ブログトップ >> 月別[ 2009年02月 ]

現場のプロから学ぶXHTML+CSS

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現場のプロから学ぶXHTML+CSS

プログラマにとってのCSSとは
便利だという理由だけで、なんとなくCSSを使っていたプログラマこそ読むべし。

CSSというとデザイナーの領域だと思いがちだが、プログラマこそマークアップの重要性をきちんと理解し、しっかり構造化されたXHTMLを構築しなければならないということが分かるだろう。CSSを作成するのがプログラマであろうとデザイナーであろうとプロセスは同じだ。コーディンクとデザインの分離によって、あらゆるWEBページを効率よく開発することが可能となる。このようなXHTML+CSSのメリットについて、本書では冒頭のページで説明している。7人で執筆しているのにもかかわらずチグハグな感じを受けないのは、この一本筋の通ったポリシーによるところが大きい。

本書には現場で活躍しているプロのワザがぎっしりと詰め込まれているので、即座に実践で活用できそうだ。ポイントを突いた説明と惜しみなく挿入された図表によって、初心者にもとっつきやすい構成となっている。レガシーブラウザへの対応方法はもちろん、さまざまなデバイス(携帯電話、ゲーム機、テレビ画面、iPhone等)のCSSデザインについての解説もある。XHTML+CSSのキホンから応用まで、幅広い知識とナマの技術を習得できるだろう。

まずはこの一冊をマスターし、不足分をインターネットや他の書物で補うことをオススメする。

買って損しない本
xhtml+cssを一通り勉強してみても、いざ作るときの???となってしまいました。
実際作る上で必要な知識を身につけられます。

今全ては理解できなくても、自分のレベルに合った目線で読むことができます。

買って損はしないと思います。

新人教育の教科書におすすめ!
昔、CSSを分かっていない同僚に口伝で教えていたのですが、丸一日しゃべりっぱなしとかで大変でした。
そのときに、この本があったら楽が出来たのにな〜と思います。

良書だが、サポートページ(サンプル)が充実していない
非常に色々な現場の方が素晴らしい記事によりWEB制作の手法について解説して下さっていてオススメです。
しかし、特に四章以降について記載されているXHTML+CSSの記述が省略されており、記事通りに再現することが初心者には難しい。
サポートページもあるが、特に四章前後の実際のサンプルが不足している。
書籍内容については不満が無いが、この部分について満点を付けるには厳しいと感じている。
サポートページまたはCD付属に変更等で全サンプルが参考に出来ることを期待してやまない。

最新のXHTML+CSSを具体的に理解したい人へ
「現場のプロから学ぶ」というのは伊達じゃない。
WEBデザインをするならば、常に携帯しておきたい一冊。

多少なりともWEB制作を行った人であれば初心者でも理解しやすい内容で、
本当に丁寧にXTHMLとCSSの関係&実践的な技術について解説している。

私はページ設計をかなり適当にやっていた方だと思うが、
この本を読んで理想的なツリー構造やCSS記述方法を具体的に学べた。

WEBデザインの技術的な迷いや不安はこの一冊で解消できると思う。
※センスは日々磨くしかない!!

読むとWEB制作がしたくなる良書。


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「知の衰退」からいかに脱出するか?

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「知の衰退」からいかに脱出するか?

すべての日本人が必読!
読んだ後大きなショックを受け、すぐに行動を変えなければという自覚が芽生えた。
この本が日本中に広がっていって欲しいと思う。書評はブログに書きましたのでよろしければ見に来て下さい♪

http://d.hatena.ne.jp/nekozo0902/20090222/1235316812

危機をチャンスに変える
全く同感です。Finland等北欧諸国などは犠牲(高い税金、歴史的に大国からの蹂躙,圧倒的に不利な気候、小国.....)を払った上で、豊かな生活を実現させています。非常に庶民レベルの知的能力が高いです。教育と参政意識、そして高い語学能力が有ります。日本人は優秀ですから、絶対に超えれるハ−ドルだと思います。

著者の言うことは,いちいちもっともで,その指摘のほとんどが的を射ている。
 この本は,現在の日本に対する痛烈な批判本である。バブル崩壊後,無欲で「スモールハッピネス」に満足する日本人が増え,今日のグローバル社会からどんどん取り残されている様子を,とても冷静に客観的に述べている。経済大国第2位であるという現状に満足し,また軍事的にはアメリカから守られているという安心感から,今の日本人には危機意識すらない。中国やインドなどの新興国がどんどんと経済発展を遂げる中,日本はどんどん衰退している。それに対してさすがに危機意識を募らせた著者が本書を記したのである。
 確かにこの本には,批判が多く読んでいて暗い気持ちにもなる。しかし,今はその現状をしっかりと受け止め,危機意識を持って日本を立て直し,さらなる発展を目指す必要がある。今の日本人のほとんどは,半径3メートルのことにしか関心がないと言われる。それほど無欲で無関心なのだ。そして,私はそれが空間だけでなく,時間にも同じことが言えると考える。今の日本人は自分自身の未来をちゃんと考えていない。ただ流れに身を任せているだけである。そして,そんな国が発展するはずもない。著者の言うことは,いちいちもっともで,その指摘のほとんどが的を射ている。だから,あっという間に読んでしまった。
 この本を読み終わり,改めて自分の視野の狭さに気が付いた。自分は,他の人よりも少しは視野が広いと考えていたが,その視野の広さは,大前氏の視野に比べれば,せいぜい半径5メートルくらいだったろう。もっと現在の情勢をちゃんと認識しないといけないし,そのために何をすべきかを考え,「行動」しなければならないと感じた。
 また,著者の指摘するようにこれからの時代は「英語」「IT」「ファイナンス」の三種の神器が必要であるというのは,本当にそうだと考える。それは,裏を返せば,今の日本人に足りない能力であるとも言える。

大反省。
大前さんの指摘する「バカな日本人」に、私はかなり当てはまると思い、どきどきしながら読みました。私は英語教師なので、○か×かで生徒をしばりつける教育をしている自分を反省しました。

教科書をこなすのに精一杯な日々。こんなんではダメだと思いながらも、大前さんにあそこまでダメだしされると、本当に危機感を持ちました。考える力をもっとつけるような授業を、なんとかできるように日々の自分を見直そうと思います。

危機感さえも持っていないというわけではないけれど、危機感を持たない雰囲気に慣れてしまっている自分を認識しました。危機感はずっと持っているので、次の一歩を踏み出そうと思います。

とりあえずやるべきことをやる気になる本
「近年明らかに、私たち日本人は考えなくなってきている」→考えない日本人は、いいように役人に食い物にされ、外国に負けつづけ、悲惨な未来が待っている

こうならないよう、なにをすればいい?

まずは自分の基礎能力(英語・IT・ファイナンス)と教養(音楽とか古典文学ではなく、環境への意識とか)を鍛えておこう、子供の教育も○×式で問題を出してはダメだ、思考の仕方を鍛えよう、とわかっているけどできていなかったアクションをやらなくては、と思い出させてくれました。

そしてそのあとは、優れたリーダーがでてくるのを期待しつつ、でてきたリーダーが本当に行くべき道を示しているのか、見極める知恵を持とう。。。





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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

想いが届きますように。
京都。大学。童貞。
森見ワールドです。

この想いが届きますように。
好きになれば、どんなことでもがんばれます。

最近のヒット
最初は独特の文章に慣れるまでがちょっと時間がかかったのですが
そのうちに乙女さんとその先輩2人、それにまつわる人たちが大好きになります。

後半はどんどん引き込まれていって私もこの世界に住めたら!!と思いました。
文章が独特なので好き嫌いは分かれるかもしれませんが
私は京都の雰囲気に良くあっていると思いました。
とてもいい小説だと思います。

オモチロイ
ファンタジーです。
表紙とタイトルの可愛らしさに惹かれて手に取り、読んでみればまあ内容も可愛らしいこと。

他の方のレビューでも書かれている通り、文体がとても特徴的です。前時代的といいますか、明治、大正あたりの語り口調ですので慣れるまでは時代設定に「??」となっておりました。
携帯やメールがアイテムとして登場してくることから現代であることが窺えますが、もはや時代なんていつでもどうでもよくなってくるから森見氏は恐ろしい。
登場人物の言い回しには終始にこにこ、時に爆笑させられます。が、表現がサムいと思うか愉快と思うかは評価の分かれるところかもしれません。(もちろん私は後者ですが)

どこか飄々として、ただ流れるように生きる登場人物たち(とりわけ黒髪の乙女と樋口くん)がとても魅力的です。
基本的に本は一度しか読まない私ですが、この本はこちらがどんな精神状態でも受け入れてくれるので重宝しております。

コミカルで少し不思議,そして甘酸っぱい恋物語
06年10月の単行本を文庫化した作品で,第20回山本周五郎賞の受賞作でもあります.

全四章の章仕立てになってはいますが,それぞれが一話完結の連作短編となっており,
男子大学生の『私』が春に『乙女』にひと目ぼれ,夏秋を経て結末となる四章の冬まで,
ラブコメのようでありながら,『和』と非現実の空気が入り混じる少し不思議な物語です.
(コミカライズもされているので,イメージがつかみづらいならそちらでの補完もおすすめ)

『私』の屈折した,そしてちょっと仰々しい物言いはいささかクセのあるところですが,
なんでも生真面目に,それでいてどこかとぼけた感もある『乙女』の様子はかわいらしく,
同じような表現,言いまわしが繰り返されることで,世界観や物語が強く印象づけられます.

また四章までの春夏秋冬,季節感あふれる描写は舞台の京都の町とも相まってとても美しく,
なんとも言えない素朴で甘酸っぱい結末には思わずにんまりと,そしてホッとしてしまいます.

巻末には,漫画家の羽海野チカさんによる『かいせつにかえて』(感想イラスト)があります.

