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君たちはどう生きるか (岩波文庫)

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君たちはどう生きるか (岩波文庫)

誰しもが出会うべき名著
この本は,日中戦争のはじまる直前に,当時の少年少女向けに書かれた道徳の本です.
軍国主義に染まりつつあり,出版や言論の自由が奪われつつあった日本にあって,人間社会の今後を担う少年少女に「偏狭な国粋主義や反動的な思想を越えた,自由かで豊かな文化のあることを」伝え,彼らの「人類の進歩についての信念をいまのうちに養っておかなければならない」との考えから書かれたものです.

私は,本文より先に読んだあとがきにつづられていたこの理念に,深く感銘を受けました.本文を読み,自分自身の生き方を見直させられることしきりでしたが,このような強い思いの上に書かれたものだから,ここまで心に響くのでしょう.

この本は,15歳の少年「コペル君」を主人公とした物語形式で書かれています.「コペル君」の身の周りに起こる出来事や「叔父さん」との対話の中で,生きる上で大切なことを学んでいく.私たちは「コペル君」とともに,大切なことを学ぶことができます.

私は,今後をどのように生きたらよいのかということに迷っていました.何か手掛かりとなるような本がないか,とAmazonで検索したところ,本書に出会うことができました.Amazonと,皆さまのレビュー,その他もろもろに感謝しなければなりません.

いい大人になって言うのも恥ずかしい限りですが,この本は,大切なことに気づかせてくれました.世界の見え方が変わりました.どのように生きたらよいか,大きなヒントをいただいたように思います.
「人はどのように生くべきか」ということを真正面から説いた名著.おそらくこれから先ずっと,座右の書として持ち続けるでしょう.

子供の頃、出会えて幸せでした
親に勧められてだろう、小学校高学年の時に読んだ。

説教くさい題名に嫌悪感を感じたが

物語のコペル君にすぐに共感し、楽しく読めた。


特に、“自分が世界の中心だ”と思っていた幼児時代を過ぎ

“自分は世界中にいるたくさんの人間の、ほんの一人に過ぎない”

と気付いて呆然とし、歩道橋の上から人々を眺めるコペル君のシーンに

自分も同じように呆然とした記憶がいまだに焼き付いている。


他のレビュアーによると大学生などでも楽しめるとのことだが

個人的にはコペル君(15歳)より下の子供に、是非読んでもらいたい。

素晴らしいです。
あと10年早く読みたかったです。
”叔父さん”よりも年上になって、やっと出会えました。

青春時代だけではない、
大人になってからでも起こりうる(大人になってからの方が切実)さまざまな事柄について、

”背筋をシャンと伸ばしなさい!!”

と背中をバシっと叩かれるような思いがします。

分かってはいるつもりだけど出来ないこと、
学んだはずなのに忘れていること・・・・

”理想”への道標となってくれる本だと思います。


本当に
 本当に素晴らしい本です

 解りやすいようで、奥が深い 

 しかし、理想論者にこの本は危険です、特に権力を持ったね

 でないと何でもできるといって、何もできなくなってしまうよ

時を越えて伝わる言葉、“どう生きるか”は英雄の真似をすることではない
 “どう生きるか”或いは“生き方”という言葉に関して、80年代からこれまでは“古代中国や戦国時代の英雄に学べ”とビジネス雑誌(その典型はプ○ジ○ン○)などが声高に叫んでいたこともあり、余り良いイメージを持つことは出来なかった。それでもまだ高校時代に読んでいた文庫本にはそうした“強い者の真似をしろ、そうすれば成功する”との言葉は一言も出てこなかった。前者が成功譚(サクセスストーリーに彩られた手柄話)を目指しているのに対して、この本は“社会の中で生きること”の意味を静かに語り、或いは読者に問い掛けてくる。だから決して“答えは一つ”としてそれを押しつけることなどしない。
 例えば地方の過疎の町で医療に携わる若者やベテランの医師、海外で農業技術の普及と支援を目的としてその場に生きる人々などは“名も無き人”であることは明白だろう。
 社会の中で生きることは“人と人との関係”において生きることであり、決して自らの成功や満足のためにすることではない。“自分の出来ること”で相手が喜んでくれればそれに越したことはない。今から15年前、日本のある都市を大規模な地震が襲い6000人を越す人が命を落とし多くの人が生活を失った時、先ずその場に駆けつけて身を惜しまずに支援活動に携わったのは名もない人達であり、その後の震災では事ある毎に“あの時に助けて貰ったから今度は助ける側に回って何かしたい”との思いがこの国を変えつつある。

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2 (電撃コミックス)

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2 (電撃コミックス)

新古典主義とでもいうべき
最近ありきたりという言葉が蔓延ってますけれど、

普遍の題材がとりあげられるのは自然なことで

それをありきたりという安い言葉で片付けるのはもったいないよなあなんて。

現代の人々の共感を得られるように書いてあること自体が素晴らしいと思います。

人の嗜好こそ変化すれど

文体や書き方に優劣はない。

おそらくライトノベルに対して多くの人が抱いているであろう
こんな安い文体で、薄い内容で、という印象が残念だ。

ありきたりとか平凡に対抗できる言葉が欲しいよね。

需要なさそうなレビューですが本書の内容もそんな話を含んでいるのかなと感じましたので云々。

小話で、例えば児ポが犯罪を増やしてるならば、
平安時代はどうだったんだろうなあ。
某条例や保守的な発言に賛成するでも反対するでもなく。

本当の友情の話
2作目にして、親友とついに大喧嘩。
黒あやせが見れるのはこの巻なのですが、やっぱり桐乃が可愛いです!
京介は1巻の時よりはかっこよくない分、本巻はヒロインの桐乃が頑張っています!

ラノベ読者だからスルーされた致命的な欠陥も
良い作品。だが、この人気は、
 エロゲーのテキストでよくある「ネットで流行してるフレーズの多用」を、
紙媒体の市場でやったから珍しがられた。食いつきが良かった、というか。

「ネット用語の多用」そのものはいいと思う。でもこの作品は、
オタ(ク)の作者が、非オタの主人公がだんだん考えを改めてオタを擁護するようになる話を書くもの。
オタ作者が、自分とは違う非オタ登場人物達を、いかに非オタに見えるよう書けるかが大切になる。
でも、「ネットで流行しているフレーズの多用」をやりたいがために、非オタの登場人物達に、「ネット用語の多用」をさせ、オタそのものの言動をさせちゃっている。
それで売れてるんだから仕方ない。「やればやるほど作品にマイナスな、エロゲー後追いの要素を売りにする」。それがマイナスにならない別の作品でやったほうが……と思えた。

2作目でもパワーが落ちていない!おもしろい
成績・運動・要旨の3点がそろった妹と普通の兄がくりひろげるライトノベルの2冊目

1冊目で友達にも打ち明けられない妹のとんでもない趣味が明らかにされ
とんでもない趣味が厳格な父に見つかり、とんでもない状況になった続きです。

2巻目は、妹のとんでもない趣味の世界にとうとう兄も足を踏み入れるというか
ぬかるみにハマル世界に陥るのが楽しい本になっています。

夏の特殊なイベントに妹ならずとも兄もはまってしまうなど、
その帰りにとんでもない趣味と正反対の友達と会ってしまい、取り繕う余地が
無い状況に陥るなどおもしろい世界が展開されています。
2冊目だとパワーダウンするのが常なのですが、1冊目の荒さが無くなり
なかなか楽しく読めました。

兄もピントのぼけた幼なじみの女の子がいて、これまたぼけた雰囲気で
主人公の兄と絡みまくっています。

ページ数は370ページと厚めですが、ずいずい物語の世界に引きずり込まれて
1日で読んでしまいました。 おすすめです。



微妙
1巻を買ってみて続きが読みたくなったので買ってみた。
内容は1巻と大して変わらん。他の人も書いてるけど、1巻であった新鮮さがないですからね。あいかわらず妹のツンが強いです。デレた妹を見たい人には向かない。俺には正直合わなかった。ついでに言うとこの巻は、妹と兄のやりとりよりも、兄と幼馴染のやり取りのほうが面白い。そりゃ駄目だろー作品的に。あと最後の展開は読めすぎるし兄が妹に対して献身的すぎるのもあんま好きじゃないかもね。いや、幼い妹を心配する兄の心ってのはわかるけどさ。兄はある程度かっこいいことやってるんだけど地味。主人公っぽくない。地味なほうがストーリー的にはいいかも知れんがやっぱり地味。良かった点?あやせが可愛いね。割と同じ顔だけど。

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あまんちゅ!(3) (ブレイドコミックス)

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あまんちゅ!(3) (ブレイドコミックス)

流石天野こずえ先生
「あまんちゅ!」を読みだしてから、
「ARIA」が終わってしまった時の寂しさなんてすっかり忘れてしまいました。
それほどこの作品の登場人物が、てこもぴかりも姉弟も先生も魅力的な人物なのです。
「ARIA」は好きだけどこの作品は見たことがない、なんて人がいたら本当に勿体ない。
絶対に読むべきです。

やはり素敵がつまってます
3巻目にしてついに海へ!
てこちゃんの感動がこちらにも伝わってきます。
ARIAといい、あまんちゅ!と言い、天野さんの作品は読んだ後まで幸せの余韻が続きます。

ついに!
ついに、あまんちゅ!第三巻発売!
やはり、天野先生の作品ですね。癒されます。
そして、個人的にはこの作品においても学ぶことが多かったです。

みなさんも、ぜひ手にとって癒されまくってください。


ほのぼの
この方の前作は読んでいませんが、テンポもゆっくりで非常にほのぼのしており、時間のあるときに読んでいると癒されます。

まだまだ作品の土台作りといった内容ですが、今後が楽しみです。

あまんちゅ最高
今回も笑わせてもらいました。

8ページ目の双子弟のカットは爆笑!
双子の話も姉の以外にかわいい面が
実はてこが〇〇〇〇だったことが判明(驚)
最後のがんばれ先生で火鳥先生がブラックガムを片手に持っているのが個人的に好き☆


今作品はARIA的部分がかなり入っていて、ARIAが好きな方は絶対いいですよ☆

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フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)

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フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)

サガラソウスケなる人物
完結までに12年かかりましたが、まず感慨深いのは相良宗介の心境の変化でしょうか。 全編を通して、ほぼ折れない懲りない(外見上はですよ?)漢だった彼がラストで発する台詞には涙が出ます。 ましてや直前にはカリーニン少佐との因縁の対決が…これは泣くしかない!! 勿論評価は星五つです。 最後に椿一成くんも忘れないであげて下さい。

アル大活躍
ミスリルvsアマルガン
ソースケvsレナード
カナメvsソフィア
アルvsベリアル
ソースケvsカリーニン
ソースケvsカナメ(?)

