ブログトップ >> 月別[ 2009年10月 ]

聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)

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聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)

このクオリティの高さをキープするのはすごいと思います。
個々人の宗教知識の多寡や性質にもよるのだろうが、3巻よりかは大分わかりやすいネタが多いように思った。イエスからの誕生日プレゼントが嬉しすぎて「悟りワード」を叫び心を落着かせようとするブッダにくすくすと笑っていたら、花祭り(降誕会)における甘茶の「真実」が明らかにされて驚いたり(まあ、落語のマクラなんかではこれと似た解釈の話もありますが)、映画で「ネタバレ」満載のパンフレットを先に買ってしまうイエスを「この外道!!!」と叱責するブッダに対し、「終末」までをも予言してしまう「ネタバレ魔」の「父」をもつイエスが自らの境遇を鬱々と語ったりと、例のごとく、とにかく楽しい。
また、宗教ヲタ的に特に楽しいポイントとして、本巻では、ブッダとイエスの「晩年(or臨死)の言葉」がともに収録されていることとか(「世界は美しい」「エリエリラマサバクタニ」)、イエスが「禁断の果実」「原罪の象徴」を食べると言葉が空回りする絡みづらいコメンテーターみたいになるところとかがあり、これも毎度のことだが、独自の深読みができて面白い。こういう史上類をみない宗教マンガが定期的に読める幸福をまた改めてかみ締めた次第である。

やはり、いい
私的には、3巻より良かったです。3巻は、ちょっと笑いのテンションが落ちた気がしました。ネタ切れかなと。4巻は安定した笑い。1、2巻のように爆笑はしないけど、何度でも読み返したい温かさがありました。

祝福せよ!
出てくる登場人物がみんないいひとなので笑いながら和みます(笑)。
極道さんだって、マーラさんだって(あ、今回出てないか)、みんながピュア(笑)。
まっすぐなイエスとおだやかなブッダ、ほんとにこういうひとだったかも(え)。
今回はハトの姿の父さんステキです。
いや、もうあのお方を「父さん」と呼ぶところあたりからしてほのぼのです。
というかこの世の終末予想=ネタバレっていう感覚にやられました。
今回初めて知ったのは盆踊りの起源です。そういう新しいことを知るのも楽しいマンガです。
あ、天上天下唯我独尊の下りも笑えます。ああ、やっぱりそうだったんだって(違)。

ストレートに笑える点が大好きです。
なんとなくご飯やパンな笑い。なんとなく。
これからものほほんのほほんぶはーっ(爆)と続いていってほしいです。

ネタが・・・
4巻にもなると、今までのような、誰もが体験したことがある
「あるあるネタ」を続けるのは、難しくなってくるのかな。
☆5つレベルで爆笑してた1〜3巻に比べ、元ネタがわからないところが多かったような。
ネットゲームのことは一切知らないので、ほとんど笑えず終わりました。
でも、2人のやりとりにほほえみは絶えませんでしたけどね。

とんだマリー・アントワネットぶりだね!
仏教やキリスト教の元ネタは、うっすらわかっていればいいんです。どの巻のどのエピソードにも「これぞ!」というフェイバリットネタが必ずあります。4巻の中でワタシ的には、イエスとアークエンジェルさん達が映画のファンファーレで立ち上がっちゃうところで、ウリエルさんなんか、majiで羽ばたく5秒前くらいの勢いでした。ちなみにタイトルは、盆踊りでうっかり失言しちゃったイエスにつっこみを入れたブッダの言葉です。こんなマンガを読める日本、最高です!

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ブラック・ラグーン 9 (サンデーGXコミックス)

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ブラック・ラグーン 9 (サンデーGXコミックス)

ロベルタ(猟犬)ファンとしては何よりの終わり方。
若様に感情移入して読むなら
クライマックスの見せ場は最高!
「僕のロベルタ」の帰還を
ひとまず喜んでいい。

ファビオラとレヴィの掛け合いは
ファビオラの鮮やかな勝ち
苦しくなってレヴィの
自暴自棄な暗黒面が出てきたように思った。

ほぼオールスターキャストが
縦横無尽に暴れまわる
ロベルタリベンジ編はコレで完結

次なる新章に期待大!



