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風の谷のナウシカ 7

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風の谷のナウシカ 7

生の残酷さ、美しさ、はかなさ、強さ
ナウシカの最終巻、クライマックスです。とてもメッセージ性があります。
行き詰ってしまった人類の限られた未来を補うべく、設定された「希望」が墓所の主によって明らかにされます。
ナウシカは、その人為的に決められた「未来」を否定して、生の残酷さ、美しさ、はかなさ、強さを肯定しようとしているとも感じました。
この作品から受け取るものは人それぞれでしょうが、心に残る名作であると思います。

コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
宮崎駿の審美眼の凄さを垣間見ることができる稀有な作品です。
たとえば腐海が戦争によって汚された大気や土を浄化している
という一点だけでも現代にも存在していることを当時宮崎監督は
知らなかったはずなのに、メタンハイドレートは地球環境の急速な
変化の緩衝材になっていたことも証明され、ガイアの発想と
同様に地球自身の生命活動の証をこの作品を書いていた時点から
推測されていたのだからこの作品はアニメ同様、自然破壊の
アンチテーゼとして京都議定書の胡散臭さを説明する傑作と言える
のではないでしょうか、最後まで読んだ人にだけ訪れる達成感は
緻密すぎる画と宮崎駿の思想そのものだからかもしれません!

映画とはまた別次元の感動にしびれました
 土鬼(ドルク)の聖都シュワの墓所には、どのような秘密が隠されているのか。腐海(ふかい)が生まれた真の理由は何なのか。そして、封印されていた秘密の意味するところを理解した時、ナウシカはどの道を選ぶのか。
 生命の存在、生命の慈しみ、光と闇の邂逅など、いくつものテーマがからまり合い、収斂していくシリーズ最終巻。巨神兵の扱いや、クシャナと父王との因縁の決着など、疑問に思うところもありました。でも、この世界を支えている設定の深さには、素晴らしいものがありましたね。この第7巻ではまた、映画『天空の城ラピュタ』とのつながりも感じました。
 さらに、名前は明かせませんが、ある人物の最期の場面が非常に印象深く、胸がいっぱいになりましたねぇ。シリーズ中でもそうそうない、白眉のワンシーン。涙が出てきました。
 映画もあれはあれで素敵だったけれど、コミック版はまた、ほとんど別の物語なんですね。腐海を中心にした世界、王蟲(オーム)の存在感、主要なキャラたちの性格設定の深みという点で、映画とは比べものにならない手ごたえがあったなあ。
 ナウシカやクシャナ、ユパなどとともに、魅力的な物語の旅ができたことに感謝。

再映画化の価値あり
庵野秀明はエヴァのリメイクを作る暇があったら、これを三部作で映像化しろと言いたい。もちろん、残虐描写はノーカットで。
そして、宮崎駿は息子とあのうっとうしいプロデューサーとともに三人で心中しろ。再映画化のために。

宮崎 駿の二つある頂点のひとつ
宮崎さんの頂点のもうひとつは映画「ルパン三世カリオストロの城」ですが、もうひとつはこの、マンガ「風の谷のナウシカ」です。

読んでいただくしか有りませんが、映画とは全くの別物と考えて頂いて良いと思います。

ストーリーも、人物描写も、そして最後のナウシカの到達点も、だからこそのカタストロフィも素晴らしいです。

ナウシカを嫌う女性の方は結構多いのですが、それは映画の影響だと思います。マンガでももちろん女性からあまり好まれるキャラクターではありませんが、説得力が違います、スーパーウーマンだけれど、スーパーウーマンになりたくてなった訳ではない立場や、誰かがやらなければならない何かを、あえて背負う事を。

あなたがおヒマで、宮崎 駿さんの映画に興味を持たれている方であるなら、男性でも、女性でも!オススメ致します。

汚れとは何かを、生きる覚悟を、最後に見られます。



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風の谷のナウシカ 1 (1) (アニメージュコミックスワイド判)

