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プライド 12 (クイーンズコミックス)

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プライド 12 (クイーンズコミックス)

そりゃないだろ〜
ドロドロ感が面白くて、単行本が出ればずっと買っていたのだが…。
今回は帯に「怒涛のクライマックス!」というような事が描かれていて、
今まで膨れ上がった話をどう纏めるのだろうと不思議に思いながら
手に取った。
しかしまさかこんなラストとは…。

思うに、作者は張り巡らせた伏線を回収するだけのストーリーをまとめる
力量がないように思う。
「正しい恋愛のすすめ」でも思った事だが、思いついた事を後先を考える
事なく描いていき、最後は行き詰ってむちゃくちゃなラストで終わらせる。
果たしてこれが少女漫画の巨匠と言われる人のする仕事だろうか??

すくなくともこういった奥深い訳でもない女性向け漫画では、主要人物の
死などラストに持ってくるものではないと思う。
そうしなければ収拾がつかなかったストーリー展開をしてしまった
作者の完全な力量不足である。今までの話が面白かっただけに、本当に
残念。もう少し捻り出して他のラストを考える事は出来なかったものか…。
このラストで一気に駄作となってしまった。

命と誇りと尊厳に迫る大河ドラマの最終巻
史緒が誰を選ぶのかは、全く予想していなかったので怒涛の急展開に、おぉー!と盛り上がりました。ベタすぎる展開を期待していたので、えぇっ!っとなりましたが…。
ずっと緊張をもたらしてきた萌の母・多美の行動原理がわかり、あのラストですから涙が止まりませんでした。
雑誌連載は5ヶ月かけて読んだので、まだ違和感は少なかったです。単行本を読んだら、かなり急展開にして一気に終わらせた感がしました。

雑誌の方で、『プライド』最終話の柱に「生きるって何だろう、命と誇りと尊厳って何だろうと考えながら描いてきました。」とコメントがあり、1巻から振り返ってみましたが、萌への扱い方が最後まで酷で、何が尊厳なのだろう……。特にミラノ留学中での出来事が。。

史緒は、誇りで自分を奮い立たせられるよう強くなりましたが、いっぽう萌の尊厳や最高の幸せは、なんだか史緒が握っていたようで、とても痛々しい。

乱暴な終わり方
がっかりしました。読み終わったあと失笑してしまいました。
いままで絡みに絡んだ糸(人物)を、最後はすっきりと解いてくれる結末を期待していたのに、解くのをあきらめてプチッとはさみでちょん切ってしまったかのような終わり方でした。コミックや小説では「夢でした」「空想でした」と終わらせてしまうのがタブーであるのと同じように、この終わり方はだめでしょう。
一条ゆかりは好きだったのですが、良いのは有閑倶楽部だけですね。

これぞ少女漫画
最終巻。結局シオの気持ちの行方は、萌との確執はどうなるのかと思っていたら、
こうきましたか!!という結末。
シオが蘭ちゃんor神野さん、どっちとくっつくんだろう、
どっちとくっついたらわたしはうれしいんだろう・・・と途中からもやもやしてましたが、
それについてはすっきり。まあこれでハッピーエンドよね!と思えるような結末でした。
萌との結末は・・・まさに少女漫画!!
ここまでにドロドロといろいろありましたが、無理やりハッピーエンドにねじふせて、
そのうえ面白いと思わせる、これぞ少女漫画ですよね。
楽しめました。
すべてが終わったその後な感じをもう少し読んでみたかったなあ、
名残惜しいなあ、というのが残念といえば残念。面白い漫画の宿命ですね。

人と交わって変わってゆく、それが人間
 最終巻。史緒も萌も蘭丸も神野も、一巻とは大きく変わった。

 萌の生い立ちを知るにつれ、軽蔑とは違う感情を持った史緒。
自分の才能を育ててくれた周囲の人間への感謝の気持ちを持つことで、 他人の弱さを包み込む、素晴らしい女性になった。
 史緒を憎むことで、努力だけでは変えられない現実を拒否していた萌。
自分を無条件で愛してくれる存在に気付き、愛せる存在を得て、才能への固執を辞め、人と比べない幸せでやっと平安を得た。
 史緒や萌の生き方を見つめ、自立とは何かを考えた蘭丸。
自分の気持ちばかりを押し付けず、二人のバックアップに徹して人間の幅を広げた。
 計算だけで生きてきた神野は、史緒・萌・蘭丸に振り回されることで、
初恋以来忘れていた感情を取り戻した。この巻の表情豊かな事と言ったら!

 人としての矜持を持った人間は、どんな人間も懐に入れる度量の大きさがある。
菜都子ママがいい例だろう。一条先生は様々な「母親」を描くのが巧い。
世の中は綺麗事だけではない。しかし弱さも醜さも排除せず受け入れる。
それこそが人間性ではないかと思う。

 新しい命の誕生と死、子供の誕生パーティーというラストシーンは「砂の城」と同じ。
ナタリーを「苦手なタイプ」としていた一条先生も、万感の思いのエンディングだろう。

 「プライド」は「自尊心」と訳されることが多いが、この作品では「誇り」とされている。
一巻では自尊心の塊だった史緒が、未知の事態に陥り、様々な人を知る事で手に入れた、
誇れる自分でありたいという気持ち。そのためにする努力。
一巻の史緒のままでは、決して萌とは解り合えなかっただろう。

 表紙で史緒のブライドメイドのように描かれた萌の手がお腹に添えられている。
その表情は見えないが、絶対に安らかな微笑みだと確信する。


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あまんちゅ!(2) (BLADE COMICS)

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あまんちゅ!(2) (BLADE COMICS)

心が暖まるそんな作品です
ダイビングを中心に“てこ”と“ぴかり”、二人の女子高生の日常を描いた作品です。
この巻では新キャラ二人を加えつつも1巻からの雰囲気を保ちつつ、忘れかけていた青春を思い出させるような内容で、後半にある“てこ”の親友の話ではついついうるっと来てしまいました。

また内容も素晴らしいのですが、やはり風景や水の描写の綺麗さもとても素晴らしいです。

こんな素晴らしい作品に出会えて本当に嬉しいです。

忘れていたことを思い出させてくれる
ダイビングを題材にした漫画は珍しいので
普通にダイビングの漫画として楽しむのも良いです。
水中の描写も綺麗で、一緒に潜っているような気分になれます。

しかしデビュー初期の『浪漫倶楽部』からすべての作品に共通している
「日常の中のちょっとした出来事や気持ち」を楽しむのも良い。

12話のてこの
「誰かといるようで誰とも居ない、ただそこにいるだけの存在」
というモノローグにはハっとさせられた。
前作でいうと藍華のような存在ですね。
一番読者に近い立場にいるキャラクターです。

二人の先輩もいい味出しているので、次巻も期待!


