ブログトップ >> 月別[ 2008年06月 ]

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

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蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

さすがプロレタリア文学の名著!
 さすがプロレタリア文学の名著ですね。とても80年前の作品とは思えないリアリティーがあります。また、読む者をグイグイと作品の中に引き込んでいく力があります。

 派遣労働者の差別や貧困、過労死の問題等に見られるように、確かに、この作品が多くの若者や厳しい労働環境の中にある人々に受け入れられる社会的環境が今の日本にあります。
 しかし、それだけでなく、小林多喜二の『蟹工船』が、現代の若者にこれほどまでに読まれている理由としては、やはり、『蟹工船』という作品の文学作品としての優秀性があるのだと思います。小林多喜二は、格差社会と貧困を生み出す本質を鋭く見抜くと共に、そうした現実と人間はいかに向き合うべきかということを、まさに優れた文学作品として描いたのです。だからこそ、『蟹工船』は80年という時代を超えて、現代にまで読み次がれているのではないでしょうか。

 余談ですが、新潮文庫の『蟹工船』は、昔の版よりも、活字も大きく、とても読みやすいと思います。また、文庫の表紙も、とてもインパクトがあります。

時代は繰り返す
プロレタリアとか共産主義という言葉に憧れをもったことはありませんが、組合がない職場でのフリーター、強者のための規制緩和によるジニ係数0.5超え、などの現在の社会問題を考えるとき、良き参考になる本です。ハラハラして吸い込まれるような文体は、文章を書く者にとって参考にしたいものです。小樽の町を文学としての視点から旅をしたら面白いでしょう。

現在も搾取はあるなー
共産主義を信じるわけではないが、資本主義はいつでも労働者につらいものだと思わされる一遍。現在のワーキングプアにも通じる作品。

文体が古くて読みにくい。内容は良かった。
オホーツク海に浮かぶ船の中… そんな密室で行われたパワハラと、それに団結して立ち向かう労働者の話。読み慣れない古い文体で、情景が描かれた最初の数ページを読むのが苦痛でした。で、修羅場にさしかかった真ん中編から読むと、すんなり入れました。後から「マンガ蟹工船」という本が出ている事を知って、そっちにしとけば良かった…とも思いました。

現在も繰り返す「蟹工船」の世界
 過去に何回か読もうと本書に挑戦したが、船上での暴力を伴う過酷で劣悪な労働条件の下で働く者の血と汗と、船内のリアルな描写による不潔で、悪臭がただよってきそうな気配に、読書欲がそがれて、挫折を繰り返した。

 本書の内容は、カムチャツカ沖で操業する蟹工船上を舞台に、貧しい出稼ぎ労働者たちが、常識を超える悪条件の下で労働を強いられ、かつその彼らに暴力を振るう現場監督の労務政策の耐え難い限界に抗して、なかば自然発生的なストライキに立ち上がる物語である。
  
 暴力的な労務政策は別として、今日の低賃金と無権利状態の派遣労働者・アルバイト社員などは「蟹工船」に近いか、類似した職場環境で働いていると思われる。

 長時間労働や成果主義が広がる中で過労死・過労自殺が後を絶たないのが現状であることが、それを物語っている。つまり、本質的には80年前の日本の資本主義と今日の資本主義の真髄は変わっていないといわざるをえない。

 本書は80年以上も前の古典だ。しかも用語解説も付されていないし、当て字も多く読みづらいと思うのだが、それでもこの古典を読み、いまの厳しい労働環境を変革しようとする若者が大勢いることは心強い限りだ。

 今回は彼らのエネルギーに勇気づけられて、私もやっと読み終えて、名作だと実感した。


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テニスの王子様 42 (42) (ジャンプコミックス)

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テニスの王子様 42 (42) (ジャンプコミックス)

王子様達の闘いの終わり
いよいよ最終巻となりました。本当に今まで、白熱した試合と笑いをありがとうという気持ちです。個人的には、復帰した幸村部長の試合が最後の試合となったことが嬉しかったです。(やっぱりリョーマに負けてしまいましたが…)立海ファンなので正直もっとライバル高の活躍が見れたらと思ったりしますが…、主人公の学校だけでなく、他校にも多くの魅力的な登場人物を編み出してくださった作者に心からお礼を言いたいです。テニプリは原作こそ終了したもののテニミュ、OVAとまだまだ続きそうです。これからもファンであり続けます!

ありがとテニプリ ありがとコノミ
途中休載もあったけど、42巻もだれずに展開もマンネリ化
せず続いた(突き抜けた?)事に拍手。
途中まで単なる腐女子向け作品だと敬遠していた自分に
サムライドライブを喰らわせたい。
テニスが好きな人にも格闘技が好きな人にもギャグが
好きな人にもイケメンが好きな人にも、とにかく
漫画好きな皆にオススメしたい愉快痛快COOLな
物語でした。
許斐先生こそが天衣無縫。次回作も期待しています。
でも腰、大事にして下さいね。

ギャグはギャグでしかないという事
ギャグ漫画はおもしろければいい、メッセージ性なんて必要ないってことだよ

最高峰ギャグ
笑わせてもらいました。イップスで五感が失われたりテニスボールが真っ二つに裂けたりと、予測不能な試合が最後まで見れて本望です。
一番のツッコミ所は手塚が「青学の柱になれ!」とリョーマに豪語したにも関わらずアメリカへ行ってしまった事でしょう

王子伝説
本当にこの作者はすごいな。あの有名な王子伝説を作りだしたのも
この漫画が影響らしいぞ。ハンカチ王子にはみかみ王子そして同じ
テニスの何か忘れたがいたな。これからも増えそうだしな。
本当に素晴らしいな。だだ42巻で終わりは縁起が悪いな。
どうせなら51とか55とかイチローやゴジラの背番号で終わって欲しかったな。
最後に続編は出すなよ。こういうのは続編出すと期待外れに終わるからな。
翼君がいい例だろ。それにかっこ悪いしな。スラムダンクみたいに続編を出さずにビシっと終わるのが本当の男ってもんだな。頼むから続編は出すなよ。


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たった3秒のパソコン術―読むだけで別人! さらに「仕事が速い自分」「頭の回転が速い自分」 (知的生きかた文庫 な 30-3)

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たった3秒のパソコン術―読むだけで別人! さらに「仕事が速い自分」「頭の回転が速い自分」 (知的生きかた文庫 な 30-3)

コマンド、ショートカット類
パソコン術ではなく、Windows操作術である。
基本的にWindowsに固有の操作(コマンド、ショートカット)の一覧である。
知的な生き方かどうかは不明だが、知っていて損なことではない。
慣れることが習うことになる。
読んで覚えるか、身の回りの達人から習うかは自分の選択。
頭の回転とは関係ないかもしれない。
ps.
頭の回転に付いてこれるキーボードのタッチタイプ(見ずに打つ)速さの方が大切かもしれない。

チリも積もれば
シュートカットを集めただけの本であるが、使いこなすことで時間の短縮ができるであろう。
自分がよく使うものだけを10個覚えるだけでもパソコン仕事の長いひとなら15分〜30分節約できそう。今までも類書があっただろうが、よく売れているだけあって実際の使い方等内容が分かりやすい。

まあまあ
特にショ−トカットの操作などを簡単に説明されている。
こんなんが欲しかった、こんなのが知りたかったと、ちょうど私の欲しいものを書いてあったので星3つ。

初心者向けの本!!気軽に読んでみては。
内容は、ほとんどがショートカットキーをまとめたものになっている。
日常的にPCを使用している人は物足りなさを感じるのではないだろうか?
おすすめユーザーとしては
@たまにしかPCをさわらない。
Aショートカットキーを知らない人。
B普段、ショートカットキーを使っているが、もっと活用したい。

値段が値段なので、電車の中で読んだり、デスクにおいておくのもよいかも。


たった3秒!?うっそだぁ〜〜
最近は数字入れた書名が多いですよね。数字を入れると妙な説得力が生まれるそうです。

3秒の小ネタ集なんですが素人やパソコン詳しくない人や独学で学んだ人は絶対に気づかないよな〜と思わせる技ばかり。PC導入しているご家庭に1冊というくらいこれ1冊だけで少しPCストレスが軽くなるんじゃないでしょうか。

PCオタクは眠い内容なんだろう。普段PC使い慣れてる人でもここまでことを駆使して操作しているんだろうか。まずは書店などで中身をパラパラお浚いして、使えると思えば購入しPCの前に置いておくだけ。やっぱり読みながら使うのが一番身に付きます。

手に覚えさせるのが一番!ということでこれは体感書なのである!オススメ!

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仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書 や 5-1)

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仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書 や 5-1)

諸事情で読まざるをえなかったのですが
こういった本を趣味として読まれる方には面白いのかもしれないのですが
正直な感想を言うならば「アホか!」という出来
意思の弱い奴はしないし、強い奴はする。
それにいちいちネチネチと理由を付ける本、と思った

もしもニートが何故働かないのか?という本を見たら恐らく読むまでもなく
「うるせぇ!甘えた事言ってねぇで働け!」と思うハズ
それと同様に「うるせぇ!いちいち理由がなきゃ筋トレすらできんのか!」と思う
まぁそれを言っては身も蓋もないかもしれませんがね(笑)

身体を鍛えよう
現在仕事から帰宅後に週3〜4日フィットネスクラブに通い身体を鍛えている(1年半継続している)。
このため、なぜ身体を鍛えることが重要であるかを丁寧に解説している本書を読んで、モチベーションUPに繋がった。
本書は身体を鍛える際の技術的な解説ではなく、その基礎知識に重点が置かれているため、初心者でも分かりやすい内容であると思う。
また、体を鍛えることでメンタルな面も非常に強化されるということは私自身も実感しているため、是非ビジネスマンの方々には読んでいただきたいと思う。時間をかけて鍛えるだけの見返りは充分期待できる。

注意点
一つだけ本の注意点を書かせて頂きます。運動をする時間帯ですが、「エクササイズは寝る前が最も効果的」との記述がありますが、これは間違いです。
寝る前は、自律神経の副交感神経優位の時間帯ですが、運動をするとこれが、交感神経にかわってしまいます。これを継続的に行うと眠れない→うつ病となる可能性が高いですので、気をつけてください。日中に激しい運動をした後、寝付けない経験をお持ちの方は多いと思います。同じ理由になります。
運動の時間帯については、医学界、プロスポーツ界でもいまだに、定義がはっきりしていません。私からすれば関係者の怠慢と思っています。
実際の運動時間帯としては、起床後から睡眠2,3時間前までです。本田直之さんの本にアメリカでは、ビフォア9、早朝の運動が流行している旨書かれています。日本の運動は、アメリカの研究をもとに、常に10年ぐらい遅れて、改良されますが、そろそろ、アメリカ依存でなく、日本が引っ張っていく時代になってもいいと思います。できれば著者には私のコメントを読んで頂き、勉強しなおして頂きたいです。


体育会系ビジネスマン必読書
タイトルを見て何だか怪しげな本だな、と思いはしたが意外とまともだった。
トレーニング方法よりもどうやれば続ければいいかをまとめてある。
しかしながら、ワークアウト(workout:原意は頑張ってやり遂げることの意)、
筋トレを継続出来る人は体力もあり、困難に耐えるガッツがあるから
仕事ができる人という単純な論理。
まあ、著者自身が陸上自衛隊、つまり陸軍出身で体育会系の最たるものだから、読む前から
予想できるオチだった。
軍隊式や体育会系の業種、会社勤めで体力勝負のビジネスマン(ホワイトカラー)にとっては奮い立たせてくれるだろう。
最後にこの本、最近のメタボ、フィットネス、パーソナルトレーナーブームに
乗じて出てきたような痕跡があるので、鵜呑みにしないほうが賢明だ。

トレーニングに必要なのは「きっかけ」と「継続」
この本はトレーニングを始める、続けるための一冊。
というのは、トレーニングは継続せねばならんから。
本書はそのためのヒントが載っておる。