後味の悪い・・・
銃も暴力も振るわずただその策で事をうまく進めたロックに感服ですw
真の悪はお前の偽善だとファビオラに指摘されたロックなんですが
汚れ役が全部ロックにまわされた感がしてちょっとね・・・
ガルシア達はなんか悟った風なオーラ出しててすげぇ不快だった
手段や動機はどうあれ依頼完遂させただけなのに感謝の言葉もないわけ?
全然大人になってませんねガルシア君は

復讐完結
ロベルタの復讐劇もやっとこさ終わりです(笑)


正直ロベルタの話し長すぎです・・・

最後も何だかロックがやった事が無駄だったような気がして・・・

とりあえず個人的には何かスッキリしない終わり方でしたね。
次に期待です。

すっきりしない
ロベルタランボー編は現時点における最長エピソードなのでどういう決着をつけるか期待してたんですが正直最新刊を読んでがっかりしました。
不満な点はやはり一番数多く人を殺し一番報いを受けるべき人間が無傷で生き残ってしまった事、ファビオラの恩人に対する説教です。
子供特有のまっすぐさ青臭さ、一途な正義感をもつファビオラなら、ロックが「賭け」と称する狡猾な手段に反発を抱く気持ちも想像できるのですがやはり言っちゃだめでしょう……自分たちの方から頼って巻き込んでおきながら「結果は望んだどおりだけど手段とそこに至るあんたの態度が気に食わない」ってキレたわけで、これは感心できない。偽善者です。
ロベルタはロベルタで薬に依存してぼろぼろな描写があったのにその伏線が全く生かされてなくてあれ?って肩透かしです。
生きて罪を償う事こそ重要といってもあれじゃ南米に帰って平和に暮らしてるようにしか見えない……
ガルシアは「暴力に暴力で報いるから戦争はなくならない」んだと少佐にむかい悪の論理を展開してましたが、いかにロアナプラで過酷な現場を見たとはいえ、坊ちゃん育ちの子供がいきなりそんな高尚な言葉と哲学語りだしても全然説得力ないし共感しようがない……そもそも彼は手を汚してないですしね。

ロックの悪覚醒や姉御の独白など魅力的なカットが多々あっただけにストーリーの中だるみが自体が残念。途中まではすごくよかったのに……ロベルタが正気に戻るきっかけも安直すぎる。ガルシア恋愛感情抱いてたっけ?家族のように思ってたんじゃないの?と唐突すぎてぽかんとしました。
贅肉をそぎ落として二巻位でまとめたほうがカタルシスが残ったんじゃないかと思います。

おもしれー
回を重ねるごとにだんだん疾走感がなくなってきた気がするけどおもしろいわ
ロックの位置づけとか、あの表情がたまらん
でもファビオラは
あれ?どうした?って感じする
個人的にちょっとショック…

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あたりまえだけどなかなかできない ほめ方のルール (アスカビジネス)

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あたりまえだけどなかなかできない ほめ方のルール (アスカビジネス)

とても読みやすい(^。^)
とても読みやすくて、判りやすい…(^。^)
明日から「ほめ上手」になれそうな機がします

ほめたいし、ほめられたい。
この本を読んで人をほめたくなった。また自分もときどき人にほめてもらえるといいなと思えた。

私は「話し方」の講師をしています。

自分の教室の生徒にもこの本の内容を伝えたいと思いました。

すてきな本をありがとうございました。

三神 英人

ほめられるとやっぱり嬉しい!
私も含め日本人は人を褒めることが得意ではないと思います。
谷口さんの「ほめ方のルール」はそんな「ほめることに慣れていない」私たち日本人に
小さな変化をもたらしてくれるような気がしました。

一方で、日本のは褒め殺しという言葉があります・・タイミングや表現によっては、悪い意味になってしまうこともあるということです。
勇気を出して心から思った通りに褒めてみたのに、「褒め殺しですね」なんて言われたら嫌ですよね。

「いいとこあるなあ」と感じても素直に口に出してほめられないことも多いですよね。
この本では、そんな私たちのために見開き1ページで、101個のほめるコツが書かれていますので、
とても参考になります。

また、この本の内容は、仕事でも家庭でも行かせる内容だと思います。
私には思春期を迎える息子がいますので、ほめたり、叱ったりということのむずかしさを痛感しているところなので、
参考になりました。

良い本だと思います。



ほめることは、しあわせの第一歩
人は何気ない一言で傷くこともあれば、
さりげないほめ言葉で、勇気をもらうこともあります。

この本の著者は、ご自分の失敗を踏まえて
『ことばの持つ力の両面』を知り尽くしています。

その上で、人がしあわせになるためのほめ方のコツを
余すところなく伝えてくれています。

見開きでどのページからでも、読むことが出来ます。

会社で、家庭で、そして教育の現場で人間関係に悩む
すべて方にオススメしたい本です。

「ほめることがしあわせの第一歩」であると、この本に
教えて頂きました。

人とより良い関係を作るためのコミュニケーション
「ほめ言葉には、相手の人生を変えてしまうほどの力がある」

この本では、「ほめる」という行為を「人とより良い関係を作るための
コミュニケーションスキル」という大きな枠組みでとらえられています。
単に何でも、ほめればよいわけではなく、「誰に」「何を」「どう」ほめるとよいのか?
などなど実用的なテクニックが書かれており、ついつい、その場で試してみたくなります。
「ほめる」という行為は、個人的にはすごく好きな行為ですが、なかなか上手くいかない
ことが多かったので、本書で学んだことを、試してみます。