ほのぼの
ほのぼのしますね。
ARIAもそうですけど
なんかホッとします。
これでいい、これでいいのだが
ARIAと変わらない・・・。
もう心になにも残らない。
でも、いいんだ
読んでる時はほのぼのできし
これでいいんだよね?

ARIAとは違う"蒼"
ARIAはイタリアのベネツィアがモデルでしたが、今回は伊豆がモデルということで、ぐっと身近に感じられるようになっています。
でも、天野先生にとって『身近な素敵探し』は永遠のテーマなのかもしれませんね。
今回の2巻にもそのようなエピソードやストーリーボードが沢山出てきます。
そろそろレギュラーメンバーが出そろった感がある本巻。
ぼちぼち佐藤順一監督の創作意欲が燃え上がる時期ではないでしょうかね(^^)

ARIAでは出来なかったことを――
ARIAで有名な天野先生が、ARIAの次に描いた作品の第2巻!

ARIAで描かれていた海、水。
それとはまた別の形で描かれる海や水たち。

スキューバダイビングを通じて、成長や気付いていく主人公たち。

ARIAと同様にゆっくりと物語は進み、世界を素敵な言葉とイラストで表現されています!


自分はあまり漫画のレビューは書かないのですが(結局、漫画は絵もあるし分かりやすいのでレビューの内容も似たり寄ったりになりそうなので)、今回はレビューしたかった!!

というのも、ARIAが素晴らしい作品だったので、どうしてもこの作品はARIAと比べてしまう。

そう考えたとき、正直1巻を読んだときはARIAの方が良かったと思ってしまった……

ただ、それを良い形で裏切ってくれたのが、この2巻!!

この巻を読んで、ARIAでは出来なかったことをこの作品でやろうとしているっていうことに気付けました!

ARIAは本当に世界が素敵すぎるし、世界観的にも異世界チックな感じがしていて。
もちろん、それがARIAの良さでもありますが。

今回のこの作品は、日本の学校が舞台で、実在するスキューバダイビングを軸に、海や世界の素敵な部分を表現しています。

また、ARIAには無かった負の感情というか、ツラい部分もあります。

怖い、苦しい、ツラい、泣きたい。

ARIAでもありましたが、そこまでクローズアップされてなかったように思います。
この作品は、そういう部分も描きつつも、世界が素敵であることを表現しています。

そして、そういう負の感情を嫌な感じで表現していないところが凄いところです!!

そういった状況の中で成長していくというところも、ARIAより強い気がします!!
(ARIAでも昇格とかあるので、成長部分はありますが)

そういう意味で、この巻を読んで、心がワクワクしたり、涙が溢れそうになりました……


そういった、ARIAとは違うけど、同じ良さもあるこの作品!

ARIAを読んだ方も、読んでいない方も!
ぜひとも読んで頂きたいっ!

読み終わった後に、スキューバダイビングがしたくなるのは自分だけじゃないはず!!

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日本人の知らない日本語2

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日本人の知らない日本語2

解決していないことがあります!
けっきょく「やーい」って何なんですか?




それはナ○トです。
いいえ、ケ○ィアです。

待った甲斐がありました
今回も、とても面白かったです。前回の指摘を踏まえてか、内容もより充実してる気がします。
どうしてもネタのほうに感想が偏りがちですが、元のネタが良いのは当然として、それを巧く
構成して、可愛らしい絵でカタチにしてくださる蛇蔵さんにも、心から賛辞を送りたいです。
凪子先生が、きちんとマメにノートを取ってしかも無くさないように気をつけて頂ければ、
まだまだ続編も期待できますよね?(笑)

日本人の知らない日本語2
とっても勉強になるし、とっても楽しい本です!

と、いうのも、まず、日本語を理論的に理解できます。
その言葉の意味や起源などの説明が書かれています。
友人に、外国人で日本語を学んでいる子がいるので、
「こーやって説明すればいいのか!」ととても勉強になりました!

また、外国の人々の文化を知ることもできます。
例えば、独身の女性に対し、「先生が結婚できるように、祈りました!」という中国系留学生に対し、
ヨーロッパ系の人々は「そういうプライベートな問題を公にするのはどうなの?!」と感じるという話は、
いわゆる”異文化理解”ということではないでしょうか?
軽い気持ちでいいから、いろんな人々がこの本を読まれるといいなーっと思いました!
次巻も楽しみ!

凪子先生から英語をと思わず夢見てしまう、日本語の歴史への力作
 海外の教科書の「それは花ですか」、「いいえ、馬です」への、
「どんなシチュエーション!?」、と「カバー」(なんでここだけ英語?
凪子せんせ!)の「そで」(いつからこう?)から始まります。ふだん
使う言葉の知られていない語源までさかのぼった、「へー!」満載の
日本語の歴史の本でもあるのです。外国人の素朴な疑問に詳細な
文献調査をし、真摯に答える極めて真面目な姿勢、それをマンガで
おもしろおかしく表した傑作と言えます。似顔絵(でないですよね、
失礼しました)が、でもとてもよくその先生ぶりを画き切っています。

昔、This is a pen. That is a pencil. 、もう少し若い人なら、
I am a boy. You are a girl. から英語を習い始めました。でも
こんな英語はありません。This looks like a pen, but it is a
pencil. 、I behave like a boy, but I am a girl. でしょう。
誰が見たって鉛筆は分かるし、あなたは少女ですなんて面と向かっ
て言いません。どこの国の語学の教科書も「そで」の日本語同様
の変な文に満ち溢れているようです。この本を読んで、話せるのは
日本語とのことで筋違いではあるでしょうけど、教科書から飛び出し
てどんなに楽しく教えていただけるかと、是非凪子先生から英語を
学んでみたいと思ってしまいました。

この本は日本人向けに書かれたと思いますが、親切なルビも多く、
読み終わったら日本語を勉強しているアルメニアの友人に送って
あげることにしました。きっと喜んでくれると思います。

左門 新
 三つ星レストランには、なぜ女性シェフがいないのか
 女はなぜ素肌にセーターを着れるのか


パワーアップ!
一冊目が抱腹絶倒の面白さだったので迷わず購入!

正直経験がベースの本だけに一冊目のパワーはないだろうと
思って期待半分でしたが
いい意味で裏切られました。

おそらく2冊目を描くにあたっていろんな協力をえてネタを集めたのでしょう。
結果として一冊目に劣らぬ勢いのある本でした。

ネタ晴らしはしませんが
一冊目に満足した方であれば迷う必要はありませんよー!


