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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

想いが届きますように。
京都。大学。童貞。
森見ワールドです。

この想いが届きますように。
好きになれば、どんなことでもがんばれます。

最近のヒット
最初は独特の文章に慣れるまでがちょっと時間がかかったのですが
そのうちに乙女さんとその先輩2人、それにまつわる人たちが大好きになります。

後半はどんどん引き込まれていって私もこの世界に住めたら!!と思いました。
文章が独特なので好き嫌いは分かれるかもしれませんが
私は京都の雰囲気に良くあっていると思いました。
とてもいい小説だと思います。

オモチロイ
ファンタジーです。
表紙とタイトルの可愛らしさに惹かれて手に取り、読んでみればまあ内容も可愛らしいこと。

他の方のレビューでも書かれている通り、文体がとても特徴的です。前時代的といいますか、明治、大正あたりの語り口調ですので慣れるまでは時代設定に「??」となっておりました。
携帯やメールがアイテムとして登場してくることから現代であることが窺えますが、もはや時代なんていつでもどうでもよくなってくるから森見氏は恐ろしい。
登場人物の言い回しには終始にこにこ、時に爆笑させられます。が、表現がサムいと思うか愉快と思うかは評価の分かれるところかもしれません。(もちろん私は後者ですが)

どこか飄々として、ただ流れるように生きる登場人物たち(とりわけ黒髪の乙女と樋口くん)がとても魅力的です。
基本的に本は一度しか読まない私ですが、この本はこちらがどんな精神状態でも受け入れてくれるので重宝しております。

コミカルで少し不思議,そして甘酸っぱい恋物語
06年10月の単行本を文庫化した作品で,第20回山本周五郎賞の受賞作でもあります.

全四章の章仕立てになってはいますが,それぞれが一話完結の連作短編となっており,
男子大学生の『私』が春に『乙女』にひと目ぼれ,夏秋を経て結末となる四章の冬まで,
ラブコメのようでありながら,『和』と非現実の空気が入り混じる少し不思議な物語です.
(コミカライズもされているので,イメージがつかみづらいならそちらでの補完もおすすめ)

『私』の屈折した,そしてちょっと仰々しい物言いはいささかクセのあるところですが,
なんでも生真面目に,それでいてどこかとぼけた感もある『乙女』の様子はかわいらしく,
同じような表現,言いまわしが繰り返されることで,世界観や物語が強く印象づけられます.

また四章までの春夏秋冬,季節感あふれる描写は舞台の京都の町とも相まってとても美しく,
なんとも言えない素朴で甘酸っぱい結末には思わずにんまりと,そしてホッとしてしまいます.

巻末には,漫画家の羽海野チカさんによる『かいせつにかえて』(感想イラスト)があります.

文体に特徴有り
この文体に馴染めるかがポイントです。
ウッと来る人も我慢して読み進めると、はまります。
私もそうでした。
分岐点は50ページくらいかな。

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