ちなみに、タイトルは、
●トレーニングできる→継続できる→セルフマネジメントできる→ビジネスできる
ということで、キャッチーに仕立て上げた感がします。

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3万円の元手で月商1000万円! 初めてのネット輸入&販売

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3万円の元手で月商1000万円! 初めてのネット輸入&販売

分かりやすいのですが・・・
終始分かりやすく書かれており、内容は満足いくものだと思います。
ただ、もうすでに輸入をされているかたやヤフオクをされている方には物足りないかもしれません。
ただ「やってみよう」「できそう」と思わせてくれる内容であり、そう思わせる本はなかなかないのも現実です。
稼ぐ…儲かる…などで散々煽って全く内容がないものもありますが、
この本は違います。知識としても読んで損はない本です。

特に目新しいことは書かれていません
個人輸入に関しての簡単な説明と、ヤフオクなどに出品する際の
ちょっとした知識について書かれているだけなので、
副業をこれからはじめてみたいとこの手の本を初めて買う方ならともかく、
すでにネットで商売を始めている方にとっては既知の事がほとんどです。
良く言えば「一冊で輸入とヤフオク出品についての知識が学べる本」
逆に言うと「どちらに関しても中途半端」な本になっています。
個人輸入に関して知りたいのであればそれに特化した本を、
ヤフオク出品のテクニック、小技を知りたいのであればヤフオクに特化した本を
購入するべきでしょうか。

他の方のレビューを見ていると、この本のみレビューされている方が多いのは
この本がネット取引初心者向けということの証拠ということでしょう。

本当に英語ができなくても大丈夫
輸入に興味が有り、色々な輸入本を読んでみましたが、内容が難しかったり、敷居の高さに諦めていました。しかしこの本を読みすすめていくうちに、私も出来る。と思いました。内容も解り易く、商材の探し方から、実際の輸入まで丁寧に記載されています。英語に自身がなくても大丈夫出来る、と思いました。

輸入ビジネスなら
この本を見て、輸入をはじめてもいいカナと思いました。
輸入って、面白そうです!

知らない事が沢山ありました。
私自身、森先生の会員で輸入を学んでおりますが、この本にはコンサルティングでも聞いた事がない内容が結構ありました。

輸入ビジネスではソコソコ成果を上げておりますが、やった内容といえば本当に本に書かれている内容くらいです。この本一冊があれば、そこいらの情報商材なんかよりすぐに結果が出せると思います。



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出逢いの大学

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出逢いの大学

期待外れ
普通のサラリーマンが人脈をつくる!
「エビちゃんみたいなかわい彼女を作りたい!」「起業してお金をたくさん稼ぎたい!」
筆者はあらゆる目標に対する不安を「本物の人脈」をつくることで解消できると言っています。
その発想、普通のサラリーマンからという視点に期待して、購入してみましたが、実際のテクニックに関しては、予想範囲のもの。
もっと具体性と実践的なコツがほしかった。また、出会いの場として上げられるのがイベントやSNSなどありがちなものばかりだったのが残念。様々な出会いの場や日常をいかに出会いに変え、そこからどう発展させるか知りたかった私にとっては物足りない本でした。

人脈観
作者なりの人脈観、人脈の作り方が述べられてます。

途中の挿絵も面白いです。

『普通』のサラリーマンに向けた『人脈の作り方』親切マニュアルといった感じ。



人脈とは何か?
著者の千葉さんは人脈について

「表面的でビジネスライクではない、もっと深くて人間的つながり」が人脈であるという。

そんな人脈を作り上げる心構えや方法がたくさん詰まっています。

経営者脳を鍛えるための入門的であり実戦的な本ですね。

サラリーマンだけでなく誰もが役立つ人脈本です。

特に僕に衝撃だった部分は、「実録NG人脈な人々」です。

メルマガ強制配信な人、2時間しゃべりっぱなしな人、すぐにお願いな人、空気が読めない人・・・

肝に銘じます。

見返りを期待せずに与えなさい
人脈作りのコツは見返りを期待せずに与えることだそうです。そして人によって態度を変えないことが重要だそうです。著者が堂々とノウハウを公開しているのは、この本を読んで実行する人間は数パーセントに過ぎないと考えているからでしょう。イラストもセンスがよく笑えます。

さらっと読める、出会いの講義
『出会いの大学』。
通常、表紙には「著者・○○○○ イラスト・××××」などといった風に記載されると思うが、この本は
「講師・千葉智之 落描き・中川ミナ」…という風に記載されている。

これが、確かに、そのとおり。

本文は、講師の口語体で書かれていて、出会いの大学、全50講座あるが、1講座4〜5ページ、1〜2分で読める内容となっている。全体で2時間もあれば十分読めるだろう。
書いてある内容の如何はともかく、講師が言いたいことは頭に入ってくる。
結局、人脈術に近道はなく、一つ一つの出会いを大切にし、自分自身を魅力のある人間にすること、に尽きるわけだが。

個人的には、落描きが「落描き」でなかったら、もっと評価が上がった。
画風・作風・内容の好き嫌いも問題でなく、その挿入方法だ。

大学講義中に描いたノートの落書きをイメージしているのだろうが、落書きが各講義毎に1ページ描かれている。
章末(講義末)だったり、大きさを調節したりすれば良かったのだろうが、せっかくの講師の話の流れが完全に分断されてしまう。
最悪なのは「図2のとおり」とか言っている図がそのせいで別のページに配置されてしまっていることだ。

大学の講義中、近くの席の学生の私語が邪魔でイライラしたのを思い出した。
その私語も当事者には有用なものだったであろうし、この落書きも講師の好みど真ん中のセンスなのだろうが、講義中にこんな落書きをゆるし、容認する講師の講義には、迫力と説得力が欠けてくると感じた。

一期一会的な人脈術を説くなら、講義の”生徒”=読者…にも最善を尽くしてほしい。自分の人脈のイラストレーターの起用を優先するのではなく。
講義の補足となる図説だったり、花を添えるイラストであったりするのではなく、イラストレーターの起用ありきだったのではないか?

イラストの画風・センスは私も好きです。誤解なきよう。

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金色のガッシュ!! 33 (33) (少年サンデーコミックス)

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金色のガッシュ!! 33 (33) (少年サンデーコミックス)

堂々完結かな?
「ガッシュ」もいよいよ終了ですね。
伏線の張り方などが最も上手く作品のピークだったのは「石版の魔物編」で
「ファウード編」では迷走も見られ、最後の「クリア編」では頭脳戦の余地の無い
パワーインフレやクリアの登場自体がブラゴ以外のキャラの一掃役な節があったりと
(キョンチョメの退場が良かった分、ティオやウマゴンはイマイチ?)
作品としての粗もありましたがガッシュと清麻呂の友情を軸にした物語として
昨今のサンデー長期連載作品の中では一番、纏っていたように思います。
雷句先生、お疲れ様でした。

お疲れさまでした
当初はもっと早く終わらせる予定だったそうですが引き延ばしでもシナリオとしてはそれでも綺麗に纏まってると思います。
最後まで心が熱くなる展開、時には感動や笑いを提供してくれました。これは師匠である藤田和日郎の漫画と似ている気がします。



本当にありがとう
LEVEL:320の11、12Pのガッシュと清麿の言葉の無い所が印象的です。
あの中に清麿の切ない想いがきっしり詰まっています…。

小学生の時に始まったガッシュ。
アニメを毎週楽しみにしていたガッシュベル。
とにかく感動、感動、感動でした。

最後という実感がまだありませんが
ガッシュはとてもすばらしい作品だと思います。
本当に雷句さん、すばらしい作品をありがとうございました。

ありがとう、ガッシュ
学生時代に出会ったガッシュもいよいよ最終巻。
最終巻を手にとって、こんなにもページを捲る事に重みを
感じた作品は久しぶりです。
表紙を捲って、まず目に入るのはガッシュと清麿の出会い。
ここから始まったんですよね。

クリア戦での今まで戦った魔物たちが協力してくれるシーン。
本が『金色』に輝くという作品のタイトルにも入っている言葉が
使われれば、いよいよ最後なんだ・・・という実感が沸き、ここで
既にうっと来ていたのですが、やさしい王様を目指すきっかけと
なったコルルが誰かを守る力も持っていたという救いに、涙が。

そして、卒業式。
学校に向かうときの一緒に行きたいや、清麿を見つけたときに
嬉しそうに騒ぐ姿。らしいなぁと。
ガッシュと出会わなければ、清麿がこんなに清清しい気持ちで
卒業を迎えることは絶対に出来なかった。
ガッシュの「せいぎのみかた作戦」があったから、こんなにも
友達が出来、学校に価値を見出すことが出来た。
ガッシュのおかげで迎えられた卒業式。
これを別れに持ってこられては、声を出して泣かずにはいられなかった。

『やさしい王様』
今、世界が目指す形もこれだと思う。
民のことを思うトップがいれば、その国はきっと素晴らしいものになる。
この世界がやさしい世界になって欲しい。

ガッシュ、清麿、本当にありがとう。

見方しだい
バトルマンガとして見ればクリアとの決着は、強大な力に挫折した主人公がさらなる強い力をご都合主義的に手にいれて力押しで倒すという大してひねりのない平凡な決着に見えるでしょう。しかし見方を変えれば魔界の皆のために頑張ってきた主人公の思いに皆が答えたという必然的で当然な成り行きの結果なのです。全てを否定し消滅しようとする者に対し全てを受け入れ守ろうとする者、それらの決着が個人だけの力でつくわけがありません。心の力、絆、やさしい王様、という。複数のテーマを描き切った秀逸なラストだったと思います。雷句先生の今後のご活躍を期待しております。

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勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

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勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

最高傑作!
 怒濤のごとくでてきている勝間本ですが、この本は今までの最高傑作なんじゃないでしょうか?

 普通、本を出せば出すほど二番煎じになっていくもんですが、ここへ来て一番本質的な本が出でてきました。今この時期にこの本を出版することもずっと前から勝間さんの心の中で計画されていたことなんだと思います。(凄いヒトです。本当に)
 
 あらゆるビジネスマンのバイブルになりうる本です。!