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TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉

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TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉

勉強しやすくなっています
すべて公式問題集を購入してきましたが、
出版されるたびに勉強しやすくなっています。

特に今回、リスニングの部分が
細かくトラック分けされていたのはよかったです。

できれば、今後出版される際には2回分だけではなく、
3回分収録していただけるとうれしいです。

TOEICを初めて受けられる方は
まず公式問題集に取り組まれることをお勧めします。



問題なし
本試験と同じような形式で、使いやすい。
買ってよかった。

紛らわしい
Vol.3に比べて、かなり難しいというか、紛らわしくなっていると感じました。
具体的には、選択肢が紛らわしくなったと思います。
日本語訳を確認しても、少し迷うレベル。
難しいというより、悪問に近いと感じた。

これが最近の出題傾向なのでしょうか。
11/29に実施されたテストを受けましたが、あまりこの傾向は見られませんでした。
この問題集に比べてかなり簡単に感じました。
実際、本番の方がスコアが100点以上高かったです。
これをやっておくと本番簡単に感じる、という意味では効果的かもしれません。

リスニングのトラック分けが、さらに細かくなっているのは嬉しい。
個人的にはVol.3の方がおすすめです。



まずはこの一冊から
久々のTOEIC勉強対策には、実力を調べるため有効な書籍でした。CDもついていて、全訳つきなのでわかりやすいです。思ったより大きいので電車で勉強・・・というのはできませんが。とにかく、まずはこの一冊から、という感じです。

受験対策として公式問題集は重要
公式問題集第4巻。流石に良く出来ています。何しろ、TOECI試験を開催している胴元が作っているのですから。大学受験の赤本のようなもので、受験を考えている人はやったほうがいいでしょう。また、まだどれもやったことの無い方は、新しいものからやった方がいいと思います。参考スコアの換算表もついています。

中身の変更点としては、CDのトラックが細切れになり、学習用としてはより使いやすくなっています。

ただし、2回分でこの値段。割高感は否めない。

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「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

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「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

現場の人材担当者の感覚に共感
・医療職のため国家試験を通ってくると、接遇や他職種との連携、治療計画の立案などはOJTで学ぶことが主とされやすい現場にいて、職場管理に加えて人材育成も担当している。
・これまで人材育成について主に読書で学習しているが、本書は新書としては中身が充実して、確認的に読み返したいと思った。
・理由は、コストがかかり成果が分かりにくい人材育成を、利益を上げるための最大の課題として、OJTに頼るのでなく組織的に考察してあること。そして、目的から育成プログラムの設計思想など、順を追って述べてあること。
・人材担当でなくとも自分が組織人としてキャリアアップを図る際の取り組み方にヒントを得られる。
・図式の紹介や理念的な内容が多く、現場への落とし込み方が分かりにくいきらいがあるが、それは個々に応じてやってみて結果をみてみるしかない。
・特にOJTの問題点を指摘して、放置に他ならないとしているのは経験上納得した。個人の問題は放置すると組織全体の問題に必ず発展してしまうからだ。

それなりによいのだが、甘い。
社会人の人材教育で食っている人間が書いた本なのが注意点でしょうか。本では人材教育を行う上での注意点を深く考察しており、OJTの担当や若くして人事を任されたはいいもののまず何から手をつけていいやらわからず、困っている方にはそれなりの解答を与えてくれるでしょう。他にも人事の研修教育や資格取得支援の業務の関係でお困りの方が一読するのも悪くはないかもしれません。

しかし、人材教育の立場の人間ゆえに今後の提案はあまりに無謀なものでした。例えば、「今後企業は金儲けをだす組織から、学校のようなお互いに学びあう場になる!」と言った文章が平然とかかれていることには仰天。きっと株主総会や経営者同士の集まり等には一度も足を運ばれたことがない方なんだろうなぁという感想です。他にも、「私自身も会社を一度転職したが、企業は一度でていった人間の出戻りを支援するため、転職者へのフォローをはじめるべきだ。」等々、ビジネスの世界ではありえない提案がかなり書かれています。

文書を読む限りきっと教え子に誠実に対応する優しい方で教育成果への評判も上々でありそこから出版までこぎつけたのだろうなというのは伝わりましたが、会社で働くことへの理解はまだまだ足りないなという印象でした。

人材育成と評価の「今」が分かる本です
グローバル化が「不可逆的なプロセスで超高速に進行」している中、「人材」や「労働力」に対する考え方がどう変わっていくか、これからの時代に求められるのはどんな能力を持つ人材か、「従業員を路頭に迷わせない」のは、どんな人材育成を打ち出している企業か……といったことが、とても整理された考え方で、具体的に書かれています。

「日本で最も人材を育成する会社」というのは、著者が「戦略人事部ジェネラルマネージャー」を務めるフリービット株式会社が、それを「めざしている」という話で、その意味では「看板に偽りあり」ですが、それを差し引いても、充実した本だと思いました。

勝ちぐせをつける(バックワード・チェイニング)方法など、すぐに使えそうな部分もありますが、どちらかと言うと、全体的に、コーチングなどにすぐ役立つというより、

・人材育成と評価の「今」が分かる。
・人材育成と評価に関する考え方の整理に役立つ。

というタイプの本だと思います。

育成される側、評価される側の人が読むと(私は完全にそちらですが)、どんな能力が自分には欠けているのか、どんな部分を磨いていけばいいか、ポイントを絞りやすくなるでしょう。

専門用語がしばしば出てきますが、面倒くさがらないで毎回説明を加えてくれています。
私は「アフォーダンス」という言葉の概念を、この本で初めて正しく理解しました。

それでも「難しいな〜」と思うところもありますが、楽天の三木谷社長やマザー・テレサなど有名人の言葉が所々に引用されているので、最後まで飽きずに読めました。

現場のリアリティ感がなく、腹に落ちてくるものが少ない
人材の育成が急務とされるなか、そのヒントを捜し求め本書を購入したが、個人的には参考になるところが少ない。
一方、レビューの評価は総じて非常に高いので、分かる人には分かるのだろうと思いますが、レビューの内容も抽象的なものが多く、具体的な評価ポイントが書かれているものが少ないので、一度書店で手にとってみることをお勧めする。

腹に落ちてこなかった大きな理由としては、以下の2点である。
・様々な参考書や経営者の引用が多く、著者の主張がはっきりと見えてこないこと。
・各章のテーマとその内容にフィット感がなく、一言でいうと何なのかということが見えてこない。

後者に関しては、例えば、
「2章 誰を育てるのか(育成ターゲットの選定)」では、
ハイパフォーマーの特徴や著名人の言葉を多数引用しているが、ハイパフォーマーを育てるということなのか、彼らをターゲットとすることなのか明確でない。
一方、個人的には企業の人材育成にターゲットを設定する必要があるのか疑問が残るが。

