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ちはやふる(9) (Be・Loveコミックス)

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ちはやふる(9) (Be・Loveコミックス)

現代学生事情になぜ詳しい?
マンガというのは、とかくフィクションじみたものであり、創作という名のもとにありえない事実が描かれることが多いです。

しかし、この作品に関してはそういったフィクション臭さがなく、とてもリアリティがあります。
この9巻から新1年生の部員が登場しますが、これがまた「現代の女子高生」がリアルに描かれています。
作者の方はいまだに若々しい感性をお持ちなのか、とても感心させられます。

内容はこの巻も文句なしです。
早く10巻が読みたいです。

競技かるたと同じく疾走感が欲しいところ。
冒頭こそ「ちはやふる」の魅力で始まるけれども、競技かるたのオーラがガクンと落ちたという印象。
前作と比べたら上滑り感が拭えない。
クイーンの激太る設定理由がそもそも?です。アイスの食べすぎだとしても!!

とはいえ新たな一年が始まるという事で、進級。下級生が新キャラとなって登場。
学園モノとして王道パターンは免れないけれども、そんな奇抜な性格キャラでなくともいいのになと思いました。特に男の子、筑波くんは徐々に本性をあらわして周りを驚かせていく方向がよかったな…。顔が地味だから。
女の子は、正直ウンザリな設定でしたね…。ラブハントは欲しくない。が、この娘っこの台詞には驚きました。「百人一首なんて恋愛の歌ばっかりじゃないですか」!!!―――確かに。

レギュラー陣が個々の目標を表に出して走り出した、というのは9冊目では遅いかなという印象もありです。太一なんてもちっと早く新や千早に追いつこうっていう焦り感あっても…。
かなちゃんは少し予想通りでした。読手を目標に見据える設定が。
あ、村尾さん。なんだかとてつもなくとってつけたような感じが…そんないきなり復活ですかい!!

この先急展開するとしたら、千早の耳、かなーと考えてみたりもしてます。
かるたに「耳」は大事ですよね。

中だるみかな?
名人・クイーン選から次の高校選手権までの間のつなぎ感が否めない今作でした。
これまでにももちろん新キャラはでてきたわけですが、今回の菫ちゃんは一味違いますね。
「ちはや〜」のメインキャラはほぼ全員がかるた馬鹿(程度の違いはありますが)という中で、恋愛馬鹿の彼女がどこまでストーリーに入り込めるかなぁと少し心配です。
彼女の目線はかるたをよく知らない読者目線に近い気もしますが、だからこそ解説キャラに成り下がってしまいそうな。
それともこれから彼女もカルタ馬鹿になっていくのかな?
ちょっと無理があるかもしれませんがそれはそれで楽しみです。
わたしはこれまでに比べると今巻は失速したなーと思いましたが、
今は山あり谷ありのなかの谷の部分なのでしょう。
その分、次巻への期待も膨らんでいます。

まだまだ先が楽しみです!



分岐点、あるいは里程標的な巻
千早たちは二年生になります。新入生という新しい風が入ってきたり、
五人ばらばらの個性で緊張が生じましたが、
千早のかるたへにたいする想いのパワーもあいまって、まとまりつつあります。
だから、みんな、『ちはやふる』を読んでほしいです。本当にさわやかな気分になります。

スポコン要素のある漫画は、試合に負けてイチから…となったりすると、
ペースダウンと感じて離れていく読者もいるかもしれません。(杞憂ならいいですが、、)
『ちはやふる』も、八、九巻で分岐点、もしくは里程標に突入したのを感じました。

恋愛要素が少ないといわれていますが、その要素は新入生がもってきて
盛り上がっているので、そうきたか!と(笑)

千早が、入部希望者にイチからかるたを教えていて、新鮮な反応が返ってきます。
『ちはやふる』の一巻を初めて読んだ時の、感動を思い出してしまいました。
だから、もう個人的にお気に入りの巻です!!!

女帝の宮内先生と原田先生も、あいかわらずいい味出してます。

表紙は毎回楽しみになってきました。巻末の四コマ漫画で
表紙待ちしているキャラが並んでいて、面白いです。(でも、美形優先!?)

流れの変わる9巻
ここまでクイーン目指して一直線で進んできた
ストーリーが、新入生の登場でググッと変化を見せる。
一枚岩だったかるた部に意識の違い、大事にするものの
違いが表面化して、一寸ハラハラさせられる。

このマンガが競技かるたマンガというだけでなく、
青春部活マンガだったんだな、とわかる巻。
後半で大江、西田、駒野が見せる、それぞれの
真剣な表情、セリフが印象的です。

ちはや以外の活躍も読みたい!という方には特に
おすすめ。今後の展開がさらに面白くなることを
願って☆4つにします。

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