文体に特徴有り
この文体に馴染めるかがポイントです。
ウッと来る人も我慢して読み進めると、はまります。
私もそうでした。
分岐点は50ページくらいかな。

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NARUTO 巻ノ45 (45) (ジャンプコミックス)

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NARUTO 巻ノ45 (45) (ジャンプコミックス)

伏線をどう拾い集めるか

連載当初から比べ画力も上がり、とても見やすいマンガとなった。前巻に引き続き戦闘シーンは素晴らしい。

ナルトの修行や八尾との戦いを非常にテンポよく描いているが、新たに現れたキャラによってこの先、テンポよく進むかが決まるだろう。実際、チヨ婆が出てきた巻では、お年よりさがリアルに描かれていたが、そのせいであまりテンポはよくなかった。今回出てきたキャラも個性が強いので、そのへんをよく考えて話を進めるのがいいのではないか。

この巻で事態が急変しているので、これから今まで残してきた伏線を、上手く拾って感動を呼んで欲しい。

全体的にこの45巻は良い出来栄えだろう。これからも読者の期待を裏切らない作品を作って欲しいと思う。大人のナルト(に似ているだけのキャラ)も見られるので興味のある方は読んでみるべきだろう。



恐ろしい…
かつて32巻まで集めて読むに堪えられなくなって手放したが
某美麗なイラストを目にしてから読み返したくなって
再購入を考えているが…
ここで低評価をしている人の内容が自分がかつて感じたことと同じで呆然。

作者の画力は45巻にもなってほとんど上がっていないのに
ストーリーの陳腐さは遥かにレベルアップ。
一生分の収入を得られたら作品を創ることはどうでも良くなるのだろうか。

連載が始まった当時は作品と作者の将来が楽しみでもあったけど
週刊ジャンプ連載ゆえに先行き不安でもあった。
完全に駄作道を歩まされてしまったようで不憫にも思う。
連載時の雰囲気を愛していた自分としては痛恨に残念な作品。

軌道修正はもう出来ないのか。

おもしろい
スピーディーな展開で読み応えのある巻です。

個人的には(数ページしかないのですが)ナルトの自来也の回想にジーンときました。
どうにもドタバタ子弟コンビのイメージが強かった二人ですが、
この巻にある「もっと大切なもん、もらってっからよ」というナルトの言葉に、
私が今まで抱いていた「ドタバタ」というイメージが一気に払拭されました。

ナルトの漫画では横のつながりである「友情」(少年漫画にありがちな)というキーワードを
大切にすると同時に、縦のつながりである「次世代へ」というキーワードにも重要性を置いているので
登場人物たちに、より深い人間関係が生まれ、また読者としてもより一層、それぞれのキャラに
感情移入してしまうのではないでしょうか。

師、兄を失ったナルトとサスケですが、向かう方向がこれまた対照的。
今後、どこでまた、どのようにしてお互いが交わるのか楽しみです。

すばらしい
すばらしい漫画
少年誌でのトップ
つまらない訳がない

これからどうなるんだろう…??
NARUTOは一時期、あまりのスローテンポに話も面白くなかったんで興味が薄れてたんですけど、43巻ぐらいからテンポもよく久しぶりに続きが読みたいと感じました。
この45巻は怒涛の展開で夢中で読み、早く次の巻が読みたいです!
主人公のナルトも2部はただの自己中にしか感じなかったけどこの巻は何故か好感を持てました。
そろそろNARUTOも終盤に差し掛かってますね…。
なんだかんだ言ってNARUTOが一番好きな漫画なので終わると寂しいな〜

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チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

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チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

なんでだろう
佐々木倫子さんの漫画が好きで迷わず手に取りました。
…が。天然系の主人公、TV局を題材にしたところなど面白い要素を持ち合わせているのに…何故かこの続きを見たいと思うようなストーリーではありませんでした。

とにかく笑えます♪
待ちに待った、佐々木さんの新刊♪期待を裏切ることなく、大笑いです。電車の中とかで読むと、怪しい人になってしまうので、お家にもどってから、じっくりと読んでください。



ドタバタ報道コメディ
北海道のローカルTV局に
「バカ枠」として採用された新人
雪丸花子22歳が巻き起こすドタバタ報道コメディ

バカゆえに 無謀なまでの行動力と
ありえない程の幸運を持ち合わせ
意外な結果を生み出してしまう彼女から
視聴者も私も ついつい目が離せなくなる

雪丸ではなく 有能な同期スタッフらが
主人公に据えられている回もあり
主観と客観の どちらからも
雪丸を観察できる構成になっている

原作付きではない佐々木作品を
久々に堪能できて嬉しい限りだ(^-^)

佐々木先生の自画像 シワが増えてきたなあ(笑

安定した面白さ
「動物のお医者さん」「おたんこナース」「Heaven?」に続く、佐々木倫子のコメディー漫画。ビッグコミックスピリッツに連載中の漫画の第一巻です。 
 今度の舞台はテレビ局。北海道の☆テレビというテレビ局に新規採用された、新人天然アナウンサーの雪丸華子が主人公。天然で「バカ枠」で採用されたとも噂される彼女の巻き起こすあり得ない事件の数々に巻き込まれる面々のドタバタコメディーが本書ですが、まずは一読しての感想は、「ものすごく安定感のあるギャグ漫画だなぁ」というもの。上記のようにたくさんのヒットギャグ漫画を生み出してきた佐々木サンだけに、もはや職人芸の世界で、きっちりと笑いをとってきますし、そのレベルはあいかわらず高いです。だからこちらも安心して読んでいけるし、それを裏切らないレベルの出来です。ので、減点要素はなし。
 普通に万人にお勧めです。
 強いて何か挙げるとすれば、巻末の作者本人ネタの漫画の自画像キャラが今までとちがって急におばさんキャラになっちゃったこと。いったいどうした心境の変化があったのでしょうか^^?

いつも
おたんこナースと同じ新人職業婦人のお話。主人公のお馬鹿さと業界の内側とで2度楽しめるところも同じ。

ほかのレビュアーも書かれているけど、自画像の老け顔にショック。「ペパミント・スパイ」から24年かぁ。

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街場の教育論

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街場の教育論

教育に向かう時に読む本。
市場主義からのモジュール化、それから起きる自己責任に付随する、関係性の欠如と陥って行く罠を指摘している。私はこれから教育問題に関わっていくが、どうしてもこの「個人主義」からくる思考の罠に気をつけなければならない。自発性(内発的動機)はここでも指摘されている。

教育は競争に向かない。そう思います。

街場だからこんなもんか
 教育に悩む現場教師として読みました。どうして子供たちはこんなになっちゃたの?どうして「起立」と言われるとのろのろ立つの?日々絶望の淵で教育をしているものとしては、即解がほしかった。でも、この本は与えてくれなかった。
 教育というのは惰性の強い営みであり、このような状況にしてしまったのは、親、行政、教師、社会、すべての子供を取り巻く環境が責を負うのだから、すぐにどうこうというのは無理であるという。やっぱりな。その正直さがさわやか。皮肉ではない。
 時間はかかるけど、やっていくしかないよ。教師は、しらっとした生徒相手に、理想を語り、外部への離陸を促すのだ。やるっきゃないのだ。

筆者のバランス感覚と、頭の中での作業がどちらも好きだ。教育にかかわる人はぜひ読んで欲しい。
大学でのゼミから文字おこしをし、それに加筆した本で、筆者の授業を受けているような楽しさがある。
教育と、就職と、ビジネスの関係性とか、かなり納得できる論旨で、筆者の考え方って「まとも」だよなぁと強く感じた。
大学教授という、教育のプロであるだけに、このお題にはついては言いたいこと、考えてきたことが沢山あるんだろう。
そうした深みも感じることができて、楽しい読書だった。
教育にかかわる人、子どものいる人にぜひ。
その他の「街場」の本も、どんどん読んでいってみようと思った。
そして、筆者の本を読むといつも主のだが、こういった知的作業を自分の頭の中きちんと作り出すことができるような人間に成長していきたいなと思う。
筆者のバランス感覚も好きだ。健全だと思う。

またか・・・
ウチダ先生のトンデモ講義録第2弾。

(…という簡にして要を得た1行レビューを書いたら、掲載してくれなかったので加筆)
相変わらず、不見識と論理の飛躍やすり替えに満ち溢れた、「これを講義というか普通…?」と言いたくなるほどの放言記録集です。
取材費ほぼ0円で製作した本が1600円で売れるんだから、著者も出版社も笑いが止まりませんね。

偉そうに教育論を説く前に、そもそも著者の教育者としての実力や自覚の程はどないやねん、という議論があっていいと思います。こんなコウギをたれ流しているようではね。
まぁ大学にとっては、客寄せパンダとしての役割が大きいのでしょうけど・・・。

内田先生の持論はスガシカオさんの「午後のパレード」
自分が何故そのゲーム参加するか、そのルールは何か?そんな疑問を持ちつつ立ち止まることなくゲームに参加すること、できるようにすることが教育の大切な役割。教師を支持し、如何にオーバーアチーブさせるか、そして生徒の智への興味を如何に引き出すか。これに関する持論を村上春樹さんのダンス・ダンス・ダンスを引用して解説するくだりがあります。スガシカオファンの方はこの文章でスガさんの「午後のパレード」を想うでしょう。「午後のパレード」は街場の教育論だったのですね〜。

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家庭教師ヒットマンREBORN! 23 (23) (ジャンプコミックス)

やっと登場
前話で10年前の雲雀くんが、10年後の彼と入れ替わって登場。
いきなり現れてどうすんの→!?と思いきや、幻騎士ともどうにか戦ってました。
さすが守護者最強の男!
急な事で、イマイチ状況が出来ない彼が、色々とボケまくり、つっこまれ…。

そして、ツナは今回も頑張ってます。
スパナの協力もあって、どんどん強くなっていきますね。
少しずつミルフィオーレの内情も明らかになってきて、読み応えのある巻でした。

作者の画力がどんどん素敵に素晴らしくなっていて、キャラの男前度が更にUP!
早く他のキャラの育った姿が見たいです!!



