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デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)

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デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)

タイトルに帯に本書のポイントが集約されている
 タイトルにすべてが表れている。タイトルはデッドライン仕事術。その答えがサブタイトルとして「すべての仕事に『締切日』を入れよ」と書かれている。
 もう少し詳しく言うと、デッドライン仕事術のポイントは2つある。1)毎日、「お尻の時間」を決めて働く、2)すべての仕事に「締切日」を入れる。これが、表紙の帯に書かれている。「この二つは、『就業時間も仕事も、すべて締切を設定する』と一つにして言い換えることもできる。」という。
・「仕事というのは、息が詰まるほど集中して取り組むべきものだ。」
・多くの場合、仕事で良い結果を出せない人間は、「いい人」なのだ。
・教育で人材なんか育たない。
・リーダーとは、常に自分より「下」に目線を向けて仕事をする立場。
・プロセスまで含めて「情報を共有化」することで、現場の判断力を上げる
・デッドラインに遅れたり、進んでいる方向が間違っている仕事があったら、上司は徹底的に介入しなければいけない。
 別の出版社からほぼ同時期に上梓した本とテーマは同じであるが、自己の経験からの引用部分がほとんどかぶっていないため、両方読んでも損した気分にはならない。

デキる社員のノウハウをまとめた本
仕事を効率的にこなすためのノウハウが仕事術としてまとめられている。
自分にとって一番印象に残ったのは
「仕事は発生した瞬間に取り組むことで、一番、効率が上がる」
という仕事術であった。
明日からでも早速実践していきたい。


残業も減らず、成績も上がってこないチーム全員必読
全員が一生懸命仕事をしている(つもり)でも、一向に成績も上向かない
そんなチームは、1回全員でこの本を読み合わせしてみては?
何かヒントが見つかり、何が間違えていたのか見えてくるはず

「仕事で結果を出せない人間は『いい人』なのだ」
「教育で人材なんか育たない」

など、それを言っちゃうか的な発言もあるが、

「本来は相手に仕事がさせることが目的なのに、うっかりすると論争に勝つことが目的になってしまい、相手を徹底的にやっつけてしまいかねないのだ」
「部下が順調にすすめている仕事を上司がコントロールしようとするのは、絶対に慎むべきである」

といった、この本の内容を実践しようとしたリーダーが、陥ってしまいそうな注意点も書いてくれてある

いずれにせよ、この本に書かれていることの実践で救われるチームは日本中に有るはずなので、一人でも多くのビジネスピープルの目に触れて欲しい本である


小学校で習ったこと。
 吉越という経営者への興味で本書を 新大阪のエキナカの本屋で買った。

 まず僕が男だからかもしれないが 前に勤めていらしたトリンプという女性の下着会社に関して基本的に知識が無い。従い その製品がどのように優れているのかに関しては 言葉通り「外野席」にいることしか出来ないという事情がある。従い その会社の凄みが解らず 実感が湧かない点は否めない。
 但し トリンプの早朝会議は有名であるし その即断即決ぶりは 賛否両論あるとはいえ 十分注目に足るとは考えてきた。自分自身 結論と決断が遅いことを考えると 吉越という方の意見は大変勉強になるからだ。

 二点目としては 会社の辞め際が潔かったという印象が強くある。あれだけ カリスマ経営者と言われていただけに 公約通り辞めるのは 中々簡単なようで簡単ではないと思う。
 ただし 多くの名経営者や名選手が自らの進退を誤り 結果として晩節を汚したケースは幾らでもある。それを考えると 辞め際とは一つの勝負時であり この吉越という方は その点では鮮やかであったと思う。

 本書には 奇抜なアイデアや 革命的な意見は見られない。「仕事に締め切りをもとう」という主張は 小学校の宿題と同じことだ。
 ただし そういう簡単なことを地道に続けることは難しいのかもしれないという気が 読んでいて段々してくる点が本書の徳である。

 しかし 小学校で言われていた事は 中々簡単で難しい事が多かったのかと今思っている。中年になっても 小学校で言われたことが出来ないことがいくらでもあるわけだと。これはこれで謙虚に捉えたい。

 吉越というお方は 今後教育界あたりで発言が増えられるのではないかとふと思った。


自分の職場に照らし合わされば・・・
確かにこの合理性は日本が遅れをとった何かなのだろうと思う。日本の会社は確かに帰りずらい。そして、定時に帰ろうとすると「やる気がない」と思われるきらいがある。確かに仕事がつまっているときもあるだろうが、そうではない時も多いし、ともかく会議一つをとっても、グダグダ仲良しグループの相談会議みたいなところもあるし、「早く結論を出して、ともかくやってみて、駄目だったら、軌道修正」という観念が日本にはないのかもしれない。“いい人”と呼ばれる人が仕事ができないというのも、現実には真実だと思う。

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