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街場の教育論

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街場の教育論

教育に向かう時に読む本。
市場主義からのモジュール化、それから起きる自己責任に付随する、関係性の欠如と陥って行く罠を指摘している。私はこれから教育問題に関わっていくが、どうしてもこの「個人主義」からくる思考の罠に気をつけなければならない。自発性(内発的動機)はここでも指摘されている。

教育は競争に向かない。そう思います。

街場だからこんなもんか
 教育に悩む現場教師として読みました。どうして子供たちはこんなになっちゃたの?どうして「起立」と言われるとのろのろ立つの?日々絶望の淵で教育をしているものとしては、即解がほしかった。でも、この本は与えてくれなかった。
 教育というのは惰性の強い営みであり、このような状況にしてしまったのは、親、行政、教師、社会、すべての子供を取り巻く環境が責を負うのだから、すぐにどうこうというのは無理であるという。やっぱりな。その正直さがさわやか。皮肉ではない。
 時間はかかるけど、やっていくしかないよ。教師は、しらっとした生徒相手に、理想を語り、外部への離陸を促すのだ。やるっきゃないのだ。

筆者のバランス感覚と、頭の中での作業がどちらも好きだ。教育にかかわる人はぜひ読んで欲しい。
大学でのゼミから文字おこしをし、それに加筆した本で、筆者の授業を受けているような楽しさがある。
教育と、就職と、ビジネスの関係性とか、かなり納得できる論旨で、筆者の考え方って「まとも」だよなぁと強く感じた。
大学教授という、教育のプロであるだけに、このお題にはついては言いたいこと、考えてきたことが沢山あるんだろう。
そうした深みも感じることができて、楽しい読書だった。
教育にかかわる人、子どものいる人にぜひ。
その他の「街場」の本も、どんどん読んでいってみようと思った。
そして、筆者の本を読むといつも主のだが、こういった知的作業を自分の頭の中きちんと作り出すことができるような人間に成長していきたいなと思う。
筆者のバランス感覚も好きだ。健全だと思う。

またか・・・
ウチダ先生のトンデモ講義録第2弾。

(…という簡にして要を得た1行レビューを書いたら、掲載してくれなかったので加筆)
相変わらず、不見識と論理の飛躍やすり替えに満ち溢れた、「これを講義というか普通…?」と言いたくなるほどの放言記録集です。
取材費ほぼ0円で製作した本が1600円で売れるんだから、著者も出版社も笑いが止まりませんね。

偉そうに教育論を説く前に、そもそも著者の教育者としての実力や自覚の程はどないやねん、という議論があっていいと思います。こんなコウギをたれ流しているようではね。
まぁ大学にとっては、客寄せパンダとしての役割が大きいのでしょうけど・・・。

内田先生の持論はスガシカオさんの「午後のパレード」
自分が何故そのゲーム参加するか、そのルールは何か?そんな疑問を持ちつつ立ち止まることなくゲームに参加すること、できるようにすることが教育の大切な役割。教師を支持し、如何にオーバーアチーブさせるか、そして生徒の智への興味を如何に引き出すか。これに関する持論を村上春樹さんのダンス・ダンス・ダンスを引用して解説するくだりがあります。スガシカオファンの方はこの文章でスガさんの「午後のパレード」を想うでしょう。「午後のパレード」は街場の教育論だったのですね〜。

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