え、その中で上巻の前振りをあーもっていきますか。
やっちまいますか?

え、トランザムを御所望ですか?


最後の最後までよい意味でドタバタラブコメでした。


その後が気になります!
結末が気になると思い、上下巻一気読みしました。

ここ数巻、特に重苦しい展開が続きましたが、エピローグが…本当に良かったです。出来れば後日談も読みたいです。(短編集に期待です)

先生、お疲れ様でした!


ありがとうございました。
著者 賀東招二先生、イラスト 四季童子先生、その他この作品を作り上げてくださった方々、本当にありがとうございました!

ひとまず読み終えて、こんな素晴らしい作品に出会えて本当に自分は幸せだなぁ…と思いました。こんなにいろんな側面から楽しめる最高の作品は、滅多に無いと思います。ですから皆さんも是非読んでみてください!多少贔屓目が入っているかもしれませんが、もちろん文句なしの☆5つです!!


ボーイミーツガール
涙しました

そして
理想には遠く、いろいろな不都合や不幸を抱えていたとしても、
このかけがえのない今の現実を生きることの大切さを改めて気づかせてくれた
このシリーズに感謝!


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ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

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ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

ビジネスマン必読の書
 仕事柄ビジネス書とりわけ、戦略論や組織論についての本は良く読んでいる方だと思いますが、本書ほど戦略について分かりやすくその神髄を語っている本にであったことはありません。
 戦略とは文字通り「戦いを略す」ための物だと理解していますが、実際のところ戦略を立案するというと4Pや5C、ロジカルツリーなど正当性を主張するためのツールにいかに落とし込むかという手法に目がいきがちです。しかし、いい戦略の本質はストーリとして一貫性が保てるか、従来の常識では考えられないようなストリーであるかにかよるということが本書を読んではじめて理解できました。

 本書では、いくつかの企業の戦略ストーリを紹介しながら、一貫性のあるストーリにはそれ自体に競争優位が内在され、そのストーリーを支えるキラーパスが存在するため競合他社の模倣を恐れる必要がないなど、戦略と競争優位、ポジショニング、コンピテンシー等々との関係性も非常に簡潔に整理されています。

 既に成功している大手企業の事例が中心であるためにどうしても後付け的なところは否めませんし、すばらしいストリーが見当たらなくても成功している企業はたくさんあることを考えると本書で論じられていることが必要充分条件ではないとは思いますが、それでも戦略とはどうゆうものかという本質を学ぶには最適の本だと思います。

 あえて本書のあら探しをするとすると、例えばスターバックスが「第三の場所」としてのストーリーを主軸においているとすると、郊外型の店舗がドライブスルーを併設することにたいする説明がつかないようなことがいくつか見受けられますが、それでも、ストーリーとして読み解くことで戦略に対する理解が非常に身近なものになること請け合いです。

 結構厚さがある割りにはしおりがついていないのが唯一の不満でしたが、ビジネスパーソン必読だと思います。

白眉
学者の書いた本って、つまんないって、ヘンな先入観があった

「もしドラ」も、ストーリーで競争に勝った戦略だよね

楠木先生の大作はおもしろい、あっという間に読める、高いけど必読

ベストプラクティスを羅列しただけでは、戦略は生まれない
 著者は、戦略とは本来、動的につながった面白いストーリーであるべきだといいます。しかし最近の戦略と呼ばれるものは「アクションリスト」だったり、「テンプレート」だったり、「ベストプラクティス」といった静止画のことをさすことが多い傾向だそうです。他社の「ベストプラクティス」を模倣しただけでは到底戦略とはいえませんよね。確かに戦略の基本として「ベストプラクティス」を学ぼうという声は社内でもよく耳にします。

 しかし実際に「ベストプラクティス」といわれるような成功事例はそのアクション自体は他と別段変わったことをしていません。そのためその成功事例の要因を外的環境であったり、個人の能力の高さだと誤解されてしまうことが多く見られますのが現状です。

 本書では、構成要素の個々のアクションより、どのようなストーリーを論理的に構築してきたかが成否を分けるとされています。その例として「スターバックス」、「マブチモーター」(渋い!)「デル」、「サウスウエスト航空」、「アマゾン」などの成功事例を因数分解してどのようなストーリーがあったかを解説されています。

 私は企業の戦略を立案するほど偉くはありませんが、自分の「ベストプラクティス」を因数分解して成功事例からストーリーを抽出することができるようになりました。


戦略論の殿堂入りをする一冊
今までいわゆる名著と呼ばれるような戦略本や理論を数多く学んできました。
しかし、この本は戦略を「ストーリー」という新たな視点からとらえ、
戦略とは「違いをつなげること」という明確な、そして斬新な考えを打ち出しています。

短期的に「はやる」いわゆる「戦略」理論とは違い、戦略の真髄や本質を
鋭く見抜いている素晴らしい一冊だと思います。

この本を読んで、自分は今まで全くといっていいほど、戦略を考えていなかったことや
戦略を「動画」ではなく「静止画」と勘違いしていたことに気づかされました。

そして何より楠木さんの偉大な功績は戦略をたてることの「楽しさ」「面白さ」を
世に知らしめたことだと思います。

私の人生を変える一冊になりました。

楠木さんがこのレビューを御覧でしたら、深く感謝申し上げます。

優秀な戦略の条件と7つの習慣
優秀な戦略には「二つの「なぜ」とそれらへの「回答」がきちんと組み込まれる。ひとつ目の「なぜ」は戦略を講じる直接の理由(想い)、二つ目の「なぜ」は戦略内の打手を必要とする理由。特に、前者のなぜは「フランクリンの7つの習慣」の第2領域での活動がないと、なかなか気がつかないと感じます。楠木さんの本書は、後者の「なぜ」を突き詰めることを教えて下さいました。商品開発に長年携わる者ですが勉強になりました。

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鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス)

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鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス)

コミックス派の感想です
長い間コミックが発売したら買って読んでました
雑誌(ガンガン)では読んでいません。
この間までやっていたアニメで我慢できずに最終回を観てしまったので、今までの様なワクワク感はありませんでした。
私と同じ様に雑誌では読んでなくコミックス派でアニメで先に最終回を観てしまった人もいるのではないでしょうか。
長年単行本を買ってきてこの漫画を支えてきたコミックス派への配慮が少し欠けると思いました。
アニメの放送時期を遅らせるとか出来なかったのでしょうか。
まぁ、1番悪いのは我慢できずにアニメ観てしまった俺ですけど・・・

熱い・・・けど・・・

とても良かったと思います。
ブラッドレイ対スカー戦の結末。
かなり痺れました。

全くの過大評価でもなく全体的に良かったです。

ただ、最近某人気RPGからのセリフの引用が目立ちます。

プライドに対してのキンブリーのセリフ。

完全にあの人のセリフですよね。

この巻ではないですが賢者の石に対するセリフも引用クサいです。

さて次がついにクライマックス!!

楽しみですね。



やっぱり先生は凄い!!(上手くまとまらない・・)
最近の少年誌は、話が盛り上がってくると同時に収集がつかなくなって来るのが定番なのに(特に戦闘メインもの)、ハガレンは軸がぶれないのが凄い!

今巻は、とうとう発動してしまう国土錬成陣と、「お父様」がほぼ無敵キャラになってしまうことに対し、無理の無い形で逆転の方法が描かれていて、そこがまた素晴らしい。
普通なら、ボスキャラ無敵状態に対して主人公格が何か別の力に目覚める〜、とかで読者を刺激するものですが、ハガレンに関しては、その辺は少し淡々としたものがあるかもしれない。「神」と呼ばれる「星の真理」の力を用いて、圧倒的な力でエドたちを追い込む「お父様」に対して、「お父様」によって与えられた悠久の時の中でホーエンハイムによって編み出された対抗策。何たる皮肉!、って感じですけど(笑)
でもこれが無かったら、擬似太陽のエネルギーで、「お父様」以外は、プライドも含め全滅ですね。自らが作り出した人造人間さえ、他の人間たちと同様にしか考えていなかったであろう事が伺えますね。その後のエドの台詞でも語られていますけど。

でも、スカーの兄の「逆転の錬成陣」に関しては、スカーとラースのバトル次第、という何ともギャンブルな展開ですね。日の光が目に入っていなかったら、という部分もありますが、逆にそこに「リアリティ」を感じてしまうのは自分だけでしょうか?

この巻は、最後に生き残っている3人の人造人間。プライド・ラース・グリードの生き様の比較も良いかと思います。ラースは敵役ながらあっぱれ!

敵役といえば、プライドの中に自我を保ち続けた紅蓮の錬金術師も必見ですね。己の信念を貫き続けたキンブリーの最後はかっこよすぎる・・・・。

逆転の錬成陣によって、アメストリスの錬金術本来の力を使いながらも、お父様に防がれてしまい、逆にピンチっぽいエドたちですが、、、、、最終巻が待ち遠しい!!

