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ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)

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ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)

一気読みしたい
もうすごく発行ペースが遅いのは仕方ないとあきらめました。
でも読むたび続きが気になってしかたない。
これから話が大きく動いていきそう!なところでつづく…
もうこれ、一気に10巻くらいまとめ読みしたいです!
4巻で一つの山場を迎えたと思うんですが、そこからまた淡々とストーリーが進んでいる状態で
これからおこりそうな山場に期待感がもりあがってきます。
エウメネスの、狂気的で頭が良くてひょうきんで優しくて痛々しくてかっこいい
もう完璧なまでに魅力的なキャラクターにやられています。
内に秘めたる狂気をたまにかいま見せるところがたまりません。
そのくせ大口がはーっとあけて呆れたり笑ったりするんだよね。
表情の落差は岩明先生の特長ではあるけど
エウメネスにはこの絵がぴったり嵌ってると思いました。

えーーーーー!!!!
ちょっと待ってよ!!
へファイスティオンの解釈がそれ????

いや!だめだろそれ!!!!
日本的に言ったら、義経と弁慶と言うか、信長と池田恒興と言うか・・・むしろ家康と本田正信?

・・・それは駄目だって!それはありえないだろ!

いやもう!面白いよ!
ただ、どう転がすつもりだよ!わけわかんないよ!先読めないよ!

ネタバレになるから言えないが、アレクサンドロスの生涯を知っている人には、それは有り得ない展開。

あー!!もう!!どうするんだよ!!!
・・・でも、岩明氏の過去の実績を知っているから星は5つにせざるを得ない・・・
『裏切られた!』『わけわからん!』
そう思った時こそ、次が抜群に面白いんだよなあ、この作家は。


馬を見よ!
ヒストリエ6巻は、仕事や馬術の修練に勤しむエウメネスを中心にマケドニアという国の成り立ちを紹介する前半と、ミエザにてアレクサンドロス王子と学友達を紹介する後半からなる。

5巻のカルディア編クライマックスから一段落して、次の舞台と人物の紹介のためやや落ち着きを見せるストーリー。
だが史実ではアレクサンドロスの僚友であったヘファイスティオンの扱い一つで、死体の一つも出すこと無く岩明均らしいグロテスクな神話的妖しさをすでに醸し出している。
”鐙”の伏線回収や偏執的にアレクサンドロス母子に現れる蛇のイメージなど、小さなエピソードもページ数を割いて(時間をかけて)丁寧に描くゆえに、読者は続刊を待ち焦がれる苦しみも背負わねばならない。
個人的には実に味のある脇役としてディオドトス書記官が目についた。

だがしかし今回の見所は馬だ。
表紙でアレクサンドロスに付き従う僚馬ブーケファラスに始まり、あちこちの場面で躍動する馬の肉付きから毛並みの一本一本まで実に精緻に描きこまれ、馬の足運びも気持ちも手にとるようにわかる。
そうしてリアリズムを追求した先にある美が単行本のあちこちに散見される。
各エピソードでも馬が関連していることから、岩明御大は恐らくこの巻で馬を魅せようと描き方を研究したに違いない。
漫画でなければ味わえない視覚的な幸福を味わっていただきたい。

岩明均に期待するもの
 「終わった・・・」厳しすぎるかも知れないが、読後の率直な感想はこれだった。もちろん決して悪くはない。水準は超えているしそれなりに面白いとも思う。だが、ここには以前の彼にしか出来なかった、深刻、繊細な心理描写は見られなかった。
 ディープな心理描写。私が岩明均の作品に期待するものはこれである。例えば、かつて「寄生獣」で描かれた48話「ただいま」。この6巻には、そういった描写が殆ど見られなくなってしまった。ストーリーは流れているのだが、それが残念。話を進めるには、そうするしか無かったのかも知れないが・・・。

 2巻の「トラクスの戦い」、3巻20話の少年時代のエウメネスの「よくもだました」と云う叫び、21話のエウメネスを見送る奴隷カロンの慟哭。あの辺がピークだったようにも思う。


 遊牧民族スキタイは、世界で最も勇敢で誇り高く、そして残忍である・・・。


 岩明均がようやく見つけた一つの答えであるこのテーマはどこに行ってしまったのだろうか?

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それぞれのキャラクター達が、各々の理念・信条・思惑でうごいており、それらが絡み合う様が秀逸。

いたるところに伏線が張られていて、「なるほど」「まさか」と読んでいて思わされます。新刊が出る度に、1巻から改めて読み直すとニヤリとする部分も多々。


他の方も書いているように「単行本」の発売間隔が長いので、「購入忘れ」や「重複買い」を防ぐためにもamazon等でのネット購入がお勧めです。

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