどの問題を横断的に語る様は、まさに吟遊詩人の語る一大叙事詩といっても過言ではない。
 吟じます。
 しかし、内容は、はっきり言って難しすぎる。ぶっちゃけ8割方が、何を言っているのかわからない。でも、理論はわからなくても言いたいことは伝わる。言葉で書かれているからといって、言葉が重要とは限らない。大事なことは目には見えないのだから。これも、一種の「感染」というやつでしょうか。
 難解な割には、比較的すんなり読める。内容がおもしろいからか。内容がやさしい割には読むのにえらい時間のかかる本もあるので、おそらく興味の持てる内容が詰まっているからだと思う。
 日本の社会が地縁主義(近接性)社会なのは常識だが、日本の愛国心の対象が国土だと改めて言われると、気づかされることが多い。確かに、「日本のため」が何のためなのか具体的に考えてみると、「日本=日本という国土」な気がしてくる。具体的なのか抽象的なのかわからないけど。この辺は人によってもとらえ方が違うかもしれないけれども。
 この本の肝のひとつである「本当にスゴイ奴は利他的である」という文句だが、これは逆に言えば「自分はすごい奴じゃないから利己的でいいや」という考えを助長しないか?と思ったけど、これはエリート向けの言葉だからこれでいいのか。これでいいのだ。この世にごまんといる自称エリートだが、その中で他人を感染させられる真のエリートは利他的な奴だけだと。自分には難しいですね。
 それにしても柳田國男はすごいですね。民俗学は、初期段階ではあくまで実学だった。それが、今では柳田が進むのを止めた文学とあまり変わらない「食えない学問」=「趣味の学問」となっているのが現状。経世済民の学となっていないのが現状。優れた民俗学者は優れた社会学者であるべきなのに、国の政策などに関わっている民俗学者は、社会学者の肩書を同時に持って、そちらを表に出して活動しているのが現状。役に立つことだけを追求しては逆に役に立たなくなるが、最初から役に立つことをあきらめてしまっては、つまらないものになってしまう。最初からあきらめるのではなく、役に立たなくてもいいから、もっとおもしろいものを作ろうという意思があれば、結局役に立たなくても絶望しないし、いつか本当に役にたつのではなかろうか。
 話が飛んでしまいましたが、おもしろい本です。


「社会学」はグローバリゼーションに対応できない?
宮台氏は非常にアクティブな社会学者として私も尊敬申し上げているが、
やはり「社会学者」であって、「経済」に関する知見に少々問題があるように感じた。

「日本からの輸出のうちアメリカ向けは2割程度」というデータを表面的に読み、「だから日本に対するアメリカの影響力は落ちている」とその論拠にしていらっしゃるが、近年増え続けていた日本から中国向けの輸出のうち、多くは中国が最終消費地だったのではなく、中国で組み立て・加工または使用されて、最終的にはアメリカ向けの商品になっていたので、結局「アメリカ依存状態」は変わっていなかった。だからアメリカの株価が落ち込んだとき、日本の株価も大幅に落ち込んだ。しかし、今後「対米中立」の方向にシフトするべし、という考えには賛同するので、それには「外需依存」から「内需志向」へとシフトする必要があるだろうと思う。

また、「モラルエコノミー」と「共同体的自己決定」との間に相互強化的な循環を構築するべしともおっしゃっているが、「それしかない」と言いたい気持ちはよくわかるものの、正直なところ、世界中から様々なプレイヤーが参加してくるグローバリゼーション的経済状況に、そのようなローカルな発想では残念ながらとても対応できるとは思えない。そもそも、そういうことが出来るのならもう実現しててもおかしくないとも思う。発想がニューディーラー的≒社会主義的なので、かつての流動性の低い時代ならともかく、現代ではちょっとユートピアを夢想しているようにしか見えない。無論、その方向性を全否定するものでは決してないが、宮台流「社会設計主義」の限界には意識的であるべきでしょう。

その他の点においては、なかなか独自の見方が提示されており、想像力を刺激する十分に魅力的な作品だと思う。「無知」だの「馬鹿」だのと相変わらずの下品な釣り文句が多用されてはいるが、それも宮台氏の「熱意の表れ」ということにして、好意的に受け取っておこう。