残念ながら過大評価されてます
絵と内容があってない上、真理だの人柱だのごちゃごちゃしすぎ。
過大評価されてる漫画の典型

神か、人か、人造人間か?
「お父様」サイドが練っていた計画と主人公サイド(主にスカー&ホーエンハイム)が立てた対抗策、
二点三点するバトルを軸に説明臭くなりすぎるギリギリのバランスで伏線を明かすストーリーは必見。

キャラクター描写の中でやはり目立つのがブラッドレイ。
神を否定し人としての充実感を持って逝った生き様は
人を踏み台にして神になろうとしているお父様や
最期にキンブリーに幼稚さを指摘されてしまうプライドとは対照的。
一方で最後までホムンクルス側のキャラとして戦っており、その矛盾を抱えた様は
決着をつけたスカーと同様に非常に人間らしかったと思います。

ちなみにマスタング大佐は今回、完全に無能(笑。
最終巻にちゃんと見せ場はありますのでアニメや本誌をスルーしているコミック派、期待してください。

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学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 2 (角川コミックス ドラゴンJr. 104-2)

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学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 2 (角川コミックス ドラゴンJr. 104-2)

面白いのだが
主要登場人物は、主人公とヒロイン以外はクセの強くしているな
巨乳で天然の保険医にミリタリーオタク、武士道ガールの先輩にツンデレで頭脳明晰な同級生。
ミリオタの少年にしても、実際にPMCで軍事訓練を受けた徹底ぶりだし。
普通ではお目にかからないメンバーぞろいだ。
こんなパニック世界で生き延びるのは、平凡なメンバーでは無理だと言われるとそれまでだが
ちょっとクセのありすぎるメンバーばかりで、どうかと思いました。

それに学園黙示録と銘打ったワリには、舞台は学園に限定されず。
登場人物たちが同じ学園の生徒や教師が中心というだけだしな。

物語は、突然、世界中でゾンビとなって人を襲う「殺人病」なる正体不明の現象が蔓延する
主人公たちのすんでいる地域は、それが特にひどいのか。
被害の広がりを抑えるためだろう警察によって完全に封鎖されてしまった。
悪化するばかりの事態に、警察も非常手段を厭わなくなり。誰もが生き延びるために血みどろの争いすら始める。
こんな無法地帯で、主人公たちもいつしかそれに染まってしまっていた。
そんな感じです。

主人公は正義を守ろうとする熱血漢というわけではなく、彼自身も混乱の中で犯罪行為を重ねます
それはむしろ現実的とも言え好感も持てますが。
物語は、そうした中での主人公とその周りの人々の人間関係を重視した内容です

絵を見る漫画
アクション部分はかなりかっこいいです。 銃や車で死者をぶっ飛ばすシーンはスカッとする人もいるでしょう。

ですが気になる点が多く見られます。


・死者はフェンスを超えられないのに窓は普通にくぐれる。
・死者は腕力が異常に強い。でもフェンスは開けれない、壊せない。
・死者は塀の上に手が届く大きさなのに塀の上を歩く主人公には届かない。
・避難する父娘発見。父親の死亡を確認した後、娘を救出に行く。
などなど気になる所はつきません。

それに加えて、モブキャラはかなり偏見が入っています。
左翼右翼だったり、某俳優似の死者が頭を撃ち抜かれたり。

設定とストーリーは残念ですが、絵はかなり細かく書かれています。なので、絵を見る漫画だと考えて購入してください。

If you like B-movie, you will like it!
I've bought localized version of Highschool of the dead.

It's scenario is very interesting, and has sexual scenes unexpectedly ,that you will also see in some classic zombie movies (Ex:Zombie 2)

But as title mentioned "Highscool".....
But most scene is outside the school.....
That's why i remove 1 star from ranking.

もはや学園モノではない
 ハイティーンの男女が主人公というだけのB級アクション作品になってしまっている。これでは、登場人物が同じ学校の同級生である意味がないし、セーラー服は単に見栄えを良くするための小道具となってしまった。
 「ねらわれた学園」のころからの伝統として、学園内の怪現象は学園内で処理すべきである。その方が、話がコンパクトにまとまると思う。世界中に一気に怪現象が広がってしまったら、風呂敷を閉じようがない。

凡庸なB級作品
1巻はそこそこ面白かったが、それは多分に続きに対する期待感からだったと思う。
この2巻で、その期待は裏切られた。
「序盤はこんなもんとして、続きはなんかあるんだろう」と思っていたら続きも「こんなもん」だった。
まったく面白くないというわけではないが、がっかり感が大きい。
B級ホラー映画の、それもあえて狙ったB級ではなく、諸般の事情からなるべくしてなったというタイプのB級作品だと思う。冒頭でそこそこ期待をさせるもののペースダウンし(今ここ)、その後グダグダと展開して最後は無理矢理落ちをつけるという、ありがちなB級展開を予測させる。
実は、これから神展開があるのかもしれないが、あまり期待していない。

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永遠の0 (講談社文庫)

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永遠の0 (講談社文庫)

戦争を知らない子供たちへ
65年目の終戦記念日にこの作品を読み終わりました。
特攻に関する本は初めて読みました。
フィクションなのでしょうけれど、よく調べて書かれたものだと思います。
読みながら、何度も涙がこぼれ、本を閉じ、また開き、一歩一歩物語を進んできました。
東京大空襲を経験した祖母と、陸軍兵士として南方に出征した経験のある祖父のことを思い出しました。
兵士を含め、戦争で亡くなった全ての人に家族があり、愛する者があり、人生がある。
そんな当たり前のことを、強烈に目の前に突きつけられた感じです。
日本人として読んでおくべき本だと思いました。

祖国と愛する者を守るため勇敢に戦い抜いた英霊達に合掌。

出会えてよかったです
たまたま売り上げランキング上位ということで購入したのですが、この本に出会えて本当によかったです。

お前はしっかり生きているか。
65回目の終戦記念日に合わせるように読み終えた。

2週間前に購入し、
以来、通勤途中や細切れの時間を見つけて読み続け、
今日の終戦記念日に読み終えたばかり。

『永遠の0』の「0」とは、零戦の「ゼロ」のこと。
もしかしたら「すべてが無になる」という意味の「ゼロ」かもしれないが。。。

零戦。
正確には「零式艦上戦闘機」。

物語は、その零戦パイロットで最後には特攻隊で死んでいった宮部久蔵という人物を
インタビューによって浮かび上がらせる。

「生きて帰る」。

生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」と蔑まされながら
零戦での戦闘にあけくれた凄腕のパイロットであった宮部。

その彼がなぜ終戦間際に特攻によって死ななければならなかったのか?

物語は、彼の孫たちがかつての彼の戦友たちへインタビューすることによって進行していく。

読み進めながら明らかになる宮部の生き様。
戦争という非情な世界に身を置きながら、人間らしく生きようとする矛盾と葛藤。

自分だったら宮部のように「十死零生」という過酷な状況の中で、
冷静に、しかし苛烈に生き様を貫いて生きていけるだろうか。

読みながら自分が試されている気がした。
「お前はしっかり生きているか」と。

この小説は物語を楽しむと同時に、
太平洋戦争という戦争を改めて学び直すきっかけにもなる作品である。

零戦という当時、世界最高の戦闘機を生かし切れなかった理由も分かる。
最高の戦闘能力を持ちながら、防御に対する配慮は皆無に等しい。

ここに日本軍の戦いに対する思想が如実に表れている。
そこには零戦に乗るパイロットへの生命への配慮などない。

撃たれて戦闘機がダメになっても、
パイロットが生きていればまた戦闘機に乗ることができる。

しかし、日本軍は防御機能を極端に減らしたことで、
攻撃を受けた零戦の死傷率は極めて高かった。

さらに助かって敵の捕虜になるくらいなら自爆せよ!という考え方をしていた。
戦陣訓の「生きて虜囚の辱めを受けず」の教えだ。

これでどれだけ無駄な命が損なわれたことだろう。

日本軍は零戦とともに優秀なパイロットも失っていくのである。

最後は促成訓練したパイロットを特攻隊で死なせていくのである。
促成されたパイロットが敵の攻撃をかいくぐって、
目的の艦隊へ突入できたのは、ごく稀なことだったという。

特攻隊といいながら、その目的を果たせずに打ち落とされた零戦パイロットたち。

宮部は日本軍の愚劣な戦争遂行に異を持ちながらも、
最後は特攻の任に就くことを選ぶのだ。

物語の最後の驚愕の真実に胸が熱くなり、
涙が流れる。

この物語を読んで良かった。
戦争を知らない世代こそ読むべき小説だ。

戦争というもののリアリティが失われた現代人こそ
この濃密で清冽な物語を読むべきだろう。

宮部久蔵という人間の生き様に教えられることは多い。

そして、
「二度と戦争は起こしてはならない。」

その思いをこの小説を読んであらたにした。

愚直なまでの主人公の信念に、作者の反戦、平和への“思い”の深さを知る。
百田尚樹は、今、気になる作家である。「BOX!」も「風の中のマリア」も「モンスター」も、全く違う題材を扱いながらそれぞれ面白く読めたし、レビュー上にも書き込ませて頂いた。ただ、デビュー作の今作は、今まで手に取る機会がなく未読であったが、文庫化され、評判になっていると聞き、ようやく購入、終戦記念日である本日、読了した。
あらすじについては言うまでもないだろう。第2次世界大戦終戦直前に特攻隊員として若くして戦死したひとりの零戦乗りの男の軌跡と生き様を追いながら、兵士たちは何の為に戦い、何を思い、散っていったのか、そして、平和とは、戦争とは、家族とは、国家とは、愛国心(道徳心と言い換えても良い)とは、を読む者たちに否応なしに問いかけ、考えさせる作品となっている。
この本の魅力は、巻末の解説で、児玉清氏が余す事なく語っている事に尽きるので、私如きがくどくどと申し上げるまでもないが、ひとつだけ言わしてもらうと、それは構成の妙であって、現代を生きる戦争を知らない若者が、生みの祖父とも言える人物を調べるとの設定を取った事で、祖父を知るかっての“戦友”たちが、祖父との接点を思い出しつつ、生き残った者として、自らの体験を振り返っていく処だ。
真珠湾、ミッドウェー、ラバウル、ガダルカナル、沖縄、第2次大戦時の激戦地での壮絶かつ凄惨な史実が、時系列通りに詳細に語られる事によって、私たちがイメージとしてしか捉えられていなかった戦争の悲惨さと本質が見えてくる。
思えば、作者は、ボクシング、蜂と昆虫の生態、美容整形と人相学、と他作でもその綿密なレクチャーぶりを感じたものだが、今作も、その取材力に感心した。
もちろん、今作はフィクションであり、これが戦争の全ての真実とは思わないが、戦争の証言者たちの言葉を借りての、作者の思いがひしひしと伝わってくる熱い1冊、若い世代にも是非読んで欲しい。