紹介されているテクニックの中で特に気に入っているのは、ルール40の
「未来をほめよう」とルール49の「iメッセージでほめよう」です。
無意識に使っていたものですが、今後は、理解した上で効果的に使えそうです。

「場面別ほめ言葉集100フレーズ」が巻末についてます。
とても実用的でいいですね。メール版もついてますよ。
便利で良いと思います。

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誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール

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誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール

楽しく読める
帯に「もうドギマギせずに楽しく話せる」とあるのですが、
本文の楽しいイラストと構成でまず、「楽しく読む」ことができました。
こういった内容の本は、今まで聞きかじったことの反復と思わせるネタが多いと思いますが、
飽きずに楽しく読めただけでも、すごく役に立ったと感じました。

読みやすいのに読み応えたっぷり!
66項目から成り立っているので、ダラダラ書かれているわけでもなく非常に読みやすかったです。
丁寧にも具体的な会話の流れが書いてあり、「このフレーズは使える!」っと付箋を貼っていったら本が付箋だらけになりました。
私には珍しい現象です。
一度読んだだけで、いきなり会話上手になれるわけでもないので本片手にチョコチョコ練習していこうと思います。
一つ一つの項目の最後には小さくポイントがまとめられているので読み返す時便利ですねぇ

最後に…挿入イラストがとっても可愛いです。表紙に書いてないのが残念!

・・・難しいなぁ
期待して購入したのですが、正直満足いくものではなかったです。
話し始めのとっかかりばかりなので、そのあとは「上手くいけばしめたもの」でおしまい。
じゃあ上手くいかないときの次の方法は?がないのです。
ちょっと黙って「相手の出方を見る」?何度もそうなったら嫌だなぁ、でもその先が書いていない。
知らない人なら天気の話から入ってもいいのでしょうが、自分を知っていて相手も苦手意識がある場合など実際は様々です。
確かに具体的でなるほどと思う部分もあるのですが、話しベタの不安を解消するには
全然物足りなかったです。

結局は自分からどんどん輪に入ってこういう話題のきっかけを使って鍛えろ、ってことなんでしょうね。

会話とは技術ではなく思いやり
この本における「話す力」とは、
自分の気持ちや相手の気持ちを考えて、
やりとりできる力のことです。

話し方の本ですが、
「聞く」ことの重要性が説かれているので、
一生懸命、話さなければならないというプレッシャーが緩和され、
話し下手の自分にとっては、ホッとする内容です(*^_^*)

実際の会話の場面を想定して、具体的に語られていて、
即実践でき、結果を実感できる内容となっていると思うので、
★4とさせていただきます。
(私が本の内容を実践して、会話上手になったら、
どんな人にとっても効果が現れると思いますので、
★5となりますね♪)


■私が共感したのは…
・会話で伝え合っているのは自分と相手の
 「気持ち」だということです。
 「会話は言葉のキャッチボール」ではなく
 「気持ちのキャッチボール」(P.4〜5)

・どんな人でも、自分の気持ちを聞いてほしいもの。
 それだけで、嬉しい気持ちが何倍にもふくらんだり、
 辛い気持ちだって一気にとけて消えてしまいます。
 相手の話は自然と広がり、
 瞬く間に時間が経ってしまうでしょう。
 一方、話すときは自分の気持ちを
 “ちょっぴり”伝えてみます。
 あなたが心の鎧を脱げば、
 相手も緊張感や警戒心を解いてくれるもの。
 ギクシャクしていた会話がなめらかになり、
 楽しいエピソードがドンドン飛び出します。
 (P.5)

・人は誰もが
 「自分の話を聞いてほしい」
 「気持ちをわかってほしい」
 という思いを抱いております。
 それは希望などという軽いものではなく、
 本当に熱望です。
 …気持ちをくみ取る言葉を投げかけると、
 その人は自分の気持ちを
 わかってくれる人が現れた喜びで、
 もう話は止まりません。(P.27〜28)

・会話がうまい人は相手が自由に考えられる質問をします。
 それが「……なんでしょうね」
 という漠然とした言い回しです。
 (P.105)

・ねぎらいのあるところにコミュニケーションが生まれ、
 癒しや安らぎとなって、
 明るい雰囲気づくりにつながります。
 (P.148)

・まだ打ち解けていない人と話すときには、
 はじめは答えやすいクローズドクエスチョンを
 使ってみましょう。
 その後、徐々に相手の人柄がわかるような質問をして、
 会話を広げていくように意識してみてください。
 相手の思わぬ人間的な部分が引き出せれば、
 アッという間にその人と仲良くなれるはずです。
 (P.215)