出し惜しみがない
 勝間さんの本にはいつも刺激され、読後にはいつも何か新しいアクションを起こしています。どの本も本当に刺激的です。
 どうして刺激的なのか「効率が10倍アップする新・知的生産術」でも感じていましたが、今回、この本を読んで、それが明確に分かりました。それは、勝間さんの著作に対する考え方にあると思います。
 
『良書というのは、のちのち実生活で役に立つフレームワークをいかに私たちに残してくれるか、伝えてくれるかというのがポイントになるのだと思います。』

 読者の立場に立ち、役に立つ情報を惜しみなく提供してくれる勝間さんの姿勢が上記の一文に見事に集約されているではありませんか。
 
 この本を読んでもたくさんの刺激をいけましたが、今回は、フレームワークの基本であるMECE(ミッシー)の意味が非常によく飲み込めました。また「言語力」の項では、言葉の持つ機能を実に見事に説明してくれ、言葉の重要性を認識させてくれました。
 「言葉というのは、他人の体験を追体験するために存在します。」という文も刺激的です。言葉とその意味を知るか知らないかで、自分の中に再現できるものが変わってくるのです。たくさんのフレームワームを持つ重要性がよく分かる本です。
 
 勝間さんには、これからも活躍してもらいたいですね。
 
 

珠玉の名著!!
待ちに待った新作。
発売と同時に購入しました。

これまでその手のノウハウ本は読んできたつもりですが、
この作品には「フレームワーク」のエッセンスが全て
詰め込まれているといっても過言ではありません。
なによりこの作品自体が完璧な「MECE」に基づき
記述されています。
5回ほど読み返し、ようやく自分でも「ビジネス頭」を
創れました。

この内容で税込み1680円は安すぎます。

次の作品がどんな内容になるのか今からワクワクしています。

惜しむらくは、帯は無いほうがもっと売れるでしょう(笑)


ためになります
ネットで購入後、本があまりに分厚く読む気にならずに数日おいておいたのですが(勝間さんすみません)
読み始めたらおもしろくて、一気に読み終えました
1600円という値段を考えても内容がとても濃くて、これを実行したら自分が確実にレベルアップできるだろうと思います

勝間さんがこの本を出版しなければ、自分では知ることはないであろう「フレームワーク」、すごくわかりやすく書いてあります。
「フレームワーク」について本を読んでいる、勉強している人は、物足りないかもしれないだろうけど、金融にかかわりのない普通のOLである私には、外資系の人はこんなことを学んでいたのか、と目からウロコでした
ブログ作成、今以上に本を読む、その他にも本に紹介されていた事やってみます

期待をちょっと抱きすぎた
正直かなり期待をして、読んでしまいました。ページ数は多いのですが項目も多いため、1項目あたりの内容が薄いような気がします。もともと論理思考と水平思考の2項目で出版する予定だったのであれば、そのままの方が良かったのではないでしょうか?できることなら、思考の見える化部分をもっと掘り下げてほしかった。MECE・ピラッミッドストラクチャーのところで、(お金は銀行に預けるな)の例1題というのが残念でした。本を通じて理解するには、例題がもっとほしい気がする。やはり、ブログのEブックを購入するしかないのだろうか?貧乏サラリーマンには厳しい・・・。費用対効果が気になる。

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毒になる親―一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)

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毒になる親―一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)

虐待は増えたのか?
最近、「虐待は増えた」と感じるようになった。マスコミの主張も「子どもから抜け切れない親による・・・」とあるが、実は奈良県のデータによると虐待の70%は30代なのだ。
30代???
そう、大の大人が虐待をしている。
それに恐らく虐待は以前からずっとあったものだ。
核家族化の中で「レフェリー役」が消え、歯止めがなくなって一線を越えだしたと言うことだろう。
つまり警察が関わってくるレベル以前のものであれば、子どもに身体的、心理的悪影響を与える「悪い親」は昔からくさるほどいたということだ。
ただそれが「家族だから」と見過ごされてきたに過ぎない。

「親」と言うものをきちんと捉えた意味では非常に重要な本だと思う。
「親=無償の愛を持った存在」と言う価値観は崩壊したのではなく、最初からなかった
と言えるのではないか。
これから親になる人も、親である人も、親と仲が良くない人も
必読の書。
心理学的に言えば、「サイモンズの親の養育態度」において、
親子の関係では「バランスの良い存在がベスト」とされています。
私がイメージする理想の関係は「学校の先生対生徒」のようなものでしょうか。
現代の日本人は、かまいすぎ型か無視型に偏り過ぎと思います。





心が悲しく、寂しい人に…。
この本を読んで、なぜいつも胸の奥に怒り、悲しみ、寂しさがあるのかが、わかった気がしました。本のセオリーどうりにいかなくても、自分の中の膿を出せた気がしました。解決は困難だけれども、自分の中の何かが変わります。その過程は、苦しく、悲しいけれども、自分を取り戻すには、前に進むしかないと思います。まわりの誰にも理解されなくても、この本を読めば、苦しんでいるのは自分だけではない事がわかりました。どう対処するかはさて置き、苦しんでいる方は、ぜひ読んで欲しいです。

参考
苦しみ抜いた時に出会った本でした。
母の言いなりから、反発して、反抗する勇気になりました。

孤独感、理解しあえない、淋しい、でもどうにもならない。

心理状態がわかった時、生きやすくなりだしました。

因果応報ってこういうことなのかも。。。。
もし自分の不幸をお祓いでなんとかしようとか、祟りとか、見えない何かのせいにしてた人、
もしくは現在してる方がいらっしゃっるなら是非見ていただき一冊だと思いました。

自分を知るために、自分の親を理解するために、大切な子供を健全に育てるために
深く考えることができた、とてもすばらしい書籍でした。

諸悪の根源
私は5年前、家族と絶縁しましたが、未だに両親の呪縛に苦しめられています。
そんな頃に出会ったのがこの本でした。
私の両親はまさにこの本のとおりの両親でした。

些細な事で子供だった私の胸グラをつかんで殴り、泣きじゃくる私の顔を更に殴る父。
母はそんな私を助けるでもなく知らん顔。
そんな父も私が中学に進学する頃には浮気相手の元へ逃げていき両親は離婚。
母子家庭となったが、強さの意味を履き違えた母は父の時と同じく些細な事で私の顔をよく
殴り、殴った後は決まって家庭内シカト。最大1ヶ月も口を利いてもらえない事があった。
気に食わない事があると布団たたきで大腿部をぶたれた事もあった。
母の暴力は私が30歳をすぎても止む事はなかった。
私の言い分などばかばかしくて聞けないというスタンスだった母。
私がどんなに必死で母に本音をぶつけても返ってくる言葉は「しゃらくさい」。
気がつけば、殴られるのは私が悪い、家庭内シカトされるのは私が悪い、全ては私の
為なんだと自分で言い聞かせる私がいました。
そんな母に対して疑問に思わなかった私は今から思えば完全に母からマインドコントロール
されていたと思います。
訳のわからない理由で私の給料を全額搾取。ホステスのアルバイトまでさせて平気。

挙句にはソープランドで働けと嘯く母。

ようやく母の異常性に気づき、家族との絶縁を決意し、自ら消息を絶ちましたが、
今でも父と母の呪縛が苦しいです。
そんな中、ようやく出会ったこの本。
解決の糸口になった気がします。


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のぼうの城

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のぼうの城

ピンチのときは不器用なヤツがカッコいい!
一気に読みました。寝不足になりましたけど。

乱世を舞台にした歴史ものだが、
堅苦しさや小難しさといったものはなく、とても読みやすい。
そして何より、魅力ある登場人物の人間模様のアンサンブルが
にぎやかで楽しく惹き込まれてしまいました。

戦国ものが好きな人はもちろん、
戦国に興味のない人にも手にとってもらいたい痛快な作品です。
弱小大名だった成田家やその家臣団のことも詳しく知ることができるし、
敵方の三成や大谷吉継も新鮮なキャラクタで描かれているのもいい。

個性豊かな登場人物のなかでは、
剛強でやさしく周囲からは過不足ない猛将と思われているが、
実はその裏で繊細な面を併せ持ち、少々ネガティブな成田家家臣、
正木丹波守が気に入りました。

新しい器に古い酒
”漫画”のような、とこの作品を評する方がいらっしゃるが、まさにその通り。漫画世代に影響を受けた次世代の歴史小説であろう。司馬遼太郎や、宮城谷昌光のようなものこそ、歴史小説と考える方には、チト受けいれられ難いかもしれない。私は、むしろ歴史小説でこのスタイルをとったことを高く評価している。史実に基づいてないという反論もあるようだが、これは小説です。過去に起こった本当の史実など、誰にも分からぬ中、”史実”を求めるのなら、歴史の学術論文を読まれるとよいでしょう。

物語の展開こそ、ハリウッド映画ばりのテンポで読者を飽きさせず読ませるスタイルだが、訴えたいことは実に、いい意味でオーセンティックで真摯。「強いものが弱いものをなぶるのが道理として通る世の中は許せない」今の社会で痛切に響くテーマだからこそ、売れたのだと思う。テンポの良さだけであったら、同じようなものはいくらでもあろう。凡百のものと比して、当書が際立っているのは、筆者の強い思いがあるからではなかろうか。

閑話休題。実は、この本の主人公はのぼう様ではないのでは、とも思っています。脇役として描かれている正木丹波こそが真の主人公ではないかと。のぼう様が、ある種、神格化された人物として描かれている中、等身大の悩める人間像として非常に魅力のあるキャラクターとして光っているとも思います。

次作が楽しみです。

 良い意味でも悪い意味でも「漫画」である
 なかなか売れているらしい。
 確かにエンターテインメントとしてのストーリー性はあるし、一気に読める。しかし、小説としての完成度はいまいち。
 登場人物たちの時代考証を無視した言動(茶髪の武将が出てきそうな世界観である)が多々見られるが、これはもちろん意図的な現代風アレンジであって、そのことを批判するのではない。この手法は、若者にとっては司馬遼よりもスタイリッシュに感じられるだろうし、時代小説の裾野を広げるものであると評価できる。
 問題は、登場人物たちの描写である。彼らの『花の慶次』のような、つまり漫画のような描写がこの小説への感情移入を妨げている。なにより、主人公たる成田長親のキャラクターでありタレントであるところの「人間性」、つまり「将器」についての納得ある説明がされていないのが決定的に評価を下げている。語り部的役割である猛将正木丹波守のアフターストーリーにも同様のことが言えるが、初めに結論ありきの物語展開が強引で、一度疑問を感じて立ち止まってしまった読者を置き去りにしてしまう。
 さらに敢えていえば、日本文学が得意としてきた人物の心の陰影に関する描写が極端に少ない。これは、「表現のための物語」ではなく「物語のための表現」が優先され、物語そのものが目的化した結果であると言えよう。
 まあ、見方を変えて言い換えれば、スマートな展開で無駄がないとも言えるのかもしれない。してみれば、このあたりが「本を読まない」とされる若者にとって、読みやすく面白いと感じられる一因なのだろう。
 いずれにしても、私も若者の端くれだし、読み物としては面白いと思う。小説ではなく、漫画だと思って読むと良いだろう。


痛快かつ爽快
まず、表紙がいいです。自分も思わず表紙で買ってしまいました。
あまり深く考えずすらすら読むことができて、読後も爽快感というかいい気持ちに慣れる本です。




評判以上の快作
 わたしにとっては、武州忍城を舞台としたものといえば、
『十一人の侍』(工藤栄一1967)という映画以来かもしれ
ません。もっとも、本書の時代はだいぶ遡って16世紀の
後半、戦国時代の末期ではあるのですが。
 読み終わって、暑いときに少しビールを口にしたような
清涼感とわずかな体のぬくもりのようなものが残りました。
分量も適当で、ストーリーも正攻法のものだったからだ
(簡単な地図と登場人物の一覧があると、もっとよかった)
と思います。
 もう少しその理由を考えると、まず攻める豊臣方(特に
石田三成の胸の内)と守る成田方を対等の立場で交互
に描く構成、判官びいきをモチーフとして、数千の力で二
万三千の軍勢の攻撃をしのぐ意外性のあるプロット、最
後に登場人物を漫画チックに戯画化して、描き分けてい
ることでしょうか。何より、登場する人々がいずれも前を
向いていることが、読む者のハートを熱くするのだと思い
ます。
 本書の元は、城戸賞を受賞したシナリオで、帯には既に
映画化が進行中と記されています。どうしても大掛かりに
なり、ロケ地や製作資金の確保が難しいせいもあってか、
本格的な合戦ものといえば、黒澤のもの除くと『風林火
山』(稲垣浩 1969)、『真田風雲録』(加藤泰1963)、『雑
兵物語』(池広一夫 1963)あたりまで遡らないと先例がな
いようです。実現までにはいろいろなことがあるのでしょう
が、観ていてワクワクするような映画になることを期待して
います。


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赤ちゃん語がわかる魔法の育児書 (カリスマ・シッターがあなたに贈る本)

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赤ちゃん語がわかる魔法の育児書 (カリスマ・シッターがあなたに贈る本)

良かったです。
これから出産を控える身ですが、
赤ちゃんに対してのイメージがいま一つわきませんでした。
これを読んでいたら、なんか肩の荷が軽くなったような、
育児に対して楽な感じで取り組めそうに思えます。
出産前に読んでおいてよかったです。

ジイジからママへ
孫育ての書を捜していたら、本書に行き着いた。20の設問により、孫がABCDEのどのタイプか、どのような扱い方をしたらよいか分かった。他に、EASY法とか、SLOW法とか、ボデーランゲージとか、示唆に富む。
さっそくママに贈呈した! 

