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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

ただ自分で楽しむために遊ぶだけ
 ノーベル物理学賞受賞者ファインマンによる自叙伝である。常識にとらわれず何事にも自由な発想で人生そのものを謳歌した前半生が描かれている。
 「僕という人間は『教える』ということを離れては、どうも生きてゆけそうにない。教えてさえいえば、万が一僕のアイデアが干上がって、ゆきづまってしまっても、『少なくとも僕は生きている。少なくとも何かをやっているんだ。少しでも役に立つことをやっているんだ。』と自分で自分に言ってきかせることができる。これは心の支えみたいなものだ。」
 「僕はここに至って新しい悟りみたいなものを開いた。僕はもう燃え尽きたローソクみたいなものだから、もう決してたいした成果もあげられないだろう。僕はこの大学で楽しみながら授業をする結構な地位にある。これからはそれこそ娯楽のために、『アラビアンナイト』を読む調子で気の向いたときにその価値なんぞぜんぜん考えずに、ただ物理で遊ぶことにしよう。」ちなみに、著者がノーベル賞をもらう発見をしたのはこのあとのことである。

愛すべき学者
ファインマンは、まさに「世界一受けたい授業」の先生やね。

ノーベル賞学者らしからぬ本
思わず笑ってしまいました。
なんて彼はお茶目な人なのだろう、と。

文中には若干物理的な用語が出てきますが、
あくまでも話の例的にしかでてきませんので
軽く流してしまっていいです。
むしろ楽しめるのは彼の少年時代と学生時代でしょう。

なぜなら、
素直で、かつちょっといたずら好きな
ほほえましい一面が見られるので。
特にMIT(マサチューセッツ工科大学)時代のお話は
必見です。

ファインマンの自伝が文庫になった
ファインマンの自伝が文庫になった。
物理学の教科書といえば、ファインマンのが分かりやすい。
そのわかりやすさの源泉がこの本から伝わってくる。
せっかくこの自伝を読んだ人は、ぜひ、ファインマン物理学も読んでみてください。
ちょうど、高校2年生が読んで、理系に進もうと思ってもらえるのが一番嬉しい。
お子さんが高校生ならぜひ、買って居間になにげなく置いておいてください。

ファインマンに会ってみたかったなあ
大学時代に、ファインマン物理学の本のわかりやすさに感動しました。その物理学の教科書に、ファインマンがボンゴを叩いている写真が掲載されていましたが、その背景もこの本を読んでわかりました。この本のエピソードの一部については、ファインマンの肉声のCDも発売されていて、通勤車内で聴いていると思わず笑ってしまい、でもとても勇気をもらいます。間違っていることは権威者にでも間違っているというファインマン、一方で、誰にでも暖かい思いやりを持っていたファインマン、彼のレター集を併読することによって、ますますその人柄を愛さずにはいられません。

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