「第3章 いつ育てるのか(タイミングを外さない育成)」では、
年単位と月単位のタイミング計測とあり、その中で「スキル×やる気」のマトリックスが紹介されているが、因果関係が全く分からない。一方、「教育的瞬間」(P80)として、「入社3年目まで」、「出世や異動の前後」、「中途入社前後の3ヶ月」、「退職の前後」などが紹介されており、その中で「退職の前後」の具体例が掲げられているが、いまいちピンとこない。

「第4章 誰が育てるのか(人材育成の責任)」では、
屋根瓦方式なるものが紹介されているが、結局のところ先輩が育てるのか、企業内大学を通じて企業が育てるのか明確な主張が見えてこないし、具体例は少ない。

最終章の「育成プログラムの具体例」として、筆者の勤める企業での取り組み事例が紹介されているが、「育成のテキスト」にしては物足りなりなさが残る。(例えば「書籍代の補助」、「突撃仕事インタビュー」、「幹部の集合合宿研修」等)
などが理由である。

著者が現場で実践されていること、それを通じて感じたことや考えたことをあるがままに書いた方がよかったのではないかと思う。別の書籍もトライしてみるつもりですが、本書の評価は少し低めにせざるを得なかった。

ただ、各章の頭に書かれている金言は心に残るものが多い。


企業における教育の在り方を問う内容と感じました。
すでに他の方が詳細な内容の紹介をレビューにて書かれておりますが、日本企業に比べて欧米企業は教育に非常にお金と時間をかけている点が私は一番印象に残りました。 また、企業における人事部の役割は本来もっと企業経営の中心的な重要なものであるべきとの主張は私には新鮮でした。

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マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]

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マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]

社会人必読書
企業のマネージャでなくても社会人であれば読んでおくべきだと思います。
組織のマネージャでなくても、個人の仕事に対する姿勢、進め方、考えた方に大きな影響を与えるものだからです。例えば、本書では、一度、成功を収めたも事業を手放せず、それゆえ、時代の変化に対応できず、衰退してしまう企業があることを述べています。これはマネージャだけが知っていればよいことではなく、事業に関係する全ての人が理解していることが望ましいことだと思います。
これを読んで、自分が属する会社が、正しい方向に進んでいるかをチェックしてみるのもいいかもしれないですね。

読んだ後、付せんがびっしり…
父親が原版(昭和49年発行)を持っており、
それを読もうかなと思ってはいたものの、
上下巻で厚さ7cmほどのボリュームは…と躊躇してたところ、
このエッセンシャル版があることを知り、購入しました。

組織がある以上マネジメントは私自身とても大切なものだと、
日々痛感していますし、皆さんもそう感じていると思います。
にもかかわらずマネジメントについて勉強になると感じられる本は少ないですが、
この本はとても深い考察・鋭い指摘・わかりやすい表現で、
マネジメントについて語られており、とても勉強になります。

私は特に参考になる箇所には付せんを貼っているのですが、
この本を読み終えた後には付せんがびっしりの状態でした。

他のレビューアーの皆さんが絶賛しているように、この本は間違いなくいい本です。

繰り返し読むべき
マネジメントを発明したと言われる、かの有名なドラッカー。
まさに題名通り、マネジメントの基本と原則を教えてくれる。
一口にマネジメントとはいっても、リーダーシップやイノベーションも含めた広義のマネジメントを扱っている。
よくドラッカーは難しいと聞くが、思っていたよりは読みやすかった。

確かに書いてある内容はかなりレベルが高い。ひとつひとつすべてが斬新だ。
ただ「○○しなければならない。なぜなら××だからだ。そのためには△△をする必要がある。」
といった形で説明されていて、他の本よりも説明が一段も二段も深い。
だから納得しやすい。
専門用語が多く使われているわけでもなく、展開がきれいにつながっているため理解しやすい。

マネジメントを学ぶ上で必須となる基本と原則を、これ以上ない形で確認できます。
しかしながら中身が濃すぎて、1回読んだくらいでは全然消化しきれない。
何回も繰り返し読む必要がありそうです。

現在に生きる普遍の書
アマゾンJPの全社員、
とりわけ、ヘルプ=CSの最前線の任にあたる者に
是非、読んでもらいたい一冊である。

〜灯台下暗し ?!?!

基本と原則
何かを始めるにおいて、しっかりとした土台が無いものは遅かれ早かれつぶれてしまう。
本書を要約すると大体こんな感じです。私が述べたほど、本書は単純ではないですけど。

それにしても素晴らしい。
真の名書と言うものは、いつまで経っても色あせないものである。
マネジメントに携わるものでなくても、一読してみることをお勧めします。

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カッコウの卵は誰のもの

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カッコウの卵は誰のもの

作者3作目の長編スポーツ・ミステリは、深い感動はないが、そつなくまとめている
この「カッコウの卵は誰のもの」は、デビュー直後に立て続けに出版された「魔球」、「鳥人計画」に次ぐ、東野圭吾の3作目の長編スポーツ・ミステリになるのだが、特に、同じスキー競技を題材としている点や、スポーツ科学を作品の重要な要素に取り入れているという共通性から、否応なしに、「鳥人計画」を思い起こしてしまうところがある。 

その「鳥人計画」は、ラストのどんでん返しには、さすがと思わせるところはあったものの、スキーのジャンプという、必ずしも一般的ではないスポーツの専門的・科学的分描写に深く入り込み過ぎてしまったところがあり、正直いって、東野作品としては珍しく、退屈を感じてしまうところがある作品だった。 

それと比べると、この作品は、専門的描写はほどほどに、ミステリと、東野圭吾お得意の人間描写に重点を置いているので、そうした退屈は全く感じさせない。そういった点では、むしろ、内容的には、「魔球」の方に近いといっていいだろう。 

その「魔球」は、私は初期の傑作だと思っており、単なるスポーツ・ミステリを超えたミステリであり、凄絶な人間ドラマでもあったと思っているのだが、それでは、すでにベテランの域に入った今の時期に書かれたこの作品が、それを上回るような感動を与えてくれるものであったのかどうかという点になると、いささか、首を傾げざるを得ないところがある。 

たしかに、この作品にも、人間ドラマはあるし、泣かせるポイントもある(もちろん、ミステリとして必須の、どんでん返しもある)。しかし、どこか、感動が軽いのだ。私には、どう書けば読者を感動させることができるのかといったツボを完全に掌中に収めてしまったエンターテイナーの域に達した東野圭吾が、予定どおり、しっかりまとめ上げてみせたという「そつのなさ」、「上手さ」は感じられるものの、「魔球」で感じたような深い感動までは感じることができなかったのだ。 


容疑者Xの献身のような
タイトルからは想像もつかないような内容に
夢中で読んでしまいました。
要所、要所に伏線が盛り込まれていて、まるで
「容疑者Xの献身」のような作りでした。
後に映画化?したらまた面白そうだなと思いました。

血のつながりってなんでしょう
カッコウは、ほかの鳥の巣に卵を産み育ててもらう。これを託卵という。
さて、この卵が孵ったとき、親は誰でしょう?カッコウ?卵を温めたほかの鳥?