孤高の浮雲、見参
前巻ラストで久々に登場した(たぶん)15歳の雲雀恭弥。絶妙な具合に顔つきや仕草が25歳の彼に比べて幼く描かれているのに感心しました。この細かい描き分けは、天野明さんならではだと思います。

その15歳の雲雀では流石に幻騎士には勝てないらしく、かなり劣勢気味です。しかし、そこは孤高の浮雲。素直に負けを認めるわけもなく、しっかりとボンゴレ最強の実力の片鱗を見せつけてくれます。

あと印象深いのは、本気を出した幻騎士ですね。この幻騎士の姿は“幻騎士”というより“暗黒騎士”の様な感じがしないではないですが、今まで“騎士”とは名ばかりの卑怯な戦法(褒め言葉)を繰り返してきた幻騎士には相応しい姿な気もします。もうここまできたら、とことん悪党になって欲しいですね。

この巻の対ツナ戦で、幻騎士のバトルは山本戦・25歳雲雀戦・15歳雲雀戦に続いて4戦目になりますから、そろそろ食傷気味な方も多そうな気も…。個人的には、早く白蘭のバトルが読みたいです。そのへんは次巻以降に期待ですね。

残念。。。
 私自身、この漫画すごい好きです。
 とてもまっすぐで、話の筋がしっかりしている・・・・・・。
 主人公やその仲間達もそれぞれに好感が得られるし・・・・・・。
 そして、細かいところも丁寧。
 
 だからこそだったりします。

 どうしても幻騎士にガッカリさせられてしまうのです。
 あの格好・・・ 
 どう見ても、小さい子の好きな〇〇レンジャーの悪役みたく見えてしまう。
 なんだか格好悪い・・・・・・
 あそこまで、凝って考えられていたリボーンのコスチュームは
 何処へ行ったのだろう・・・ と
 ガッカリしてしまった。

 それと、少し疑問点があり、
 雲雀さんを見て、
「霧のボンゴレリングをたずさえてくるとは」と
 幻騎士が思うところがありますが、雲雀さんは、雲だと思うんですが・・・
 気のせいでしょうか? 初版は(おそらく)ミス印刷されているところがあるので、
 次に刷られたものが変わっているかもしれませんから、そちらの方をおススメします。

熱意
敵のボスキャラ対主役の戦いで
地下基地の話も終わりが見えてきた感じ。
安心して集中できた。
もっとシンプルな展開にもできただろうが、
バトルにしろ話にしろできる限りの工夫をしようという
作者の熱意のようなものを感じた。
常にチャレンジングな
こういう姿勢は大事だと思う。

メローネ基地の最終決戦は間近
 幻騎士との戦闘中に突然10年前の姿に入れ替わってしまった雲雀恭弥。リングの炎もボックスでの戦いも知らないはずの10年前の雲雀は幻騎士に瞬殺されてしまうかと思いきや、予想外の展開に。一方、アイリス&ジンジャーと交戦中のツナは、スパナのメカニック魂のおかげでついにコンタクトを手に入れる。放たれるイクス・バーナーの威力は凄まじく…
 ツナと入江正一のファースト・コンタクト。合流した草壁たちと雲雀。互いの戦力が最終決戦場である入江の研究室に集結を始める。その過程で明らかになる幻騎士の過去とは。

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空前絶後のミステリ
 一般にこのタイプのミステリは、結局は最後にプロットをもう一ひねりしてさらに意外性を出した、という程度の意義しかないことが多いと思うのだが、この作品は、この手の先駆けであるとともに意義も実現のための労力もまさに別格。この構造のためにはストーリーも限定しなければならないわけで(限定しないと必然性がなくなってしまう)、話自体を地味にしてまで、こんなアイディアをよくも実行してくれたものである。その勇気と実行力・忍耐力には敬服の他ない。
 種明かしされる前にこの構造に気がついた時には、ほとんど『占星術殺人事件』で真相を見抜いた瞬間の御手洗潔状態になりそうだった。読んでいる途中で家族に見せてしまったのだが、あまりに粗雑なままであったのが悔やまれる。

心憎い奴ヨギガンジー
各レビューにサッと目を通してから購入しましたが、なるほどこれは驚きました。一発ネタもここまでアクロバティックなら清々しく、作者や編者が楽しみながら作っていった様子が目に浮かびます。読者をこれだけ驚かせたのだから苦労も報われたことでしょう。手に取った時は「しあわせの書」というタイトルにしても、表紙のヨギガンジーの面構えにしても、売る気ゼロとしか思えませんでしたが、読後はどちらもしっくりくるんですよね。心憎いです。

苦労しただろうなあ
噂に聞いていた本書だが、少し過大評価されている気がしないではない。決しておもしろくないわけではないが。
実際私はここの書評を読んで大いに期待して読んだが、事前にハードルがあがりすぎていたような気がする。
ただ非常に苦労した作品だとゆうのは伝わる。筆者も編集者も。
筆者はマジシャンでもあるが、彼らが華麗に見えるマジックの裏で、地味な仕込み作業をしている姿が見えてきそうな作品だった。

ミステリーだが実は小説ではない
確かに凄い。作者は書くのにものすごい苦労しただろう。だが、ヒントを出し過ぎだと
思う。裏表紙の説明に「41字詰15行組み」って書いたらダメだろ。こういうのは書籍内
では一切ヒントを出さず、読後も半数の読者が気付かず、しばらくして口コミで仕掛けが
評判になるというのが正しい戦略だろう。それにしても、ストーリー自体が面白くないのは
痛い。一応、ミステリー小説なんだからプロットで勝負してほしかった。まあ、ストーリー
より優先させるものがあるのは判るんだけど。

売れて欲しいような、売れて欲しくないような複雑な気持ち
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、これとほぼ同様なものが専門ショップでは安くても九千数百円掛かります。
テレビ番組で某有名そちらの職業の方が良くできた本だと紹介されていました。
良書なので話題になれば嬉しいのですが、売れてこの本の価値が広まると秘密な部分も広がってしまいますね。
複雑な心境です…。

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ハヤテのごとく! 18 (18) (少年サンデーコミックス)

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ハヤテのごとく! 18 (18) (少年サンデーコミックス)

あーたん
ハヤテでギャグではないシリアス的な話は予想もしてなかったです。
個性的なキャラがどんどん増えていくのもハヤテの魅力のひとつ!
次巻ではどのような展開になっていくのか気になるところです。

やはり好きだ
偶然この漫画を知り少し興味を持ったので呼んでみるとそのままハマッてしまいました。
1話からこの巻まで読んでいますがこの漫画には自分の好きな何かがありますね。
過去編については賛否両論らしいですが自分はかなり好きです、最初はガラリと雰囲気が変わって戸惑いましたが始めからこういう漫画にしても良かったぐらいです。
好きな人には分かるのだと思います。
自分は実際17巻を読み終わった時いままで以上に先が読みたくなりました。
今読んでる漫画では1番好きなのでこれからも期待しています。



よかった
とてもよかったと思います。
ハヤテ兄は本当いい人ですねw
あと、文のクイズの回答には笑いましたww

私は好きだ、アーたん編。
いろいろ評価が分かれるアーたん編だが、私は好きだな、こういう話。
「ハヤテ〜」は元々、両親がこしらえた1億5千万円の借金を押しつけられた主人公の話で、それがギャクパートや萌えに女装、ラブコメ展開を交えてストーリーが進行するもので、本来本編はシリアスな話のはず。(いや、本編というのがあればだけど。それに1億5千万円の借金がシリアスかっていうとそれも疑問だけど(苦笑)。)

ただ、私はむしろギャグパートばかりが続くとイラッときて(とくにはずしたネタが多い場合)、誰の話でもいいから、ラブコメ方面でも何でもとにかくストーリーを進めてよって言いたくなる。もちろんギャグパートでも面白い話もあるんだけどね、どっちかというとはずれの方が多い気がする。(それも、とくにナギが中心の話(笑)。)

てなわけで、本誌ではラスベガス編が終わって(あれで終わったのかな?ワタルとサキペアの話は好きだな。これがなぜかワタルと伊澄だとイマイチのが多い。)、いよいよアーたん・現在編に突入!するんだろうか? 続きを楽しみにしてるんだけどね。

面白さ倍増
今までギャグコメディとして突っ走ってきた作品ですが物語の本質に迫った過去編は個人的に良かったと思います
今まで謎だった様々な部分が少しずつ明らかになっていったような感じですね
最後にはあーたんの成体バージョンもちらっと登場しこれからの展開に不安と期待が入り混じります
この作者さんは気になる部分を残しつつ一旦話を終了させるのでじらすのが憎らしくも上手です
また、忘れた頃にその話を掘り下げてくるので唐突に驚かされます
もちろんいい意味でですが…ここまでくると全ての伏線を頑張って回収させてほしいです
過去編終了後にいつものコメディがすんなりと戻ってくるのも大変好感が持てます
そのあたりの切替は流石ですね
次巻にも期待しています


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機動戦士ガンダム THE ORIGIN (18) ララァ編・後 (角川コミックス・エース 80-21)

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN (18)  ララァ編・後 (角川コミックス・エース 80-21)

安彦氏の絵柄は独特の味わいがある
マンガ版のガンダム。やっとテキサスコロニーでの格闘。アムロVSシャア。

安彦氏の絵柄は独特の味わいがあるのだが、この巻は雑だと感じた。

戦闘シーンが多く、引きの構図が殆ど無いせいだろうか。


昔の記憶、
まず、この巻は9巻から13巻を読んでないと解りづらいです。アニメにないシャアとセイラの過去が絡んできます。最近読み始めの人は注意。 内容ですが、前半はニュータイプ(NT):シャリア・ブルの話。 NTの悲哀がテーマかなと思いました。NTと言ってもアムロやララァの様に優れたスーパー兵士になれる人もいれば、そうでない人もいる。戦争のなかではそれが一緒くたに戦場に送られる…。 後半はテキサスコロニーでのシャアとセイラの邂逅。結構この兄妹は戦場で偶然よく出会うのですが、昔から僕はちょっと都合いいなと思いつつ、まぁ劇モノだからと思ってました。 今回はその辺が払拭されて納得できました。 二人とも昔の記憶に会いに行った訳です。非常時にシャアが白馬に乗って現れた理由もたまたま馬がいたからというより、きっとテキサスでの少年時代を思い出して乗ってみたんでしょう。多分…。「逆シャア」でも馬に乗ってたから、シャアは余程乗馬が好きらしい。 セイラの前だからこそ語られるシャアの本心。 作者のシャア解釈であり、オリジン版シャアの今後を読むシーンか? 最近シャアのセリフがとても多い。シャアは飽くまでも人気はあっても脇役。二枚目は喋り過ぎない方がいいと思う。アムロが主役だという軸はブレないで欲しいです。


ガンタンク大活躍!
17巻と比べて躍動感溢れるストーリー展開です。

シャリアブルが原作より哀れな役回りになっていたのが少し残念です。
やはりコロニー内であの図体では無理があります。
原作の彼はカッコよかったのにニュータイプの出来損ないのような扱いで、
完全にシャアとララァの引き立て役になってしまいました。

それはさておき、この巻はガンタンク大活躍です。

ある意味、ブラウブロ戦やゲルググ戦は結果を知っているので
安心して見ていましたが、ガンタンク戦はそうはいきません!