多様な視点への入り口
今までにない宮台本。細部まで丁寧に現代の問題点が示されている。しかし、それに対しての解決法は曖昧。社会的なシステムやアメリカの問題点。結局、政治家や教育者に対する本?大きな視点を見る人には必要な本。まぁ雑学にはなる。ところで最近、宮台氏の言葉に苫米地氏の影響を感じる。同じような発言が多い気がする。

鼻もちならないエリート自慢
はっきり言って、難解きわまりない。主張は具体的で、明確。でも、その根拠になると、突然、聞いたこともないカタカナ学者の翻訳語(それも三文字以上、抽象度高)が二重、三重に使用される。それでも、直近のオバマ当選の背景やら、後期高齢者医療やら、秋葉原事件やら、環境問題やら、拾い読みできる部分は十分楽しめるから、お買い得かも。ただ、アメリカ論、日本論と比べると、幸福論、教育論はついていけないところが多かった。社会システム論にケチをつける気は毛頭ないのだけど、いいところで、宮台先生の体験的教育論(麻布高校自慢とか、高偏差値大学自慢とか、親ばか丸出し!の自分の娘自慢)を聞かされるのには、いつもながら閉口する。

amazonでチェック


関連する本

「世界」はそもそもデタラメである (ダヴィンチブックス)
「世界」はそもそもデタラメである (ダヴィンチブックス)

教育をめぐる虚構と真実 (神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド)
教育をめぐる虚構と真実 (神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド)

思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に
14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

罪と罰
罪と罰


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

徹底抗戦

amazonでチェック

徹底抗戦

「熱かった」あの日々の思い出・・・
実際、この人がまだ係争中、って認識している人がどれくらいいることやら。
著者本人が書いているように「虎の尾を踏んだ」がゆえに完全に「殺されて」しまった。

事の善悪は検察の胸三寸。読んでてけっこう怖くなります。法治国家、なんて所詮は幻想だってこと。

敗戦の将、不平を語る
後からつけた理由と感じるものが多く、私は共感できませんでした。
ある面では「世論を味方につけよう」なんて全く感じさせない潔い文章。
徹底抗戦という表題とは程遠く、ただの「負け犬の遠吠え」であり、
すべてを知っているかのような発言はとても感じが悪いです。

例えば、p165 にはこうあります。
「細かく見ていけば、不正をしていない企業などは、ほんのわずかだ」

著者は、日本の会社すべての細かい不正を知っているのでしょうか?
もし他の会社がやっていれば、自分達もやってよいのでしょうか?
「なぜ自分だけが...」という自己中心的な考え方が伺えます。
またこの文章から、間接的に自分達の不正を認めています。

「不自然な急成長の裏には不正があるのではないか?」という疑いを
持たれることも、社長を中心に調査が入ることも自然な成り行きです。
そこで不正が見つかれば逮捕される、という単純な事件であったことが
よくわかりました。

とにもかくにも面白い
やっぱり、ホリエモンはとにもかくにも面白い。
読んでみると彼の言うことにも、もっともな点があるということが分かる。
先に、ホリエモン報道を軽くおさらいしてから、この本を読むといいでしょう。

ホリエモン吠える! やはり、国策捜査はあるのか? 一読の価値あり!
 まず、本書の中心である、ライブドア事件とは一体、何だったのか。
事件の容疑はすべて「証券取引法違反」である。

 この容疑について、ホリエモンは「これらをすべて、私が先導して計画的に
行ったというのが、検察の描いたストーリーだった」と述べ、国策捜査だとの
抗議の意思を訴えている。

 本書の読みどころは、意外ににも事件以外のところにも、ある。
それは、時代の寵児だったホリエモンにまつわるエピソードの数々を
明らかにしていることである。

 ニッポン放送株買収合戦の最中、産経新聞の幹部が重要なポストを条件に
「ホリエモンの味方になってもいい」と言って近づいてきた話、選挙で戦った相手の
亀井静香代議士から国民新党からの出馬を持ちかけられた話、拘置所では、まだ、
粉歯磨きが使われている話など豊富なエピソードにことかかない。
ホリエモンが好きな人も嫌いな人も、一読の価値はある本だと思います。



