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ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

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ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

クリスマスが近づくと読みたくなります。
この本と「飛ぶ教室」は、クリスマスが近づくと読みたくなります。
多くの方が感想を書かれていますが、好き嫌いはともかくとして、一度は読んでみることをお奨めします。大人になってから読んでも、若い時分に読んでみてもどちらでも構わないと思います。
私は高校時代に読んでみたのですが、当時は何が面白いのかさっぱり分からなかったです。。
裕福な家の神経症気味の少年が何かぐずぐず言っているだけなんじゃ?という感じでした。
ホールデン君が、妹を見ながら急に幸せを感じ、雨に濡れながらずっとそこに立たずんでいたという場面は、大人になってから読むとはっとします。

「中二病かな」っと思ったらこの小説。
中二病を描いた作品。中二病についてはネット上で調べてもらえればいいが、ようするに思春期特有の自意識過剰や他者への過剰なまでの批判癖、殊更偽悪ぶってみるものの結局行動せずに軟着陸したりする、そんな痛々しい心の病。本作においても主人公は寮を飛び出した後、さんざん友人の悪口を書き連ねた後にその友人に泣きついたり、最後は兄に似ずしっかりものの妹のところに転がりこんだりと、偽悪的である一方で必死に人とのつながりを探し、疎外感を埋めていこうとする中二病特有の行動を描写している。
 もしかしたらこの小説を楽しめる人間は未成熟で幼い人間なのかも知れない。私も大学生にもなって重度の中二病患者なので今でもこの本を読むと胃がキリキリする。偽悪的な行動や攻撃的な言動、一方で必死に人にかまってもらいたがる習性などは読んでいる途中に思わず辺りを見回してしまうほどのインパクトを受けた。「中二病かな?」と思ったら是非この本を。(ちなみに最後の方で引用の形で出てくる「未成熟な人間の特徴は理想のために高貴な死を選ぶことである。一方で成熟した人間は理想のために卑小な生を選ぶ。」という言葉は今でも最高の名言の一つであると思っている。)


好き嫌いが分かれそう
1951年に発表された小説で、その砕けた文体やきわどい言葉づかいから当初はアメリカで発禁処分になったりしている。ジョンレノンを暗殺した犯人が愛読していたことでも有名。

とりあえず好き嫌いが分かれる内容だな、というのが率直な感想。
欺瞞にあふれた大人社会を拒絶する青春小説といった見方ができる一方、単に社会からはみ出しているふりをしているだけの甘えくさった主人公に飽き飽きしてしまった部分もある。

自分が年を食っただけなのか。

でも最後のフィービーとのくだりではちょっと優しい気持ちになる。

うじうじする芸術の極致
優れた小説の多くは、物事の考え方を増やしたり、勇気を与えてくれたり、
或いは、今後の人生をどう生きていくか等について一つの指針を与えてくれたりする。

この小説によって、そういった何かしらの叡智が増すことはなかった。

自分に明確なアイデンティティを持って生きている人にはこういった
ウジウジした主人公はイライラさせられると思う。

一般社会からはみ出している行動ゆえに、一見アイデンティティを持っていそうに感じるが
全くそうでない。社会からはみ出しただけ。

あまりに有名な作品なので読まざるを得ない。

気に入る人と全くダメな人に分かれる作品。

最初の1ページ目の語り口調テンポが気に入った人はじっくり読んで、
そこが無理だと感じた人は速読でいいと思う。
大した出来事は起こらないので速読の場合は超スピードで読むことになってしまう。

期待が大きかった分
村上春樹が訳した名作ということで期待して読んだが、今ひとつ乗り切れないままに終わった気がする。契約等の問題でかなわなかったという解説を読んでみたい。内容は、思春期の子なら思うであろう身の周りのあらゆることへの反抗で、痛快なところもある。

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