責任とは何か?
本書に描かれている回想録が事実だという前提の上で、太平洋戦争の現場の一端を伝えるという意味では、とても意味のある作品であると思う。
戦争というものがどういうものであったかというのを、自分のような考えようともしていなかった人間にきっかけを与えられるというのは、どれだけの意味があることだろうと考える。

ただ、ひとつの小説の作品の評価となると個人的には別の感想を持った。
単純にこの物語は何を描こうとしているのかという部分については、正直今ひとつ分からなかったというのが本音なのである。
文庫本の中に「百田尚樹の世界」というパンフが入っており、そこには「『誰のために生きるのか』そのことを現代に問おうとした作品です」との記述がある。
そうだったの?
そういう印象なのである。
そして、そうだと見ると自分の中で結末に対して「?」な意見が残るのである。

そのような部分も含めて、多くの人に読んでもらい、意見を聞いてみたい作品かもしれない。


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デトロイト・メタル・シティ 10 (ジェッツコミックス)

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デトロイト・メタル・シティ 10 (ジェッツコミックス)

ギャグマンガなのに…
この巻でのクラウザーさんの登場のしかたは最高にカッコよかったです。もしかしたら作者は笑わせたかったのかもしれませんが、俺は鳥肌が立ってしまうほどカッコよ過ぎでした。もう少し続いて欲しいと思ったけど、やはりこのあたりで終わっておくのが最高にイカしてます。

一つの時代を作ったことを評価して☆5つです。
遂に完結ですか。
10巻の割にはかなり長いこと続いていた印象がありますね。
1,2巻のテンションがすぐに落ちてしまったときにはかなり心配しましたが、これ以上ないというすっきりした終わり方を描いてくれています。
根岸くん(クラウザーさん)は間違いなくここ何年かの漫画に登場したキャラクターの中で、トップテンに入るキャラ立ちをしていると思います。
個人的には女社長のキャラも大好きでした。
(松雪泰子さんもなかなかはまっていましたよね)
デスメタルというジャンルを誤って世間に植え付けてしまったことを含めて、一つの時代を作った作品と評価して☆5つを付けさせてもらいました。
ただ、作者は次の作品が大変ですね(余計な心配すみません)。

デス・メタルというコアなジャンルを
デス・メタルを日本中に広めた破天荒な作品も今回でお仕舞い。
今までの主要キャラを倒したGODを最後に倒すところは少年漫画の基本といったところか。
ともあれ、この作品でデス・メタルが日本中で市民権をとってしまったのは凄いことだと思う。
個人的にはもう少し続けてもらいたかったが、終わり方が自然だったのでこれでよかったのかも。
作者には、長い間お疲れ様でしたと言いたい。

黒。
かなり疾走してました。

クラウザー…

かなり格好いいです。

メタルでは譲れない

最高のフィナーレでは?
最近ちょっと元気がないと思っていた
DMCだが、最後は最高に盛り上がって
終わったのではなかろうか?
ちょっと感動すらしてしまいました。


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小惑星探査機 はやぶさの大冒険

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小惑星探査機 はやぶさの大冒険

宇宙、科学、夢、ロマン、日本の先進技術 これらの言葉が浮かんで来ます
太陽系の起源をさぐるために小惑星「イトカワ」まで到達し地球に戻って来た「はやぶさ」の物語です。こういう開発物語を書かせたら右に出る者がいない山根一眞氏がインタビューをおりまぜて295ページにまとめています。

なぜ小惑星が太陽系の起源をさぐるのに役立つのか。
→質量の大きい地球などは内部にいくと熱により太陽系ができた当時の物質も変化している。したがってそうした熱の影響がない長径500メートルのイトカワが探査の対象として選ばれた
イトカワにはほとんど重力がない
→探査機の脱出速度は秒速20センチ
イトカワは公転している
→秒速30キロの公転速度、時速では10万キロ。はやぶさは加速していってそのスピードになった
はやぶさが小惑星をぴたりととらえるのは東京から二万キロ離れたブラジルのサンパウロ空を飛んでる体長五ミリの虫に弾丸を命中させるようなもの

こういう話が続きます。日本の科学者の夢実現へ向けての努力やアメリカでしか手に入らない衛星の部品の話など興味は尽きません。行方不明になってから電波ををみつけて姿勢制御に成功するまでの話も手に汗を握る話です。

科学、宇宙、夢、ロマン、日本で優れたものを作る、こうした単語とフレーズが頭のなかで繰り返し出てくる本です。



日本の子供たちに是非伝えたい
7年の年月をかけ3億キロかなたの小惑星イトカワを旅してきた惑星探査機はやぶさの記録に感動しました。今年6月にはやぶさが地球に戻ってきたという報道は見てましたが、戻って来たことは奇跡的であり、日本人宇宙科学技術者たちの涙ぐましい努力と根性がそこにはあったことを本書で知りました。世界中が注目する偉業を成し遂げたスタッフの皆さんたちにこれからも頑張って頂きたいと思うと同時に、また日本の子供たちにどれだけすごいことを成し遂げたのか語りたいと思いました。


わかりやすく、面白く、意外とマニアックで・・・メタルカラー健在!
「メタルカラーの時代」の山根さんがはやぶさ本を書かれることを知り、
山根さんのようにうひゃぁ〜と思わず奇声をあげて(^^)/して待っていました。
ざっと読みましたが、山根さんらしい、わかりやすく、対談形式織り込むことで面白く、
しかも担当者たちのいいたいことがたっぷりと聞ける作りになっています。
この本で知ったことも多く、多少マニアックな人にも充分満足できる内容だと思いました。
山根さんのわかりやすい文章と、対談による生の情報による密度の濃さ
(それもインタビュアーの技量しだいですが)が補い合って、とてもいい本だと思います。
挿絵もキーになるものをしっかり押さえている感じで、買って良かった感を覚えます。

はやぶさって何?なんで大騒ぎしているの?という方にもお薦めしたい。
はやぶさの何がすごいのか、マニアがまくし立ててもとても伝えきれないことを
この本はみごとにやさしく正確に伝えていると思います。臨場感もものすごい。
と思ったので、あと1冊買って職場の待合室に置きます(^^)


プロジェクトメンバーの熱い思いに感動しました
2003年に打ち上げられ、この6月に地球に帰還したはやぶさ。そのはやぶさのプロジェクトメンバーの面々へのインタビューを交えながら、その7年間にわたるプロジェクトを感動的に描いたドキュメント。
第9章のプロジェクトリーダーの川口氏がはやぶさに問いかける言葉に、不覚にも涙してしまった。
もちろん、このはやぶさに投入された日本の技術力もスゴイと思うが、さまざまな困難にぶちあたりながらも、それを切り抜けてきたメンバーの努力に頭が下がる思いだ。
どんなプロジェクトでも、第11章で川口氏が述べたように、最後は「根性」なんだなぁ。
このプロジェクトがもたらした功績について語るべき言葉は持たないけれど、日本の宇宙開発の技術力の高さが証明されたのは間違いない。そして、その技術力は、科学者たちがNASAや他の国の技術者には負けられないという技術者としての競争心、誇りに支えられていたのだとも思う。
「二番じゃダメなの?」なんて口が裂けても言うべきではないとも思う。

それにしても、みんなの夢を乗せて散っていったはやぶさの最後の写真は美しい。

おもしろかったから努力して世界一になった
小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられてから地球に戻ってくるまでの冒険を描いています。はやぶさに襲いかかる、予想を越える試練の数々に対して、知恵を振り絞ってミッションをクリアした、日本のはやぶさのチームの執念の物語です。著者の山根氏が、打ち上げから帰還まで7年の間、はやぶさチームに張り付いて取材を続けてきた、膨大な資料がもとになっており、山根氏の執念の賜物でもあります。

インタビューで開発担当者から聞き出した秘話がたくさん盛り込まれており、ハイテクとローテクの両輪によって「はやぶさ」が支えられ、幾多の困難を乗り越えてきたことがわかりました。特に、開発担当者のヒラメキと日本を支える企業群の持つ底力によって、磨き上げられて絶妙に組み合わされたローテクの数々がとても興味深く感じました。NASAにおいて開発費が25億円を超えてしまい断念した、低重力の小惑星上で活動する小型ロボットをわずか3000万円で作ったそうです。残念ながら小惑星に到達することができませんでしたが・・。

世界トップの経済力を誇るよりも、あるいは世界をリードする政治力を誇るよりも、こんな不可能と思われることにチャレンジして道を切り開いた、凄腕のチームが日本に存在していることを素直に誇りに思います。またこのチームの存在を我々に知らしめてくれた著者の山根氏にも感謝します。

このチームがなぜここまで努力できたのか、中心となった技術者の「とてもおもしろかったから」という言葉が印象的です。結局、おもしろいから頑張れるんですよね。これからもどんどんとおもしろい目標を立てて、どんどんとチャレンジしていく日本でありたい、と思った次第です。結果や評価はあとから付いてきます。

「どうして世界一でなければいけないんですか。2位ではダメなんですか」などと言っていた国会議員には、このようなおもしろさは永久にわからないでしょうが・・。

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バクマン。 9 (ジャンプコミックス)

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バクマン。 9 (ジャンプコミックス)