唸る主砲がザクを撃破する撃破する。
前面装甲は艦砲だって打ち抜けないようです(本当か!?)。
そして最後は主砲串刺しのゼロ距離射撃、すごすぎる。

ガンダムを回収に来たモビルスーツもガンタンク。
主砲及び腕部はアーム状に切り替えられて、ガンタンクがもはや一線から退いていることを予感させます。
しかし、パイロット及び運用法次第でまだまだ活躍できることを証明してくれました。
1コマの中に2台のタンクを描いてくれる著者のセンスに脱帽です。

大活躍ガンタンク!
ガンタンクの戦力比が11%なんてもう言わせません。
完全にストライクゾーン狭そうですが、ガンタンクファンの方には垂涎の一冊、☆5つです。


母親とNT=ララア・・・逆シャアとのリンク
オリジンの中でもかなり気合の入った巻となりました。
ただ個人的に惜しいと思うのはシャリア・ブル氏の扱いの惨さ。
もっともブル自身をアニメ同様にトレスしたら丸ごと1巻はかかりそうな感じです。
(それだけアニメの密度が濃かったのだ!!)
全然別人28号なキャラなのですから名前変えてもよかったのになあ〜
(個人的に☆マイナス1)
同時にWB隊の面子もアムロとセイラ以外の心理描写がはぶられていますが
描きたいものを作者が吟味して漫画にして描いている感じなので
これも仕方ないでしょう。
とにかく安彦節が炸裂している漫画です。

今回の見どころはシャアとセイラの再会でしょう。
シャアの口からお母さんの話を聞いた時、ああやっぱりと思ってしまった。
キャスバル=シャアは母親との別離の時から時間が止まってしまったのだ。
手を汚してでもザビ家に復讐を誓ったあの日から。
けれどシャアはNTを知ったから別の生き方を見つけたとセイラに告白します。
NT=ララア・・・。

オリジンでも結末は同じなのでしょう。
今のシャアの元気で自信満々な部分が哀しい。

逆シャアのラスト、
「ララア・スンは私の母親になってくれたかもしれなかった女性だ!!」
このシーンが読後に不意に脳裏に浮びました。
リンクしてしまった・・・富野アニメとオリジンはまったく別だと納得しているのに・・・。

作中では駆ける荒馬にむんずと組み付いて乗りこなすシャアが凄い。
シャアの感情と性格、今までの生き様をたった数ページのシーンで説明してしまう凄まじさ。
これにはまいった・・・安彦さんの凄まじさを改めて感じました。

シャア・セイラの物語
例えばルウム戦役は、ガンダム年表ではたったの1行でしかない出来事でした。
でもこの「THE ORIGIN」シリーズではそれらをつぶさに描き、その1行では表現しきれない、多くの人々の魂を引き裂かれる様なつらさを描いている気がします。
この18巻ではTVシリーズの2話分くらいしかカバーしていませんが、「THE ORIGIN」の底流に流れるシャア・セイラ兄妹の悲哀に満ちた物語が、ここでひとつのクライマックスを迎えたと感じました。

セイラは愛する人との別れを、ほとんどこのコロニーで迎えていますが、今回のシャアとの決別もそのうちの一つなのでしょう。
よく小説の中の情景は想像力によって無限大に広がると言われますが、マンガというものはその逆で、情景は限定的になるものの、登場人物の心の中は無限大なのかもしれません。
そう考えると、運命に翻弄される彼女のやさしさ故の悲しみがとても大きく感じられます。
またシャアについても、表情は仮面の下に隠されていますが、今までにない激しい口調が彼の決意の強さを想像させてくれました。

よく安彦さんのメカには不思議なキャラクター性がある気がしているのですが、今回登場のブラウ・ブロも、アニメ版にはないオドロオドロした雰囲気がいい味出してます。
筆のおかげでしょうか。

このあとのクライマックスに向け、『役者はそろった』といった印象の18巻でした。

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男道

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男道

プロローグから号泣
清原がジャイアンツを解雇されオリックスに入団した際は、その身体で一体どこまでやるのかなぁ・・・と不安になったものだが、
そこに秘められていた清原自信の思いがここに赤裸々に綴られている。

「子供っぽいと言われようが、それが自分の生き方」と、2004年オフに巨人の球団事務所に自身の進退について直談判しに行った際のすったもんだの真実、
そして2005年の解雇と、故・仰木監督の熱意によってオリックスに入団した経緯・・・プロローグでもう既に涙が止まらなくなってしまった。

本編の小学生時代の章では、彼が真っ向勝負に拘るそのルーツや、美しく大きくホームランを打つことへの並々ならぬ拘りが詳細に語られる。
彼が目指していたものははなっから人とはかけ離れ過ぎていたのかもしれない、そう思わざるを得なかった。

現役時代のエピソードはまだまだ沢山あるだろうが、ジャイアンツ時代は殆ど辛かった思い出ばかりが語られていて胸が痛んだ。
しかし、長嶋さんのことについて「プロ野球の根本を知り抜いていた」と賞賛していたのにはなぜか嬉しくなった。
天才同士がゆえに分かり合える点があったのかもしれない。
原監督のことに関しては一切触れていないが、それも聞いてみたい気がする。
一冊の本では到底語りきれないほどの壮絶な野球人生を歩んできた清原の自伝、ファンは間違いなく読む価値があるだろう。


最後まで戦う姿勢が感動しました。
良い部分しか書かかれていないような気もしましたが、世紀の大打者の自伝はやはり、参考になることが多いです。膝を痛めてからの苦闘が胸を打ちました。一度野球の世界で昇りつめた選手が、ボロボロになりながらも、その姿をさらけだし、燃え尽きるまで、野球をした清原選手に感動しました。

感動しました。
一気に完読しました。
清原選手を周りから温かく支えあった人達と清原選手の『男道』

感動しました。


表紙の写真も…
バットを23年間握りしめていた生きざまが見て取れました。

本当に23年間お疲れさまでした。

またユニフォーム姿で私たちの前で『漢』を見せてください

王選手のホームラン記録を破る素質を持ちながら、「生涯無冠」に終わった謎を読み解く鍵がある1冊!
高校球界最強打者として数々の伝説を打ち立てた清原和博選手の自伝。

読んで感じるのは、マスコミが報道する彼のイメージと実像との間にいかに隔たりがあるのかということと、意外なまでの彼の文章力である。

やんちゃな悪ガキだった少年時代。両親からの愛情溢れる教育。
野球への興味から、幾人かの恩師との出会いによりその素質を開花させたリトルリーグ時代。
そして奈良の天理高校に入学するはずだったのだが、はずみで入学した大阪のPL学園で生涯の親友にしてライバルの桑田真澄投手と出会い、2人で高校球界に旋風を巻き起こすことになる・・。

そこまでは、苦しい練習はあっても順風満帆な人生。
しかし、「ドラフト」という大人の制度が18歳の少年の心を深く傷付けることになる。
指名されての入団を信じて疑わなかった巨人軍から指名を受けられず、しかもなぜか早稲田大学進学を決めていた親友の桑田が巨人に指名され、2人の友情に大きなヒビが入る。
最初にして最大ともいうべき「大きな挫折」だった・・・・・。
その悔しさを糧にして西武ライオンズに入団した後の大活躍。
だが、本当の試練はFA宣言して巨人に入団した後からやってきた。

清原選手の素質は確かに出色のものであることは誰の目にも明らかであったでしょうし、王選手すら成し遂げない入団1年目での31本塁打という成績がどれほど凄いかは言うまでもないです。

が、だからこそ不思議に思うのです。
彼は通算成績で500本塁打、1500打点を超える成績を残した超一流打者でありながら、只の一度もホームラン王・打点王・首位打者などのタイトルは獲得出来ませんでした。
この本を読むとその原因が行間から見えてくるように感じます。

1.西武時代にあまりにも大切にされすぎて、甘やかされた面があった。(特に堤オーナー)
2.FA宣言して入団する球団を間違えた。(巨人は彼を使い捨ての商品扱いしかしない)
3.同時期に活躍する選手に優良な外国人選手らライバルが多かった。
4.肉体改造が裏目に出て、選手寿命を縮めることになった。
5.余りにも「大きな本塁打を打つこと」に固執し過ぎた。

ドラフト時の傷心の彼を西武は大切に扱ってくれ、常勝軍団とはいえ「パ・リーグの不人気球団」でのお山の大将にも等しい立場ではハングリー精神が薄れてしまうのも致し方ないところだろうか。シーズン40本塁打の壁を越えられそうで越えられなかったことの遠因が垣間見える。
その辺が同じ「怪物」と呼ばれ、希望球団に入団できなかったことを共通点としながらも、後に何回も本塁打王になり、シーズン50本塁打を達成した松井秀喜選手との差なのかもしれない。
本人も薄々、その事に気が付いてFA宣言することで野球選手としてより高いレベルで成長したいと考えていたことだろう。

が、入団したのは「巨人」である。確かに厳しい環境ではあったが、それはむしろ
「巨人という球団の持つ体質ともいうべきドライな人間関係の数々」
のほうで、清原選手はそちらのほうで心を悩まされることになる。

そして、晩年の選手としての致命傷ともいうべき「膝の故障」へと繋がることになったと思われるのが、巨人時代の肉体改造および打撃改造である。
本塁打の飛距離を伸ばしたい。誰よりも遠くへと打球を飛ばしたいという想い。
その少年のような憧れへの実現は彼の下半身に予想以上の負担を強いることになった・・。
西武時代からの不摂生のツケ。さらには強打者としての宿命ともいうべき死球の多さ、ケガの多さもそれに拍車を掛けたと思われる。

元・南海の門田選手が40歳を越えて尚、40本塁打を達成したように、また王選手・長嶋選手もそうだが超一流の選手はケガに強かった。身体の頑丈さはいうに及ばず、ケガの避け方そのものが上手かったのだと思う。

しかし、清原選手は死球に対しても避けるというより「むしろ向かっていく」ような意識・姿勢を崩さなかったため、結果として「余計なケガが増えた」ように思う。それは選手生活の晩年においてボディ・ブロウのようにダメージとして蓄積されて肉体を蝕んだ。

巨人を不振から解雇され、かつての栄光はもはや影も形もない。
親友の桑田も時を同じくして解雇され、米・大リーグに活路を見出そうともがいていた。
オリックス・仰木監督の男気に応えんと、自らの死に場所を求めての故郷・大阪への移籍。
度重なる手術と投薬によりもはや身体はボロボロだった。
満身創痍すらもとっくの昔に通り越して、ファンの心ない罵声すらバッターボックスで見返してやる余力はなかった。

かつて史上に類を見ないとも、空前絶後とも言われた天才打者の末路がこれほどの過酷な筆舌に尽くし難い茨の道であったとは信じ難い。

野球選手の引き際は大きく分けて2タイプだという。
「余力を残して舞台から去る」か、「ボロボロになるまでやり続ける」か。
彼は後者だった。

しかし・・・これほどまでに野球界の発展に貢献し、一時代を築いた彼に世間と球界幹部は冷たいものなのか。

本来は「善玉」「ヒーロー」であるはずの彼のイメージがマスコミの報道により「悪玉」「ヒール」の役にいつの間にかすり替えられてしまったことが最大の悲劇ではないだろうか。

868本塁打。ホントなら抜けたはずだ!