・以前聞いた話を覚えていて、後日持ち出すと、
 人は喜んでくれるものです。
 それだけ自分に関心をもってくれていると
 受け取るからでしょう。
 この傾向は女性に強くて、
 これができる男性はけっこうモテるはずですよ。
 (P.220)

・常に、「自分がなにを話せばいいのだろうか」と考えたり、
 「自分をよく見せること」「嫌われないようにすること」
 に神経をとがらせるのはやめましょう。
 それよりも、相手がどんなことを知りたいのか、
 あるいはどんな気持ちをわかってほしいのか、
 共感してほしいのかに目を向けてみることです。
 そして、なによりあなたのほうから
 「もっと話がしたいです」という
 メッセージを発信していきましょう。
 その最適な方法が“気持ちのちょっぴりオープン”です。
 あなたがちょっとずつ気持ちを話していくうちに、相手も、
 気持ちの鎧を脱いで本音で話してくれるようになるでしょう。
 そうすれば、無理に話題をつくったり、
 会話術を駆使したりしなくても、
 自然と会話を楽しむ雰囲気が出来上がっていきます。
 自分がすることは意外と少ない−。
 こんなことに気が付いて、
 コミュニケーションがとても楽になるはずです。
 (P.237)

・多くの人と語らうことで、気持ちがつながり、
 絆が深まっていくなかで感じた幸せは、
 モノやお金を手に入れたときの幸福感とは質も重みも違います。
 (P.238)


■私のアクション
・相手の「気持ち」にフォーカスして、
 話を聞く!質問をする!

・感情豊かになり、
 自分の「感情」とのパイプを、しっかり繋げる!
 そして、相手の「気持ち」も理解できる人間を目指す!


とても参考になったのが、話題の広げ方です。
話すときは…
自分の性格、人柄がわかるエピソードを話す
質問するときは…
相手の性格、人柄がわかるエピソードを引き出す

また、「気持ち」に焦点をあてて、
話のやり取りをする重要性がこの本では語られていますが、
以下の内容が、
その前提として、なくてはならないと思うとともに、
自分自身、ハッとさせられました!!

もしかしたら、「気持ち」といわれても、
ピンとこない方もいるかもしれません。
忙しさのあまり、気持ちをゆっくりと感じる暇を
もてなくなっている方は少なくありません。
自分の気持ちから引き離されると、他人の気持ちも
わからなくなってしまうんです。
あなたが本気で会話力を身につけたいのであれば、
断ち切ってしまった感情とのパイプをもう一度、
つなぎ戻す必要があります。(P.5〜6)

感情の脳である「右脳」を意識して使い、
感情豊かになることが、
自分自身が発する言葉に神経を向けるよりも、
会話には重要であると強く感じました☆

世間話が苦手な人にお勧めです
世間話が苦手で、つい知人との会話を避けてしまうような人にぴったりの、具体的「世間話の仕方」を伝授してくれる本です。

世間話が苦手な理由、心理をちゃんと分析した上で対策を提示してくれるので、その通りに実践できれば会話能力が上達することは間違いないでしょう。

すべて、相手の心理を考えた上での作戦ですが、世間話が苦手な人は他人の気持ちを考えるのも苦手なはず。となると純粋にテクニックとして覚える必要があるので、これらを自然にできるようになるまではこの本を何度も読み返し、日々実践練習を繰り返す必要がありそうです。

いずれにしても、世間話の苦手な人間にとっては福音書となりうる本だと思います。

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図で考えるとすべてまとまる

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図で考えるとすべてまとまる

とてもやさしく,実践的な本です。
図示すること,ヴィジュアル化の重要性はいろいろなところで指摘されています
マインドマップ等)が,それをやさしく,かつとても実践的に解説した本。
図示のヒントがいろいろと開示されています。座右において活用したい本です。

「きれいにパソコンで作った資料だと,もう完成しているように見えるだろう?手書きだと,まだ考えている途中に見えるから,相手も意見が言いやすいんだ。」

目から鱗の指摘でした。

基本が大切!を実感させる良書
この本の良いところは、図解を考えることを助けるためのツールに使っているところです。

職業から図解本は、色々購入してきました。
しかし既存の図解本は、プレゼンテーション資料を作成する方法を示すということに焦点を絞って、図解するという「手段」が「目的」となっている場合が多々あったように思います。

社会人1年生が読むのはもちろん、10年選手の方々ももう一度基本に立ち返るという意味で、この本を手に取ることは意義があると思いました。

読みながら実践できる優れもの
プレゼンする頻度は非常に多いのですが、マンネリ化してしまい、どうにか自己改革をしていたいと思っていたところで、本書を手に取りました。