独特
ほかの漫画と、描いてるものが違うと言うのがあるせいか、先が良くも悪くも読めません。

今後の展開に期待。でも、作者と原作者の前作は内容濃かったですし、絵も内容も安心感あります。

星一徹
新妻エイジ、私が一番好きなキャラクターです。

人間性に魅力があって、裏表が見えなくて、本当にマンガを描くことに幸せを感じている主人公コンビの最大のライバルです。

彼は作中意味のわからない台詞を放つことで有名ですが

主人公の描くマンガは特徴として「自己投影しない」、この巻では「服部さんは星一徹」と一見意味のわかりませんが

後に大事な伏線となる貴重な台詞を放っています。

私には服部さんではなく、新妻エイジこそが星一徹のように見えます。

この巻ではテレビに出演して、本当のライバルとして主人公のコンビの名前をテレビに出てしゃべっているシールがあるので

自分の本当のライバルとしてなってほしいという願望は持っているのだと思っています。

星一徹として、どう主人公コンビを対等のライバルに育て上げるのか楽しみなので☆4にします。

読むのが辛い
同じ日に発売されたブリーチを読んだ後にこの漫画を読むと、コマ割や吹き出しのセリフが多すぎて読むのに疲れました…
同じ漫画でもここまで違うのか…

でも、だからこそ読みごたえがあります

内容的にも熱くなってきてますし
おもしろかったです

悔しさと嬉しさがないまぜになった気持ち
 一抹の不安を抱きながらもギャグマンガで編集会議に臨む最高と秋人。だが同じ編集会議には、岩瀬もネームを回していた。そして、その作画には強力な人物が参加していた。

 マンガがエンターテインメントである以上、読者を意識した誌面作りは必要。そして、作者が描きたいものが必ずしも求められる訳ではない。しかし、そこだけを意識しすぎると、自分の得意分野を忘れてしまって、描くのが苦しいだけになってしまうかも知れない。
 連載を続けるための手当てに没頭して先が見えなくなっているときに、ライバルから活を入れられたら。そんな時の悔しさと嬉しさがないまぜになった気持ち、そんな心情が描かれる。

声優は体が資本!
亜豆が鍛えまくってます
やっぱり、人気声優に体調管理は付き物なんだなぁ

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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則

情熱 X 準備 = 世界を変える力
単なるプレゼンのテクニックだけでなく、世界を変える夢と勇気を呼び起こす本です。

世界をより良いものに変えていくためには、今の日本社会のようにネガティブな批判では駄目で、
スティーブ・ジョブズのように、厳しい困難にもくじけない燃えたぎるような情熱を持ち、
徹底した準備によって磨きに磨いた表現で、人の心を動かすことが必要です。

グローバルな競争、ネット上で情報が溢れる中、品質が高ければ売れるという日本の常識は
もはや捨て去るべきなのでしょう。
価値観が多様化し、選択肢も多数持った現代の消費者には、心を動かすシンプルなメッセージを
発信できるかが、勝敗を分けることになるでしょうから。

たった5分間のデモのために、数百時間かけて準備したアップルのチーム。
プレゼンの達人たるスティーブ・ジョブズでさえ、何週間もかけてプレゼンの準備をする。
こうした消費者とのコミュニケーションに費やすエネルギーの差が、
アップルとソニーの明暗を分けたのかも知れません。

伝える事の大切さ
とても骨のある本でした。

翻訳者のあとがきにもあるように、Apple製品が欲しくなりました(元々ファンですが...)。
ジョブズ自身ではなく、他の人が彼について書いて、
さらに日本語に翻訳されても、ジョブズのパッションが伝わってくるのはとてもすごい事です。

また、翻訳も原文の空気感を損なわないように配慮していたことも好感がもてました。
彼のスピーチやスライドが英語併記なのは、良かったです。

同じプレゼンテーションを別の角度から分析して、教訓を導きだしたのも、
はじめはくどいと感じましたが、深く作者の意図を理解するのは役立ちました。
さらに、海外のプレゼンに関するリンクもたくさんあり、iPhoneで寄り道しながら読み進めました。

2点残念だったのが、ジョブズのスライドが一枚もなかった事と、3点ルールが大切といいながら18も法則があることです。

スライドは、実際には、YouTubeなどでプレゼンを見られるのですが、ジョブズの美しいスライドを並べてみてみたかったです。
もしかすると、スライドはプレゼンの本質ではないからわざと排したのでしょうか。
テキストだけの解説でも十分伝わってくるのは、脅威的なこととも言えます。

18法則はやっぱりおおいと思います。著者自身3〜4点、場合によっては1点しか印象に残らないといいながら...
結果、18法則はどれも印象に残っていません。もっとも、本質はしっかり刻み込まれたと思いますが。

素直に参考になりました
テクニック論的な書籍は個人的にはあまり好きではないのですが、
著書は素直に参考になりました。

直近でセミナーを控えておりましたが、
参考になると思ってセミナー前に読破し、
一部実践してみましたが、反響は上々でした。

強いて言うなら、スティーブジョブズの名を使った
プレゼンテクニック論のような感を受けますので、
もう少しジョブズのプレゼンがリアルに伝わるような工夫があれば良かったと思います。

Youtubeなどでジョブズのプレゼンをセットで見ないと、
なかなかそのすごさは伝わりにくいかもしれません。

ただ、テクニック論としてだけでも参考になります。

情と理と
情に訴えるものを、理で分析している。その理に、情を感じるから面白い。
3つのメッセージに絞り込む、それぞれについて効果を高めるために、
体験談、事実、実例、アナロジー、メタファー、推薦の言葉を用意する等は、
書評を書く際にも有用と思われる。

もはやアーティスト
僕も職業柄、プレゼンをする機会が結構あるのですが、どうしても、”情報がきちんと網羅されてるか”というスタイルのプレゼンになりがちで、振り返ってみると如何に退屈なプレゼンだったか、といつも反省してます。

それに比べ、アップルCEO スティーブ・ジョブズのプレゼンは、アーティストの域に達しているといっても過言ではありません。2時間もの間、観客を盛り上げ続けるプレゼンは素晴らしいの一言。

まずは、ジョブズのプレゼンを一度でも見てみることをお勧めします。
http://www.apple.com/apple-events/

また、併せてこちらもお勧め。
プレゼンテーション Zen

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交渉人は諦めない (SHYノベルス)

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交渉人は諦めない (SHYノベルス)

期待通り!だけど!!
兵頭の芽吹に対する愛は絶対的な物、と前提があるので、上の嵌められるを読み終えても最終的には・・・と終わりが分かるが、榎田さんの作品はわかっていても、そこに行きつくまでのストーリーが素晴らしい。
このシリーズを知って、本当に良かった。なんて。

残念でならないと感じてしまう唯一の「−☆」はやはり挿絵でしょうか・・・。
若干絵に差が出るのは仕方のない事だけれど、ここまではっきりと変わってしまうと、作品と絵がバラバラに別れてしまってもったいなかったです。
クールな兵頭カムバック・・・。

最高でした!!
確かに他の方々もおっしゃっておられるように、奈良さんの絵柄の劇的変化、上下巻長編ゆえのストーリー構成不足、読後に残る疑問....などなど今回の榎田さんの作品には色々とじっくり時間をかければ改善出来たのではないか?と思う点がみられはしました。ですが、私が金銭的問題で、また三巻発売から大分時間が経っているということもあって、購入する余裕が出てきたつい最近に、すぐに読むか分からないけれど一応手元においておこうかなぁ〜と思いつつ買ったというのに、電車待ち時間に軽く読もうと思ったのが一気にひきこまれ、芽吹の一喜一憂に私も振り回され、あっという間に二冊読み終わっていました....。やっぱり素敵です!!初めに述べたように、ストーリー構成にはところどころで違和感を感じるところはみられました。しかし、それを凌駕するほど出て来るキャラ達の心理描写や表情などに引き込まれました。そして読後一番に思ったことは、やっぱり芽吹と兵藤のカップルがBL界で最も人間くさくてかつカッコイイカッコイイNO.1だなぁということでした。
というわけで総合評価としては私的には満点でした^^最近BL作品離れが起こっていた私に見事たくさんの萌えとウルウルとキュンキュンを与えてくださった作家:榎田 尤利さんにはホントに感謝です!!(-^〇^-)次回作も期待しとります!!!!!

何度も読んでいます。
本当に面白くて、切なくて、でも最後はホンワカとした温もりで終わる。榎田先生の作品どれも好きですが、このシリーズが私は1番好きです。奈良先生の絵確かに変わりましたが、今回内容が内容だけに嵌められるタイトルの見開きの芽吹と兵頭に安心させられます。諦めないのタイトル見開きもコメディタッチですがコレトモをベッドの中で見てる二人大好きですよ。表紙は変わりましたが挿絵全部が違っているわけではないですよね。賛否両論ありますが決して手を抜いている事は無いと思います。このシリーズ最期まで奈良先生の絵であって欲しい。

芽吹の人間くさい葛藤が好き。
BLとは思えないほど主人公芽吹の心境が掘り下げてあると思います。

芽吹が人を信じたいと思いながら、どこかでそれは自己満足でしかないと気付いているところや、ラストで兵頭が環と寝たことを理性ではしょうがないと自分に言い聞かせながらも、感情がついていかないところなど、心理描写が本当に丁寧。

わたしはこの作品の魅力は芽吹の人間くさい悩みや葛藤を丁寧に表現しているところだなぁと思いました。

芽吹が苦しくて葛藤して、それでも踏ん張ろうとしている姿にはすごく共感したし元気をもらいました。

あと主役以外の登場人物もみんな個性的でとっても魅力的。
12月に発売されるというキヨと智紀のお話は本当に楽しみだなぁ。

それにしても、今回は甘さ控えめでしたね。
正直もう少しラストで甘い2人を読みたかったな。
それまであまりに辛かっただけに、あのぐらいじゃ満足できない!て感じでした。

人気作だけに賛否両論あると思いますが、わたしは文句なし★5!