愛をもって子どもを育てているとき、その子が実子じゃないと知ったら、貴方はどうしますか。実子、実子でないが愛して育てた子の絆はどっちが強いの?
賛否両論でしょうが、親と子の絆、その生活歴の深さでもって愛がある、そんなことを感じる作品です。

ネタバレ注意
元スキー選手の男と、その男の娘で現在有望スキー選手の娘との
秘密を紐解いていく東野圭吾の新作ミステリー。

有能スポーツ選手の遺伝子を研究する傍ら、
娘が所属するスポーツクラブを傘下に持つ会社の男。

そのスポーツクラブにスカウトされ所属している
高校生とその父親。

主人公の娘のファンであるという男とその家族。

上述の登場人物で展開し、
数々の伏線を散りばめ、それらをラストで一気に集約する。

東野圭吾お得意の展開で、
読む者を飽きさせないでしょう。

ただし、腑に落ちない点がいくつかある。

まず一つ、主人公の妻がなぜ自殺したのかという大きな疑問を
拾い損ねている。

ここは想像の範疇に任せるべき部分ではないと感じるため、
この部分には触れておくべきだったような気がする。

そして二つ目、

東野圭吾は恐らく読者がどうやったら引き込まれるかというツボを
心得ているように思いますし、それで多くの人が満足するとは思いますが、
少々熱度が低いような気がする。

良くも悪くも、それが「東野圭吾的」になっているような気がします。

3つの親子の悲哀と愛の物語
血が繋がらない優れたスキーヤー同士の父娘、夢を失くした父と夢を持つ少年、そして父(社長)と青年(常務)の3つの親子が微妙に繋がる切なく悲しい哀と愛の物語です。

作品の奥行きやテーマの深さは、夫婦間の愛(哀)を描いた氏の「片想い」に遠く及ばないと感じましたが、一気に読ませるストーリー力はあり、親子の愛を見つめなおすきっかけを与えてくれる佳作小説ではないでしょうか。

余談ですが、カバーの下の物語の舞台である雪降る札幌の夜景の装丁が秀逸で、2007年の旅を想起させました。

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ザ・トレーシー・メソッド2 DVD&BOOK - 最強の腹凹ワークアウト 編 -

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ザ・トレーシー・メソッド2 DVD&BOOK - 最強の腹凹ワークアウト 編 -

効くなあ
買った当日に全メニューを通してしてみました。
(もちろんトレーシーにキチンとついていけているわけではありません。)
次の日に全身が筋肉痛になりました。
一番筋肉痛を感じたのが首でした。
もちろん腹筋もビシビシ痛かったのですが。
ビリーやヒップホップアブス、インスパイリングエクササイズもしたことがあるのですが
筋肉痛が一番スゴイのはこちらでした。
効果が感じられて「続けよう!」という気が起きます。
私自身はクラシック音楽が流れているのは好きです。
ノリノリのビートのきいた音楽でエクササイズしたい人向けではないですね。
たくさんの方も書かれているようにダンベルの用意がいることははっきり書いて欲しかったです。
なくても十分にキツイのですが。
元々腰を痛めているのでプッシュアップはできないのですが、ステップアップメニューで選べるのはいいところだと思います。
音声は日本語を選んでもトレーシー自身の英語が完全に消えていないのはマイナス点ですね。
声がかぶってしまって聞きづらいです。
言葉で動きを全て指示しているわけではないのでエクササイズに問題がでるわけではないのですが気になります。

キツイ
かなり筋肉痛になります。
首・腰が弱いので、気をつけながらやっています。
未だに全部通して出来ません・・・

カウントや音楽に不満。。。内容はGoodです
ワークアウトの内容には非常に満足しています。ただ、音楽と動きが合っていないのでDVDから目を離すとカウントがずれてくる。リズムの合わない音楽と一緒にワークアウトするので気持ち悪い。そしてトレーシーの動きのテンポが一定でない。要は"マイペース"なのかもしれないけれど、ばらつきテンポやコメント時の静止はクエスチョンである。そしてカウントが適当(?)で、右と左の回数に違いがある。左右によって順番が違う箇所は意図があるかと思ったけれど、他の適当さを考慮すると編集の荒さの結果でないかと疑っています。
ダンサーの方、音やリズムに敏感な方には音楽が不満だと思います。内容が良いので許すけれど、第三弾ではBGMを向上して欲しい。NYCBワークアウトみたいに音楽も2種類から選択できるようにすると良いと思う。マドンナのトレーナーが看板なので、音楽もきちっとするべき。パートワンは音と動きがちゃんと合っていた記憶があるのですが。。。

私は1の方が好きです
1で結果を出せたので、継続していきたいのですが、メニューに飽きてしまったのと、
もう少し腹筋のトレーニングを増やしたく、2も購入することにしました。
1は余裕で全メニューこなせる私も2はきつかったです。
1より好きな点はより狭い空間で運動できること、イスがいらないこと、
1では似たような動きだったウォーミングアップとラップアップに変化がついていることでしょうか。
産後用と知った上で購入したものの、産後ではない私にはやはり赤ちゃんトピックの多さにイラっときてしまったので星ひとつ減。
音楽もクラシックではなく、ヒーリング系だったら個人的にはうれしかったので、もうひとつ減。

といいつつも、トレーシーと食生活改善で半年の間に4キロ減、体脂肪6%減を達成することができました。
今後も飽きずに続けてあと3キロ減を目指し、1と2の好きな部分をピックアップして運動していきます。
そういう意味でバリエーションが増えたのがうれしく、購入してよかったと思っています。
パート3の有酸素運動も狭いスペースでやれる内容だとよいのですが。

おすすめです!
トレーシーメソッド1を産後1ヶ月から始め、5ヶ月から2を始めて今産後6ヶ月目ですが、体重は産前より2〜3キロ減、ウエストやヒップがかなり引き締まりました!赤ちゃんが寝ていても音をたてずに出来ること、赤ちゃんが側にいても出来ることが続けられるポイントかも。とても役立つDVDでした!