いろいろ読む育児書の一つとしてなら・・・
恐らく過去には異端、そして現在は王道を行く“シアーズ博士”とは
対極の立場にある本と言えます。
考え方が偏っているので、この本だけを読むのは薦められませんが、
たくさんのうちの1冊として読むのにはオススメです。

そもそも、育児というのは、1冊の本で間に合うほど単純ではないと
思います。
いろんな個性の子、いろんな家庭の事情があって、いろんな情報の
中から親は自分に合った方法を見つけて行きます。
その際の参考書としては、一つの方向性を示してくれると思います。

あと、出産後に「こんなはずじゃなかった!!」と嘆かないためにも、
妊娠中に読んで予習しておくのがいいかも知れません。
産後がいかに大変か、よぉーく書かれていますので。

読んで良かった!オススメです!
泣いてばかりで寝てくれず困り果てた時にこの本に出合いました。
赤ちゃんのボディランゲージや生活パターンなど参考になりました。
ウチの場合は眠れなく疲れ過ぎて機嫌が悪い事に気付きました。
疲れたらハイ&ローチェアを使って無理にでも寝てもらうようにしたら機嫌良く一日を過ごしてくれるようになりました。
子ども共にストレスがなくなり子育てが楽になりました。

生まなきゃよかったと悩んだら
 今、日本では、シアーズ博士の「赤ちゃんはお母さんとできるだけ一緒に。泣いたらすぐおっぱいを」という育て方が流行になっていると思います。素直な性格の子はきっとこの方法でハッピーな子育てができると思います。でも、うちの子のように眠るのが下手な子だったら、かんしゃくもちだったら、この方法はうまくいかないと思います。シアーズ博士も生まれながらにディフィカルトな子(育てるのが難しい子)がいると言っています。また、自由な時間も欲しいと思っているお母さんにもあわないでしょう。
 子供が3ヶ月の時ににこの本に出会って、現在8ヶ月になります。今では「落ち着いた子ね」と言われるようになりました。この本の言っていることはとてもシンプル。①規則正しい生活をさせる②赤ちゃんをよく観察する。「赤ちゃんだって先の予測がつかなければ不安」といった言われてみれば当たり前のことが、読む前はわかってませんでした。
 現在言われている育児の主流とはちょっと違います。できるだけ周りの人にもこの本を一緒に読んでもらうといいと思います。育児は大変。「赤ちゃんが泣いても悪いのは親ではない」という言葉に出会えただけでも、この本を買ってよかったです。
 眠らせ方を間違うと効果がうまく発揮できないので「赤ちゃんとママが安眠できる魔法の育児書」との併読をお勧めします。

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風の谷のナウシカ 7

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風の谷のナウシカ 7

生の残酷さ、美しさ、はかなさ、強さ
ナウシカの最終巻、クライマックスです。とてもメッセージ性があります。
行き詰ってしまった人類の限られた未来を補うべく、設定された「希望」が墓所の主によって明らかにされます。
ナウシカは、その人為的に決められた「未来」を否定して、生の残酷さ、美しさ、はかなさ、強さを肯定しようとしているとも感じました。
この作品から受け取るものは人それぞれでしょうが、心に残る名作であると思います。

コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
宮崎駿の審美眼の凄さを垣間見ることができる稀有な作品です。
たとえば腐海が戦争によって汚された大気や土を浄化している
という一点だけでも現代にも存在していることを当時宮崎監督は
知らなかったはずなのに、メタンハイドレートは地球環境の急速な
変化の緩衝材になっていたことも証明され、ガイアの発想と
同様に地球自身の生命活動の証をこの作品を書いていた時点から
推測されていたのだからこの作品はアニメ同様、自然破壊の
アンチテーゼとして京都議定書の胡散臭さを説明する傑作と言える
のではないでしょうか、最後まで読んだ人にだけ訪れる達成感は
緻密すぎる画と宮崎駿の思想そのものだからかもしれません!

映画とはまた別次元の感動にしびれました
 土鬼(ドルク)の聖都シュワの墓所には、どのような秘密が隠されているのか。腐海(ふかい)が生まれた真の理由は何なのか。そして、封印されていた秘密の意味するところを理解した時、ナウシカはどの道を選ぶのか。
 生命の存在、生命の慈しみ、光と闇の邂逅など、いくつものテーマがからまり合い、収斂していくシリーズ最終巻。巨神兵の扱いや、クシャナと父王との因縁の決着など、疑問に思うところもありました。でも、この世界を支えている設定の深さには、素晴らしいものがありましたね。この第7巻ではまた、映画『天空の城ラピュタ』とのつながりも感じました。
 さらに、名前は明かせませんが、ある人物の最期の場面が非常に印象深く、胸がいっぱいになりましたねぇ。シリーズ中でもそうそうない、白眉のワンシーン。涙が出てきました。
 映画もあれはあれで素敵だったけれど、コミック版はまた、ほとんど別の物語なんですね。腐海を中心にした世界、王蟲(オーム)の存在感、主要なキャラたちの性格設定の深みという点で、映画とは比べものにならない手ごたえがあったなあ。
 ナウシカやクシャナ、ユパなどとともに、魅力的な物語の旅ができたことに感謝。

再映画化の価値あり
庵野秀明はエヴァのリメイクを作る暇があったら、これを三部作で映像化しろと言いたい。もちろん、残虐描写はノーカットで。
そして、宮崎駿は息子とあのうっとうしいプロデューサーとともに三人で心中しろ。再映画化のために。

宮崎 駿の二つある頂点のひとつ
宮崎さんの頂点のもうひとつは映画「ルパン三世カリオストロの城」ですが、もうひとつはこの、マンガ「風の谷のナウシカ」です。

読んでいただくしか有りませんが、映画とは全くの別物と考えて頂いて良いと思います。

ストーリーも、人物描写も、そして最後のナウシカの到達点も、だからこそのカタストロフィも素晴らしいです。

ナウシカを嫌う女性の方は結構多いのですが、それは映画の影響だと思います。マンガでももちろん女性からあまり好まれるキャラクターではありませんが、説得力が違います、スーパーウーマンだけれど、スーパーウーマンになりたくてなった訳ではない立場や、誰かがやらなければならない何かを、あえて背負う事を。

あなたがおヒマで、宮崎 駿さんの映画に興味を持たれている方であるなら、男性でも、女性でも!オススメ致します。

汚れとは何かを、生きる覚悟を、最後に見られます。



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風の谷のナウシカ 1 (1) (アニメージュコミックスワイド判)

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風の谷のナウシカ 1 (1) (アニメージュコミックスワイド判)

普通の漫画ではないのでご注意
やはりアニメーターの方なので、絵コンテのような漫画。視線誘導など漫画家が意識して描く構図ではないので読みずらいでしょう。(たとえば浦沢直樹の漫画は読みやすいでしょ?)しかし、そんなことがどうでもよくなるくらい書き込まれた世界はすばらしい。複雑な物語は難解だが、なんども読ませるものになっている。

映画よりもさらに深く、強いものを感じる原作。素晴らしいですね
 1984年(昭和59年)公開のアニメ映画の原作。この第1巻収録の話は、「月刊アニメージュ」1982年(昭和57年)2〜9月号に掲載されたもの。話の太い流れは映画と同じですが(この印象は、第2巻の途中で大きく変わるのですが・・・)、映画にはないシーンがいくつか出てきます。さながら、一大叙事詩的物語の、水没していた氷山の見えなかった部分を見る感じ。ざら紙みたいな紙に描かれているのですが、話の展開がスピーディーな上にナウシカのキャラが魅力的なので、とても読みごたえがあります。頁をめくっていて、わくわくしてきます。
 映画にはなかった部分で印象的だったのは、王蟲(オーム)が人間に語りかける場面。テレパシーのようにして言葉を投げかけるのですね。「うわーっ。王蟲がしゃべってるぅぅぅ」と、一瞬びっくりしました。
 映画は確かによくできていて面白かったんだけど、この原作に触れると、その底に流れているものはもっと深く、そして強いものであることが伝わってきますね。心に強く響くものがある。素晴らしい作品です。
 それから、巻末に宮崎駿の「ナウシカのこと」というタイトルの文章が載っています。ナウシカのイメージのもとになったものとして、虫愛ずる姫君のことは知っていたのですが、実はもうひとりいたのですねぇ。エヴスリンの『ギリシア神話小事典』の中に記されたナウシカという少女。「そうだったのかあ・・・」ってね、思いましたよ。

宮崎 駿のもうひとつの頂点(私にとって)
宮崎さんの頂点のもうひとつは映画「ルパン三世カリオストロの城」ですが、もうひとつはこの、マンガ「風の谷のナウシカ」です。

読んでいただくしか有りませんが、映画とは全くの別物と考えて頂いて良いと思います。

ストーリーも、人物描写も、そして最後のナウシカの到達点も、だからこそのカタストロフィも素晴らしいです。

ナウシカを嫌う女性の方は結構多いのですが、それは映画の影響だと思います。マンガでももちろん女性からあまり好まれるキャラクターではありませんが、説得力が違います、スーパーウーマンだけれど、スーパーウーマンになりたくてなった訳ではない立場や、誰かがやらなければならない何かを、あえて背負う事を。

あなたがおヒマで、宮崎 駿さんの映画に興味を持たれている方であるなら、男性でも、女性でも!オススメ致します。

汚れとは何かを、生きる覚悟を、最後に見られます。

宝物
あの有名なジブリ映画の原作漫画であり、微妙に別物語(映画は1巻をアレンジしたもの)。
ストーリー展開、スケール、奥深さ、どれをとっても宮崎駿のどの作品にも勝っている。

1000年後の荒廃した世界で痛々しいほど純粋に、鮮烈に生きるナウシカの流浪の旅。
文明がある限り存在する自然との相克を、現在の自然<文明という力関係を自然>文明としてとらえなおし、希望の道を見いだそうとする。この作品を読んだ人は必ず映画より感動するはず。

そして予想をはるかに超える衝撃のラスト…、ジブリ好きには絶対に読んでもらいたい作品です。

お勧めです。
文明崩壊後の汚染された世界において、二大勢力の衝突を横に、一人の貴族の少女が、さらなる汚染や崩壊を止めようと動きながら、世界の謎に迫っていく。優れた物語進行。異界の構想、戦場の現実、上空での立ち合い等々卓越した描写。

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機動戦士ガンダムUC(4) パラオ攻略戦 特装版(MGユニコーン武器セットつき) (角川コミックス・エース 189-4)

福井氏の本領
私がファーストガンダムの伝説的エピソード「光る宇宙」を最初に見たのは、初回放映時だから約28年前のことになる。当時まだ小学2年生だった。そして2年後、更に解釈と描写を昇華させた「めぐりあい宇宙」を見た。それらを見たときの衝撃は、未だに言葉に出来ない。
 様々に形而上的な意味を象徴するであろう光の渦の中で邂逅するアムロとララァ。交わされた言葉の断片は、可能性と言うには余りにも茫漠としており、私は子供心にも「このアニメは、何か物凄いことを伝えようとしている」と直感すると同時に、それが何なのかを言葉にすることも明確な論理にすることも出来ず、ただひたすらに呆然としたことを、つい昨日のように記憶している。

 福井氏が、この「機動戦士ガンダムUC」を書こうとした最大の動機が、そのときに同様に感じたであろう「衝撃」、そして「示された可能性」に対して、青少年世代から現役世代となった今、何かしらの形で受け継ぎ、応えていかねばならぬという使命感に駆られてのものであったことは、様々な場での公式の発言で明らかになっている。
 前作である「終戦のローレライ」「Opローズダスト」の二作において、既に福井氏は「示された可能性」に対する強い気持ちを作品に込めてきた。この「ユニコーン」は、その二作に続く、福井文学の集大成となることだろう。(その意味では「ガンダム」だから、という理由だけで読むのは、勿体無い作品である)