表紙は怖い。中身は温かい。
「清原が大好きだ」と公言する私は、この本を読まないわけにはいかん。
発売日に買わなかったのは様子見もあったからだが、今日本屋で購入しもう読み終えた。
書かれていることは、引退後のインタビューやそれまでのインタビューで話されていたことがほとんどであり、目新しいところはないように感じる。

が、清原がプロ入りが決まり上京の際、親父さんがポツリといった言葉のエピソードは泣けた。

「和博。俺はな、一生懸命働いて1日1万円や。それだけは心してプロに入ってくれよ。」

ここの言葉だけ抜き出されたらなんのこっちゃって思うかも知れませんが、知りたけりゃ読めばわかります。

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借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

素晴らしい内容の本です!
と言うのが感想の一言に尽きるのですが。

あそこまで大山を当ててやる、と言うなんとも凄い欲望をいだいて東京に来ていたことが、悪人につけいれられて、転落(今となっては栄光)への軌跡だったのかもしれませんね。

ところで、金森重樹さんというのは、ペンネームかと思っていたら、本名なんでしょうか?
金の森がしげる樹って、名前だけ聞くと、とんでもない銭ゲバみたいなイメージだから、てっきり意図的なペンネームだと思ってたんですが。。。なんだか本書を読むと、本名みたいですね。。。

朝鮮系とか在日の出身とか、特殊な背景の育ちの方なんでしょうか?
もしそうなら、読者にとって、金森さんの考え方とか経歴とかのルーツを理解する上で大きな参考になったと思うので、そのあたりの背景の描写があると、本書の説得力により厚みが増したのでは?と思います。ので、その点で星はマイナスひとつして星四個とさせていただきます。
内容的には本当に秀逸なので、是非御一読を!

自分にとってのお金の味は・・・
この本は著者の金森重樹氏の回転の力学というメルマガに連載されていたものがベースとなっている著者自身の実体験をつづったものです。
東大合格の栄光から数年、20代半ばで数千万の借金を抱えることとなり、やがて雪だるま式にその金額は増え続け底なしの借金地獄へと沈んでゆく・・・。その絶望のふちからの生還の奇跡を描いたドキュメンタリーです。
現在40代の私が歩んできたこれまでの道のりを時折、思い浮かべながら読み進めていきました。非常に落ち着いた文体で、とつとつとした語り口であっという間に本の中に引き込まれてします。お金に興味がある人もない人も、読めば何がしかの気づきを得ることのできる作品と思いました。


羨ましいような羨ましくないような
私のような平凡な人生を送ってきた人間には平凡な人生が待っており、金森さんのような非凡な人生を送ってきた人間には非凡な人生が待っているようだ。
羨ましいような羨ましくないような…。

生きる勇気
成功実例だけでなく、失敗からの脱出、しかも実体験なので、勇気を貰えた気がする。

お金持ち
金持ち父さんの時もレビューしたように思いますが お金持ちの家に生まれるとお金の教育を受けるけど普通はお金の良さ怖さの教育を受ける事はありません。子供の頃からお金の恐ろしさと凄さを教育する事も必要だと思います。

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人間の覚悟 (新潮新書)

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人間の覚悟 (新潮新書)

むしろ人間の諦め。
これから地獄のような時代がくる。
人間は何をやっても苦しむ。
他人を信用すれば裏切られる。

と不安をあおった上で
仏教的立場から、すべて諦め、覚悟し、受け入れろ。と説いている。
大量の問題を提起しておきながら、対処方法は、受け入れることだという。

タイトルは「人間の覚悟」だが、
覚悟を決めてなにかをしよう。変えよう。という本ではない。

私もついに覚悟を決めた! 
久々に良書と出会えたことに感謝しております。

時代は今、鬱的になっているそうです。
地獄の門が開かれた、という冒頭から、グイグイと引き込まれます。
年間自殺者も、実際には三万人どころじゃないようです。
それほど、日本社会は地獄です。

読み終えて、むくむくと勇気が沸いてきました。
私もいさぎよく人生オワタの覚悟をできたので、テンションあげて、
負けずにできることをして、がんばって生きていこうと思います!!

マイナス成長も、老いることも、死さえも恐くない
五木寛之という作家は、終戦の時に朝鮮は平壌から福岡に引き揚げ、小学校〜高校を福岡で過ごし、青雲の志を抱いて上京、早稲田の露文科に入学。生活のために売血をし、大学生協ではコロッケパンのコロッケ抜きが常食。結局授業料が払えず抹籍処分になった。

五木寛之はある時休筆して今日との龍谷大学の聴講生となり仏教を学んだ。それ以来、自分の経験、歳を重ねての人間としての熟成を背骨に、変転極まりない現代に翻弄される人たちに向けて癒しの言葉をかけてくれている。

この本は胸に染み入る言葉が沢山出てくる。たとえば、
「ヨーロッパやアメリカ流の自然保護というのは、これ以上空気や水を汚して森を破壊すると最も大事な人間の生活がもたない、人間を守るために自然を濫費しないようにしようという考え方が根源になっています。
しかし、それではもうだめなのではないでしょうか。そうではなくて、草木の一本、一石、一草にも虫にも動物にも心があり、魂があり、仏性がある、森にも山にも命があると考える日本人の伝統的心性こそ、環境について考える上で根本的大転換をもたらす新しい思想として現代に大きな価値を持つのです。」

アメリカがつくった未曾有の経済危機。金融が自己増殖する幻ははじけた。世界はパラダイム転換すべきときを向かえており、新しい21世紀をつくるときに牽引車となるべきは日本人であろうと僕は思っている。それだけの良き歴史と蓄積を先人達は僕らにくれた。だから未曾有の経済危機であっても日本は比較的傷が浅い。この程度のことで心が沈み込むようでは、現代日本人はご先祖様に顔向けできないと思う。

今、きついなあと感じている日本人には是非読んで欲しい。旧来の考え方にがんじがらめになって自分自身を苛んでいる愚を、やわらかく諭してくれるだろう。


まったく飽きさせません
「生きるヒント」を読んで以来、五木寛之さんの「人生観」や「思想」、
宗教(特に仏教)的視点から見た様々な事柄の解釈は、非常に自分の心
に響く物を感じます。

本書も「覚悟」という言葉をキーワードに、五木寛之さんがこれまでに
見聞きしたり実体験した様々な事柄について触れていますが、文章のひ
とつひとつが心に響いてくる内容になっています。

五木寛之さんのすごいところは、宗教的な視点や教えを多用するのです
が、私のようにあまり普段の生活において宗教的な事柄に関心の薄い人
が読んでいても、「こういう考え方もあるのだな」とまったく押しつけの無い
感じで読ませてくれるところだと思います。

本書の終盤は、人間というものの本質が少し怖く感じられるような体験
が語られ、気持ちが沈む場面もありましたが、その人間の本質と言うも
のを綺麗ごとを並べずに真正面からとらえる部分は、大変興味深く読む
ことができました。

「生きるヒント」のころに比べれば文庫本の値段もだいぶ高くなったと
感じていますが、手にとって読んでみて後悔しない価値ある1冊です。

「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」(修証義から)
弘法大師ならぬ著者と一緒にこんにちを振り返り、
「生きる」について、同行二人、思索の旅をするような本。

「はっきりと現実を見すえる。期待感や不安などに目をくもらせることなく、
事実を真正面から受けとめる」(本文から)から始めて、

「『今日一日、とにかくこうして終わった。
きょう一日を生きられたことはよかった。
ありがたい。
明日はもう目が覚めるかどうかわからないのだ』と考えます。
そして翌朝またまた起きられたら、顔を洗いながら、
『ああ、目が覚めた。ありがたい。
きょう一日何とかして生き延びよう』、
そうつぶやいてみるのです。」(本文から)
「生きることの大変さと儚さを胸に、
この一日一日を感謝して生きていくしかない。」(本文から)
と覚悟する。






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ジェネラル・ルージュの凱旋(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫)

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ジェネラル・ルージュの凱旋(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫)

まるで映像を文章化したような小説
『ナイチンゲールの沈黙』と同時期に起こった、もう1つの話。
そんなコンセプトはわりと好きで、特に『ナイチンゲール〜』を読んだ私は興味深く読んでいました。
話自体は、匿名の告発文書の存在など、謎の部分もありますが、ミステリーと呼ぶほどではなく、どちらかといえば「医療エンターティメント」と呼べるかと思います。
今回のテーマは「緊急救命治療」。『ナイチンゲール〜』で初っ端に登場し、それほど掘り下げずに終わってしまった印象がありましたが、なるほど、ここでかなり掘り下げて問題をとりあげています。

しかしこの物語、まるで映像をそのまま文章化したような印象があります。
「リアルな描写は読むだけで頭にはっきりと映像が浮かぶ」というのは『チームバチスタ〜』の医療シーンで思ったことですが、ここではそういう意味ではありません。
小説を映像化するにあたっては、時間の問題もあり、かなりそぎ落とした上、観客を映像に引き込むためにドラマチックな「脚色」を施すため、「小説より深みがない」「小説とは別物で面白い」などという意見もでるものですが、この本の場合、小説の時点で映像化の際に施される「脚色」が感じられ、映像化の際と同様にドラマチックさを演出しようとする意図が所々に感じられ、逆にしらけました(特に速水部長の言動にそれを感じました)。小説に引き込まれる要素となるのは、小説ならではの描写力、話運びの上手さであり、映像化する際の「脚色」ではありません。

ただ、ラスト近くでの、緊急治療の部分は、かなりの臨場感。
ここだけは「脚色」うんぬんは別として、リアルな描写力を感じ、唯一、引き込まれました。

文壇のナイト・シャマラン
前作「ナイチンゲールの沈黙」があまりにもヒドかったので、もう読むのはやめようと決意していた田口&白鳥コンビの医療ミステリー・シリーズ。2作目ほど評価が低くなかったので<泣きの1冊>でつい書店に平積されていた本書を買ってしまった自分がバカだった。伏線をはればいいってもんでもないが、ほとんど伏線らしい伏線が読んでいてみあたらないミステリーというのも珍しい。特に、上/下巻に分かれている本著の上巻は、大筋をあらかじめ把握していればわざわざ読む必要を感じないほど内容が希薄で、単なる行数稼ぎとしか思えない冗長な文章がつづられているだけ。

東城大学救命救急医療センター長・速水の収賄事件をめぐって、エシックス(倫理)委員会及び田口主催のリスクマネジメント委員会で繰り広げられる討論が本作品の読みどころとなっている。田口や速水をねたましく思うエシックス委員長・沼田の“倫理”を楯にした陰湿な言葉攻めに対し、切れ味鋭いアクティブ・フェーズで応戦する“ジェネラル・ルージュ”速水の切り返しはそれなりに楽しめたが、肝心の田口や白鳥の存在感が薄まったと感じる読者も多かったことだろう。