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長門有希ちゃんの消失 (1) (角川コミックス・エース 203-5)

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長門有希ちゃんの消失 (1) (角川コミックス・エース 203-5)

長門
長門必要か?とかいってる奴はじゃあ誰が必要なんだよwww
ハルヒより長門のが人気なんだから、長門がいないと成り立たないだろうがwww
とりま長門可愛すぎ。

期待以上の仕上がり!
この漫画はいままでのハルヒちゃんシリーズとは違い、ギャグが少なめになっていたように感じました。しかし長門ファンなら顔を真っ赤にして恥ずかしがっている姿を見て満足できないはずがありません。私はこの作品の中で長門以外には興味が無かったからかこの長門有希ちゃんの消失は★10でも問題ないと思っています。

そもそも長門必要か?と思う同人誌
ハルヒが話に絡んでこないのでなんとも違和感。
元々綾波レイもどきなこの娘にはあんまり興味ないのですが、
そもそも長門って必要か?それもスピンオフまでして。
まぁ同人誌としてならマニアックな長門ファンにはいいのかもね
まともなハルヒファンにはあまりオススメできない

「…あの・・これ………」


映画館で消失を見てから購入。


映画館での
入部届を出すシーンが最高でした。

こちらにも
そのシーンがあり
ニヤニヤしてしまいます。

初めて…恋をしました。
読んでると、なんだか長門が可愛くて、つい共感しちゃう場面もありました。読書好きのあんな娘がいたら良いなぁと思いました。朝比奈さん鶴屋さんの絡みもgood!この漫画、てっきりハルヒちゃんみたいな路線かと思いきや、別物で楽しめました。ハルヒちゃん共々これからの展開が楽しみな漫画です。

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ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

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ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

些細な間違いだが他にも間違いがあると思うと読む気がなくなる
本屋で手にとってざっと見た。たまたまアメリカの大学のFinancial Aidについては詳しいので、この本の記述に間違いがあることが、すぐにわかった。些細な間違いだがHarvard志望者にとっては極めて重大な記述だ。

一瞬、他にも間違いがあるんじゃないか?という疑念がよぎった。扱う主題が重たいだけに、間違っている情報を吹き込まれてはたまらないと思った。本を書棚にしまい、帰宅した。

日本人には検証が困難な海外の社会問題を日本人だけで議論する場合陥りがちなのが、間違った内容をもとに議論し、間違った結論にいたることだ。この本は、そういう事態を引き起こす可能性を孕んでいる。

貧困の原因は、強欲な企業が無慈悲に民衆を搾取しているという図式ではない
現在、アメリカがどのようになっているのか、少なくとも一面を知ることができたという意味で貴重なルポで、興味深く読んだ。

しかし、貧困の原因について著者は誤解していると思う。かつてアメリカそのものだったGMの利益は大きく、十分過ぎるほどの年金・医療保険をカバーできた。

それができなくなったのは、本書にもあるように日本車との競争に負けたからで、その後、アメリカの製造業は中国などとも競争しなくてはならなくなり、利益率が大幅に下がった。

物流、通信の発達などによりグローバル化=世界的な競争が激しく、70年代までのような大きな利益を出すことができくなったのだ。あまりに競争が激しく、組合があるとコストが上がり、企業は生き残れなくなるほどだという。

また、コスト削減のためにインドなどにアウトソーシングが進み、多くのアメリカ人中間層が失業することになった。これも消費者が少しでも安く品質の良いものを求めるのに企業が応えた結果である。この辺りはライシュの「暴走する資本主義」に詳しい。

つまり、貧困の最大の原因は、強欲な企業が無慈悲に民衆を搾取しているという、左派が大好きな図式ではない。


また、年金が貧弱で医療保険の負担が重いのは、少子高齢化が最大の原因だろう。これは日本やヨーロッパなど、先進国共通の問題で、説明は不要だろう。人類史上初の逆ピラミッドの世代構成の社会で、必要十分な社会保障を維持できるわけがないのだ。

日本でも莫大な額の国債を発行して借金を積み上げ、老人世代を養っているが、これは後の世代へ遺すツケである。子どもの貧困が叫ばれているが、これはジジババが孫の未来を食い潰しているのに他ならない。要するに世代間闘争が世界的に始まっているのだ。

資本主義の終焉を感じます
タイトルの通り、「ルポ 貧困大国アメリカ」の続編です。
前作同様、とても強烈です。

今回取り上げられたのは、
多くの大学生が抱える教育ローン問題、
インフレと社会保証の破綻、
医療制度の崩壊、
それと刑務所ビジネスです。

教育、福祉、医療、これら公共性の強い事業は、
本来どれも政府が保護しなくてはならないはずなのに、
民間企業によって極端に商品化されてしまっている。
その結果、困るのはなんら罪のない国民たち…。

たとえば、教育ローン問題では、
ローン会社が突然高額の利子を学生に請求し、
しばらく返済されなければ自己破産と見なして法的措置をとる。
借りてはその後も債務を負い、一生借金に追われる。
こんな狂った状況を、政府が民間企業と結託して助長している。

さらに強烈なのが刑務所ビジネス。
他に仕事のない刑務所の囚人を雇うことにより、
企業は発展途上国にアウトソーシングすることなく、
やすやすと超廉価な労働力を確保することができるという。

一握りの富裕層が政府と癒着して、
大勢の者を支配するシステムを作り出している…。

これを読むとアメリカに行きたいとは思えなくなるし、
アメリカ人がとても哀れに思えます。

面白すぎる!
前作も衝撃的だったがUは更に面白い。読み出したら止まらなくなり一気に読んだ。学資ローンと刑務所ビジネスなど日本にも近づいてる分野なだけにゾッとする。今回はオバマを絶賛してたリベラル派が反省してる証言が新鮮だった。それにしても、これでもかと暗鬱な現実をえぐり出してるのに読み物として面白い。怖いものみたさというか、ある意味クセになるシリーズ。著者の取材力と筆力に圧巻。

良書です
新自由主義とは、一握りの既得権益者によって制約され、
ますます狭められていく範囲の中での自由に他ならない。
そこでは、ごく一部のスターや富の状況への憧れを餌に
多くのチャレンジャーたちが食い物にされていく。

アメリカンドリームの負の部分がわかる良書。


嗜好も、富の分配も、ロングテールが加速する。
神の見えざる手による、過程の一つなんだろう。

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ハヤテのごとく! 22 (少年サンデーコミックス)

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ハヤテのごとく! 22 (少年サンデーコミックス)

ミコノス〜アテネへ
ついにミコノス島を離れアテネに到着します。
10年ぶりの2人の再会とアテネの秘密そしてハヤテのアテネへの気持ちなどついにアーたんが物語の中心に入ってきました。

再会はそっけなくあっけないものでしたが互いに大きく影響があったのではないかと思います。
2人の再会で止まっていた物語が再び動き出したようです。
アテネは・・ツンデレですねwやっぱり。
石についてもナギからついに秘密が明かされます。
真実の核心にさらに近づいた気がします。
にしても天王州家は石を集めてどうするつもりなんだろう?
ハヤテ、愛歌、ワタルの持つ石が今後どうなるのか気になります。
ヒナギクはちょっとかわいそうだったな。せっかくハヤテとのディナーだったのに。
ハヤテの吐露に完全に自信喪失状態かも。
西沢さんは歴史好きなんですね。どうでもいいけどw
たしかにちょっとギリシャについて勉強になったなw