読みながら、テンプレートに直接書き込むことで、新たな発見が得ることができました。

今は、テンプレートを拡大コピーして、ちょくちょく利用しています。

分かりやすく、初心者に人から、自分のように変化をつけたい人まで、幅広くおすすめできる本です。

難しい用語は一切ない分かりやすい図解術
初めて読む著者の本だけど、経歴を見るとアートスクールで学んだあと、JPモルガンやボストンコンサルティングで活躍したコンサルタントということで、図解について、単なるコンサルタントの書く「図解術」にとどまらず、色遣いなどアート的視点からのアドバイスもあり参考になる。

内容的には、それほど、特に難しいことは書かれていない。コンサルタントのツールでもあるロジックツリーやPPMなど見慣れた図も多いが、そういったコンサル用語はあまり使用せず、私のような図解が苦手な人間でも、すぐに図を書き始められるように配慮されているのがいい。

図を使ってうまく表現できるようになるには、難しいことから入るより、この本で書かれているような基本的な描き方やルールを理解し、繰り返し、描いてみるのが一番のような気がする。

また、図だけではなく、図とともに書くべき文章についても触れているのがいい。すべてを伝えるには図だけでは不十分。相手に直観的に理解させ、さらにはそのロジックをきっちり納得、了解させるには、文章も大切。この著者はそこもよく理解しているように思う。

私自身、図解とそれを使ったプレゼンが苦手なので、この本はかなり参考になった。

日々の仕事で使えそうです
私は絵を書くことが苦手なのですが、本書を読み、そのような苦手意識を持たずに、日々の仕事の中でも積極的に図を使っていこうと思えました。また、どのように図を活用するのかという点について、体系的かつ分かりやすく書かれており、大変参考になりました。読んでいて爽快感のある良書であると思います。

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平和を愛する世界人として―文鮮明自叙伝

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平和を愛する世界人として―文鮮明自叙伝

強力な『気』の流れる本
この本で、オーリングテストをしてみましたら、力が入りました。
この本には、とても強い‘気’が流れているようです。
ぜひ、みなさんも試してみてください。

「すべてのレビューを読む」が面白い(笑)
面白い。レビューを書いた人の隣にその人が書いたレビューをすべて表示する
「すべてのレビューを読む」という機能があるが、この商品はなぜか、他には
レビューを書いたことが無い人ばっかりである。

善人の仮面をかぶりたいなら、「集団結婚」で朝鮮半島で行方不明になった
日本人女性の居場所をすべて明らかにせよ。すべてはそれからだ!



嘘をついてはならないby神
私はクリスチャンでもリベラルだから、統一教会がセクト的な宗教だからといって、ただちに教義を責めはしませんけど、嘘を弄して、洗脳や壷・印鑑の不法販売を扇動している団体の首魁に、世界平和だの主イエスだの言って欲しくないですなあ。

読む価値はあるのか?
ほかのレビューを見ると、文鮮明マンセーなレビューばかりで少しうんざり。
もう少し、みんなが読んでみたくなるような書き方をすればいいのに。

もし家族や親戚、知人に統一教会員がいて困っている人は読んでみるべし、敵の親玉を知ることは「敵を知り己を知らば百戦........」とも言うしね。
統一教会員の目指しているところが少し垣間見えた気がする。

平和を愛するなら
客観的に読んで、信者どの達が絶賛するほど革命的な内容ではないと思う。でも、真剣に平和を願い求めるなら、心に触れる部分がある。この人の純粋さはなんかすごいと思う。

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大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

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大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

それぞれの人生の変転、人間模様が実によく描かれていますね。めっちゃ面白いです!
 江戸時代は徳川幕府の正史(実際の歴史)に対して、「日本男子の人口が女子の四分の一にまで激減。それに伴って、女将軍が誕生。大奥もまた、男女比逆転の世の中そのままに、美貌あるいは切れ者の男子で構成されるようになる」 if もしも・・・の江戸時代を描いた漫画。ストーリーが実によく練り上げられ、考えられていて、読みごたえがありますね。殊に、女将軍それぞれの性格描写と行動、大奥はじめ、将軍側近の人間たちが織り成す運命的な出会い、人間模様などが深いところまで掘り下げられていて、めっちゃ面白いです。

 シリーズ第五巻の本書では、五代(女)将軍・徳川綱吉が君臨する元禄時代という設定。前巻のラストで大奥総取締の座に就いた右衛門佐(えもんのすけ)の活躍、愛する我が子を失った綱吉の惑乱と狂気、赤穂浪士の討ち入り(別バージョン)の話がメインとなっています。

