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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

今のままではいけないと強く感じさせる一冊
ベストセラー「ウェブ進化論」でネットの将来性と可能性を指摘した著者が、本書では、ネットが進化している現代において、いかに生きるか(働き、学ぶか)を説いています。
ネットをいかに活用するかといった技術的なノウハウではなく、もっと普遍的に、ネット時代の働き方、学び方、生き方を解説しています。その意味で、いわゆる「ネット本」に分類されるような内容ではありません。
私が特に強く共感したのは、ネットを活用した「学習の高速道路」と「けものみち」のメタファ(第3章)、自分の志向性とロールモデルを探すための「生きるために水を飲むような読書」術(第4章)、30〜45歳の15年(私も真っ只中)にどのような組織でどのように働くかという問いかけ(第5章)などです。「このままではいけない」「もっと個人としての能力(世の中で通用する実力)を高めなければ」と強く感じさせるフレーズがたくさんあり、とても刺激を受けました。
「ネット時代の働き方」というテーマでは、田坂広志センセイの「プロフェッショナル進化論」にも共感しましたが、これからの働き方についての問題意識を高める意味では、負けず劣らずの好著だと思います。

Web起業家のすすめ
 続きの本で期待したが「Web起業家のすすめ」になっていて、Webの未来の
ことなど未知の事が少なかった。著者は資質もあり起業の成功例だと思う。
他にも成功例ばかり上がっていて参考にならなかった。結果的に成功したの
であり、大多数の人は起業して成功するとは思えない。
 グーグルを賛美しすぎていたのも気になった。


自分の在り方を普段から意識して戦略的に生きる
現代且つ近未来のウェブ時代に於ける、処世術ならぬ生き方・働き方について示唆を与えてくれる内容になっています。20世紀末に誕生し、今世紀に入って進化が加速しているインターネット環境、政治・経済の一層のグローバル化など我々を取り巻く世界は、混沌とした変革期にあり、これまで、現実世界で当たり前と思われていた常識が突き崩されて、新しい潮流がネット世界から勃興していることが本書から痛い程、感じられる。著者は、ウェブの進化によって、知・情報の「高速道路」が整備されていけば、人々のそれぞれの人生の歩み方に変化をもたらし新しい生き方(職業)の可能性が開かれていくと予測している。新しい職業では、好きなことを貫きながらお金を稼ぐことが可能だが、それはリアル世界とネット世界の境界領域に生まれたフロンティアに飛び込み、試行錯誤しながら築きあげていく性格のものであるという。リアル世界の既成の職業(古い職業)とネット世界から生まれる新しい職業・・・自分に置き換えてみると、ずっと既成の企業組織(古い職業)に身をおいてスキルを磨き、経験を積み上げてきたが、もう組織内で仕事する価値が見出されず、そこから離れて、自分が志向することを求めてスモールビジネスを立ち上げ独立へと踏み出した状況は、現在のウェブ時代での独立としては極、カジュアルな生き方を選択したんだぞと、再び自分を奮い立たせてくれる機会を本書は与えてくれました。大小に関わらず、何らかの組織に属して追い立てられるように働いていると、日々の忙しさを充実感と勘違いし、自分という個の在り方を意識することもなくまた考えることもなく、人生を送ってしまっているのではないか・・・本書を読んで、触発され行動するもよし、懐疑的になるもよし、唯、自分の生き方について意識的になれる機会を本書は与えてくれることは間違いないでしょう。



ドキッとしました
開業する予定の自分にとっては非常に示唆に富んだ内容でした。
いくつかキーワードを拾ってみました。


1.「30歳から45歳を無為に過ごすな!」
この言葉には「ドキッ」としました。

私の30から40までは、ほぼ資格試験を取るための準備に費やしてきたわけです。
この間、毎日勉強していたわけではありませんが、
精神的には「勉強しなくては」、という脅迫観念に駆られていました。

そして、40から45までは、独立するための準備期間です。

やっと来年開業です。自分が属している業界の高速道路を走っているか否かは
よくわかりませんが、
自分なりには一所懸命にやってきました。

予定していた以上に資格という山頂に到達するのには時間がかかりましたが、
いよいよ独立という、段階にきたので、無為には過ごしていなかったのでは、と感じています。
 
2.「見晴らしのいい場所(vantage point)へ行け。」

この見晴らしのいい場所とは、自分にとっては資格をとった後でしょうか。
これから何を自分の強みにしていこうかと思い、本を読んだり、
セミナに参加したり、と種々のことをやっています。

正直、この作業は楽しいですね。新しい世界を知ることができました。

3.「高速道路を降りてけもの道をいく」

 高速道路を走って、見晴らしのよい場所に到達した後は、
さらに高速道路を疾走し、その先の渋滞に到達してさらに高みを極めるか、
身に付けた専門性を生かしつつ総合力を活かし、
道標のないけもの道に行くのかの決断に迫られるそうです。

 私の場合には、一人で開業するので、けもの道を行くことになるのでしょうか。
これは、自分にしか生み出せない価値を定義して、
常に情報を発信し、
自分の価値を理解してくれる人から対価を得て生活していく作業だそうです。

 まさに、自分はいまこの段階に直面しています。
非常に迷っていますね。正直なところ。自分の売りを何にするか。

4.「正しいときに正しい場所にいる」
 誰かの心に印象に残し、大切なときにその誰かから誘われる力なのだそうです。

 これを実現するには、情報発信力、行動力、勇気、スピード感、コミュニケーション能力等、
多岐にわたるのだそうです。

 インターネットにより、物理的な地理の遠い近いの要素が相対的に小さくなり、
より、けもの道が歩き易くなっていると述べているのでしょう。
自分もどんどん、情報発信をしていかなければ。。と感じました。

けものみちを行く
梅田氏のけものみち論を読んで感じたことがある。

 インターネットによって我々は従来一部の人しか得ることができなかったパワー=無限の知識と多数の同胞を得ることができる。そのとき自分はどんな生き方をしたいのか?

 20世紀のヒーロー像がスーパーマンをはじめとする特殊な力のヒーローであるとすれば、21世紀は集団知識のヒーローが出現する。

 その根底にあるものは「ナンバーワンよりオンリーワン」と歌い、けものみちの生き方を日本中に示した「世界に一つだけの花」をつくった槇原敬之の名曲「THE GIFT 僕が一番欲しかったもの」の精神である。わらしべ長者のように人間関係を豊かにすることが「正しいときに正しい場所にいる」ことにつながることは小杉俊哉著「ラッキーをつかみ取る技術(光文社新書)」を思い出させた。

 その参加者は「自助の精神」を持つべしとある。田坂広志著「なぜ、働くのか(PHP文庫)」の中で、人生の砂時計の落ちる音を聞きながら最後の瞬間まで「答えのない問を問い続けることだ」と通じるところを得た。

 つまり、インターネットワールドにより、従来は一部の人しか得ることができなかった生き方(歌や本にあるような経験)が、誰もが、それを望めば現実化できる時代が目前に来ていることを梅田望夫氏は読者に開眼させる。

けものみちは個性豊かな私達に新たなヒーロー像をもたらす道ではないか。

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