次巻は同時発売か連続発売になるらしいですね。
次巻も楽しみです。


再会
シリアスシーンの続く22巻です。
初期の頃とは裏腹に、段々と重い話になってきましたが面白さは相変わらずです。

アテネとの再会シーンは鳥肌モノでした!
サンデーだとカラーだったので、単行本でもやっぱりカラーで見たかったというのはありますけど。

ラストの展開といい、続きが気になる所です。

ストーリーはいい!、が…
ヒナとハヤテのディナー
アテネとハヤテの運命の再会


この二つが今回の物語の主軸に
なっているかと(^-^)/

この先ハヤテがどんな選択をするか
見物です

問題はその他

というか花菱美希と冴木氷室

花菱!お前百合だって
証してからヒナにデレデレ
しすぎなんだよ(#`皿')
なんかキャラを立てようとしてスゴいことになってる気が…

氷室はもっと出番増やして
またハヤテ、雪路、シスターと組んで
なんか悪めなことしてもらいたいですww

超個人的意見ですが
なにか参考になるところが
あったら幸いですm(__)m

再会から動き出す物語
 綾崎ハヤテと天王洲アテナの再会から物語の転機は訪れる。これまでなぜ気づかなかったというほど近くにいた二人が、日本から遠く離れた地で10年ぶりの再会。
 もう22巻なんだけれど、物語中ではそれほど時間は経過していないのだよね。

アンチではないが
最近のハヤテは微妙。

この後に読んだマンガの方が面白いと感じるようになった。

ヒナギクとアテネが
昔からの知り合い?

何か安易。

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BLEACH 43 (ジャンプコミックス)

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BLEACH 43 (ジャンプコミックス)

あ、表紙はかっこいいね

この漫画読むのはざんぱくとう解放する場面がかっこいいからと……………………













ああそれだけか





戦いってのはただかっこよくやって決めゼリフはいて終わりじゃねんだよ!!!!

ドラマがねえドラマが!!!!
あるふりしてるだけだってこれ読者が目に留めそうなこと言ってるだけだって!!!!

つまらぬものを切ってしまったって言って是非ともルキア奪還以降の巻数切ってもらいてええええ!

バランス考えろよバランス!!!!!!

アランカルとヴァイザードって同じレベルじゃねえのかよ!!限界とか越えたとか言ってたんじゃねぇのかよ!!!!!!

せめて普通の死神よかは強いんじゃねぇんかい!!!!

いや冷静になるとエスパーダがヴァストローデ?だっけ??って言ってる訳じゃないからギリアン辺りがアランカル化したって考えれば頷けなくもないけどもねえ

つかこの辺りの設定作者忘れてるよね完全に

あいぜんさん強けりゃ良いってもんじゃないでしょう

むしろあいぜんさんだけで良かったじゃんねー


何か総隊長さんとか一角とか忘れさられてるしそこら辺の描写も下手ねこの作者さん

あぁーでもほんとざんぱくとう解放かっこええ名前がかっこいいねうん

そこは素晴らしい







あぁあとこの漫画ざんぱくとうとかあいぜんとか変換しずらいねめんどくせぇ

滑稽滑稽・・・
って何回出てきたのやら・・・何て思ったり思わなかったり。
でも今回は激しい戦いが多く展開も良かったかな?
まぁ相変わらず疑問はありますが・・・

まず最初にNO.2バラガン。
彼って王(神とも)なの?自称だよね?上に2人(匹?)おるやん。
むしろ貴方の方が滑稽です。

「小さい小さい」

藍染にぼろっカスにされてその藍染から力を貰う。
そして散り際の台詞は正に負け犬の遠吠え。
貴方の方が小さいです。

次にNO.1スターク。
藍染と出会った時点で仮面してないけどこれってまずいんじゃ?
二つに分かれたリリネットがしてるからOKなのかな?
でもそのリリネットも顔出てる・・・

次は漸く斬魄刀の能力を見せた京楽隊長。
隊長さん達はあまり悠長な事は言ってられないらしいですけど
初太刀を浴びせた後いきなり相手に能力教えたよね。
今までも攻撃するチャンス幾らでもあったよね。
意外と悠長だよね。京楽隊長。

次はNO.3ハリベル。と言うか作画。
彼女は藍染の二撃で倒れる訳ですが、問題は二撃目。
背中にある羽の様な部分から斜めに刺さっていますが刃が抜けた先
は鎖骨。
これではちょっと致命傷になるかどうか・・・
まぁその後振り下ろしてるみたいだから良いのかもしれないけど。

次は白。
彼女がワンダーワイス+フーラーと戦っていたのは長くてもせいぜ
い1時間ぐらいでしょう。
普段15時間以上も虚化していられる人がこれ程早く消耗してしま
うのなら、他の虚化出来る人達は数分持つかどうかの気が・・・
これを踏まえて一護VSグリムジョー戦+ウルキオラ戦を思い起こ
してみましょう。
一護は普段一体何時間虚化していられるのか・・・
技も一つしかなく実はあまり強くなさそうだし、“主人公”だから
良いのかな?

とまぁ色々ネガティブな部分を書きましたが、今回は戦闘部分が激
しく結構楽しめると思います。
とは言え相変わらずパワーバランスが崩壊してる感が満載の本作。
本当に藍染(と愉快な仲間達)に勝てるんでしょうか?
隊長さん達全員+元・隊長さん達全員の卍解って出るんでしょうか?

ちなみに正確に言うと評価は3.5です。

普通に面白い!
いやぁ〜久々に満点つけれますね〜。毎回発売日に買ってますが、30過ぎてからグダグダだったけど、この一冊で二人のエスパーダ戦が終わった。バラガンとスタークの過去も良かった。

そして何より、ハッチの活躍と春水の刀の特殊能力、ラブとローズの始解も出ました。サクサク進んでますね。


ジャンプでも読んでるので、その時は遅く感じてましたが、やっぱり単行本で読むと纏まってますね。

これからも買いつづけるので、期待をこめて満点ですね。


面白いっつぅのっ!!!!
ほんっとにBLEACHにはわざわざ批判的な意見書く方々が多いですよね。確かに展開遅かったし最近は展開速い…だから何?キャラいちいちカッコイイだろうが!場面場面の見せ方すげぇ〜雰囲気あるだろうが!ようするにBLEACHはカッコイイし面白いだろうがっ!!!グダグダグダグダと批判的な事ばっかり言う奴らは見なきゃいいだろが!今やBLEACHはONEPIECE・銀魂に並んで面白い作品だろ!最近のNARUTOの方がよっぽど問題ありなんじゃないかと思いますが別にファンではないので批判もしません。ファンの方は失礼しました。とにかくBLEACH面白い!買うべし!