都合良すぎます
この方のファンとしては、残念でした。しみじみシミた「夏の子供」シリーズの作家さんだとは思えない今回の作品でした。
例え『胸キュン』や『ラブラブ』展開がBLのお約束だとしても、これほど心情描写や構成力のある作家さんなら、もっと正攻法で勝負できるはずです。辻褄合わせに終始した感が強い今回の作品は、不自然で、気を衒ったエンターティメントの派手さのみです。そういう意味で面白さはあっても、旨味はありませんでした。
挿し絵の奈良さんは、量産のせいで、線は慣れてもカタチが崩壊してしまった…という印象です。乱暴な画面で、見ていて辛くなる様な絵でした。同人誌レベルで、少しもプロフェッショナルではありません。

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国民の遺書 「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選

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国民の遺書  「泣かずにほめて下さい」靖國の言乃葉100選

涙が出てきます。
ページをめくるたびに、涙がこぼれ落ちてきました。
平和に日本しかしらない私に出来ることは、
この本を読んで自分と彼らとの環境の違いに呆然とし、
気分が落ち込み、戦争について考えることだと感じました。

彼ら一様に、両親に対しての感謝の気持ちを綴っていること、
が印象に残りました。

一人一人の勇者が書いた朴訥なる熱誠の数々!!
死と向かひ合ひ、愛する祖国に対する公的使命を背負って書かれた百選の遺書である。そんない長い文章はないが、一人一人の萬感の思ひが籠められてゐる。大いなる生を、家族への思ひを、拙き自分への思ひを、祖国や家族を見守る言葉をと。勇壮、流暢の言は寧ろ控へ目でさへある。覚悟して書いた様々な国民が綴った英霊となった先人の内なる叫びがあるのである。「龍三ヨクヤッテ呉レタト一言デモヨイカラ云ッテ下サイ」との言葉は身に浸みました。私達は、思ひ出しては彼等の言を読み味ははう。そして、静かに偲び祈り、そして、彼等の奮闘に感謝しよう。

読めばわかります。
長い文章はいりませんね。読めばわかります。自然に涙があふれます。今の自分より若い人たちが死を受け入れ覚悟する。果たして自分に出来るだろうか。本書を読むことが英霊に対する感謝のまことを捧げる一つの手段だと思います。 ありがとうございました。

明日死ぬならこの一冊
世の中にはいろいろな作品があります。映画、小説、ドラマ、マンガ、アニメ等々。
でもそれらはどんなに素晴らしくても、結局は誰かが想像で作り出したものです。
ならばそういうものを見る前にまずこの本を手に取ってください。

この本にあるのは全て現実の世界のもの。しかもこの日本という国での、ほんの六十数年前の出来事です。
ここにいる彼ら彼女らはマスコミや教師が毎度言うような
国家に洗脳なんてされていませんし、また騙されているわけでもありません(それは読めば分かります)。
狂信者でも犠牲者でもなく、ただ圧倒的な覚悟があるだけの私たちと同じ日本人。
大切な人への想いや素朴な感情は、むしろ意外なほど共感できるのではと思います。

今日も様々な娯楽に浸る私たちですが、平和にそういう生活ができているのも
けして自然発生的にそうなったわけではなく、
その礎となるために自らの意志で命を投げ出した英霊たちが何百万人とこの国に居たからです。

そんな想いが込められた遺言は、どんなによくできた映画よりも胸を打ち、
いろいろな感情が去来することでしょう。とくに日本人は。
なぜなら今の自分と何処かで繋がっているのですから。
だから、あえて言ってしまえばこれは正真正銘のリアルな物語。
とにかく一度読んでみてほしいです。
これを知らずに人生を諦めたり、終わったりするなんてとんでもありません。
日本人が本当に平和を願う国民なら、それは最低限のマナーだと思います。

(多くの人に読んでもらいたいので、あえて軽く書きました。不快に思われた方申し訳ありません。)

良書
本書は戦地から本土にいる家族へ送られた手紙をまとめたものだ。
また手紙という遺書でもある。ページ数はさほど多くなく中略している個所もあり、ただ読むだけであれば
時間を要さない。しかしページを捲るたびに、字面が歪み手をとめさせる。

これは遺書であり「君はどう生きているかね?」という彼らからの問いかけでもある。
よって中々読了出来ずにいる。

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銀魂―ぎんたま― 35 (ジャンプコミックス)

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銀魂―ぎんたま― 35 (ジャンプコミックス)

いままで積み重ねてきたものが一つになった感じ
かぶき町四天王、お登勢さんの旦那、次郎長が非合法薬物の売買に手を出していた理由、銀さんたちが今まで助けてきた人たち、32巻でお登勢さんが言っていた「護って失って、護られて失って・・・結局その繰り返し」という台詞。これらが全て集まって一つのストーリーとして完成していることに感服しました。 36巻では遂に「あの2人」が再登場するし、10月も楽しみです。

胸に染みる
最近あんまり面白くないなぁ…と思っていましたが、今回は感動。

銀さんだってひとりで生きているわけじゃない。誰かを支え、誰かに支えられ生きているんだと実感できた巻です。

最後の数ページが非常に心に染みました。余韻を作るのがうまい。
段々と作者がやりたい、と公言していた長編が終わり、最終回に近付いている気がします。ぜひすべて書ききってほしいですね。

おまけは相変わらずでしたが(笑)

お登勢一家
待ちに待った35巻! 次郎長が表紙です。次郎長の目って赤いんですね★ 今回ギャグは少なめでシリアスものです。感動しました。泣けます…。 相変わらずマダオはみかんのダンボール箱がよく似合います。マダオの頭の三日月はあれは伊達…? エリート中崎さんお疲れ様です。

かぶき町の絆!
今までで一番好きな長編です。
いつもは他人の大切なものを護っている銀さんでもいつの間にか築いてきた絆に護られて生きているんだなと…
ぁと個人的には銀さんに喝を入れる新八がかっこよかった!!

ジャンプの掲載時と違いセリフや絵も加筆修正されてる部分が多いみたいなので比べてみるのもいいかもしれません。

お控えなすって!
「かぶき町四天王編」を完全収録。
ここ最近の銀魂の長編で間違いなく一番面白いです。
面白くて、優しくて、懐かしくて、涙が出る、そんな巻です。
万事屋の絆、お登勢一家の絆、かぶき町の住人たちの絆。
懐かしい顔ぶれが出てきた時にはもう涙が止まりませんでした。
いつもほどギャグはないけど笑えるところもあったし←(マダオとか)
最後の次郎長とぴらこのシーンにも泣かされました。
☆5つでも足りないほどの満足度です!

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NARUTO―ナルト― 52 (ジャンプコミックス)

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NARUTO―ナルト― 52 (ジャンプコミックス)

そんなものなの?・・・
サスケを連れ戻す。
友達。
・・・わかった、それはもういい。
だが、何度も接触してはまた別れる・・・の、繰り返しで、
また振り出しに戻ってしまった・・・。

52巻で 一番 印象(?)に残ったところは、 
サスケに殺されかけたサクラが、ナルトに助けられ、
その後ショックを受けるでも とり乱すでもなく 普通だったのが驚きだった。
・・・これで いいのか?


またまた・・・
ナルトが修行に入る空気になってきました。
今度は九尾をコントロールする修行です。
仙人モードで九尾をコントロールできたらどうなるんですかね。
サスケもそうですが、トントン拍子で強くなりすぎなような気もします。

最後のほうに出てくるビーの過去話は少しうるっときました。
普段はラップばかりで馬鹿っぽいけど、内面は心が強く優しい人なんだとわかりました。

表紙のメガネ君もこれからの戦争のキーになってきそうな流れです。

今回は、バトルはほとんどありませんが、それほど悪くはない内容だったと思います。

これからを予感させる巻。読んでおかないと後が分からなくなるのよ。
 サスケと闘いが中途半端に終わり、大戦に向けて着々と物事が進んでいるといった状況です。
ナルトはまた一人修行に入っちゃいます。
 次巻、またもやナルト不在の中、大戦の序盤戦が始まるのではという予感です。
 でも「友情」もでっかく出てきましたし、ナルトの悪い部分と良い部分の対決など
なかなか読み応え有ります。
 やはり面白い。

これから…
なかなか面白かった……………だかまだこんなもんではないと思います!!
最後に岸本さんは何かをやってくれるとオレは信じてます!

ひさびさに笑ったww
個人的には最近の中で、とても面白かったと思いました^^!(お笑いの要素が多くてww)
 主人公も何かが吹っ切れて、清清しくなりました。
なんだか、昔の和やかな日々が帰ってきたような気がします。naruto自体は、忍びの世界の話なので暗い感じになるのはしょうがないかとは思ってはいたのですが、やっぱり笑いのある暖かいところもあると癒されますね^^
   

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バカでも年収1000万円

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バカでも年収1000万円

ゲームの外に出て、ゲームに勝つための行動学・人間学
この本は、おもしろいウェポンだと思う。この本についてあれこれ話したりするとお互いの考え方が鮮明になって、グルメな時間を過ごすことができる。従来のエリートでない者が、ビジネス上で成功することに対する拒否反応や憎悪の度合いが、読者『エリート意識』を測るリトマス試験紙になるだろう。

この本のタイトルを見て、『買う』という行為を選んだ事実、そして読んだ後のポジティブにしろネガティブにしろ強烈な反応こそが著者の求めているものだろう。ネガティブな反応、ポジティブな反応いろいろあるだろうが、それらを冷静に定点観測し、恰好の祭囃子だと思って、どういう経歴とステイタスの人間がどういうコメントや書評を書いているのかを収集し、一層着々とこの方面の出世学・人間学・行動学をポップにアウトプットしていただきたい。

もしかすると、内容に登場する考え方に9割以上の人間が理解できないからこそ、理解できる1割の人間は本書にあるような“ゲリラ戦”を有利に運ぶことができるのかもしれない。