登場人物に“おさまりの悪い変なあだ名”をつけたがるこの作家の癖も、1作目の<ロジカル・モンスター>や<火喰い鳥>までは許せたが、3作目ともなるとそろそろ読者の神経に障ってくる。本筋においては関係のない、医師でもある作家のライフワーク=AI(オートプシー・イメージング)と呼ばれる死亡時画像病理診断に関するエピソードも長々と挿入されており、ミステリーというよりはむしろ医療ビジネス啓蒙書に近い内容だ。

1作目の出来があまりにも素晴らしかったので、その後に書いた小説の影がすっかり薄くなってしまった海堂尊。“文壇のナイト・シャマラン”に今後の奮起を期待したい。(もう読む気はしないけどね)


面白いが、バチスタの勝ち
田口・白鳥コンビの第三作目ということだが、残念ながら、白鳥の痛快さが(イライラ感)がまるで目立たない。▲チームバチスタの時に見せた白鳥のマイナスオーラが、今回はほんのチョイ役として彩りを与えている程度となっており、白鳥ファンとしては残念至極である。▲もちろん、一気に読ませるスピード感は健在で、作者の力量は大きく買うが、次回こそ、白鳥に準主役としての大立ち回りを与えて欲しいと切望する次第である。

ルージュの秘密
 率直な感想は、「ジェネラルルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」「ナイチンゲール
の沈黙」の3作が「チームバチスタの栄光」に束になってかかっても敵わない感
じでしょうか?
 いたって普通に読める医療ミステリーです。
今回は緊急救命医療がテーマとなっている。「螺鈿〜」と「ナイチンゲール〜」
のキャラクター達が登場するので、それぞれ読んでみると、桜宮ワールドが立体
的に広がるかも?
 話の位置づけとしては「ナイチンゲール〜」の裏面なのですが、巻末付録とし
て桜宮の年表が用意されており、三つの物語の繋がりが確認できる。
 もう少し、田口と白鳥のコンビが活躍して欲しいと願う。

海堂爆発!
読む、べき!

海堂尊の才能が爆発してる。

今回は社会派サスペンス。といってもいいんじゃないかと思います。
病院内部の確執や政治関係といった複雑かつ面倒くさい背景を元に
一通の内部告発文書が物語をつむぎだす。
内容はここに書きたくないのでとにかく買って読んでみて。
知り合いだったら貸してあげたい。

今までの作品(バチスタ除く)にあった、
無理やり殺人事件でミステリーを作ってる感がさっぱり消えて
映画を見ているかのような超ど級の緊張感とエンターテイメント性を備えてます。

ちなみに映画といっても邦画的ではありません。
完全にアカデミーハリウッド級!
舌戦です。
俺はアルパチーノの「セントオブウーマン」と
「インサイダー」
を彷彿とさせられました。
まぁ作風とか全然違いますけど…

映画化されるらしいけどこけるな…
原作以上にできるはずがない。
断言できる。
すばらしい作品です。

マジで貸してあげたい。

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銀魂 第27巻 (27) (ジャンプコミックス)

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銀魂 第27巻 (27) (ジャンプコミックス)

ジャンプの大人子供
漫画暦は長いが、ジャンプで嵌った漫画はアニメも含めて『銀魂』が初めてです。バトルで勝ち抜いていくばかりとか、死んだり生きたり繰り返して、独りよがりの天才神話とか、少年の夢の努力、友情、勝利3大原則を含め、少年の夢は少年の夢のまま甘く、脆弱なものですが、『銀魂』にはなんか違うものがある。だから大好きです。だからシリアスなバトル編になると少し助長気味になるのはきっと、他の漫画家さんに比べて、大人の視点というもっとシビアなものがはいってきてしまうからかもしれませんね。まるで国民の全体がジャンプの漫画読んでいるみたいな嫌味なエリート主義丸出しのジャンプのなか、頑張って続けてくださいね。

全話通して笑いっぱなし
全巻のシリアス感動吉原篇は何処へやら…久々に苦しくなるほど笑いました。皆様が書いている通り将軍の話は最高に笑えます!!公共の場では決して読まないで下さい。大変な事になります。
短編ギャグが満載で大満足の一冊です!!
個人的には地愚蔵の虚無もツボでした。

笑いたい時には、
やっぱ銀魂最高です!
短編ギャグを描き続けるって難しいことだと思うんですが、
空知先生はそれを守り続けてくれてて読者としても嬉しいです。
特に面白かった話は将軍さまの話と神楽ちゃんの寝れない話。


将軍ぱっつんぱっつん
おすすめはやっぱり将軍様の話でしょう。将軍ぱっつんぱっつんだよ。笑いがとまりませんでした。
将軍出てくるたびに、散々なめにあうよね。
後は九ちゃんの誕生日の話も良かったです。久しぶりにほのぼのしてて初めて東城さんが格好いいと思えた話でした。
神楽の眠れない話も良かったしトシがはさまったのも良かったし、全体的に見処が沢山ある巻だと思います。
おもわずソウもレンタルして見ちゃったよ。

笑いたい時は銀魂
 今回は読んでる間中、笑いっぱなしでした。とてもスッキリしたな。
 
 確かに将軍様の話は最高。笑いすぎて辛かったくらい。
 最初のインストラクターもかなりおかしかった。早く読みたくて電車の中で開いたのが間違いでした。ちゃんと家に帰ってから読まないと。
 笑いたい時は断然銀魂だな。と再確認した巻でした。

 作者さん、風邪ひいてたみたいだけど、これからも描き続けてほしいな。こんなに作者を身近に感じられる漫画ってあんまりないような。。

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銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4)

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銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4)

絵はともかく内容は抜群
読み始めは荒削りな昭和の漫画としか思わなかったが、途中から夢中になった。

極貧の幼少期を経て銭の力のみを信じて生きていく少年が掴むものは何か、といった点をわくわくしながら読み進めた。

当時の漫画では衝撃的な作品だったと思う。
しかし、実は昭和の貧しい頃の話として面白がっている場合ではない。現在でも不況の犠牲となっている派遣社員やリストラされた親を持つ子供、ろくでなしの親を持つ子供達が同じような極貧体験をして「銭ゲバ」が誕生するかもしれないのである。
子供にはつまらない作品かもしれないが、大人は楽しめる作品。

あまりにも純粋
最近の漫画に慣れてしまった感覚からは荒削りに感じる作風ながら、読み終えてからもじわじわと深く味わいのある作品だった。

主人公の蒲郡風太郎が、「私は美しいものがすきズラ。美しい人の心が欲しいズラ。だけど人の心が美しいとは思わんズラ。この世に真実というものがあれば、命をかけておいもとめるズラ」と言った場面が印象に残る。この言葉がこの男の全てだったのではないだろうか。

あらすじだけを追えばかなり過激な内容だが、真に美しいものに焦がれ、人間の醜さを許せなかったあまりにも純粋で潔癖な男の孤独と絶望に、深く共感もできた。この上なくせつない話だ。


ん〜っ(ドラマからの人は)厳しい!かもです。
マツケン主演のドラマで初めて銭ゲバを知りました。マンガ本を初めて見た感想はタイトル通りです。画がマズい。この一点で僕はダメでした。他の皆さんみたいに★5つは無理。この一点でストーリーとか構成力とかどうでもよくなりました。ワザワザ買う必要無しドラマで十分 ドラマとのギャップが激しいと思います。

昭和の問題作、平成に再び
2009年(平成21年)の連ドラの原作が、
1970年(昭和45年)のこの漫画。
主人公の行為の動機は全て貧困体験にあり、で徹頭徹尾
進む物語。殺人も拝金主義も純粋さへの渇望も。
読み進めてもいつまでも救いがない。
主人公は、いや、人間は、お金か心、片方では幸福に
なれないということなのかと諦めたくなる。
過酷な現実の一面を少年漫画として世に問うた作者の
挑戦作。
そのまま放映するには不向きな場面も多々あるので、
全内容を知った上でこの物語について考えたい人には、
ドラマだけでなくこの原作を推奨。

松山ケンイチはどう演じるか?
ドラマ版が放映されると言うことで、この鬼才ジョージ秋山の原作が注目を集めた訳だが‥。1970年代の連載中にさえ、有害図書のレッテルを貼らされたが、この漫画は歴史の中に埋もれるには余りに惜しい名作である。この漫画を読んでしまうと、かの巨匠・手塚治虫のヒューマニズムさえ薄っぺらなきれいごとに映ってしまう!この漫画が連載中にさえ、世の中のヒューマニズムなどは金の権威の前では微力な力しかもっていなかったように感じさせる。それは40年が過ぎ去った現代にも言えることだとつくづく考えてしまう。風太郎は金に執着する反面、何よりその金を誰よりも憎んでいた。彼が何より愛する人間は「金なぞになびかない人間」にほかならない。しかし皮肉にも風太郎は自分が金に虐げられた時の憎悪を、無意識のうちに他の人間にも金の力によって自分が受けた傷を強要してしまうのだ‥。金の憎悪が増すにつれ、自分と同じような人間たちを自ら作り出してしまうとは何と悲しい運命だろうか?松山ケンイチは良く風太郎を現代的に演じているが、この原作の風太郎のドロドロした憎悪をまだ演じきれてはいないだろう。彼が余りにイケメン過ぎるのも、原作の風太郎のイケてない容姿を目にしてしまうと松山ケンイチに違和感がどうしても拭い去れない。若い視聴者を取り込みたいのは理解できるが‥。 コレから原作をどのように現代的にアレンジして見せるくれるのか楽しみだ。‥子供達には余りに過激だが、世間の波にさらされた大人達には忘れることができないぐらい深く心に残る傑作だと思う。

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世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select)

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世界連鎖恐慌の犯人 (Voice select)

モヤモヤが晴れる本
平易な言葉で今回のサブプライムに端を発した金融恐慌の実態をわかりやすく解説していると
思う。CDO、CDS、ヘッジファンド、インベストメントバンクなど私は用語すら意味が良く把握
できていませんでしたが、この本によっておぼろげながら理解できるようになったと思う。

やはり、本物と偽物が分別されていく時代なのでしょう。
実体のあまりない、虚業のような仕事はやはり、人が生きていく上で必要とされなくなり、消
えてなくなっていくのではないでしょうか?

それにしても、今回の経済恐慌、そう簡単に回復するものではないでしょう。混沌とした状態
の中から新たな経済の仕組みが生まれてくるのか、または社会のシステムまで変わっていくの
か、いずれにせよ激動の時代に生きる私たちではないでしょうか?