 なかでも印象に深く残ったのが、主要登場人物の邂逅。本巻のラスト、女将軍同士の一度きりの出会いを描いた場面もよかったけれど、格別、素晴らしかったのは、三代(女)将軍・家光公のもとで活躍したふたりが再会する場面。本シリーズ第三巻においては、密接に、深く関わっていたふたりの人生が、ここでは「何と遠くまで来てしまった事か」。カッコ書きにした家光公の台詞(第四巻 p.28)も思い出されて、なんや、しみじみしてしもたなあ。ふたりがたどった人生の変転、浮き世を離れた人生と世俗にまみれた人生の対比が鮮やかに描き出されていて、心にしみる味わいがありました。

 絵という点で言えば、同一人物でも、若い頃と年をとってからの顔つきが描き分けられているのが凄いっすねぇ。綱吉の風貌の変化など、本当に見事。本の中で人間が年をとるってこういうことなんだなあと、ひとりの人物の一生に立ち会っている、そんな気持ちになりましたから。

桂昌院が玉栄に戻った一瞬。
大奥内の権力争い、綱吉の苦悩が見事に描かれた第五巻。本当に素晴らしい作品だと思う。生類憐れみの令、忠臣蔵のエピソードはどうするのかな、と期待していたが、予想以上に見事に仕上がっている。

感動したのは有功(永光院)と玉栄(桂昌院)の再会のくだり。「どうかどうかわしを叱って下され」と永光院にすがる桂昌院。権力を持った桂昌院が玉栄に戻った一瞬。まだ家光がいた頃の若い二人を思い出した。エピソードの最後、一コマなのだが小雪がちらつくシーンの冬の寒さと静けさで、感動がさらに深まった。よしなが先生の描写はすごい。

巻の最後にまだ10歳の信(吉宗)が登場。綱吉とのやりとりに吉宗の利発さが見て取れる。続きが楽しみで待ちきれない。

凄いなあ。
なんというか、まだ5巻までだというのが信じられない。
それくらい内容は深く濃い。

手塚賞とって当然という感じでしょうか。

大奥は悲しい。
大奥で涙を流したことはないけれど、胸が苦しくなる。
それは、単に泣ける話を書くより、もっと凄いことなのではないでしょうか。

力量に脱帽!
5巻まで読んできて改めてよしなが先生の力量に脱帽です。
ストーリーももちろんですが、絵の力がすばらしいの一言につきます。
前のレビューで出ていた「小説化は無理」はもちろんですが、
1巻部分(吉宗編)が映画化されるそうですが、見る気にはまったく
なれません・・・。というかあの世界を映像で表すと、
それはもう言わずと知れたまったく別のものでしかないと思うので。
今回は綱吉が二人の男性に無体を言いつけるところが個人的に
「おっっ」と反応してしまいました。

ともあれ次巻が待たれます。

深化していく逆転世界
綱吉編です。

ラスト数ページ、高く笑う彼女に涙が止まりませんでした。
その一瞬、彼女がどれほどの光を見たのか。どれほどの苦さをかみしめたのか。それまでのエピソードすべてがこの数コマに凝縮され、昇華する。
こんなシーンがかけるのは、この作者さんだけですね。すごいです。マンガの力ってすごい。

この物語は、前の家光編とは全く趣の異なるものでした。
今や磐石の徳川家の姫で、将軍に登りつめ、頭も良く、美貌まで備えており、時代も平和で豊か。
これで不幸だなんて言ったら、彼女の母の千恵姫は激怒するだろうし、吉宗は軽蔑するでしょう。
でも幸福というものはそんなに単純なものでもない。…読み終わった後、いろいろ考えてしまいました。

「逆転大奥」という、最初は奇抜なアイデアに過ぎないと思っていたものが、エピソードを重ねるごとにどんどん深化していっているようです。「男女逆転社会」なのに、女であることで苦しみ続け、女の業から解放されない彼女。女であることっていったいなんだろう、とも思います。

逆転世界の、この狭い大奥という空間で生きる人々が、この先どんなドラマを見せてくれるのか。この作品がどこまで深まり広がっていくのか。とても期待を持たされました。


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それでも、日本人は「戦争」を選んだ

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それでも、日本人は「戦争」を選んだ

日本人の戦争反省に疑問を持ち、手にした一冊
イギリスの高校で歴史を学んだ子供は、1年間をかけてナチスについて学んだ。イギリスの近代史を学ぶ上で、最も影響があったのがドイツの歴史ということなのだろう。それにしても、日本の高校の歴史の授業とは違いすぎる。イギリスだってストーンヘンジのような古代があり、ローマが侵攻してきた時代があり、中世のフランスやスペインとの戦争がある。それらはドラマ(演劇)や美術の授業で触れるが、歴史の授業では徹底して近代を学ぶのだ。確かに、現代を語るのに、今後を語るのに、第一次大戦、第二次大戦は避けて通れない。その中心がドイツの歴史だ。子供のイギリスの学校にはドイツからの留学生も多い。クラスの中の2割、3割がドイツ人ということもある。