 この4巻は、物語の根幹のテーマが福井節全開で語られる、前半の白眉ともいうべきクライマックスである。

 マリーダ・クルスとの刹那の邂逅と共感、バナージは「人間の可能性」を叫ぶ。アムロ・レイやカミーユ・ビダンが見たように、或いは折笠征人や丹原朋希が見たように、バナージが見たものも又、刹那の可能性に過ぎない。バナージも、その刹那であることの悲しさを一面ではわかっている。
 しかし、マリーダの優しさはバナージに希望を残す。「”それでも”って言えるお前は、いいと思うよ・・・」
 それが儚い「パンドラの箱」の希望であったとしても、ミネバ〜オードリーのエメラルド色の瞳と再びめぐりあう為に、バナージの旅は続くのであろう。

 この4巻では久しぶりに、「川の深さ」以来「亡国のイージス」「終戦のローレライ」「Opローズダスト」のクライマックスで常に味わってきた”福井節の熱”を、バナージがミネバに感じた”熱”のように、熱く感じることが出来て幸福な気持ちになった。
 しかし、まだ最後のクライマックスではないからか、「終戦のローレライ」の最後で、伊507の歌声を聴きながら涙が止まらず、泣きながら読み耽ったような心地までには至らなかった。是非、このユニコーンでも、過去の長編で涙と共に感じさせてくれた”熱い”クライマックスを描いて欲しいと切に願う次第である。


かい
MGのパーツ欲しさに買うのもあり。
しかし、小説も読んでみ、ほんまにオモロいから。

なんで安彦氏じゃないの?
バンダイの策略に躍らされてたまるかと思いつつ結局買ってしまいました。ユニコーンの出来がいいのでガトリング目当てで買って、ついでに小説もこれを期に揃えようと思ったのですが…なんで安彦氏じゃないの?と言う訳で小説はまだ読んでません。
最後に、シールドはガトリングに装着出来るようです。これでフル装備もOK!

福井節炸裂!
来ました福井節!バナージのリディへの台詞に持ってかれました。
実は3巻までにちょっとストレスがたまっていました。ここまで「活躍」といえるような見せ場がなかったバナージとリディ。それから過去作品のシーンをなぞる際の微妙なわざとらしさ。胸躍りつつもあざといような気がしていました。
でもそんな思いもあの台詞に全部すっ飛ばされました。これぞ福井作品!しかもガンダム!
ラプラスの謎やフロンタルの謎、もしやアンジェロってば...なの?そしてマリーダは..なんてことなども含めますます今後が楽しみになりました!
おまけにデルタプラス(もちろん完全変形!)やリゼル(もちろん完全変形!)のプラモデルも欲しくなりました!

相変わらず熱いぞ
相変わらず熱い福井節が炸裂しています。
想像を上回る悲し過ぎるマリーダの過去も、縛られた血筋を払拭しようともがくリディも、目が離せない展開です。
挿絵やら特装やら気に要らない方も往々居るようですが、正統なる宇宙世紀を継承してくれた福井氏には屈服するしかありません。

5/10有隣堂の福井氏サイン会には仕事をほっぽらかして馳せ参じます(笑)

追伸
サイン会行って来ました。福井氏に会えて感激しましたが、サインに描いてくれるハロが…
天は二物を与えずって感じです(笑)

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1の力を10倍にする アライアンス仕事術

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1の力を10倍にする アライアンス仕事術

嫉妬や嫌がらせをする人は自分が幸せでないからに共感
筆者は興銀からNTTドコモに転職しアイモードの成長戦略プロジェクトのメンバーとしてずっとモバイル業界の中心に位置してきた人物 しかし当初は技術には全くの素人ではじめは投資を担当していたがその後アイモードに合流しお財布ケータイや多くの提携を推進してきたとある
なぜ素人がアイモードに合流できたかというと金融という他の人が持っていない金融のノウハウがあったからとしている アライアンスをするためにはまず自分が人に与える何か 相手が必要としている何かを提供できるかどうかが重要という点に目からうろこでした 後半は人生の生き方を教えてくれる感動の内容 嫉妬や嫌がらせをする人は自分が幸せでないからだとおもうようにしている、笑顔でいると幸せがやってくる、まわりを変えるよりまずは自分が変わろう などなど珠玉の名言が胸に突き刺さった 何度も読み返したい一冊

平野さんの輝かしい職歴
平野さんの輝かしい職歴について、教えてください。
興銀を退職された後、ドコモの関連企業部担当課長をされてらっしゃると思いますが、iモードのサービス開始は99年2月22日であったことを鑑みると、iモードの立上げには携わっていませんよね?
何か、職歴を偽らなければいけない理由がおありなのですか?

今年No1の超おススメ元気が出る本
ビジネス選書や鹿田氏、本田直之氏も絶賛しているので買いましたが
仕事術の本というよりも人のコミュニケーション術やビジネスで成功するための啓蒙書としても素晴らしく今年No1の書籍だと思いました
悩んでいる時間がムダ 何もしない事が最大のリスクという点に共感しました 自分もチャレンジしようという気持ちにさせてくれる本です 超おススメの本です

おサイフケータイクレジットを発案した人!!
失礼ですが著者の方の名前を聞いてもどなたかほとんどの人がわからないと思いますが、
ドコモの『おサイフケータイクレジット』を発案したと言えばどのくらい凄い方かお分か
りになるのではないでしょうか?
私はまだ使った事はないのですが、今は一般的になっているSuicaの携帯バージョンみたい
な画期的な発案です!!著者がIT技術に長けていたかというと全くそうではなくて、13
年間日本興業銀行で銀行員をした後、NTTドコモにいったそうです。
そのIT技術にまったく疎かった著者がどのように『おサイフケータイクレジット』を発
案し、実施まで漕ぎ着けたかが書かれており、その為には何が最も重要かという著者自身の
考え方も反映されています。

社会人になりたての人、管理職の方は必見です!!

「仕事術」を超えた「人生術」の本
単なる仕事のハウツーではなく、仕事に対する姿勢、考え方、それらを通じて幸福に生きる生き方のヒントを与えてくれる本。著者の経験を通した「実例」や著者の構築したアライアンスパートナーが「実名」で登場するため、空虚な方法論でなく、具体的かつ生き生きと内容が伝わってくる。技術論の中に著者の経験を織り交ぜながら、交互に展開するため、読者を飽きさせず、一気に読み終える事ができた。まさに「木をみず森を見よ」のことば通り、最近のテクニックに終始しがちな仕事術本を超越し、仕事の仕方の本質を教えてくれる本。絶対に一読をお勧めする。

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彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫 46-16)

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彩雲国物語  黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫 46-16)

色々切ない…
本編の最後(番外編の前)が次の巻を楽しみにしてくれている反面、色々切ないです。劉輝の思い、秀麗の思い、静蘭の思い、燕青の思い、全てが解決するのは、やっぱり最終巻なんですよねぇ。まだまだ終わって欲しくないけど、早くどうなるのか知りたい!この物語は奥が深いですよ

長い!長いぞ!
半年ぶりの新刊ですが…。
前巻まで、伏線張りすぎ、話がとっ散らかりすぎで、収拾つくのか?と思ってましたが、ようやくすべてが繋がり、動き出したようです。それでも謎はたくさん残ってますが。
この作者さんのことなので、あまり人死には出さずハッピーエンドだろうと期待していますが、何人かはそうもいかないようですね…。
(個人的には邵可が好きなので、死なせないで欲しいっ。)

なぜ星3つかというと、私の中でのベストは、影月編だからです。流行り病をめぐる、秀麗のあの有り得ないくらい奇麗事の正義感が、結局作者さんが一番書きたかったコトなんじゃないかという気がしているので。あの迫力は、他の巻では見られないので残念です。

あと、もう少し早く続きを出して欲しいなぁ。

誰が敵で、誰が味方なのか……???
 面白い、とにかく、この一言に尽きます。
 
 今までいい人と思ってた人があやしい感じで、もう誰が敵なんだか分んなくなってきました。これからは玉座の転覆がありそうですね。いやでも、あの王様はちょっと……と思うので、あっても不思議ではない。王様に向いてないんじゃないかなぁ、という感想です。

 いい人だし、いいキャラしてるんですけどね。
 けれど、それとこれとは全然違いますし。彼が玉座に居続けるなら彼はとんでもなくイイ王様に大変身!しなければならないでしょうね。もしその成長もなく、単なる予定調和でお話が終わるとしたら、今面白いと思ったことも全部帳消しになってしまうので、読者の顔色なんかお構いなしに情け容赦なく書いてほしいです。ファンタジーだから、ラノベだから、少女向けだから、という甘い作品ではもはやなくなってきてると思う。

 秀麗もいい感じに煮詰まっていて、見てて「ううう」とうなってしまう。簡単に幸せになってもらっては読者として拍子ぬけなので、主人公にはさんざん苦労しまくってもらいたいものです。
 官吏として頑張って、今でも夢を追いかけている秀麗はかっこいいし。(最近、秀麗が好きなキャラになってるかも)
 
 なんか、だんだん「恋か? 夢か(仕事)?」みたいなことになってますね。現代の働く女性にも通じるテーマかも……なんてこと言ったらフェミニズムだなんだと言われそうですが、実際そうだと思います。

 ていうか、秀麗は清雅がいいんじゃないの??という気がしてならない。。。
 劉輝との「のほほんほわわんヒナタ水」なラブもいいけど、清雅との「スリルとサスペンス食うか食われるか生きるか死ぬか」なラブもいいかも……!個人的には後者の方が好きです。

 王宮には一波乱も二波乱もありそう。作者は彩雲国をてっぺんから揺るがすつもりでしょうか??
 非常に続きが気になるラストでした。
 読み終えた先から次が読みたくなる作品ですね。

 ただ惜しむらくは、シリーズがものすごく長くて、新しいファン(読者)になる人が門を叩きにくいこと。私は苦にならないけど、なかなか一気にたくさん読めないって人も多いし。ずるをして途中から読んでもついていけないし。そのせいですごく面白いのに友人に布教できないのがとても残念。もっともっと読んで欲しいのになぁ。

 こればっかりはしょうがないですね。。。。
 一人で楽しむことにします。
 
 まだ新刊が出たばっかりでアレですが、一日も早く続きが読みたい!!!!!