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風の谷のナウシカ 1 (1) (アニメージュコミックスワイド判)

普通の漫画ではないのでご注意
やはりアニメーターの方なので、絵コンテのような漫画。視線誘導など漫画家が意識して描く構図ではないので読みずらいでしょう。(たとえば浦沢直樹の漫画は読みやすいでしょ?)しかし、そんなことがどうでもよくなるくらい書き込まれた世界はすばらしい。複雑な物語は難解だが、なんども読ませるものになっている。

映画よりもさらに深く、強いものを感じる原作。素晴らしいですね
 1984年(昭和59年)公開のアニメ映画の原作。この第1巻収録の話は、「月刊アニメージュ」1982年(昭和57年)2〜9月号に掲載されたもの。話の太い流れは映画と同じですが(この印象は、第2巻の途中で大きく変わるのですが・・・)、映画にはないシーンがいくつか出てきます。さながら、一大叙事詩的物語の、水没していた氷山の見えなかった部分を見る感じ。ざら紙みたいな紙に描かれているのですが、話の展開がスピーディーな上にナウシカのキャラが魅力的なので、とても読みごたえがあります。頁をめくっていて、わくわくしてきます。
 映画にはなかった部分で印象的だったのは、王蟲(オーム)が人間に語りかける場面。テレパシーのようにして言葉を投げかけるのですね。「うわーっ。王蟲がしゃべってるぅぅぅ」と、一瞬びっくりしました。
 映画は確かによくできていて面白かったんだけど、この原作に触れると、その底に流れているものはもっと深く、そして強いものであることが伝わってきますね。心に強く響くものがある。素晴らしい作品です。
 それから、巻末に宮崎駿の「ナウシカのこと」というタイトルの文章が載っています。ナウシカのイメージのもとになったものとして、虫愛ずる姫君のことは知っていたのですが、実はもうひとりいたのですねぇ。エヴスリンの『ギリシア神話小事典』の中に記されたナウシカという少女。「そうだったのかあ・・・」ってね、思いましたよ。

宮崎 駿のもうひとつの頂点(私にとって)
宮崎さんの頂点のもうひとつは映画「ルパン三世カリオストロの城」ですが、もうひとつはこの、マンガ「風の谷のナウシカ」です。

読んでいただくしか有りませんが、映画とは全くの別物と考えて頂いて良いと思います。

ストーリーも、人物描写も、そして最後のナウシカの到達点も、だからこそのカタストロフィも素晴らしいです。

ナウシカを嫌う女性の方は結構多いのですが、それは映画の影響だと思います。マンガでももちろん女性からあまり好まれるキャラクターではありませんが、説得力が違います、スーパーウーマンだけれど、スーパーウーマンになりたくてなった訳ではない立場や、誰かがやらなければならない何かを、あえて背負う事を。

あなたがおヒマで、宮崎 駿さんの映画に興味を持たれている方であるなら、男性でも、女性でも!オススメ致します。

汚れとは何かを、生きる覚悟を、最後に見られます。

宝物
あの有名なジブリ映画の原作漫画であり、微妙に別物語(映画は1巻をアレンジしたもの)。
ストーリー展開、スケール、奥深さ、どれをとっても宮崎駿のどの作品にも勝っている。

1000年後の荒廃した世界で痛々しいほど純粋に、鮮烈に生きるナウシカの流浪の旅。
文明がある限り存在する自然との相克を、現在の自然<文明という力関係を自然>文明としてとらえなおし、希望の道を見いだそうとする。この作品を読んだ人は必ず映画より感動するはず。

そして予想をはるかに超える衝撃のラスト…、ジブリ好きには絶対に読んでもらいたい作品です。

お勧めです。
文明崩壊後の汚染された世界において、二大勢力の衝突を横に、一人の貴族の少女が、さらなる汚染や崩壊を止めようと動きながら、世界の謎に迫っていく。優れた物語進行。異界の構想、戦場の現実、上空での立ち合い等々卓越した描写。

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