ホリエモン風、「塀の中の懲りない面々」‥。
 現在、最高裁上告中の堀江氏が語る、あの事件についての独白。
 逮捕に至るまでの経緯、拘置所や取調べの様子、そして、起訴
事実と訴因について、堀江氏の言い分が述べられている。
 いろいろ言いたいことはあるだろうし、この種のものは散漫に
なりがちなところだが、塀の中での経験と事実、あとは自分の理念
など、テーマを絞って書かれているので読みやすい。

 著者の感じている怒りや戸惑いは、よく理解できる。
 そもそも彼を嫌いであればともかく、先入観を排せば、共感さえ
覚えることだろう。
 自己弁護に終始するような本とは違い、嫌な読後感はまったく
感じなかった。
 却って、財を成した人に有りがちなアクの強さを感じさせない
内容で、著者に対する興味が増した。

amazonでチェック


関連する本

本人 vol.09
本人 vol.09

経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)
経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)

コミック 銭 1巻 (Beam comix)
コミック 銭 1巻 (Beam comix)

小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼弾の 「仕組み」進化論

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)

amazonでチェック

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)

まずは国民全員が国の制度を正しく理解することから始まる
最初に言っておくと、この本の第1章、第2章、第3章の内容は非常に満足だ。これだけでも読む価値が十分だ。だが、第4章があまりに衝撃だったから、敢えて第4章について記す。
麻生太郎氏の『とてつもない日本』も読んだが、そこでも実感したのは、いかに我々に届く情報が歪められて伝えられていたのかということ。我々も否定的な報道ばかりで、いつの間にか否定的にしか国に対して考えられないようになっていた。麻生氏の理念などは聞く耳をもたなくなっていた。
年金問題だってそうだ。はっきり言って年金の仕組みを理解している人なんて殆んどいないはずだ。だが、年金を信じたくても信じられなくなっていた。我々には不信を煽る情報しか伝わってこないからだ。まずは誰もが理解できるこの解説書で年金の仕組みを根本から学ぶべきだ。
仕組みを知らないと議論すらできない。国民が知識をもってニュートラルになって初めて本物の民主主義が機能する。批判ばかりのマスコミ情報を自分の頭で判断できるようになれるための必読書!!



サブプライムローン・年金未納問題に限って、丁寧に解説しています

ほぼ、この2つの問題に限定して
丁寧に解説をされていると思います。

この2つの問題に関して分かりやすく背景を知りたい人には
良い内容と思われます。


前書きやあとがきにもあるように、

「数学的思考」の応用編であり
学んだことを身につけるための復習が必要、

ということも
この本を語る上でのポイントではないかと思います。

いま日本人が一番知っておかなければならないこと
この本を読んで、いつの間にか、わからないことがあればネットで検索するようになった
ため、自分に興味のある事柄しか自分の頭の中で考えることをしていなかったことに
気がつきました。毎月厚生年金は給料から天引きされていたのに、年金制度を自分の
こととして考えることができていなかったのです。それは「年金が複雑怪奇」と
いつのまにかマスコミ情報からすり込まれてしまっていて年金について考えるきっかけを
つかめずに、本来知っておくべき情報から遠ざかっていたからです。
そのためいつの間にか、断片的な情報しか得ることができず、バイアス(偏向)の
かかったマスコミが面白くおかしく取り上げる内容しかキャッチできず、それ以上に
調べることもせずに年金の報道を悲観的にしか見られなくなってしまっていました…。
「未納が増えると年金が破綻してしまう」「世界経済はこのまま世界恐慌になってしまう」
などと、不安に思っているひとは必読です!
私を含めてほとんどの日本人は「年金は難しいから」と思考停止をしていたはずです。
このまま誤解したままだと将来不安が大きくなるばかりです。不安ばかり大きくなって
みんなが自信を無くしていれば、私たちの将来は本当に危なくなってしまいます!
それを多くの人に気がついてほしいです。この本で年金の全体像がわかるので、自分の
問題として年金問題を考えることができるようになります。思考停止からの解放です!
この安さでこの充実した内容。ぜひお勧めです!