中国から日本の歴史の教科書がよく避難されるが、日本では外国の立場を教えていない。世界の国それぞれに事情があり、思惑がある。それが各国の歴史なのだ。それに対して日本が、日本の政府が、軍が、一般大衆がどのように反応し、対応してきたのか、深く考えさせられる授業が加藤先生の視点である。平易な解説がぐんぐん読ませる。

坂の上の雲の副読本として
私は今まで”なぜ太平洋戦争が開始したのか”わかりませんでした。教科書では事実を書いてあるだけでその時の空気が伝わってこないためもやもやとした気分でいました。そんな時この本のタイトルを見てなにかわかるような気がして読んでみました。
中高生向けに書かれた(講演)内容なので非常に読みやすくなっています。
太平洋戦争が始まりは明治の征韓論少し前から開始しております。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、パリ・ワシントン軍縮会議、国際連盟、満州事変、日中戦争、太平洋戦争などその”時々”の状況に日本が対処してきたことが読んでいくうちに表面的な事実でなくもう少し深掘りした情報を織り交ぜながらその”時々”当時の社会の空気がわかってきました。当時の政治家たちがいかに優秀で国際社会の日本の位置付けをしっかりかじ取りをしてきて、そして誤った道(?)へすすめてしまった。その反省をもとに戦争を知らない世代の私たちがきちんと向き合う一冊だと思います。また、それは現在の国際協調に通ずるものがありアメリカ、中国、イギリスなど各国と付き合う上で必要な過去の背景を知っておく必要があります。
それとNHKで始まる坂の上の雲を見る際にあらかじめ読んでおくとその時の世界情勢がわかるためお役に立つと思います。


興味深く真摯だが、経済要因への目配りが不足
日清戦争から日中・太平洋戦争まで一気に読んだ。
当時の為政者や軍幹部が、国民の意識と呼応しながら
どのような意識で戦争への道を選択していったのか、
はじめて知ることも多かった。
しかし、加藤は結局、利益を求めて植民地獲得を続けた欧米と違って
日本は戦略的見地から植民地を獲得していったという(よくある)視点に立っており、
高岩仁が戦争案内―映画製作現場、アジアからの報告で書いたような
経済システムという要因への配慮があまりに少ないのが気になる。
これは加藤が経済史家ではないために経済史料への読み込みが少ないためだろう。
たとえば加藤の本では、大陸進出を支えた三井物産などの財閥が
軍や政府への協力者として登場するが、財閥の方に資源や市場獲得のための
領土拡張への強い欲求があって軍や政府をたきつけた側面があったのではないか。
あるいは、政党政治を脅かす外部要因として言及される5・15や2・26事件の
青年将校たちを、高岩が書くように裏で財閥が後押ししていたとすれば
本当に糸を引いている者がだれだったのか、事態の見え方は一変する。
研究者ではない高岩の本は論証も不十分でデータの出典もあいまいなところの多い小冊子だが、
本質的な洞察を含んでおり、ぜひ加藤の本と併読されることをおすすめしたい。

国民も 『欲』 が深かった!
■ 【わかりやすく、読み甲斐ある内容です。】
高校生相手の特別講義をベースに、わかりやすく、易しく、
かつ、レベルのある内容だと思います。内容は、明治以降
の戦争で、「国体」解体される第二次世界大戦までです。

■ 【産業革命後の欲深き人々  】
産業革命後、増大した生産物の販路と求め、欧米諸国は海
外に領土拡大。黒船来日等で、日本も封建社会の江戸から
明治へと社会変革を求められました。西欧に追いつき追い
越せとの富国強兵の国策により、やがてわが国も上昇した
生産物を売りさばく販路を、遅ればせながら、海外に求めた
訳です。日清戦争、日露戦争、第一次大戦参戦となり、その
時点の日本の領土は、当時の敗戦国ドイツからいただいた
グァム、サイパンをはじめ、カムチャッカ半島、朝鮮半島から
台湾その他中国東北部の一部までの範囲だったようです。

■ 【欲深き人の大義名分】
更に、「欲を出し」中国市場の安易な拡大に手を出しました。
しかし、そこで手痛い反撃を受け「匪賊征伐」などと称し、彼
の地の人々を殺傷っしていったのです。しかも、これは戦争
では無いとして、国際法を無視した滅茶苦茶な行動を行い
ました。2001年9月にニューヨークの世界貿易センタービル
が、同時多発テロで崩壊、「新たな戦争だ!」と、戦争を始
め、一国の大統領を断罪した米国との共通点を著者は、指
摘しています。「邪悪な犯罪を取締る立場から、国民の戦意
高揚を高め、」戦争に突入していった大義名分は、まるで、
かっての日本と同じではないかと。