偏りの激しいレビューです(汗)
どんなに辛くとも、貧困に喘ごうとも、雨風をしのげる家があることのなんと幸せなことか。たとえ、親しき者を失おうとも愛し、愛された記憶があることのなんと幸せなことか。
読了後は涙が止まりませんでした。悲しすぎる過去を持った一人の青年の、幸せを享受することの下手くそな迷子の幸せを願わずにはいられませんでした。

蛇足:一読者でしかない私が指摘するのも大変おこがましいのですが、シリアスな場面において口語が使われていたことに落胆、感動が半減してしまいました。しかしギャグならば物語を面白くする要素として画期的であり、違和感なく楽しく読めると思います。




迫る危機
秀麗が冗官になり、楸瑛が藍州に戻る、劉輝が藍州へ。
今回これまでの事が、つながりはじめました。
劉輝のまわりから離されていく人々。仕掛けられていた罠。危機が迫り、劉輝に暗雲が立ち込めます。
塩の値段、貨幣の偽造の謎もこれから解っていきそうです。
気になる事は悠舜の過去と真意、晏樹の言動です。また、黎深とこうゆうの想いには感動しました。
とにかく面白いです。
色々と詰め込まれていて、目が離せない展開です。

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シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))

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シュナの旅 (アニメージュ文庫 (B‐001))

漫画?絵本?
コレは漫画ってよりも絵本って言ったほうが正しいのかもしれません。
この本からナウシカが生まれたのでは無いであろうかと思うほど似てる部分があります。
今となっては映像化されないのでしょうが、この頃の作品はとても良かった。
宮崎駿映画は出せば出すほど衰えていくような気がします。
私の中では、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタがすべてでありそれを超えるものは、宮崎アニメからは存在、出現しないという事を感じています。
ただ、原点の一つではないかと思うこの作品や、ルパン三世カリオストロの城、未来少年コナンは何回見ても楽しいものです。


さわやかに感動できる名作
世界観はナウシカとかなり似ていますが、ナウシカは壮大なテーマをじっくり語った分、
政治的哲学的な要素が難解であったり、モノクロの細かい絵柄が読み辛い印象がありました。

一方シュナの旅は、難しい要素をとことんそぎ落として、宮崎アニメのエッセンスを凝縮したような作品です。
オールカラーで水彩画の優しいタッチが映像的で美しく、子供にもオススメできます。

随所で後のジブリ作品をいろいろ連想できるのも楽しいです。
主人公とヒロインはナウシカ、アシタカの雰囲気を持っているし、他はヤックル、ジゴ坊、サツキとメイなどなど。

短いですが、さわやかに感動できる素晴らしい作品です。

ジブリ映画 『ゲド戦記』 の原案
ジブリ映画『ゲド戦記』のストーリー原案として、再び注目された佳作。

共通するストーリー。

 最初、娘は少年に助けられた。
 やがて少年は心が闇に支配されるが、
 逆に少女が少年の「心の光」を取り戻す。

映画の舞台設定は小説「ゲド戦記」(グウィン作)からとられているが、大筋は、この絵物語「シュナの旅」の影響の方が強い。

ストーリーだけでなく、砂漠に打ち捨てられた船のシーンや、
廃屋を覗き込むシーンのカットはなどは同一だったりして、
映画『ゲド戦記』との類似点を探すのも楽しい。
また、ヒロインの描写は、のちのナウシカを想起させる。

ジブリアニメが好きな方は、是非とも手元に置いておきたい一冊です。

宮崎の隠れた名作
宮崎の作品にはいずれも聖なる地、ファンタジアが登場するものが多いように思う。
ナウシカ(漫画版)、千と千尋、トトロ、ハウル城、猫の恩返し、ラピュタ、もののけなど。今作品はチベットの民話をモチーフにされているが、今作品の聖地も自然をテーマとしたものである。

毎年くり返しくり返し読める1冊
18才の時に出会い、43才になった今も、本棚の目にとまった時や、宮崎駿監督の映画の話題を見聞きした時に、くり返しくり返し読んでいます。
映画化されない(私はゲド戦記にインスピレーション与えているとしてもゲド戦記とは全くの別物だと思っていますのでゲド戦記も観ていない)のが不思議ですが、それもまた良いのかなと最近思っています。
この本が氣になっている人は、まずユーズド(中古本)で良いからゲットして読んでみてください。氣にいらなかったら下取りします!?
累計で5冊ぐらい買って人に貸したりあげたりしているうちに、初版本が手許になくなったのだけが心残りです。

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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

せっかくの面白い素材なのに・・・
「商品が2つあったら安いほうを選ぶ。3つあったら真ん中」
「9千円の商品が8千円になると安く感じるが、19万円のものが18万9千円になっても大して変わらないと思う」
「得している株はさっさと売り、損している株は手放さない」

などなど、人間の判断や行動がいかに合理的でなく、当てにならないかがよくわかる。

これまで、人間は経済活動に際して必ず合理的な判断を下すとみなされてきた旧来の「経済学」に対して、これでもかというほどチャレンジングで、とても面白い。

…のだが、訳がとても読みにくい(正直、後半は投げ出してしまった)。

直訳に近い訳がやたら目につくのだが、それもそのはず、訳者はこれまで「経済学」の本を読んだこともないらしい。
これではせっかくの面白い題材の魅力が半減。実にもったいない。

私生活でも、投資活動でも!!
行動ファイナンスの基本が、クイズ形式で学ぶことができ非常に参考になります。
人間の行動は感情によって左右され、必ずしも合理的行動では無いことが良く理解できます。

投資をするにおいて役立つ知識が満載です。
また、経済活動という意味では、日常で買い物をするにおいても必要な知識を学べ、私生活でも役に立つ知識ばかりです。

しかしながら、若干訳がわかりづらいことが残念でした。
また、後半の章は「ファイナンス」というよりは、それを科学的に示す神経学についてが主となります。
したがって、なかなか小難しい内容になってしまい、好みが分かれるかもしれません。

そのあたりの章は読み飛ばすとすれば、是非とも多くの方に目を通していただきたい一冊です。

あぶく銭は直ぐになくなってしまいます。


 毎月の給料の中の一万円と、競馬で当たった一万円は価値が異なって感
じてしまいます。
 あぶく銭は残らないと昔から言われます。
 一万円が道に落ちていたとして、拾った一万円を落としてしまっても、あまり
悲しくないと思います。毎月の給料の中のお金を一万円落としてしまうと、泣
きたくなってしまいます。
 同じ一万円なのに何が違うのでしょうか。

 持っている株が突然下がってしまうと言い訳に「あの会社はおかしいと思っ
ていたんだ。」とつい話してしまいます。
 あの会社の株を買うときは、さんざん「いい会社だよ。」と言っていたことを
忘れてついいいわけをしてしまいます。
 同じお金、同じ株なのに状況が異なると自分自身の中でお金、株に対する
価値観が変わってきます。
 何故、価値観が変わってくるのかを理解できる一冊です。
 あぶく銭を無くしてしまわないために是非読んでみてください。

行動経済学は「生きること」そのもの
 日常の買い物、レストランでの食事、旅行の話題、ビジネスでの選択・・・これは経済というより「生きること」そのものではないだろうか。人はとかく直感的で素早い判断を好む。これまで何気なくやり過ごしてきた自分のふるまいが、クイズを解くうちに、よく見えてきた。こんな「心の法則」があったとは驚きである。

「自分のものになると値が上がる」(保有効果)、「三つの値段のものがあると真ん中を選ぶ」、「交渉事は最後の印象で左右される」(ピーク・エンドの法則」「自信過剰が成功の確率を高く見積もる」(支配の錯覚)、「利得よりも損失に目が向く」(損失回避性)、「事が終わった後の評価はだれにでもできる」(後知恵)・・・

 この本を読んでいたら、イトーヨーカー堂CEO,セブン-イレブンCEOの『鈴木敏文 語録』を思いだした。鈴木氏は以前より心理学の重要性を強調し、「顧客の立場」に立つことを述べていた。鈴木敏文さんの商売の真髄は「行動経済学」を地で行くものだったのではないか、と思った。
「経済学」に素人の私でも楽しく読めた。経済というより「生きるための教訓」として、すぐにでも実践可能。「統計数字を見たら、%であれば実数に、実数であれば%に置き換える頭をもとう。最初に受けた印象と異なり、騒ぐことではない」とわかる。商品の「フレーミング効果」に気をつけて買い物をしよう。

はじめての行動経済学書としては非常に良い
面白いし行動経済学に興味をそそられるという意味で、「はじめての行動経済学」書としては非常に良かった。

「選択肢が1つなら迷わない。・・・選択肢が増えるほど迷いは深くなり、はじめは買おうと思ったものも買わずに手ぶらで帰ってきたりする。」
「選択で目がいきやすいのは「肯定面より否定面」。」
「コンコルドの誤謬」(「=サンクコストの過大視」)
「勝者の呪い」
「新聞やテレビの報道を見るときに、各種の統計数字については、母体数がどれだけかを確認し、%表示であれば実数に、実数表示であれば%表示に、置き換える頭をもとう。そうすれば、最初に受けた印象と異なり、騒ぐようなことではない、とわかるかもしれない。」
「自己に対する評価はとかく甘くなりがちである。」
といったことが、色々な質問と具体的な実験結果、その教訓というセットで述べられている。

これまで読んだ行動経済学の本は、人は確実な損失を避けるために大きなリスクをとりがちという話ばかりだったが、本書は様々な行動経済学の成果が反映されており、行動経済学に詳しくない読者にとっては新しい知識が得られる。この知識を様々な局面で応用できれば、少しは騙されにくくなると思われる。本当は株式投資で応用できれば良いのだが、実際は感情が邪魔をして中々うまくいかない。こうした知見をいかにすれば実生活に活かせるか、必要な局面でうまく感情を抑制する方法を見つけ出すのも行動経済学(心理学?)で何とかならないだろうか。

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涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (1) (角川コミックス・エース 203-1)

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涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (1) (角川コミックス・エース 203-1)

原作ベース+オリジナル要素のギャグマンガ
原作「涼宮ハルヒの憂鬱」を元にしたパロディギャグマンガです。
登場人物と内容から判断して、アニメ版までのストーリーを基礎にして
話を進めていますので、アニメしか見たことのない方でも
ネタバレなどの心配もなく読むことができます。

なんと言ってもデフォルメキャラがかわいらしいです。
また、原作を一歩進んだオリジナル設定をキャラに持たせてるところもあります。
内容に関しては、パロディ漫画の域を脱しない程度の話が多く、大笑いできるような
作品ではありませんが、原作ファンならそれなりに楽しめると思うので、
買って損しないと思います。



公認同人誌か
どこが面白いのかわからん。
最初の感想はコレに尽きる。

正直同人パロで、もっと面白いものはあるのだが、公式であることが枷にでもなっているのか?
ともかく読んでいて痛々しい一冊だった。

絵はかわいい
ギャグというのも差し引いても、なんというか同人的で引きました。
公式だからと安心して購入したのでショックでした。
内容的には同人的で嫌だったのですが、絵的にはキャラの特徴をつかんでかわいらしく描かれています。
パロというよりオリジナルに近いと思うので原作に副ったギャグをお望みの方や同人誌がお嫌いな方は購入しないほうが良いでしょう。



他がいいだけに…
絵も可愛く内容も面白く、脇役にもそれなりに出番がある、ととても素晴らしい作品ですが個人的に気になる点が二つ。
・朝倉が敬語
・古泉の一人称が私
朝倉のしゃべり方はあちゃくらさんだから仕方ないのでしょうが、古泉の一人称はどうにも慣れません。
ギャグで笑っていても「私」と言われるだけで違和感があり、内容よりもそっちが気になってしまいます。
「僕」と言っているセリフもあるし、口調を変えるギャグでないところでも「私」と言っているので
作者が間違えて覚えているのではないかと思います。
ギャグで本編に関係ないとはいえ、公式の作品なのでちょっと気を使って欲しいです。

かわいいハルヒちゃん
表紙を見ても分かるとおり、この漫画の中のハルヒちゃんは、「原作」や「漫画」のハルヒちゃんとは違う意味で愛らしいキャラクターです。
本来ならば、ツンデレなところがアホの子になっています。
それでもオリジナルの良さ・・・「何にでも突っ走る」ところは忘れず描かれている作品で、正直現在連載中の漫画よりもクオリティは高いとみた。
長門、みくる、古泉も同様で、各キャラクター、「ハルヒちゃん」の中での原作とは異なるキャラクターを作り上げています。
例を挙げれば、古泉が戦隊ものになりきっているなど。

「こんなんアリなの?」と思うようなギャグがてんこもりです。
原作では絶対ありえないのでしょうが、ギャグ漫画として見れば充分許されます。
それと比べ、一歩間違えればこんなんになってたのかな・・・と思えるところも多々。

「これを待っていた!」という感じですね。私は。
買って損はしません。とんでも設定もありますが、それも見方を変えれば「良いところを引き出している」ように見えるのがまた不思議に感じました。
消失までは当分見れないと思っていた「朝倉さん」も、「あちゃくらさん」となって大活躍しています。
萌え要素も数えればたくさんあります。キョン好きな方には特にオススメできますでしょう。

新たなハルヒワールドを見てみたい、という方はぜひ購入しましょう。
単に笑いたい、という方も買ってみてください。

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おおきく振りかぶって Vol.10 (10) (アフタヌーンKC)

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おおきく振りかぶって Vol.10 (10) (アフタヌーンKC)

選手の心理がうまく描かれてる
いままでの野球漫画ではここまで実戦的心理を描いた作品は無かったと思います。投手の打者に対する攻め方や、キャッチャーのリード、打者の試合状況を読んだケースバッティングなど、「ああ、こういう事を考えてるのか野球選手は」と思わず頷いてしまいます。ドカベンやメジャーも楽しめますが、《野球》を技術的に掘り下げた漫画としては、こちらの方が上だと思います。

老若男女、誰にでもおすすめ
自分は高校時代、硬式ではなく軟式の野球部に所属していましたが、
おお振りを読んでいるとその頃の記憶を思い出させてくれます。
みんな将来の事はまだ頭になくて、新しくできた友人と
ただ目の前にある野球を楽しんでいる。

硬式、軟式の違いはあるけれど、そこはやっぱり共通するものかなと思ってしまいました。
三橋たちが野球している姿を見ると、思わず自分がダブってしまう。
色んな高校野球漫画読んだけど、自分の高校生活と重なったのは初めてかも。

女性向けだとか、そういう偏見はまず捨てて一度読んでみてください。

男性なら、高校野球にかける彼らの熱さとまっすぐさ。
女性なら、試合の中にある人間ドラマ。
もう高校時代を終えた人なら、自分の高校生活を振り返って。
これから高校生になる人なら、やがて始まる自分だけの高校生活を考えながら。

年齢性別を問わない面白さがあるはず。








頑張れ!西浦ーゼ!!
トウセイ戦と比べるとあっさり終わってしまった感はありますけど・・・
西浦ーゼが勝ってよかったです!!