よい。
確かにルキア救出編にはおとりますが
仮面の軍勢が闘いに加わってからだんだんまた面白くなってきました!

展開は確かにはやい気はしますが、次巻はやっと一護がでてくるみたいなので期待大です♪

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ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

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ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

クリスマスが近づくと読みたくなります。
この本と「飛ぶ教室」は、クリスマスが近づくと読みたくなります。
多くの方が感想を書かれていますが、好き嫌いはともかくとして、一度は読んでみることをお奨めします。大人になってから読んでも、若い時分に読んでみてもどちらでも構わないと思います。
私は高校時代に読んでみたのですが、当時は何が面白いのかさっぱり分からなかったです。。
裕福な家の神経症気味の少年が何かぐずぐず言っているだけなんじゃ?という感じでした。
ホールデン君が、妹を見ながら急に幸せを感じ、雨に濡れながらずっとそこに立たずんでいたという場面は、大人になってから読むとはっとします。

「中二病かな」っと思ったらこの小説。
中二病を描いた作品。中二病についてはネット上で調べてもらえればいいが、ようするに思春期特有の自意識過剰や他者への過剰なまでの批判癖、殊更偽悪ぶってみるものの結局行動せずに軟着陸したりする、そんな痛々しい心の病。本作においても主人公は寮を飛び出した後、さんざん友人の悪口を書き連ねた後にその友人に泣きついたり、最後は兄に似ずしっかりものの妹のところに転がりこんだりと、偽悪的である一方で必死に人とのつながりを探し、疎外感を埋めていこうとする中二病特有の行動を描写している。
 もしかしたらこの小説を楽しめる人間は未成熟で幼い人間なのかも知れない。私も大学生にもなって重度の中二病患者なので今でもこの本を読むと胃がキリキリする。偽悪的な行動や攻撃的な言動、一方で必死に人にかまってもらいたがる習性などは読んでいる途中に思わず辺りを見回してしまうほどのインパクトを受けた。「中二病かな?」と思ったら是非この本を。(ちなみに最後の方で引用の形で出てくる「未成熟な人間の特徴は理想のために高貴な死を選ぶことである。一方で成熟した人間は理想のために卑小な生を選ぶ。」という言葉は今でも最高の名言の一つであると思っている。)


好き嫌いが分かれそう
1951年に発表された小説で、その砕けた文体やきわどい言葉づかいから当初はアメリカで発禁処分になったりしている。ジョンレノンを暗殺した犯人が愛読していたことでも有名。

とりあえず好き嫌いが分かれる内容だな、というのが率直な感想。
欺瞞にあふれた大人社会を拒絶する青春小説といった見方ができる一方、単に社会からはみ出しているふりをしているだけの甘えくさった主人公に飽き飽きしてしまった部分もある。

自分が年を食っただけなのか。

でも最後のフィービーとのくだりではちょっと優しい気持ちになる。

うじうじする芸術の極致
優れた小説の多くは、物事の考え方を増やしたり、勇気を与えてくれたり、
或いは、今後の人生をどう生きていくか等について一つの指針を与えてくれたりする。

この小説によって、そういった何かしらの叡智が増すことはなかった。

自分に明確なアイデンティティを持って生きている人にはこういった
ウジウジした主人公はイライラさせられると思う。

一般社会からはみ出している行動ゆえに、一見アイデンティティを持っていそうに感じるが
全くそうでない。社会からはみ出しただけ。

あまりに有名な作品なので読まざるを得ない。

気に入る人と全くダメな人に分かれる作品。

最初の1ページ目の語り口調テンポが気に入った人はじっくり読んで、
そこが無理だと感じた人は速読でいいと思う。
大した出来事は起こらないので速読の場合は超スピードで読むことになってしまう。

期待が大きかった分
村上春樹が訳した名作ということで期待して読んだが、今ひとつ乗り切れないままに終わった気がする。契約等の問題でかなわなかったという解説を読んでみたい。内容は、思春期の子なら思うであろう身の周りのあらゆることへの反抗で、痛快なところもある。

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卒業生-春- (EDGE COMIX)

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大好きなふたり。
何気なく買った『同級生』で中村明日美子先生&BLにはまりました。そして卒業生の発売をずっと待ってました。草壁の若さ溢れるまっすぐさと佐条の色気にやられました(笑)こんな恋いいな、と思わせてくれます。個人的にはハラセンも幸せになってほしいのでOPERAを買い続けて見守りたいと思います(笑)

素晴らしいの一言に尽きる..
 同級生から卒業生春まで、何度も何度も繰り返し読んでしまう中毒性を感じつつ、 題材は何処にでもある学園生活なのに、なぜここまで自分はむさぼり読んでしまうのか、いつも考えている。先が見えそうで見えない..草壁と佐条もきっとそうなのかな.. 同性と付き合うと言うリスクを持っても、二方の感じ方はまったく正反対で、だから些細なケンカが絶えないから読む方もハラハラする。いい加減幸せになって..そしてなんかの形でその後を掲載してほしい(笑)。


いい作品です
青春、THE青春って感じ。学生時代にこんな青春が送れるってのはすばらしいことです。
青春したくなる漫画!

今後の二人も見たい…('・ω・`)

胸に響く作品
『同級生』から『卒業生』になり、こちらが最終巻になりました。
ボーイズラブというジャンルを越えて良い作品だと思います!!
絵がきれいで美しいのはもちろんですが、ストーリーが素晴らしい。

佐条くんも草壁くんも高校生らしいんですよね、普通の家庭、普通の生活、学校、予備校、昼休み。
それに恋が加わると、こんなにも日常が変わっていくんだな、ということがゆっくり描かれています。
進路で悩んだり、家庭の事情で悩んだり‥そんな高校生のもつ不安定さやあやうさ、だからこその美しさ、純粋さやきらめきがつまった作品だと思います。

恋することが丁寧に描かれた、静かに、胸にじんわりとくる一冊です。

また最終回が素晴らしい‥!
いい余韻があり、希望もあり、そして少しの切なさがあり‥
この作品に出会えてよかった、と思える、本当にいい最終回だと思います。
ボーイズラブでしょ?と敬遠せずに気になってる方は是非読んで欲しい作品です!


中村明日美子先生の世界
中村先生の描かれる漫画を手にしたのは『同級生』が初めてでした。
そこから先生の本を集めだして……。BL作品ではこの作品が一番ピュアだと思います。
最後の草壁のセリフは「うおー若さ炸裂!」という印象(笑)。それでも、この二人にとっては必要な言葉だったんだなと納得して読み終えました。とても気持ちのいい終わり方だったんですが、やはり気になってしまう原先生……。二人の間にはだれも入ることはできないですからね。でも、最新号のOPERAで原先生のストーリーを描かれていることを知って安心しました。中村先生、ありがとうございますーー!

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