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君たちはどう生きるか (岩波文庫)

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君たちはどう生きるか (岩波文庫)

誰しもが出会うべき名著
この本は,日中戦争のはじまる直前に,当時の少年少女向けに書かれた道徳の本です.
軍国主義に染まりつつあり,出版や言論の自由が奪われつつあった日本にあって,人間社会の今後を担う少年少女に「偏狭な国粋主義や反動的な思想を越えた,自由かで豊かな文化のあることを」伝え,彼らの「人類の進歩についての信念をいまのうちに養っておかなければならない」との考えから書かれたものです.

私は,本文より先に読んだあとがきにつづられていたこの理念に,深く感銘を受けました.本文を読み,自分自身の生き方を見直させられることしきりでしたが,このような強い思いの上に書かれたものだから,ここまで心に響くのでしょう.

この本は,15歳の少年「コペル君」を主人公とした物語形式で書かれています.「コペル君」の身の周りに起こる出来事や「叔父さん」との対話の中で,生きる上で大切なことを学んでいく.私たちは「コペル君」とともに,大切なことを学ぶことができます.

私は,今後をどのように生きたらよいのかということに迷っていました.何か手掛かりとなるような本がないか,とAmazonで検索したところ,本書に出会うことができました.Amazonと,皆さまのレビュー,その他もろもろに感謝しなければなりません.

いい大人になって言うのも恥ずかしい限りですが,この本は,大切なことに気づかせてくれました.世界の見え方が変わりました.どのように生きたらよいか,大きなヒントをいただいたように思います.
「人はどのように生くべきか」ということを真正面から説いた名著.おそらくこれから先ずっと,座右の書として持ち続けるでしょう.

子供の頃、出会えて幸せでした
親に勧められてだろう、小学校高学年の時に読んだ。

説教くさい題名に嫌悪感を感じたが

物語のコペル君にすぐに共感し、楽しく読めた。


特に、“自分が世界の中心だ”と思っていた幼児時代を過ぎ

“自分は世界中にいるたくさんの人間の、ほんの一人に過ぎない”

と気付いて呆然とし、歩道橋の上から人々を眺めるコペル君のシーンに

自分も同じように呆然とした記憶がいまだに焼き付いている。


他のレビュアーによると大学生などでも楽しめるとのことだが

個人的にはコペル君(15歳)より下の子供に、是非読んでもらいたい。

素晴らしいです。
あと10年早く読みたかったです。
”叔父さん”よりも年上になって、やっと出会えました。

青春時代だけではない、
大人になってからでも起こりうる(大人になってからの方が切実)さまざまな事柄について、

”背筋をシャンと伸ばしなさい!!”

と背中をバシっと叩かれるような思いがします。

分かってはいるつもりだけど出来ないこと、
学んだはずなのに忘れていること・・・・

”理想”への道標となってくれる本だと思います。


本当に
 本当に素晴らしい本です

 解りやすいようで、奥が深い 

 しかし、理想論者にこの本は危険です、特に権力を持ったね

 でないと何でもできるといって、何もできなくなってしまうよ

時を越えて伝わる言葉、“どう生きるか”は英雄の真似をすることではない
 “どう生きるか”或いは“生き方”という言葉に関して、80年代からこれまでは“古代中国や戦国時代の英雄に学べ”とビジネス雑誌(その典型はプ○ジ○ン○)などが声高に叫んでいたこともあり、余り良いイメージを持つことは出来なかった。それでもまだ高校時代に読んでいた文庫本にはそうした“強い者の真似をしろ、そうすれば成功する”との言葉は一言も出てこなかった。前者が成功譚(サクセスストーリーに彩られた手柄話)を目指しているのに対して、この本は“社会の中で生きること”の意味を静かに語り、或いは読者に問い掛けてくる。だから決して“答えは一つ”としてそれを押しつけることなどしない。
 例えば地方の過疎の町で医療に携わる若者やベテランの医師、海外で農業技術の普及と支援を目的としてその場に生きる人々などは“名も無き人”であることは明白だろう。
 社会の中で生きることは“人と人との関係”において生きることであり、決して自らの成功や満足のためにすることではない。“自分の出来ること”で相手が喜んでくれればそれに越したことはない。今から15年前、日本のある都市を大規模な地震が襲い6000人を越す人が命を落とし多くの人が生活を失った時、先ずその場に駆けつけて身を惜しまずに支援活動に携わったのは名もない人達であり、その後の震災では事ある毎に“あの時に助けて貰ったから今度は助ける側に回って何かしたい”との思いがこの国を変えつつある。

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