内容は分かりやすいが、取り上げられていない不安要素もある。
とても読みやすい平易な文で書かれており、概ね首肯できる内容です。
しかし、主に以下の4点の理由で年金の不安がこれで全て解決するとは言えません。

1.物価上昇と賃金の低下について
144頁に「物価と共に『給料』も増えていく」とありますが、2008年度の物価上昇は前年比1.4%(統計局のH21.1.30公表のCPIより)。賃金は不況を理由に賃下げに向かっています。「マクロ経済スライド」により給付額が下がる可能性があるだけでなく、「仕送り方式」である年金の財源が減ることになります。前提条件が崩れる場合があるということです。

2.年金積立金の運用方法について
その不足分の為に年金積立金があるのですが、運用は株安・円高の影響を極めて受けやすい(H20年度 第3四半期で8.4兆円の赤字【マイナス9.1%の利回り】)。パッシブ運用は長期運用に有利ではあるが、厚生労働省の「向こう百年平均利回り4.1%」は難しいと思います。元本保証が無いことも良く考えるべきでしょう。

3.二分の一の国庫負担分の財源問題について
179頁にある「国民年金における国の負担が二分の一」については、平成22年度までの2年間は財政投融資特別会計から賄うことになっています。しかし、それ以降の財源はまだ決まっていません。麻生総理は消費税増税を示唆しましたが、与党の反発で実施されるかは不透明です。毎年2.3兆円を消費税で負担できるかどうか今の段階では(政権交代の可能性もあり)全く分かりません。

4.実際の給付金額が書いてない
年金制度が破綻しないことが分かっても、実際いくらの年金が貰えるかせめて現行のモデル年金額くらいは載せておくべきだと思います。
国民年金のみの場合、6.7万円(単身者)、厚生年金の場合は17.1万円(単身者かつ平均月額報酬が約36万円、勤続40年)です。
大卒22歳で就職できたとしても勤続は38年、生涯の平均年収が400万円超というのは該当する人間は少ないのでは。手厚いと言われる「厚生年金」は報酬比例ですので、これより給料が少なければ年金も減ります。相応の貯蓄がないと、年金制度は破綻しなくても年金生活が破綻する可能性があります。

その他にも生活保護費の増大や膨大な国債残高など、年金制度に影響を与えかねない要素はいくつもあります。
それでも年金を払うべきことには間違いありません。消費税の引き上げの提案も概ね妥当です。
ただ、将来の不安が解決されるかどうか別問題でしょう。

テレビニュースが理解できるようになる本
細野真宏さんによるやさしい経済解説の最新刊です。1・2章で「論理的思考」の大切さを説き簡単な実践例を紹介、3章で世界金融不況と家計の関係を読み解き、4章で日本の年金の仕組みを解説します。

既刊の細野本は(ほぼ)テレビニュースだけを情報源としていましたが、本書の年金編は細野さんが参加した社会保障国民会議の資料も参考に書かれています。しかし本書で扱う内容は新聞の経済面等で概要が紹介された範囲にとどまり、「一般市民が常識として理解しておきたい」範囲を逸脱しません。この思い切った「到達レベルの低さ」が細野本の魅力です。

2004年の年金制度改革で永久均衡方式から有限均衡方式へ転換した経緯、マクロ経済スライドの解説で保険料水準の上限を定めつつ各世代の85歳時点の所得代替率が揃うカラクリの説明がないこと、などに現行の年金制度を批判する向きからは不満もあるでしょう。

結局、「少子高齢化が進んでも年金は大丈夫なのか」という根本の疑問は、本書を読んでも解消されません。ごく簡単に書けば、日本経済が拡大していけば緩やかな調整で済み、そうでなければ大胆な調整が必要になります。しかし将来予測は困難なので、現行制度に沿って穏当な解説をした判断は支持できます。

経済に詳しい人は、一般市民であっても、もっと多くのことを知るべきだ、と考えるかもしれません。しかし私は、「原油価格の上昇で鶏卵の値段が上がる理由を誰もが説明できる社会を実現する」というのは、十分に高度なミッションだと思います。本書が多くの方に読まれることを期待します。

amazonでチェック


関連する本

サブプライム後の新世界経済~10年先を読む「経済予測力」の磨き方~
サブプライム後の新世界経済~10年先を読む「経済予測力」の磨き方~

コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書)
コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書)


