ブログトップ >> 個別記事

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

amazonでチェック

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

魔女になりたい
この本のタイトルを見た時に『魔女の話?!』
と単純に手にとりましたが、西の魔女とは母方の祖母(イギリス人)
の事でした。
本の後ろの内容を見て、迷いましたが・・・
実際に読んでみるとお気に入りの1冊になりました。
登校拒否になった娘まいは祖母の家に預けられます。
その家が本当に素敵なんです!
まさにスローライフ。
イギリス人が育てそうな花や作りそうなジャム等
想像してて楽しかったです。
また何事にも動じない魔女(祖母)の言葉の1つ1つが
本当に素敵です。
読んで損はナイとオススメします。

大事な事に気づかせてくれた本
夏は私にとってすごく特別な季節です。まいと同じように、私もこの暑い夏に、大切な人を
失いました。おばあちゃんは死んでしまってからもなお、まいに生きる勇気をくれています。
ずっと前に2人が交わした約束。まいが立ち直るためのメッセージ。
もう1度「大好き」って言うための、大事なメッセージだったと思います。
心にずっと残る本でした。

映画好きには向かない。
舞台は日本のはずなのにどう考えても作中の描写は北欧の田舎と言った感じ。作者の趣味だろってぐらいに余計な花の知識やジャムなんかの作り方が出てくる。特に花に関しては注釈もなく聞いたこともないような花の名前が頻繁に出てきて情景を想像しにくい。

登場人物の設定もおかしい。特にゲンジさんはおかしい。魔女の夫によくしてもらったと最後で話す一方、中盤では魔女のことを「外人」と呼んでいる。仮にも世話になった人物の伴侶に対しての言葉ではない。あまりにもつじつまが合わない。

そしてラストの展開は、映画好きなら「それはいくらなんでもベタ過ぎだろ」と口に出してしまうのではないだろうか。既に分かりきった展開に話が進んでいく様はある意味圧巻。あざとくラストページを、二行で終わらせる手法も圧巻。

唯一、利点はすぐに読めるということ。なんかの賞も受賞しているので、読書感想文にはもってこいの作品だろう。それに世代や性別や環境が違えば本はどんな作品にもなりえると思うので、読んで損をすることはないだろう。時間もかからないし。付箋いらね。

魔女のすすめ
 1.5時間あれば読めます。西の魔女はイギリス人のおばあちゃん。ごく普通のおばあちゃん。不思議なことに動じないことと、自分が体験することを自然に受け入れられるところが、やっぱり普通の人とは違うのかもしれません。
 まいが登校拒否するようになって、ママが自分の母の家に娘を預けた時のことが綴られています。西の魔女は、「意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力」がいちばん大切と説き、「一見不思議な体験を後生大事にすると、次から次へそういうものに振り回されることになります」と注意し、「外からの刺激に反応しない」と諭しながら、まいにいろいろな知恵をさずけます。
 最後の方でまいはおばあちゃんと衝突し、それをひきずったまま、魔女は死んでしまいます。でも最後の最後で、大嫌いなゲンジさんに対するわだかまりが消え、死んだおばあちゃんから、大事な贈り物をもらいます。簡単なストーリーですが素敵に仕上がっています。
 誰でも自分次第で魔女になれることがこの本のメッセージだと思います。そして、魔女とは素敵な人生を過ごすことだと作者は伝えたかったのではないでしょうか。

自分に小学校高学年から中学生にかけての娘がいたら読ませたい
読み方によっては一種の思想書といえるかもしれない。
自分が正しくて他者が間違っている場合もあるだろうけれど、その逆の場合もありうるという相対主義。
たとえばおばあちゃんのエコロジカルな生活。でも、強制はしない。
また、現代における女性の生き方に関する考え方もさりげなく盛り込まれていて、将来を考え始める年頃の女の子は勇気を与えられるのではないだろうか?
児童書というには懐が深くて考えさせられると同時に、やさしくおおらかな気持ちになれる本です。

amazonでチェック


関連する本

夏の庭―The Friends (新潮文庫)
夏の庭―The Friends (新潮文庫)

裏庭 (新潮文庫)
裏庭 (新潮文庫)

春になったら苺を摘みに (新潮文庫)
春になったら苺を摘みに (新潮文庫)

りかさん
りかさん

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)
エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)


« 声美人・歌上手になる奇跡のボイストレーニングBOOK―効果てきめん 世界が認めた『YUBAメソッド』 

ホーム |

 プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) »