名著といわれる世界的な経済評論家のスケールの大きな著作に乗っかると、ファッショナブルな知的満足感と、せいぜいコナれた企画書のネタは得られるだろうが、実際、99%の会社が99人以下中小零細企業という日本においては、その内容についてどれだけ読者各個人がリアルに自身の行動にフィードバックできているのか現状、疑問だったりする。

さらには、実用本である以上、『その本が、どれだけ読者ひとりひとりの豊かさを作り出すことができたのか?』という“効果の測定”を冷静に、身も蓋もないほど定量的に考えることが大切だ。いい本だった、わるい本だった、と高飛車に批評して自己満足している行為が習慣になっているような人間は、鉛筆片手にこの本を100回繰り返し読んだほうがいいだろう。

『日本における常識的な社会的価値観』という、世界歴史上の既得権益によって周到に作り込まれた日本の共同幻想に疑いを抱くことなく、“外”に出ることなく、生きていたいという人間からの、わかりやすい反発や拒否反応や憎悪も起こるかもしれない。

国家官僚やエリートたちそして政治家、実業人が歴史的に力を握ってつくりあげてきた現在の日本。彼らが自身のエリート意識に根差した判断能力に自信をもちながらイイ・ワルイと判断してきた結果が今の日本になっているわけだ。ということは、“日本”自体もこの本の考え方が必要というわけだ。たとえば凝り固まった判断癖をいったんゴミ箱に捨て去り、パターンを変えて自身の思考の外に出てみる、というパターンの変更が必要、というわけだ。

従来の典型的『優秀な人間』の価値は、ひとびとが日々働いて作り出した価値のおいしいところを全部、その“ものさしを作った人たち”にキチンと捧げる能力が高い、“優秀な執事”にすぎない。優秀な執事ではなく、“自由な主人”になるためには、ゲームの外に出て、むしろやんちゃな行動学や、やんちゃな物差し作りが必要になる。

自分たちで豊かさの物差しを作るような、本質的で、シンプルで、何物にも洗脳されていない自由さと豊かさをもった世界や、されにそれを作っていく人間には、野放図な元気さが必要で、従来の複雑なタームやコンセプトを用いた瞬間に変革のパワーが落ちる。従来の評価基準での『バカ・フィールド』においての勇猛果敢な戦闘こそが、“魂エリート”への道なのかもしれません。出世学→行動学→人間学をポップな気分で味わえます。

バカでなくてもやろう
本に書いてあることは非常に良いやりかたで、仕事や人づきあいとしての基本的な部分も含まれている。
バカだからやるのではなく、全ての人がやったほうが良いと思う。
でも、難しくないことなのでバカでもできるという意味にとらえました。

勇気
自分はバカ、と居直る勇気があるか否か、かと

ビジネス本で自分がバカと言い切った初めての本

内容はないよう(てか薄い)、けど、嫌われないよね

やる気が出ます!
頑張りが足りないと自覚している人や
適正な評価をもらえていないと感じている人、
やる気が低迷している人などに特におすすめです。

書いてあるメソッドもとても良いのですが
読んだら「やる気が湧いてくる」「迷いが吹っ切れる」
という読後効果が期待できます。
気持ちがよどんできた時に読み返そうと思います。

今まではビジネス本を読んでも
「この著者は特殊な人だから・・・」
と思ってあまり実践してきませんでした。

でもこの本は自称“おバカ”な著者が
苦労の末編み出した極めてシンプルな方法なだけに
すごく説得力があり、試してみたくなりました。
いくつかは読んだ直後に実践しました。

この本だけでなく、
今まで読んだビジネス本に書かれていたことも
実践することにして
読んだ翌朝から早起きを始めました。

おバカならあれこれ考えずとりあえずやってみたらいい
という単純明快な考え方のおかげでモヤが晴れた気分です。
伊藤さんのように素直にフルパワーで頑張ろうと思います!


普段ビジネス本を読まない人に読んでほしい
自分がキャリアアップやステップアップするために必要なスキルが
分かりやすくまとめられていて、大変読みやすい。
ビジネス本が大好き!という人には少し物足りないかもしれないが、
普段ビジネス本を読まない人などには入門編としてとても良いと思う。

本をしっかり読んでいる人ほど、情報収集意欲が旺盛で、
ビジネスでは成功している人が多い。
この著者も、ほとんど本を読まなかったらしいが、
本を読むようになってから成長したらしい。
今の自分に悩んでいて、本をほとんど読んだ事がない人には
この本から本を読む事を好きになってほしい。
本が好きじゃなかった著者だからこそ、
本が苦手な人でも読めるような工夫がしてあると思う。

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フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)

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フルメタル・パニック!11  ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)

待たされた割には
前作から2年ほど待たされた割に、あっさり読み終えてしまい期待が大きかっただけにちょっと残念。


少し待って上下まとめ読みがおすすめかも
読んでてつまらないってわけじゃないんですけど
起承転結の承で終わっちゃう。そんな感じでした。

何となくデイバイデイみたいに最初から上下巻で
出すと決めてたわけじゃなく
ページ数増えすぎたからとりあえず2冊に分けて
出したのかなとか勘ぐってしまいます。


下巻が楽しみ
長年続いてきたシリーズが終わるのは悲しいですが、やっぱり面白いです。

今回たくさんの人物に死亡フラグが出たり、あの男の生存フラグが出たりと読んでいてハラハラドキドキの連続でした。

宗助とかなめ逹がどうなるのか本当に楽しみです。

上巻単体だと?????
 なんだろう盛り上がらない。
上下分けた意図が分りません。半端過ぎて悲しくなった、10巻の終わりから特に進展ないですよこれ
とりあえず下巻発売までまって一気読みが正解ですね。

待ちすぎた・・・
フルメタルパニック最終巻(上)、でましたね。
なんか遠足に行く前のように早く出てほしい気持ちと、もう終わっちゃうんだなあ、という寂しさと。
でも久しぶりにみんなに会えてうれしかったです。
相変わらずみんな普通の人のように悶々としてて、それでいて強くて弱くて。
困ったことにアルまで悶々としてるって・・・。
ソースケ!急いでっ!と心で突っ込みつつ、え、もう下巻?
前ふりじゃん。これだと。と今度は本当に突っ込みました。
ちょっと短いんじゃないですか!!?本当に収束するの??
と不安におもいつつ、来月を楽しみにしています。

ところで、レイスの電話の相手って、まさかまさか!!
あう、待てない〜〜。

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ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

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ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

予想以上、期待以上
巻五十九”ポートガス・D・エース死す”を見たときは衝撃的でした。
コミックのみの読者なので、58巻のラストでの衝撃もひとしおに59巻の始まりもあまりに衝撃でした。

エースの死、そして世界戦争の集結と物語は終末へ向かうとおもいきや、新たな展開もすでに始まっている。
やっぱり自分らの想像以上の物語を展開してくれる作者はすごすぎます。

今後もやっぱり期待です。

今回もおもしろかった
ワンピースは自分に合っているのか、どんなに批評されていても、自分は面白いとおもって読んでしまっている。
今回も、自分の中では最高の盛り上がりでした。

これが少年漫画???

まず最初に…

批判する奴はDA☆MA☆RE!!




ほんとに良いです♪

これでもまだまだ
折り返し地点です!?

先が気になるばかりです…(笑)


買って損なんかあるわけがない!!

保証します!!


今巻は泣けるところがいくつもありましたよ♪


これが漫画だとは思えないくらいにヤバイデス…



ONEPIECEには泣かされるばかりです(w笑w)


ありがとうございます!!







あるがままに。
なんだかんだ理屈をつけて否定する人はほっといて(笑)

もうたまらないです!
今までの経緯が集まって来る感じが。

エースと白ひげの死。

ルフィを守る人々。

こんなに長く続いてるマンガなのにまだ先が読めない!

個人的にはローとマルコの今後の動きがとても気になります。

黒ひげはどう倒すのか、ルーキーがどう絡んでくるのか、4皇のあと2人の実力、センゴクの信念、etc

尾田さんには決着をつけて頂くまで頑張れ(笑)ですね。


1
ワンピース エース 白ひげ …
白ひげの時代、
ロジャーの意志、
エースの意志は
意志を継ぐ者に受け継がれ
新たな新時代へ!

この巻はちょうど
時代の変わり目。

毎ページ必見の59巻です。

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みなみけ(7) (ヤングマガジンコミックス)

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みなみけ(7) (ヤングマガジンコミックス)

相変わらすおもしろい
毎回楽しみにして読んでいますが、今回は自分的にはカナが一番可愛かったかなーと思います。
内容についてはふれませんが、一巻から六巻を読んでおもしろいと思った方にとっては買って損なしです。

平凡な日常を淡々と描くもの
本当に淡々と日常が描かれていて、そういえばギャグマンガだったんだ、と思い出させるような事すらあります。

絵が上手なのか下手なのかサッパリ分からない安定性ですが、動いて喋るアニメに助けられているのは否めないでしょうか。

いまだ語られない南家の親御さんの事情、もしかしたら、読者がその親の目線で彼女らを見守るマンガなのかも知れません。

やっぱりいいですね
久しぶりに買ってしまいました。みなみけ。5の2から3巻くらいまで集めてたんですが、一回やめて、先日久々に購入。

まず、読むのが早い!あっとゆうまに読めます。40分くらいでw この作品のテンポの良さがそうさせてるんでしょうかね?考えなくていいんです!

なにぶん2巻から読んでないので、あ・こいつ誰だっけ?みたいなのが出てきても「まあいいや!おもしろいから!」で済みます。

そういえば昔ネットで桜場先生は現役の女子高生だ、というネタが結構出回ってたのですが、当時、妙に納得したのを覚えてます・・・・、あり得ないことなのにw

話のとっつきやすさでは他の追随を許しませんね。軽い気分で漫画を読みたいかたはぜひ!!

絵がちょっと変化
相変わらずの面白さです。


でもちょっと絵が普通の萌え漫画?みたいな感じになってるように感じました


表情が豊かというか…

個人的な意見では少し気になります

吉野をもっと!
藤岡は出るたびにがんばってます!