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論

影響力の武器[第二版]

amazonでチェック

影響力の武器[第二版]

読むのは大変だが、絶対に読むべき
文字の量が多いのと、学術的な部分、しかも訳も硬いのか、合間を見ながら読んだこともあり、読破するのに1週間もかかってしまった。また、ハードカバーで重たいので、1週間も持ち歩くのは、疲れました。
ただ、読む進めていくうちに、絶対に全部を読まなくてはと思わせられてしまった。

これほどまでに、人間の行動を理論的に、かつ正確に説明できている本は見当たらない。
今年、読んだ本の中では1番になるだろう。

人間理解に深い洞察を与えてくれる本
私もある業界(中卸)に20年以上身を置いていますが、自分でも知らず知らずのうちにこの本
に書いてあるような内容を使っていました。自分ではテクニックというほどのものとも思って
いませんでしたし、そのつもりもなかったのですが、経験からそのような方法を使っていたの
だと思います。この本にある内容を悪用しようと考える人がいるかもしれませんが、表面的に
テクニックだけを真似てみても長期的な視点からはうまくいかないでしょう。個人的な意見と
して、商売は多少の駆け引きも時には必要ですが、基本は誠実に正直にやるのが一番と確信し
ています。
この本は人間理解という視点からひじょうに勉強になりました。科学的に書かれており、知的
な好奇心を満たしてくれる本です。人間は複雑なものですが、ある面、単純なものでもあります。


期待以上の第2版
第一版は以前に読んでいるのだが、第二版ではかなり強化されているとの噂があったので読んでみたのだが!
期待以上の強化版だった。

第一版を読んだ、読者からのお便り(レポート)が効果的に使われている。

例えば、価格を二倍にしたら、それまでちっとも売れなかったトルコ石が完売してしまったというエピソードに対して、フィアンセに特別な誕生日プレゼントにしようとネックレスを買いに来た友人に対して、500ドルのところを250ドルでいかに気持ちよく買ってもらうかのレポート(高価なモノ=良いものルール)があったり、

家電販売店で、保証制度延長期間を、最初は3年ものを提示しておけば、1年ものを契約してもらえる確率が1.8倍になったというレポート(拒否したら譲歩)があったりする。

新たな影響力というモノは登場しているはずもなく、それならばエピソードを増やして、「より具体性のあるおもしろみ」を追求しようという第二版の試みは、読者サービスににもなっている。
このぼくのように、2度読みする人はいないだろうが、いても満足させるだろう。

それまでは、第二版というと、加筆訂正の大規模なのものと思っていたが、そこに読者サービスという目的を併せ持っているところが、さすが社会行動心理学者!
ますます、チャルディーニさんと影響力の武器が好きになった。

自分の行動は読まれてる?
相手の話に対して、普段何気なく行っている自分の反応が
実は相手の意図したとおりに動いているのではないか
と思わされた。

書かれていることは、日常でもよくある話だが、
それらの検証例の多さに、納得感が増す。

ただ、内容が濃いため、私のような素人は
何度か読み込まないと、完全な理解は難しいかも?

本格的な一冊
職場の先輩に「定評のある一冊」として勧められ
読んだのだが、非常に興味深かった一冊。

「人にどういう影響を与えるか」
このテーマに対し、様々な本が出版されているが、
論文等の専門意見ををここまで盛り込んでいる本は、
私が知る限りこの本しかない。
参考文献が専門的過ぎると言ってもいいので、
内容にとても説得性があった。

特に営業職の方にオススメ。
借りを作ることや、希少性の原理等を用いて、
交渉力を上げ、成績を飛躍的に向上させることができると思う。
個人的な話になって恐縮だが、最近受けた優秀なセールスマン
からの営業トークにも、こういったテクニックが盛り込まれてた
ように感じた。

分厚い一冊ですが、読んで損はないと思います。

amazonでチェック


関連する本

プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く
プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

私はどうして販売外交に成功したか (Life & business series)
私はどうして販売外交に成功したか (Life & business series)


この記事へのリンク | コメント(0)  | トラックバック(0) | 社会学概論