敵チームである崎玉にも感情移入してしまいました。
どのチームもいろんな思いで試合をやってるんだなって思った。

ロカさんに負けるな阿部隆也!!(笑)

ついに前巻からの試合が完結、そして・・・
一時よりは、発刊サイクルがすこし狭まったみたいで嬉しい新刊♪
甲子園シーズンにはちょっと早いタイミングですが、高校野球の楽しさを一足早く
満喫できる1冊。
この作品が素晴らしいのは、全ての登場人物に作者の愛情を感じつつも
スポーツの道で必ずぶち当たる「才能の差」についてシビアに、そして
だからこそひたむきに頑張るんだ、というまっすぐさが描かれていて胸を打つ。
皆が普通の子でも、全員天才で魔球だらけでもつまらないんだもん。

野球の子田島が放つ光が・・・
怪我のハンディもなんのそのイマジネーション溢れるプレイで活躍する田島と、彼を意識しすぎてガチガチの新4番花井。
孤独なピッチャー市原、懸命にチームメイトを率いてきた苦労人の埼玉主将小山、敬遠で力を封じられ選手としてほとんど機能しなかった佐倉。
能力の高い試合巧者の桐青との死闘とは違って、野球をするのに何が必要か、というのが素人の私に判り易い巻だった。
西浦ナイン+1と同じ年の山出しの大打者佐倉がこの先ライバルとして選手としてどの様に成長してくるのか、とても楽しみ。

また試合後の田島と花井が4番のポジション争いについて話をするが、田島の才能をまぶしく見上げている花井とは逆に、田島は花井のもつ可能性を感じている様に感じた。
今後2人がどう切磋琢磨していくのか興味深い。

オマケの表紙裏漫画も佐倉ファンにはたまらない。
兄弟喧嘩の破壊レベルが上がっているのに、大地君はやっぱり泣いている・・・。

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アラバスタ編を★5とするならば…
こんなもんだ。
確かにブルックの過去やらゾロとサンジの男気やらゾクッとくるシーンは多い。
ただ最近無駄なボケが増えて来た感がある。
さらにそれに勢い任せの集団ツッコミ…読んでて騒がしい。

さらにここからはこの作品自体のレビューじゃないけども、最近ジャンプ漫画全般の質が落ちてる…そんな気がする。

ワンパターン
いつからこんな体たらくな漫画になってしまったのか。毎回、同じことの繰り返し、ワンパターン。尾田大先生も枯れましたね。

今までありがとう!

この巻を最後にジャンプの連載がすさまじくつまらなくなりました。どうしちゃたんでしょう?


再びあの場所に
祝★50巻っ!!!
まず本屋で表紙見た瞬間に鳥肌立ちました…!表紙カッコょすぎる!!ルフィのくわえてるモノは内容読んで理解でき、またそこで「ぁぁ…!」と感動……さすがONE PIECEデス!この表紙BIGサイズで欲しい!!
スリラーバークは微妙だとぃぅ人が多かったみたぃだけどこの巻は読んでほしぃ!!
ゾロの男気、ゾロ・サンジのルフィへの想い…涙が出ました。
ブルックの回想は文句ナシの感動!!これも泣いてしまぃました。つぃに念願の音楽家ですね♪
エースのその後の事もわかります!!
そしてもう一つの感動はゃっぱり“再び辿りつく”。50巻とぃぅ節目で冒険が半分…凄ぃ!!
ココには書ききれなぃ程内容の濃い50巻ですょ☆51巻も早く読みたい(>_<)

ONE PIECEファンは誉めすぎだと言ってる方がいますが…「ONE PIECEが大好きなんだから」誉めたってぃぃじゃんか。私は好きな物は素直に好きって言います。

今後に期待できる!!
やっと、モリアさんの話が終わりましたねぇ。
小学生の頃から読んでいますが、ついに50巻までたどり着いたんですね。
僕は大人になってしまいましたよ。
ここまで長いようで短い道のりだったなぁ。
ストーリーは新章に突入していきます。
今後どうなるのか、楽しみです。
それにしても、この先ルフィ達がやらなきゃいけないことが多すぎて、いつまで続くんだろう?って感じもしますね。
100巻以上は軽くいきそうですね。
以前はジャンプを買って読んでいましたが、数年前くらいから買わなくなったので、コミックが発売されるのが楽しみになりました。
ジャンプで読むよりも、コミックで一気に読む方がオモロー(^o^)/ですね。
まあ、当たり前か。

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高水準
表紙のセンスの良さとキレイさに惹かれて買った者ですが(ほとんどジャケ買い)
ついこの間までBL漫画よりは二次同人誌だよね、な人間でした、でも
BL漫画の良さ・魅力、というものにこの作品は気付かせてくれました。嬉しい。
絵はうまくてキレイ、少し独特、でも話自体は特別なことはないと思う、だけど
何か引きつけるものがあります。既にもう10回は読んでしまった私・・。ハラセンは効いてますね。
次巻が待ち遠しい。

良かった…vv
私も表紙を何度か見かけて、タイトルに惹かれたものの独特な絵のため避けてしまいました。
でもみなさんのレビューを見て次の日書店へと走りました。笑
・・・・買って良かった!!もうそれが率直な感想です。みなさんのレビューに感謝ですv
登場人物も魅力的で、絵の雰囲気や話のテンポにグッと引き込まれました。

キスにめっちゃトキメキましたvv続きがあるようなので嬉しいです(*^-^*)

知らずに・・・
ボーイズラブっていうのはこれが初体験です笑。 雑貨屋さんで綺麗で素敵な表紙が目に入ったので迷わず購入。もちろんBLとは知らなかったので読んで少し驚きましたがBLにハマってしまったかもしれません。笑  なまなましさが無くて、凄く美しくて甘酸っぱい青春模様に終始胸がときめきっぱなしでした! 全くタイプの違う二人の美少年ってのも贅沢ですよね笑 この作品を機に中村明日美子先生の作品に興味を持ちました。他のも集めようと思います。

ある意味表紙で損してる
ドラマCDをより楽しむために原作本は必ず読むようにしているのですが
正直この本に関しては「仕方なく」という感じが強かったんです。
表紙を見てそのクセがどうも受け付けなそうで…

でも実際読んでみたら目からウロコの面白さでした。
久しぶりにヒットです。何この純情カップル!
読んでて照れる。でも応援したくなる。本当にかわいいんです。
キスしかしてないのに内容に物足りなさを感じていない自分にびっくり(笑)

「○○が好きな人におススメ」とか書いちゃうとハズした時が辛いんで書きませんが
とりあえず「表紙で敬遠するにはもったいない」とだけ言わせてください。
全然耽美とかないです。本当に気さくな内容で楽しめますから。

サイコー
もうその一言しかありません!!
草壁が・・・!!佐条が・・・!!
可愛くて可愛くて!!
中村さんファンもそうでない人もぜひ買って欲しい


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さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白

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さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白

改革は欺瞞だ
楽しみにして手に取ったのだが、読み終わったあとかなり腹が立たった本。

最初から最後まで小泉・竹中構造改革賞賛のオンパレード。
よくここまで自分に都合の良いことばかり書けるものだなと呆れた。

今の日本においてありとあらゆる分野で改革が必要だと思う。
特に既得権益の下で甘い汁を吸っていた輩に激痛が走るような改革は必須だ。
しかし改革の結果、既得権益は温存され、官の力がより強固なものにあり、
その代りに本来手を差し伸べられるはずの弱者に激痛が走った。
これが改革の成果であり、今や多くの国民が改革の欺瞞に気づき始めているのではないか。

郵政民営化でどうなったか?
振り込み手数料が上がり、多くのATMが撤去された。
時間外窓口は何時行っても長蛇の行列である。
郵便物遅配の話もよく耳にする。
国民生活に密接にかかわる部分のサービスは何も良くなってはいない。

著者は散々官僚を批判している。
公務員は税金で食っているのだから国民(納税者)のために汗を流すべきだが、
その国民に一切見向かないのであれば、著者も同じ官僚の仲間に過ぎないと思った。

全国民必読
官僚とういう動物がどうゆうものなのかわかった。
政治家は官僚に踊らされている。

一人一人は優秀なのに官僚という組織では頭脳が幼稚園生並みになる。

今の日本の状況に危機を感じているなら
このような本をもっと読み国民自身が正しい知識を持ち
自分自身の判断軸を作るべきだと感じる。

もっと沢山の人たちに読んでもらえることを願っている。

小泉政権内竹中チームの動きを知る傍証
 本書は、「自分と自分の仲間以外は全て能力落ちる人間、竹中チームだけが日本の将来を見通している」との主張が基底音となっている。
 権力の内側を覗く機会はなかなか訪れないが、本書の著者の如く内部の権力闘争に敗れ野に下った側からのレポートは、数少ない権力の内側を覗く機会だ。
 東京大学理学部数学科出身の変り種の官僚の法学部嫌いが爆発といった趣の一冊である。しかし、著者に対する好き嫌いは特に問う必要もあるまい。
 行政の内部に金融工学を必要とする仕事が出来ながらも、旧態依然とした組織運営では対応できない局面も発生しただろうが、著者の財務省に対する語り口は「私怨」との表現が当てはまるだろう。
 この出版も一つの情報戦であり、世論形成の一環ではあろうが、小泉政権内竹中チームの動きを知る傍証としては価値がある。

選挙にはちゃんといこうね。
「官製不況」なんて言葉が定着してしまっているここ数年。
官僚さま達はこの国の「公害」のように思われているのが常識であります。
「いいねえ、○○省におつとめですか」という羨望の言葉の意味する
ところは、「特殊法人天下りで、働かなくてもお金はなんぼでもはいって
くるんでしょ?」
という不健全きわまりないうらやましがられかた。
人としてそれってどうなん?