中学生向け 中味見てたら絶対買わなかった
内容は中学生程度です 著者の自慢と、著者の会社の自慢、リクルート用のパンフレット?
インベストメントバンクとヘッジファンドを金銭欲の塊と決め付けているが、危機感を煽って、この程度の内容で、1000円とは いかがなものでしょう

他のレビューをみて買ったのですが、レビュアーはサクラ???

なぜマスコミはウォール街をたたかないのか
今回のアメリカ発の大恐慌は、
狡猾な強欲主義者達のモラルハザードの結果である。
本書はそこら辺の話を実にわかりやすく書いている。

ヘッジファンドや投資銀行は存在しなくてもよい企業体であることが
本書を読めばわるであろう。

オバマ大統領には、まずは景気対策とともに
異常な報酬を得ていた投資銀行、ヘッジファンドの社員の資産を凍結し、
没収して不良債権処理に当てるぐらいの対策をとっていただきたいものである。


ヘッジファンドなんかいらない
出資者と運用者だけが儲けて庶民だけが損する仕組み。世界中の金融資産の総額より大きい金額を運用しているというばかばかしさ。インテリが自分の利益しか考えないとこんな世の中ができあがる。お金というのは数字ではなく信用であるというところを理解していないからこんな仕組みをつくってしまうのだ。

「誰も何も理解していない。」という事を、改めて認識させてくれる書。
経済系・金融系の本は、よく読みますが、読み易さと説得力で抜群だと思います。
結局の所、ここ10年位、世界中の政治家や企業、メディアが、「全く根拠のない詐欺の様な儲け話」に、騙され続けていたと言う事を、理屈で理解できました。
我が国でも、ここ10年位は、インベストメントバンクに対する一般マスメディアによる「根拠のない賞賛」は、目を疑うものがありました。
また、一般ビジネスマンからすれば、あのビジネスモデルは、甚だしく違和感がありましたが、そうした一般人の違和感を、この本は平易な言葉で、論理的に解明してくれます。

しかしながら、これほど怪しいビジネスが、ここ10年以上、世界中のエコノミストや企業、そしてメディアによって、賞賛され続けていた事に、恐怖さえ感じます。
結局、「世界中の人が、金融のプロも含めて、何も理解していなかった。」と言うことですからね。
そう考えると、「ITとかの他の分野はどうなのだろうか? 」と心配になります。



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ウィニング 勝利の経営

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ウィニング 勝利の経営

響く・刺さる
ビジネス書にありがちな定型句や美辞麗句で書かれていない。
これだけ名の通った筆者が、その考えを率直に表現していることに驚いた。
それゆえに響き、刺さってくる。内容については、言うまでもなく。

ずっと手元に持っておきたい本
この本は会社という生き物をどう楽しむか、どう活性化させ、
自分のモチベーションを保とうとするかを教えてくれる、
いわゆるハウツー本。

中でも4つのEと1つのPのフレームワークが印象に残った。

最初のEはエレルギー、第二にエナジャイズ(周囲の人のエネルギー
を吹き込む能力)、第三にエッジ(決断を下す勇気)、
第四にエグゼキュート(仕事を実行する能力)、そして、
Pはパッション(情熱)。

やはり経営において、人材採用は非常に大切で重要な部分であり、
手を抜いてはならないところであると改めて実感させられた。

やはり、情熱・素直さ・直観は大事にしたい。ここにも書かれていた。

とても分厚い本だが、非常に参考になり役に立つ意外に読みやすい本。

意外に共感できる
こういった本にあまり興味がない人でも、働いていれば楽しく読めると思います。

「アメリカ人の経営者なんてやたら前向きそうで共感できるところがなさそう」なんて
偏見を持って読んでいたのですが、
思ったよりも保守的というか、至極まっとうでごもっともな内容を率直に書いており、
シビアではありますが、共感できないような極端なことは書いていません。
年齢のせいもあるかもしれませんが、女性の登用などについても女性に媚びることのない
至極もっともな意見を披露していています。

この本で分かったことですが、仕事の現場においては、多くの問題が万国共通であり、お国柄というものが
意外と少ないということが新鮮な驚きでした。
特に予算作成についての下りは、あまりに身近の実態に近すぎて笑ってしまいました。

内容は、抽象的な精神論が殆どなく、実例を多く取り上げている、という意味で具体的ではありますが、
彼の姿勢を実践する具体的な方法については、自分で練り直した方がいいかもしれません。
また、時折具体例が多すぎて睡魔に襲われることもありました。
それでも、読んで損はないと思います。

5つ星でしょう!
やはりこの方は、ただものではない。経営力、人間性ともに学ぶべきことが多い本。
会社のミッションは「どうやって勝つか」の解であると冒頭に述べている。
「社会に貢献し・・・」という日本の会社によく見られる「ビジョン」もよいが、この貪欲さが日本は(自分は)かけている。
「率直であること」これは意味深い言葉である。言うは簡単だが、人間関係を考えると躊躇してしまう。しかし、長い目でみると・・・。
リーダーは手柄は部下にゆずり、うまくいかないときは責任を取る。部下に率直な態度をとることが重要。5つ星でしょう。

ウェルチさんの哲学満載
ウェルチさんの経営に対する姿勢、人生に対する考え方など、非常に感銘深い本だった。あれだけ巨大で複雑な組織のCEOでありながら、極めてシンプルで、human orientedなところが驚きだった。また、現実的な戦略とはなにか?、予算の取り方、悪い例など、全て役に立つものだった。

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自転車トラブル解決ブック (Outdoor)

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自転車トラブル解決ブック (Outdoor)

自転車と一緒に買いましょう
初心者に分かりやすいだけでなく、自転車のトラブルが一通り解決できる優れものです。
濡れても大丈夫なように作られている点も丁寧でよいと思います。
さらに、この内容でこのコンパクトさ!しかも千円!

良心的で素晴らしい本だと思います。

実用的です。役立ちました。
車輪が歪み、ブレーキも効かなくなって1年ほど放ってあった自転車を子供のために再生しようと(新車買ってもすぐ壊すので)思い本書を買いました。本書で自転車のしくみ・調整の仕方がわかり、無事再生に成功しました。ただ写真が小さいので40才台後半の目にはちょっと見にくいです。

自転車整備のバイブル
スポーツバイクを始めたばかりですが、非常に役立つ一冊です
後輪を外したのはいいものの、つけ方が分からずあせったときにはお世話になりました

メンテナンス、車輪の外し方、チェーン外れ、パンクなど遭遇しやすい
トラブルは全て網羅されています。
自転車のトラブルだけでなくライダーのトラブル(足、腰、腕の痛みがひどいときなど)
の対処法が書いてあるのもすばらしいです
自転車乗りの自転車乗りによる自転車乗りの為の一冊、バイブルといっても過言ではないと思います

これで解決しないなら迷わず自転車屋さんに行きましょう
小冊子で持ち運びが楽なのも美点です(整備でつまずいても読みながら進めることが出来ます)


初めの一本
自転車乗りへのアンケートによるよくあるトラブルや
疑問などを、上手くまとめた本です。

黒・赤の二色刷りで、ポイントが分かりやすかったです

本にはビニールのカバーがついているので
油汚れがついても拭き取れます。


修理が好きな自転車屋さんが少なくなってきました。
修理が好きな自転車屋さんが少なくなってきました。
近所の自転車屋さんが、高齢のために、次々お店をたたんでいきます。
たまにある「修理が好きな自転車屋さん」という看板を見て訪れると、修理代で新しい自転車が買えるような見積もりを出します。
これは、もう自分で修理するしかないと思います。
年に1回か、2−3年に1回しか修理しないようなところは、どうやって修理するかを覚えていません。そのため、この本があれば、修理は万全です。
工具、部品は、100円均一店にも置いていることがあります。

それでも、忙しいときは、ちょっと遠方になりますが、気のいい自転車屋さんに修理をお願いすることがあります。自分がやると2時間かかる修理も、15分くらいでこなしていくので、さすがプロだと感心します。

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ロードバイクの科学―明解にして実用!そうだったのか! 理屈がわかれば、ロードバイクはさらに面白い! (SJセレクトムック No. 66)
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Dr.インクの星空キネマ

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Dr.インクの星空キネマ

読んだ後の心地良さ
ブログで表紙の絵を見てすぐ購入しました。
絵はともかくストーリーは正直あまり期待してなかったのですが
どれも独自で魅力的なお話ばかりでした。
子供ももちろん楽しめると思うが、絵本なんて何年も読んでない大人に
読んでほしいなと思います。スゴイです!

さすが!
おもしろすぎます。
クラシックな色使いもすばらしい!
ちょー感動しました。

ャンスにはや
っぱり西野先生しかいないですよね!
くここではあ・え・て『先生』と呼ばせて下さい>
まねできないレベル。
ん〜さすが西野大先生です!

子供の成長を垣間見た
表紙に一目惚れして買ってしまいました。
内容は絵も話も素人と思えないよく作り込まれたものでとても素晴らしかったです。
うちの小学2年の子供は読書が好きなのですぐ読みたがったのですが、子供には少し難しいかなと思いつつ読んで聞かせてみるときちんと内容を理解出来ているようで、三つ目のお話では淋しさのあまり号泣していました。そして私は子供の成長をみた気がして涙。

思えばその子の口癖は、「どうして?」「なんで?」。ついうっとおしく思って曖昧に答える事もありますが、その先にはもしかして色んな可能性があるのではないかな?もちろんそれは誰の子供の頃にもあったものなんだと、そんな事を思い出させてくれる一冊です。

うーん
書き込みが凄く、個性的な画風は彼ならではでしょう。 カラーの方が子供の目には優しかったかも。 話の内容も子供向けとはちょっと言いにくいのと、多分西野さんの頭の中では話の流れを理解してるんだろうけど、それがまとまってない感が否めませんでした。

素敵やん
西野最高や
こんな本が作れるのは西野しかおらんわ
まぁ読んでないけどな、んふふふ

お口チャックマンか!

