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とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)

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とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)

ラストは一読の価値あり
空中戦の描写は迫力満点。
広大な空を舞台にしたスケールが大きな戦いを、非常に臨場感のある文章で描けている。
機銃掃射を紙一重でかわすシーンなど、手に汗握らずにはいられない。

反面、他のシーンの描写については粗さが目立つ。風景描写や心情表現はどこか月並みなものが多い。

特に気になったのは、主人公の飛行士と次期皇妃の会話。やたらとフレンドリーなのである。
「身分差が障壁となる恋の悲哀」を描きたいなら、もっと身分差を感じさせるような描写が必要だろう。
流民上がりの飛行士が次期皇妃を呼び捨て(!)にして親しげに会話しといたあとで、
心の中で「自分にはそんな資格が無い・・・」などと思っても説得力が無い。

それにセリフがたまに下手な戯曲の邦訳みたいな、ぎこちないものになっているのも気になる。
皇妃の上品さと飛行士のかしこまった態度をあらわしたかったにしても、
もっと普通に会話で使われそうな言葉を選べなかったのか。
一度声に出して彼らの会話を読んでみれば、その不自然さは瞭然である。

ただ、この作品のラストはそんな不満をたちどころに払拭してくれるほど、美しく、感動的なものである。
最後のシーンは背筋が震えた。このラストが読めただけでも、この本を買った意味はあると感じさせてくれる。

素晴らしかった!
口コミで高評価を得ていたので買ってみました。

ストーリー的にはさほど独創性はなく、王道と言うべきもの…
ですが、だからこそストレートに素晴らしい。

息つく暇もない空戦シーンも大きな魅力の一つなのですが、特筆すべきは物語のラストシーンだと思います。
読み終えた後、暫くの間二人の主人公の未来について想いを馳せないでいられませんでした。
これほど心に何かを残す作品には、なかなか出会えないでしょう。

戦闘機乗りのロマン
大変、完成度の高い作品です。
ジャンルとしては、大空のロマンと、身分違いの恋、ですかね。
千変万化する空中戦や、二人の過去と心模様など、物語は牽引力に満ちています。
その完成度は最後の締めに至るまで隙が無く、文句無くお勧めです。
お子様にもお勧めです。
まあつまり……
惜しむらくは毒や破綻が無さ過ぎる、という唯一点でした。
無難すぎます。そこが-1点です。後は満点なんですが。
とにかく空を飛ぶ物語が好きだ、という人にお勧め。
余談ですが、アニメ『ラストエグザイル』の強い影響が見て取れますね。

もっと読みたい
全2,3巻構成であればもっと読み応えが有ったと思いますが中々の良作です。
某サイトで絶賛されていたので読んだのですが買って良かったです。
敵中翔破の描写は読者の不安や期待を煽り立てる要素が多分でここだけでもかなりの読み応えがありますが、任務完了後の二人を描いた数十ページが素晴らしい。
それまで積み重ねたページが二人の結末の描写をより上へと押し上げている。
しかし私見としてこの二人の結末は不満です、互いの生き方を全うし繋がりが確かな物であったのは良いのですが単純で理想的な幸福とは呼べないのではと。
解り切っていた結末ですがそれが悔しい、この結末ならもっとページを割けば更に良作に成ったのではとつくづく感じる次第。
物足りないので外伝でも良いので出して貰えないだろうか・・・、天ッ上側の話とか。
色々書きましたが手放しで薦められる良作、そうそう後悔するには至らないでしょう。

爽快感!
普段あまりライトノベルは読まないのですが、たまたまここのレビューを読んで読んでみようと思い購入。正解だった。
読後、面白かったというよりも、まず先に清清しい爽快感に満ち溢れた。
海を舞台にしたという関係もあるかもしれないが、全体を通して空の蒼さ海の蒼さが際立ち、読者を退屈させない風景描写がまた良かった。

主人公と皇女のラストシーンについては異論があるかもしれないが、自分のなかでは最高のハッピーエンドだと思う。読者にアウトロを委ねる締め方も嫌いじゃない。

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