という「働かず(無能ゆえに使えない)(働かなければ失敗もない)」にいる状態キープ
と天下り先の確保、がメイン目的の業務実態。
政府をサポートし、国民の利益を最優先で考える、なんてどこの国の
話でしょう?みたいな腐った組織に対抗してがんばった高橋さんの著書です。

マスコミも腐臭プンプンで自己保身官僚さまとくっついて国民をだましている
ような著述もあります。

大部分の公務員はまじめに仕事してんだけどねえ。
残念ながら、一部官僚さまの実態はこんなのです、ということが描かれて
います。マスコミ報道にもだましもんがかなり多いということがよく
わかります。

鵜呑みにするのはあまりに危険
 他の書評で絶賛されているが、いまはやりの官僚批判、政治の内幕の暴露にプラスして著者の政策論の正当化が行われている本。この手の内部告発ものの特有の自己正当化、事実の誇張、誘導には注意し、反対論から主張にも目配しつつ自己の考えをまとめていくのが賢明な読者の態度であろう。
著者の政策立案能力については、この手の本にありがちな事実誇張がないという前提の下で、敬意を表する。このような有能な人材を使いこなせなかった財務省の人事マネッジメント責任者は大いに反省すべきであろう。
しかしながら、著者の数学能力や政策立論の自慢話には辟易する。加えて、官僚組織に受け入れなかった著者の劣等感と、その後竹中、中川氏という政治家にとりたてられたことに対する優越感が、著者の数学科卒VS法学部卒の対立というあまりに単純な学歴についての二分法と複雑に絡み合っている。
政策論についても、官僚はリスクを取るべきではないと、埋蔵金、試算圧縮論争でふれているが、成長率、金利論争において、この人口減、労動力減の日本で,3%4%の名目成長率とそれより低い金利水準を前提に著者が財政政策を考えているとは、すごいリスクのある政策を推し進めていることになる。この矛盾に、優秀な「数学科」卒の著者は気づいていないであろうか。また、当然かってのボスが提唱している、リスクをとっても国家が資金を運用すべきとのSWF構想にも当然反対ということなのであろうか。


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ゼロの使い魔14 (MF文庫 J や)

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ゼロの使い魔14 (MF文庫 J や)

『ゼロの使い魔』一つ終わり
いやぁ、13巻のラストを読んでしまっては、続きが気になって気になって仕方がありませんでした。
だいたい予想はついていましたが、まさに待望の新刊です。
他のレビュアーも仰っているとおり、『ゼロの使い魔』という物語はこの巻で一つ終わりを期した感じがあります。
サイトとルイズの恋路に関してはもうほとんど恋人同然。シエスタやアンリエッタも加わったサイト争奪戦も、完全に終焉を迎えた感じですね。ちなみにこの巻、シエスタの名は1度も出てきません…; まぁテーマがテーマだけに、アンリエッタやルイズ、ティファニアが中心となって物語が進みます。
元の世界へ戻された(はず)サイトは、奇妙な体験をします。その体験がまさしく、『ゼロの使い魔』という作品がある程度佳境を迎えたことを意味しているように思えてなりません。

ですが全体的に少し展開が弱い(13巻ラストのケリはつくけど)ような気がしました。
本来盛り上がるはずの巻なのに、読んでいてあまり盛り上がらなかった。
淡々と、2時間で読み終わってしまいました。まぁ体調があまり優れていなかったという個人的な問題もありましたが…(笑)
とりあえず、前回のラストを読んだ人は必読です。というか言わなくても読むでしょうけど(笑)

ゼロ使のファンで良かった!
前の13巻では「ホントゼロ使ファンで良かった!」と思いました。
そして この巻でもそう思いました。
前巻からの引きの強さにこの巻が待ち遠しかったのですが 期待を裏切らない素晴らしい出来でした(^O^)
ヤマグチさんありがとうございますm(__)m
この巻は伏線がはられました そしてサイトの決断 ルイズの決断 この巻では主に二人の動向にスポットが当てられた巻でした。
最後にはお約束もありましたが二人の関係はかなり進んだ感じです(^O^)/
とにかく面白い! の一言に尽きる内容でした。
続きが早く読みたいです。

少し期待とずれたかな
現代社会に送り返されたサイトを期待していたのですが、少々期待はずれかな;
ファンタジーもいいのですが、現実社会が背景にあると物語が引き立つのはハリポタでも証明済みですし、ここらでマンネリ化を払拭できるかと思っていたのに少し残念。

一度でいいからこっちの世界に帰ってきたサイトの反応を見てみたかったですね。
前巻での引きがうまく機能していないように感じました。なんだこの程度のことかよ、みたいな。

一言だけ
このシリーズ読むと毎回思うけど…ストーリーが短絡的って感じが強い

今回の主役は間違いなくマリコルヌ
「やれやれ、神さまのために死ぬってのは、いまいちどころかいまさんぐらいピンとこなんだけど・・・、友の恋人のためなら、命を賭けるのもしかたがない。参ったね。」
マリコルヌかっこよすぎwwww

マリコルヌがちょこちょこと駆け寄り、ルイズに耳打ちした。
「コイツ、夢見てんすよ。」
マリコルヌ鬼畜すぎwwwww

「だいたいねぇ!はっきり言わせてもうらけど、あんたなんてぜんっぜん好みじゃないの!」
ルイズは、才人に指を立てて言い放つ(中略)
「うわぁ、これはキツいね。」
ギムリが言った。
「ア、アリじゃないの?」
マリコルヌは呼吸を荒くした。

マリコルヌ勇者すぎwwwwwwww

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怖い絵

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怖い絵

ジェリコーが怖い
どの絵を怖いと感じるかは、当然、人により異なりますが、私が一番怖かったのは、

ジェリコーの『メデュース号の筏』

大きなキャンバスに、人と筏が、ダイナミックなピラミッド型の構図で描かれている。

海の波の隙間に、隠れるように小さな船が見える。

私は、長年この絵を、遭難した人々が救助される直前の姿を描いたものと思っていた。

しかしそうではなく、上流階級の人達だけが救命ボートで助かり、下層の人々が

見捨てられていく状況を描いたものという。

それを知った時は、確かに怖かった。

しかし、ジェリコーはその後、次の傑作を画けず落馬が原因で32歳で死んだ。

死の床でジェリコーは「僕はまだ何もしていない」と叫んだとのこと。

私には、この言葉が一番怖い。

思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮
 「十六世紀から二十世紀の西洋名画に恐怖をたどる小さな試み」
と著者が書いているように、
「有名な絵画」に、
その描かれたモデルや、画家の境遇、当時の世相、寓意などによって、
現代のわれわれが慄然とする恐怖が盛り込まれている事を解説してある本です。
 ボルバイン作「ヘンリー八世像」は王様の立ち姿の肖像画です。
 この肖像画が描かれた当時、ヘンリー八世は前妻に姦通罪を押し付け一族郎党を処刑したばかり。
 「メディース号の筏」
は当時の実話を絵画化したもので、画家は死体を貰い受けて腐乱する様をスケッチして作画した。
 など、

 私が最も怖かったのは、ゴヤが自分の別荘食堂の壁に描いた
「我が子を喰らうサトゥルヌス」
 絵を見ただけでも怖いです。
 自分のために書いた、その絵は、ゴヤの精神的な回復を手助けしたものと推測されるそうですが、
「こんな恐ろしい場面を食堂の壁に描く、
その精神的な打撃を与えた出来事はいったいどんなものだったんだろう?」
と思うとゾッとします。
 

絵画に隠された怖ろしい情念を解説する恐怖ツアーガイド
 20枚のヨーロッパ絵画を取り上げ、主題や構図ばかりでなく、ひとつひとつの画題の奥に隠された怖ろしい情念を解説してくれる恐怖ツアーガイドです。

 まず、アマゾンのこのページの表紙写真をクリックしてアップでご覧ください。
 なんとも底意地悪そうな流し目の女性が描かれたこの作品は、17世紀フランスの画家ラ・トゥールの『いかさま師』の一部です。悪意そのものの眼差しは、たしかに不気味な怖ろしさを発散させていますが、これはまだ序の口にすぎません。

 著者の中野さんによると、16世紀に「寓意画」が流行しました。画家が難解で凝った寓意や擬人像を考案し、鑑賞者はその解読に挑戦するという知的遊戯が宮廷社会に広まったのです。

 絵画に込められるメッセージは、決して明るいものばかりではありません。
 本書に取り上げられた「怖い絵」には、人間の欲望の深さ、弱い者への攻撃性、残酷なしうち、はては殺人、人肉食、性的虐待、近親相姦、etc.
 おぞましいもののオンパレードです。

 中にはひと目見ただけで嫌悪を感じ、不安をかき立てるような絵画もあります。悪夢にうなされるかもしれないので、感受性が強すぎると自覚している方にはお勧めしません。

 とはいえ、怖いこわ〜いホラー映画に比べたら、急に脅かされたりすることもなく、みかけの恐怖度はそんなに高くありません。むしろ、本書の真骨頂は、みかけは何の変哲もない絵に隠されている背徳や悪意の兆候です。

 たとえば、『エトワール、または舞台の踊り子』というバレエダンサーを描いたドガの有名な1枚。この絵の片隅に描かれている人物が何を意味するかというと……。

 おお、こわっ!!

 ブリューゲルもボッティチェリも、当時の時代背景に従ってこわ〜い絵を描いていたことを教えてくれます。

 感動とは別の意味でゾクゾクすることを保証します。

怖いというよりは...知識が深まる美術指南書
「怖い絵」というコンセプトのもと、名画の数々が紹介されているのですが、
怖いとか、ぞっとするという気持ちよりも、西洋美術に対する知識が深まる1冊だと
思います。確かに、「我が子を喰らうサトゥルヌス」のように、強烈なインパクトで
しばらく頭から離れなくなる絵も何点かありますが、どちらかというと、謎解きの要素を
含む絵画の、知っている人にだけ分かる暗号を分析・解説している、という感じでしょうか。
個人的にはとても興味深い本だと思いましたが、敢えて評価は4です。
何故なら他のレビュアーの方も書いているように、絵の載せ方が下手です。
全く考えてないのでは?と言いたくなるほど。
(出版社の意図なのか、作者がそれをOKしたのか)
2ページに渡って載せている絵などは、中心の完全な箇所が見えない。
解説されてても、見えないよ......という絵も何点かあります。
それなら1ページに大きくどーんと載せた方がマシかと。
「怖い絵2」も買おうか検討中ですが、この点が改善されてないと、
ちょっと二の足を踏みたくなりますね。
それを相殺するだけの価値はあるとは思いますが。
絵を大事にして見たい人だと、ちょっとおすすめできないと思います。


ホンマにこわーい・・・。人間を表現するものとしての絵画。
こわ〜い・・・・
この表紙絵『いかさま師』から、僕のココロにズシンと来ました。

ホンマに怖い。
でも、お化けとかホラー映画の『怖い』とは違います。

この時代の絵画とは?
文中から引用すると、
《ふつうの人が絵を見る機会などほとんど無かった時代、優れた絵画がココロな及ぼす影響がいかに大きかったか、目の刺激な慣れすぎた現代人にはとうてい想像もつかない。
小説ですが、『フランダースの犬』で主人公ネロが『ルーベンスの【キリストの昇架】を見たくてたまらず、無断で教会にもぐり込んでこの傑作を目の当たりなしたとき、【神様、もう僕は死んでもいい】とまで思う。それほどの深い満足を与えるチカラが、かつて絵画にはあったのだ》
だそうです。
そんな時代、作者も絵画でいろんな思い、思想、主義等を表現してて、文中を参考に『絵』を見てみると、そんな想いがビンビン伝わって来ます。

『絵画は芸術』、『美しいモノ』、『キレイなモノ』。
ですが、それを描く人間には様々な種類がいて、中には『邪悪な』『悪意』を持った、僕の『芸術に対するイメージ』とは、正反対の作品もあります。
『中傷』『陥れ』『差別』『嘲り』・・・・
これらも、説明を読んでから見るとビンビン・・・・。
これがもの凄く『怖い』。

この本を読むと、『絵画』と言うモノが一部の『高貴』な人達のモノではなく、良い面も美しい面も、ヒトの本音、本性も含めた、分厚く深いモノやと言うコトがよくわかりました。
『絵画』と言う芸術が、身近に感じれるようになりました。

とても『怖い』です。
強くオススメします。



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