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毎日かあさん 5 黒潮家族編

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毎日かあさん 5 黒潮家族編

辛らつで暖かい西原節には依存症になる危険がある
 毎日新聞での連載をまとめた「かあさん」シリーズもいよいよ5巻目。元夫で子どもたちのお父さんであった鴨ちゃんこと鴨志田さんが亡くなった後の西原家の物語です。

 息子は相変わらず成長がみられぬまま、そして娘は女の子の常でお兄ちゃんよりもどんどんしっかりした女になっていくさまが 時にほほえましく、そしてまた時に諧謔的に描かれています。

 西原節は健在。著者の主張するところは一貫していて、人生ってやつは甘くはない。その激しくも痛い日々を甘えることなく歯を食いしばって歩き続けるべき。そのための強い精神と手段を手に入れるためにどうするかが 子育ての基本精神でもある。
 その筆致は漫画であるとはいえ、少しばかり辛らつにすぎるところもなきにしもあらずですが、数々のめったになさそうなほど痛ましいほどの物語の中に、誰の人生にも共通のぬくもりある真実を紛れ込ませる著者の筆致に、たまらなく魅かれるのです。

 そしてこの第5巻では、今まで赤ん坊だった子どもたちがだんだんと自立していって、お母さんとの距離を徐々に長くしていく様子が描かれます。その姿に著者は母としての寂しさと、おそらくは喜びを噛みしめている。
 そして人類はそうしたパターンを繰り返してきたのだなぁと、そのことにふと心くすぐられる思いがします。



子育てが楽しくなる
実際に自分に子供ができてから改めてこのシリーズを読むと、
なんだか元気になれます。実際には大変なことが多い子育ての
中にもたくさん楽しいことが詰まっているのですね。

いろんな意味で、すごい才能だ(笑
新聞連載のせいか、西原作品の中では、毒が薄いですね。

で、薄めていることを感じさせない頭のよさがあります。

しかし、鴨ちゃんのこと。

共依存以外の何者でもない、関係と思ってましたが、

ここまで愛していたとは・・・

というか、「ぼくんち」で書いていた、

「死んだもんのこと、悪くいわへん」だったっけ?

個人的には、鴨ちゃんは、人間としては、とてもおもしろい。

男としても、おもしろい。

しかし、旦那や彼氏としては、最低って思っているので、

わかるようでわからないところが幾多あります。

ついでに、ちょっと子供たち、甘やかしすぎというか、

金かけすぎと思うのですが、

それに気付かせない作品に仕上げているのもまた、すごい才能かと(笑



幸せになった「2人」
西原さんと鴨ちゃん、お互いに運命の出会いだったんだと改めて思う。 鴨ちゃんが人間らしく死ねたのは西原さんと出会い、アル中を克服するための支えを手に入れたから。西原さんは元から地位を築いていたけど、普通の人と結婚してたら、今ほどの説得力を得てはいなかっただろう、鴨ファンとしてはそう思いたい。 黒潮家族編は鴨ちゃんが亡くなってからのその後、という描き方もあって、前巻の出戻り編の余韻を残す。少なくとも出戻り編を読んでから読むべきです。あと、鴨ちゃんとの共著を読んでおけば今の「2人」が幸せであることを本当の意味で理解出来ます。 黒西原にも出会えますよ…。

こどもの変化、かぞくの進化
鴨ちゃん亡き後のサイバラさんち。
亡くなっても、いなくなるわけではないんですよね。
お子たちのハジケっぷりも、おバカっぷりも、日々刻々と進化していて、
時にサイバラさん目線で、時に鴨ちゃん目線で、時に他人目線で、
おもしろ可笑しく、ほろ苦く、覗き見させてもらえました。

祝・アニメ化決定!!!


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予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

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予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

著者のせいなのか翻訳者のせいか
内容は興味深い内容で頭にいい刺激になった。しかし、海外の本の翻訳の場合よくあるのだけれども欧米独特の比ゆや例、ジョークが今一ぴんとこないし、逆に実験の内容や著者言わんとしていることや結論を分かりづらくしているその点は著者の原文が悪いのか翻訳者が悪いのか。

合理的人間
 経済学の前提が時として「人間は合理的判断をする」という点に置いていることに疑問を感じてきた。従い 本書の題名を見て すぐに購入した次第だ。

 本書から見えてくる人間は「合理的な」動物である。それは著者が展開した数多くのテストの結果で 基本的に著者が「予想した」結果が出ている点を見ても分かる。「不合理な動物」だったとしたら テスト結果はもっとばらばらになっていたはずだ。テストの結果に方向性が出たとしたら それは多くの人が ある種類の合理的な判断に基づいていたからだと考えるべきだと思う。

 要は「何が人間にとって合理的なのか」ということだと思うのだ。経済学では時として「人間は一円でも有利な方があったら 当然合理的にそちらを選ぶ」というような話が出てくるわけだが 他の要因があったら「一円不利な方でも そちらを合理的に選んでしまう」ということも多い。
 その「他の要因」は 例えば 見栄であったり 善意であったり 錯覚であったりするわけだが そんな「他の要因」をいかに発掘し 分析するのかが 次世代の経済学の一つの課題なのだと強く感じた。

 それにしても本書は読んでいて笑える。著者が 書き方に大変工夫して書き上げたことが良く分かり 非常に気持ちが良い。この著者のユーモアには 著者の人間への優しいまなざしを垣間見せるものがある。そもそも 人間への愛情が無い人に「行動経済学」というような学問は難しいのではないだろうか。

行動経済学の秀作(影響力の武器を越えた?)
確かに「影響力の武器」に匹敵する面白さ。取り上げている事例も広範囲にわたっており、
読み手を飽きさせない。人が予想される不合理な行動を取る有様が実験をもとに示されていく。

人は時と場合によって社会規範と市場規範を使い分ける、少しのお金を払うといえば、やりた
がらない仕事も、単に友達としてタダで頼めば引き受けてくれる。会社でも金銭的関係だけで
人を雇っていれば給料分の仕事しかしない。確かにそうですよね。

最後のほうで、人は実際のお金を扱う時よりも、価値は同じでもお金そのものでないものを
扱うときのほうが不正を犯しやすいということが実際の研究から示されていたのには驚きましたね。
今のサブプライムを発端とする金融派生商品といわれる、得体の知れないマネーゲーム
も実際にお金を触っていない人たちによって始められたのか?と妙な納得をしてしまう。

間違いない
行動経済学の他の本を読まれた方は気付かれていると思いますが、大抵が同じ実験結果を使用して独自の書き方で説明した本です。
本書は出だしが違います、入院の体験から始まり、およそ行動経済学では無いと思われそうな仮説の検証を独自の実験結果で示します。大抵の本と同じだと思って購入、読んでみて意外。
こんな実験は自分では出来ないので、読んでみて間違いないとお薦めします。

「影響力の武器」なみの名著
人間が無意識に行動をすると言う時には、本人は気づいていないが、とても不合理な選択をする事があるのだと気づかされます。
同様の主旨で、「影響力の武器」と言う名著が書かれましたが、本書はこれの現代版とでも言える研究内容になっています。

「言われるまで気がつかない、でも本人にはそれがごく自然の行為である」と言う行動こそ、ビジネスに応用され、最終的には悪徳商法に昇華(?)すると言う歴史を振り返ってみれば、今のうちにこういった本を読んで、自分が引っかからないようにするための知性を身につけると言うのも重要な事なのかも知れません。


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ガラスの仮面 43 (43) (花とゆめCOMICS)

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ガラスの仮面 43 (43) (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面は私の青春
私が中学生の頃に連載が始ったはずです。先ほど、新刊を読んだばかりですが、長かったです。ちょっとワクワクしながら読みました。紫のバラの人とマヤの運命は・・マヤの転生の演技力、表現が楽しみです。美内先生、楽しみにしています。

話が進まない
新刊が出たからには必ず買うガラスの仮面ファンです。
43巻の内容は、紅天女をなかなかつかめない北島マヤの役への葛藤と、
真澄さま、桜小路君との恋愛関係の葛藤。
美しい素敵なライバル亜弓さん。(ハミルはどこへ・・?)
前巻は携帯の写メールなど出てきて、今風でしたが、
今回は昭和でも、平成でもOKな普遍的な雰囲気が漂っています。
前巻ではノータッチだった梅の里での風火水土の試練も今回は何度も触れています。

ただ、あまりにも展開がゆっくりで、読み終えても、何も進んでないじゃん!
といらだちを覚えてしまいます。楽しみにしているだけに・・期待が膨らんでしまう。
相思相愛の真澄さんとマヤを阻んでいるものがなんなのかわかりません。
11歳の年の差は今となっては珍しくなく、社長である真澄さんの力をもってすればなんでも通せるでしょうに。
あとは美内先生の画力でマヤが演じる紅天女をどうみせるかに
尽きると思います・・・。

いよいよ見えた紅天女
非常に良い巻でした。読者が気になる紅天女、マヤの練習風景がありますがこれは良い。次が楽しみでなりません。このまま順調に連載を続けて欲しいですね。完結を願っています。

約4年ぶり
いやー長かったです。
やきもきしてきましたが、とりあえず無事に43巻が発売されて良かったです。

正直桜小路くんがうざくてうざくて仕方ないのですが、舞との関係をはっきりさせた点は良かったです。
初期の桜小路くんはカッコ良かったんですけどねー・・・。
今巻、本当に久しぶりにマヤに紫のバラが届きます。
そこでマヤはある行動を取るのですが、その一連のシーンは切なくなり「あーこれこそガラスの仮面だー!」と思いましたね。
マヤと真澄(紫のバラの人)。
少し前進(?)したと解釈していいかもしれません。

紅天女の試演まであと少し。
マヤと亜弓の稽古が嫌な形で世間に公表されてしまいます。
しかし、「(今の時点で)どっちが紅天女に優位か」。
月影先生がこれをはっきり発言したのは実は今回が初じゃないでしょうか。

私個人の感想ですが、マヤは立ち振る舞いは紅天女としてまだまだだけど、本質を掴んでいるような感じです。
一方亜弓は立ち振る舞いは華麗で紅天女として完璧ですが、本質をどこまで捉えているのかが全然見えてきません。
この2人がどのような試演をするのか、楽しみです。

今日、「王様のブランチ」で美内先生が出演されていました。
44巻は今年の夏発売を目指しているようですよ!!
延期することなく、実現して欲しいです。
みんな待ってますから・・・。

確かに既視感が。
読み始めて、「あれ?間違って前の巻を買ってしまったのだろうか」と一瞬思ってしまいました。
雑誌で読んだ部分だったのかな???
しかし読み進んだらやはり読んだことのない巻でした(^^;

この状況では紫織さんも可哀想だと思うなあ。
真澄さまのちょっと変な様子、それは不信感も持つでしょう。

マヤと亜弓さんの紅天女の役を掴むための(相変わらずの)苦闘も見ものです。
まだまだ対決はこれから、というところですが。
そして月影先生・・・・。
お元気そうで何よりです。今回は血を吐いたりしてません。
源造も健在です。

真澄さまの白目、亜弓さんの不機嫌なジロリという睨みなど、ガラかめらしさ満載でした。
やはり白目で青ざめないとね。
雨にも濡れてました。


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