■ 【欲深き人の業】
想像を超える、捉え処の無い『強欲さ』が、人々を刺激し、メ
ディア一体となって戦争に突き進んでいます。近年、この
「強欲さ」が強欲資本主義をリードし、挙句、リーマンショック
など不況のやり玉に挙がっております。正に、『欲深さ』の人
間の業とどうむきあうのか?欲浅き人をも不幸に引きずり込
む戦争を通し、日本の近代史を学ばせて頂きました。


久しぶりに、出会えた真面な本の一冊。若き人にも年輩の方も、是非お読みになり、著者の戦争に関する解釈を知るべきと思います。
これは、著者が実際に中高生へ講義したものがもとになっている。しかし、単なる一方的な研究者としての新しい考えを教えるという形式をとらず、生徒(聴き手)に対し問いかけをすることにより、聴き手も講義の一員となる、対話形式。それを巧みにリードしていくのが著者の役割。この形式は別に新しいものではなく、分野を問わずに実施されている、優秀な教師と少数の優れた学生(あるいは生徒)の場合には昔から実行されている。この著書の場合は成功した例であろう。日本の明治維新以降の戦争に対する著者の考えを、生徒という若き触媒の存在を用いながら良く記述していると思います。この著書では歴史研究部の生徒の存在が大きいのです。これは、読む価値充分の本です。お薦め!

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新参者

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新参者

読了後、ただただ心が暖かくなった。
物語の流れは、
日本橋署に異動してきたばかりの加賀刑事。
女性殺害事件の聞き込み捜査で色々な人々と出会う。
その一つ一つのエピソードが描かれています。

十人十色の登場人物、その一人一人の思いが繊細に描かれています。

僕はこの本を読み、
優しさの形は一つでは無いということを、
自分のことを思ってくれている人は、
実は自分が思っている以上にいるのではないかということを、
改めて教えて貰えました。




いいです
一つの章が終わるたびに
ふぅ〜っと涙を堪える感じで
いいです。
ほのぼのあたたかな。
最後は「?」ですけど。
もうひとひねり欲しかったかな。

ドラマと、時間軸と、緻密な伏線に驚嘆。
キタァーーー!!
加賀恭一郎シリーズ最新作。
練馬署から、日本橋署に異動してきた加賀。
人情味あふれる下町で、
殺人事件が起こる。
関係者たちや、
近所の人たちが、
この事件の聞き込みを受ける。

怨まれるいわれのない、
引っ越してきたばかりの被害者。
なぜ、彼女が殺されたのか?
捜査線上に浮かぶ、
容疑者たち。
その一人一人を、
加賀は鮮やかな推理で、
しかもアクロバットではない、
つかんだ証拠から、論理的な推理を展開する。
そこには、
その町に生きる人々への、やさしいまなざしを感じる。

前作『赤い指』同様、
物語の底辺に流れる“家族”の愛の物語。
加賀自身が抱えてきた問題や、
経験が、
その深いまなざしに刻まれている。

これほどキレ者の彼が、
未だ出世できないのは、
いや、
降格してしまったということが、
まだ、語られない。
この先、そんなエピソードが書かれる日が来るような気がします。

待ちに待った東野圭吾の新作!!
連作短編のようにも読めて、
また、
加賀の服装や、おみやげから、
時間軸を意識して読むと、
さらに緻密な作者の仕掛けに驚嘆します。
加賀シリーズを知らなくても、
超おススメです。

あったか〜い
ミステリーとしては掟破りであると思うから
これは推理ものではなく人情ものとして読むのが
いいのだと思う。
だとすると各話がすべて見事に温かく、
次々と読んでいきたくなる。
捜査の過程で平穏であった人々の暗部などが
ほじくり返されるという作りは目新しくないくても
そのひとつひとつの話のよさはさすがとしか言いようがない。

ミステリー仕立ての人情劇
加賀恭一郎の登場である(練馬から日本橋に異動したので新参者というわけだ)。彼がでてくると、物語が自然とひきしまるから不思議だ。こんな刑事ばかりならなぁと誰もが思うだろう(実際の刑事を知っている人はまずいないだろうけど)。さて、今回は各章が独立した短編になっており、それぞれが加賀刑事が事件の真相にたどりつくまでの過程になっている。で、最終章が解決編となるわけだ。珍しい手法ではないが、ちょっと凝ったつくりになっている。本筋の事件そのものはいたって単純であり、動機や手口も奇抜ではなく、ミステリーとしてはもの足りないと思う方も多いだろう。しかし、本作のテーマはあくまで人情の機微である。もちろん、たんなる人情劇というわけではなく、どの話も謎解きと微妙に関連しているところが絶妙。東の圭吾はうまいなぁと思う。

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