ナツキの出番が意外に結構多いです。

ハルカ姉さまはみなみけ長女としてのプライドでしょうが完璧人間だと最初思ってたので 怠けてる場面やワガママを言う場面が徐々に出てきて魅力的です!

いつものことですがすぐ読み終わっちゃいます。が この絶妙な間というか感覚が好きなので満足です。

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モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

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モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション向上とは
和訳されるのを心待ちにしていた一冊です。

 「モチベーション3.0」と初めて聞いたとき、ワクワクしました。
よくモチベーション向上とはいいますが、実際どうすれば良いのか?
この本を読むことで少しだけ解決できました。
 創造的な仕事が多くなった昨今、金銭的な見返りだけを期待して、
仕事をしていてはストレスが溜まります。
自分の内面から湧き出る「やる気!」をコントロールすることで、
仕事を楽しくし、最終的には成果が付いてくると感じました。


久しぶりにすごい本と出会った。
 著者は,これまでの企業経営のあり方をモチベーション2.0と名付け,外的動機付け,つまり「アメとムチ」による人の動かし方を批判している(ちなみにモチベーション1.0は,生存のための動機付けとしている)。具体的には,外的動機付けによる活動は,人は内発的動機付けを失わせる。つまり,金銭などの報酬を与えることによって,人を働かせることは,金銭の報酬がなくなれば,人に働く意欲を失わせるのである。また,外的動機付けにより,金銭以外の働く目的を持たなくなる。
 しかし,著者は人間には本来,(能力を発揮したいという)有能感,(自分でやりたいという)自立性,(人々と関連を持ちたいという)関連性という三つの心理的欲求が備わっていると主張する。そして,これからの時代は,そのような自発的な欲求を人生の目的として生きる「モチベーション3.0」にバージョンアップすべきだと主張する。もはや「交換条件付き」報酬では,人は人生の幸福を感じられないし,企業も業績を上げることはできない方向へと時代は変化し始めているのである。人間は本来「ゲームの駒ではなくプレーヤーになるために生まれてきた」である。だから,現代の抑圧された企業体型を変化させていかなければならないし,そうしなければ生き残ることもできない。
 そして,それは人間が精神的に成長(進化)することを必要とする。そのための3つの要素は「自律性」「熟達」「目的」である。つまり,人に依存しないこと,自分の興味を持った事柄を徹底的に練習すること,人生というプロセスを楽しむための目的を見つけることである。
 また,モチベーション3.0にバージョンアップすることは,大きな意識改革が必要である。特に,これまでの企業文化が体に染みついている人には。ソクラテスが語ったように「真に自由な人間とは自制が及ぶ範囲においてのみ自由だ」,つまり自由の規範は自分で決めなければならない。それを決めるのは親でもないし上司でもない。そして,進化した人達とできるだけ接触するようにすべきである。「ふさわしい人材を雇用していれば,彼らは自発的であるはずだ」と述べられているように,モチベーション3.0の世界を構築するためには,自分一人だけでは駄目だ。自分と同じ意識を持った人達と共にいなければ,自分自身がスケール・ダウンしてしまうだろう。
 私は,著者の先見性の高さにとても感銘を受けた。著者自身が自分に「理想主義だろうか」と疑問を投げかけているが,私は決して理想主義ではないと考える。ゆっくりとではあるが,確実にモチベーション3.0の世界は広がっている。この世界に存在するのは,「変化を恐れる人間」と「変化を望む人間」の二種類である。前者は自然淘汰されるのは自明である。私は喜んで後者になる。

明快な論旨、あとは実践あるのみ
論旨は明快である。
外的な「馬ニンジン」的な動機づけよりも、内発的な動機づけのほうが効果的であるということで一貫されている。
実際の日本の会社は、周囲の目線や、他者からの評価などを気にして、やらされ感が充満していると感じる。
内発的な動機づけがうまくいっている日本の企業を紹介する本(社員をバーベキューに、いい会社を作りましょう、日本に残したい会社・・・)が増えてきているのも、モチベーションの本質を理解している会社は、「モチベーション3.0」をまさに実践しているのだと感じた。
日本の経営者や人事部の方々に読んでもらいたい一冊である。

動機付けの理論を総括
本書は著者のダニエル・ピンク氏がこれまでの動機付け理論の流れを分かりやすくまとめた一冊である。(著者もそういっている)

特に本書自体でまったく新しい概念が提唱されている訳ではなく、この分野でいろいろ研究されてきたことをビジネスのコンテクストで再考し、モチベーション1.0-3.0というフレームワークでまとめ直している点が優れている。

X理論Y理論のマクレガー、「フロー」のチクセントミハイなど経営書によく出てくる心理学者や経営学者が、どういうコンテクストの中でそれぞれの主張をするに至ったかがよくわかり、それらの関連性が分かるだけでも読む価値がある。

類似のカテゴリーの本としては川上真史「のめり込む力―楽しみながら仕事の成果をあげる7つのルール」がある。どちらにしてもエンゲージメント(のめり込む力)や内発的動機付けはこれからの組織マネジメントで、最も重要なコンセプトのひとつになることは間違いない。

今さら言われなくても...
 読んだ後、何とも複雑な心境になった珍しい本です。
 まず感じたのが、本書で分析されているやる気の要素は、少なくとも多くの日本人(私も!)であればずーっとあたりまえのものとして自然に身に着けているものだということです。例えば、就職転職の理由の上位1,2位は常に「やりがいのある仕事ができる」と「スキルを向上できる」のまさに”やる気3要素”の内の2つそのままです。それら目的達成のために、自主的に努力をし、仕事に熱中してきているのが3つめ。
 次に、$$$を得ることをやる気の主要エンジンとし、本書の言うアメとムチの環境を先導し世界に流布させ、他の人をだましてでも$$$を得れば勝ちとする組織を生み出した結果、先の金融危機を引き起こした某国ではきっと本書の内容は新鮮に写るのだろうとも思いました。
いづれにしても、私にとっては、「今さら新発見をしたように言われなくても...」という本です。
 そして、この本に関して一番怖いのはピンクさんと大前さんの強力コンビ(私も2人の本が大好きです)というだけで読者のガードが外れてしまい、自分で考えることなく、ただ内容を鵜呑みにした結果、「名著だ」などと叫び出すことだとも思いました。
 ただ、このように感じてはいても、読んでよかったとも感じるのです。何とも不思議な本でした。



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猫物語 (黒) (講談社BOX)

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猫物語 (黒) (講談社BOX)

いまさらですが…
このシリーズの(西尾作品全部かもしれません)キモはキャラクター同士のダベリなので、前半の月火ちゃんとのやりとりの方がメインだと思います。わかっている人がほとんどだと思いますが、いくつかきになるレビューがあるので、念のため。

怖い…
前半の兄妹の部分は賛否はあるでしょうが、他愛のない会話こそ、この真骨頂と思うので、自分は好きです。
中盤以降もテンポがよく一気に読みました。
ただ翼の部屋のところは背筋か寒くなりました。特に布団(どこで寝ているのか)とか制服(どこで着替えているのか)を考えると怖いです。そんな環境にありながら優しく?振る舞える彼女はもっと怖いです。

踏み込み方とタイミングのずれ
 前半は暦と月火のトークが占める。八九寺や神原がいないので暦の受け皿になれるのが彼女くらいだったのだろう。そして中盤からようやく本題に入る。
 本題は、羽川翼と阿良々木暦のゴールデンウィークの物語。忍はなぜミスド好きになったのかとか、羽川宅の驚愕すべき事実とか、暦の羽川に対する感情とか、色々なものが噴出していて、前半の軽いトークに比して後半は意外に重たい。

 ゴールデンウィークの入口で偶然であったことが、二人の距離感というか、踏み込む間合いを勘違いさせてしまったのが辛い。結局その後、暦は戦場ヶ原に出会うわけだけれど、ここで一度これを経験していなければ、羽川と同じ様な関係になったかも知れないと思った。
 ああ、羽川さんは、将来どんな人になるんだろう?

羽川ルートは未来永劫有り得ない事が理解できた…。
半狂乱なんてものじゃない…、
全狂乱さえ生温い…、
それが羽川翼のメンタリティ!

内容的に前半は変態紳士暦の面目躍如!
月火ちゃんがめっちゃ喋ってます。そして明かされる大きい方の妹の漢らしい恋愛観!

後半は忍野やガハラさんが羽川を「気持ち悪い」と呼ぶ事が理解できます。

暦と羽川は戯言使いと青色サヴァンの様な関係には成れないのでしょうね…。



物語はよいが前半部は少し『やり過ぎ』の感も
シリーズ6冊目となる本作は何度か触れられていた『あのこと』が語られる書き下ろしで,
時系列としては『傷物語』の少し後,そして1作目となる『化物語』の直前までとなります.

序盤から約4分の1ほどはおなじみと言いますか『売り』でもある掛け合いが中心の雑談.
ただ,その展開を自虐的に語ったり,アニメ化や出版業界をネタにしたメタ発言の多さは,
これまでにも増して『突き抜けた』印象で,これにはファンとはいえ賛否がわかれそうです.

もちろん,それらの中には物語に関わる内容もあって全く無駄とまでは言えないのですが,
ギャグやパロディも不発気味で,『作風』ではなく『マンネリ』に感じられるのが残念です.
照れ隠しなのかシリアスな場面で挿入されるのも,本作では少しばかり逆効果だったような….

とはいえ中盤以降はグッと引き込まれ,それまでとは一変のゾッとするほど重たい展開は,
完璧に映っていたヒロインの過去や深層心理,まさかの真相まで静かながらも驚かされます.
また,そんな彼女へ主人公が抱く『恋心』,そして終盤での決断とその結果は切ないながらも,
そのまま『化物語』へと繋がるようなラスト,特に最後の1行には明るい余韻さえ与えられます.

この中盤以降がよかっただけに,それまでがもう少しスマートに進めばよかったのですが….
巻末には一気の続刊予告もありましたが,この調子が続くようだと不安の方が先に出てきます.

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